雪華綺晶短編4
雪「ただいま、ばらしーちゃん」薔「………………」雪「ば、ばらしーちゃん」薔「……負けないもん」雪「え?」薔「……ふーんだ!」雪「ば、ばらしーちゃん!?なんで不貞寝するんですか!?ばらしーちゃん!?」J「お、ベジータ」ベ「今日外歩いてたらいきなり生卵ぶつけられてその後ロープで転んで更に背後から体当たりされた」J「ひどい話だな」
ゲームをやるジュンと雪華綺晶ジ「僕がハンブラビの海ヘビで動き止めるから…」雪「私のスーパーガンダムのロングビームライフルで狙い撃ちですね」薔「機体相性ピッタリ…体の相性もピッタリ」ジ「うわ、敵の数多いな」雪「ノーダメージクリアは無理ですね…」薔「…痛いのも…気持ち良いかも」ジ「やべ、囲まれてる」雪「ジュン君の後ろは私が守ります」薔「後ろだなんて…いきなりアブノーマルプレイ?」ジ「うわ、アッシマーだ」雪「敵増援ですね」薔「二人とも突っ込んでくれないんだね」ジ「あ、やられた」雪「まだ自軍ポイントはあるから大丈夫です」薔「………………」
雪「壺をを売り付けられました」ジ「断れよ」雪「セールスマンの方に擦りながら魔法を唱えれば」ジ「信じるなよ」雪「古代に封印された魔王デスピサロが出て来るとか」ジ「唱えるなよ、絶対に」雪「けどこれを倒すと倒した人とその想い人は必ず結ばれるとか」ジ「それは魅力的だな」雪「つまり…私と…ジュン君も…その…」ジ「けどデスピサロとか無理だって」雪「それでも…それでも仙道ならなんとかしてくれる」ジ「誰が仙道か」
学校から帰宅したジュンジ「はぁ…やっと家に着いた…自転車も歩きも中途半端な距離だよな…」ガチャ雪「お帰りなさい、あなた♪ご飯に」ジ「家間違えたかな…やっぱ僕の家だよな…?」雪「ひどいですジュン様…行きなりドアを閉めるなんて」ジ「いや、ひどいも何もなんで人の家にいるの?」雪「のりさんにジュン様の恋人と言ったら入れてくれました」ジ「……のりは?」雪「出かけました」ジ「…………」ジ「で……なんの用?」雪「それはもちろん旦那様の疲れを癒しに」ジ「誰が旦那だよ」雪「ジュン様冷たいです……まあ本当はのりさんの代わりにご飯を作りに来たのですが」ジ「別にカップラーメンで…」雪「まあまあ、遠慮ならさないで」ジ「うーん……じゃあ…頼んで良いか?」雪「任せてください」ジ「悪いな」雪「大丈夫ですよ、どうせ将来こうなるのですし」ジ「…………」雪華綺晶料理中雪「~♪」ジ(………)雪「~~♪」ジ(…………)雪「~………」ダッ!ジ「雪華綺晶…その右手にもつピンク色の怪しい薬は何かな?」雪「嫌ですよジュン君…ずっと見ていたんですね」ジ「…………」ジ「さてご飯はもう食べた訳だが」雪「はい」ジ「雪華綺晶は何時までいる気だ?」雪「ジュン君…こんな夜遅くに女の子一人で帰れと言うのですか?」ジ「ああ、それは気が利かなかったな、じゃあ送って」雪「今日はお泊まりです」ジ「いや、それはさすがにまず」雪「ちなみにのりさんは拉致…いえ、お友達の家に泊まるそうです」ジ「………」雪「ラプラスにも連絡はしてありますし…問題はないですよ」ジ「いや、問題あると思うけど…」ジ「さて、雪華綺晶が乱入してきたりもしたが風呂も入ったし寝るか」雪「はい」ジ「雪華綺晶はのりの部屋で」雪「ジュン君と一緒に寝ます」ジ「いや、それはまずすぎ」雪「私一人じゃ眠れないです…」ジ「…………」ジ「じゃあ…おやすみ」雪「………ジュン君」ジ「ん?」雪「……若い男女が一緒に寝るんですよ……その…私を…抱きたいとか…思いませんか?」ジ「……ごめん」雪「……どうしてですか…?私の事…嫌いですか…?」ジ「違う、そうじゃない」雪「では…なぜ…?」ジ「…その…雪華綺晶を傷つけたくない」雪「ジュン君…」ジ「いきなり、こんな事するんじゃなくて…こういう事はお互いをよく知ってから…」雪「正式にお付き合いしてから…ですか」ジ「うん…まあ…」雪「そうですか…では付き合いましょう」ジ「うん…て、ちょ」雪「付き合ってくれるのですね…うれしいです…」ジ「いや、ちょ」雪「実は既にお父様を呼んであるので早速ご挨拶をしましょう」ジ「え、いや、ちょ」雪「後日ジュン君のご両親にもご挨拶行きましょうね?」ジ「お、まて、引っ張るな、な、ラプラス、あんたどこから…まて、やめr」梅「あー、新郎新婦に神の加護を…みなさま盛大な拍手を」ワーワーパチパチジ「…あれ?」雪「ふふ…よろしくお願いしますね…旦那様♪」
薔「お姉ちゃんは…夢とかある?」雪「夢ですか…?…ありますよ」薔「どんな夢?」雪「…大切は人と一緒になることです」薔「…大切な人って?」雪「ふふ…ばらしーちゃんと同じですよ」薔「…負けないもん」雪「私だって負けませんよ?」雛「ジュンーだっこー!」ジ「ははは、雛苺はあまえんぼだなー(*´∀`)」薔「…………」雪「……………ラプラス!」ラ「お呼びでしょうか?」薔「…麻酔銃使って良いから…ジュンを捕まえて」雪「その後は屋敷の地下室に…」ラ「わかしました」薔「さ…帰って準備しようか」雪「そうですね…ふふふ…」
~レンタルビデオ屋~雪華綺晶「あ、ジュンくん。」ジュン「ん?おぉ雪華綺晶か。どうしたこんなところで」雪華綺晶「ジュンくんこそ、どうしてここに?」ジュン「僕はCD借りに来たついでに映画でもみようかなって思って」雪華綺晶「私は前借りた映画を返すついでにまた何か借りようかなって思っていたところですわ。」ジュン「そうなのか。」雪華綺晶「そうだ、ジュンくん。泣ける映画を一緒に見ませんか?」ジュン「いいよ。」雪華綺晶「ばらしーちゃんは今日ちょっと銀ちゃんの家に泊まりに行ったのでどうしようかとおもっていたんですが・・・」ジュン「そこに僕が現れたと・・」雪華綺晶「そういうことですわ。泣ける映画っているのを紹介してもらったので一緒に見ましょう。」ジュン「いいけど・・・泣ける映画ってそれ?」雪華綺晶の手にはあからさまに感動モノのではないパッケージのものがあった。雪華綺晶「そうですわ。銀ちゃんから教えてもらいましたわ。」ジュン「そうですか・・・なら行くか・・・(覚悟を決めないとな。というか雪華綺晶、騙されてるな・・・)」雪華綺晶「いきましょう。」そういうと雪華綺晶の家へと向かった。
~雪華綺晶、薔薇水晶の家~ラプラス「お帰りなさいませ、お嬢様。お、これはジュン様もご一緒で。」ジュン「ラプラスさん、お久しぶりです。」ラプラス「お久しぶりです。ジュン様」雪華綺晶「ラプラス。映画を借りてきたから準備をして」ラプラス「はっ。ではどこで鑑賞なされますか?」雪華綺晶「じゃあ応接室で」ラプラス「わかりました。それでは私は先に行き、準備をしていますので」そういうとラプラスはふっと消えた。雪華綺晶「さあいきましょう。ジュンくん。」ジュン「あぁ、今行く(どういう原理で消えたんだろう。)」そんな事を考えながら応接室へ向かった。
~応接室~応接室につくころにはすでに準備は整っていた。ラプラス「おや、これは早い御到着ですね。飲み物などは目の前にあるテーブルにおいておきましたのでどうぞごゆっくりと。」そういい残すとまたラプラスは消えた。雪華綺晶「さあ、みましょうか。」ジュン「ああ、そうだね。」
・・・・確かに泣けるものだろう・・・雪華綺晶はもうすごい勢いで泣いている・・・しかし・・雪華綺晶「キャーーー・・・・ぐすっ・・・ジュンくん・・・怖いよ・・」ええ、ご覧のとおり、ホラー映画だ。しかも男の僕でさえ相当くるので女の雪華綺晶はかなり怖いだろう。しかしこの状況はどうしたものか・・・・雪華綺晶が僕の腕に抱きついているのだが・・・その・・胸がくっ付いているのだジュン「・・・うぉ!・・・・・」雪華綺晶「キャーーー!!!・・・ジュンくん・・・怖い・・・・ぐすっ・・・」ジュン「・・・うぉぉ!・・・」雪華綺晶「キャー!!・・・ジュン・・くん・・・怖いから・・・抱いてくれない?」ジュン「・・・・(ぎゅっ)・・・うぉ!」雪華綺晶「少し怖くなくなったよ・・・・ーーーーーーー(声にならない叫び)」
そんなこんなで映画は終わった。ジュン「ほら・・・もう終わったから・・・泣き止めって・・」雪華綺晶「だって・・・くすん・・・銀ちゃんが泣けるものって言うから・・・安心してたのに・・」ジュン「(確かに泣いたけどさ)まぁ、水銀燈のことだから自分で見て怖かったから人にも見せたかったんだと思うよ。」雪華綺晶「そう・・・かな?・・・・」ジュン「多分な・・・」雪華綺晶「そうだ・・・ジュンくん・・・」ジュン「どうした?」雪華綺晶「今日うちに泊まってくれませんか?」ジュン「え?・・・なんで?」雪華綺晶「今のやつが・・・夢に出てきそうだから・・・・ダメ?」ジュン「べ、べつにいいよ・・(涙目で上目遣いされたら断れないよな)」雪華綺晶「じゃあ一緒にご飯食べましょう」ジュン「ああ、わかった。」
~そんなこんなで夜は更けていくのでした~
~校舎裏~ジュン「き、雪華綺晶、好きだ・・・・付き合ってくれないか?」雪華綺晶「・・・ありがとう・・・(ぎゅっ)」ジュン「え?っていうことは・・・」雪華綺晶「私がジュンくんの誘いを断る訳ないですわ」ジュン「ありがとう・・・うれしいよ(ぎゅっ)」雪華綺晶「ジュンくん・・・」ジュン「雪華綺晶・・・」・・・・・チュッ・・・・・・・・こうして二人は口付けを交わしましたとさ
~次の日~雪華綺晶「ジュンくん、昨日言ったこと覚えてますか?」ジュン「当たり前だよ。コイビトの言うことを忘れるやつはいないよ。『明日は私がお弁当作ってきますわ』だろ?」雪華綺晶「(コイビト・・・)じゃあお昼ご飯にしましょうか。」ジュン「そうだな。雪華綺晶のお弁当が楽しみだな・・・ところで、どこで食べる?」雪華綺晶「えっと・・ここがいいですわ」ジュン「え?おい・・・まぁいいか、膝の上でも・・」雪華綺晶「ここは私の指定席ですわ・・・いいですよね?」ジュン「だ、駄目な訳ないよ」雪華綺晶「そうですわね。ありがとう・・・はい。ジュンくん、あーん。」ジュン「え、いや、あのー・・・皆が見てるよ・・」雪華綺晶「嫌、ですか・・・すいません。恥ずかしいですよね・・」ジュン「そ、そんなわけないよ。あーん。」雪華綺晶「はい、あーん・・・おいしいですか?」ジュン「ああ、おいしよ。雪華綺晶はいいお嫁さんになるよ。」雪華綺晶「お嫁さん・・・ジュンくんの?」ジュン「え、いや・・うん。もうすこしたってから・・ね」雪華綺晶「わかりましたわ・・・でも忘れないでくださいね・・・約束ですよ?」ジュン「分かってるって。もう・・・忘れられないよ」雪華綺晶「うれしいですわ・・・」ジュン「ん?あぁ、はい、あーん」雪華綺晶「あーん。ですわ・・おいしいですわ。」ジュン「ふふっ・・・ありがとう・・(なでなで)」雪華綺晶「ジュンくんに愛してもらえるなら・・なんでもしますわ・・・」ジュン「僕もだよ・・雪華綺晶。」雪華綺晶「ジュンくん・・・」
真紅「まったく・・見ていて恥ずかしいのだわ。」翠星石「もうちょっと、周囲の目を考えてほしーですぅ。」水銀燈「まったくねぇ。でも・・ちょっと・・」蒼星石「うらやましいかも・・・」薔薇水晶「・・・確かに・・・」金糸雀「雛苺!逃げないでカナの玉子焼き返すかしら」雛苺「これはヒナのなの~。金糸雀のじゃないの~」金糸雀「まつかしら~~」真紅「・・・台無しね」水銀燈「別にいいんじゃぁい?平穏な日々って大切だと思うわよぉ」蒼星石「そう・・だけどさ・・ジュンくん達あれが毎日続くと考えると・・・」翠星石「目の毒ですぅ・・・」
おわり
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