-Mid(k)night 3rd-
深夜ってなんでこんなにテンションが高かったり低かったりするんだろう?誰かそんなこと考えたことある?いるなら教えてちょうだい。あのおバカさん、何してるんだろ?電話でもしてみようかしら?なんて、私らしくもない。イヤよ、私から電話なんて。-Mid(k)night 3rd-「で、なんで僕がここにいるんだ?そんなに能書き垂れてんのに。」
紫煙を纏いながら彼が悪態をつく。
「だから仕様よ、し・よ・う。」「あぁそうかい、好きにしろよ。」「何よ、ジュンのおばかさぁん。・・・あ。」「どうした?」私も煙草に火をつけようとしたが、よくよく見ればタバコがない。ストックもない。いつもカバンの中にヤクルト1ダースとタバコ3個は必ず入れてる私としたことが・・・。まぁ、いつもの手を使うだけど。「ねぇ。」「なんだよ?」彼の手元のグラスに視線を送りつつ、目標をタバコ(吸いさし)にセット。気づいてないみたいね、流石は鈍感。さて、いつも通りいただきますか。「ちょうだい?」「ってもう取ってるな、いつものことだけど。」「なによ、いいじゃないの。」「はいはい、お好きにしてくださいな。」「・・・なぁ?」「ん?何よ?」「お前さ、恥じらいってないの?」「多少はあるわよ、そりゃ。失礼ねぇ。」「あ、そう。」「そういう仕様よ、仕様。」「仕様ねぇ・・・。」「何か不満なの?」「別に。何でもない。」「ならいいじゃない。」「そうだな。それに・・・」「?何かあるなら言いなさいよ。」「まぁ・・・好きだからいいんだけど。」この男、ジュンはたまぁぁに顔から火が出てくるようなことを平気で言ってくるから困るのよねぇ。アタマん中どうなってるのかしら?なんて、そんなこと考えるのもめんどくさい。私たちはこれでいいのよ。それでこそ、こういう"関係"なんだから。Fin.
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