nothing or all?
私は誰かと遊びたい私は誰かと遊べない小さい頃から人見知り中々友達作れないそんな私のお父様私を認めて下さった髪は銀色 目は紅いそれでも私は愛された
私が高校入る前急死なさったお父様大好きだったお父様一人になった私には働かずとも生きられる大きな遺産が遺された
その後雇った執事さん裁縫上手なその人の笑顔はとても優しくてどうしてだろう いつの日か私もつられて笑ってた
学校行ってもただ孤独私の居場所は私だけ未だに話す人もなく喧騒の中でただ独り今日も空気に溶けている息をするのも苦しくて必死に自分を押し殺す私を見てよ 認めてよ口に出せたら楽なのに
家路について一時間私を迎える執事さんあなたの笑顔に癒されて私はすぐに生き返る笑顔もすぐに思い出すあなたの作った服を着てあなたのご飯をいただいてあなたと過ごす一秒は学校よりも楽しくてあなたと笑えるこの私涙がこぼれそうになる
お風呂に入り肌磨きあなたに体を拭かせてるこんなの別に構わない私は罪の子でしょうかいつの日からか 私たち闇に沈んだ寝室で熱い体を重ねてるいけない事と知りつつも最も熱いこの瞬間私はまさに生きているあなたに抱かれ 愛されて私は自分を解き放つ
もうどうなっても構わない私はここに生きている何びとたりとも否めない私はここに生きている生きることとは 何でしょう慟哭なのか 幸なのか恐らく両方なのでしょう私の生は 存在は夜の帳に花開くおわり
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