ACT2,おーおー好き勝手誘いなさる
===武道場===金「ここが武道場かしら」苺「誰か残っているといいの」この学園は非常に部活が充実しており、他の学校では見られない格闘系の部活も存在する周りはもちろん、男子、男子である苺「あ、いたのよ」金「早速誘ってみるかしら」二人は一心不乱にサンドバックを叩いている巨漢に近寄っていく金「あ…あの~」???「……」どうやら気付いてないのだろうサンドバックを叩く手は休まらない。拳がドズン、ドズンとめり込んでいく金「あの~」苺「あの~」???「……」今度は二人で声をかけてみるだがただでさえ男の掛け声が響く武道場では良く聞こえないのだろう
金「はぁ…聞こえてないみたいかしら」その時、後ろから別の男子が近寄ってきた◆◆◆「おい、『怪僧』!金糸雀さんと雛苺さんが呼んでいるぞ」その声は聞こえたのだろうサンドバックを叩く手が止まった???「あぁ~…すまない。集中していた」金「こちらこそ練習中にごめんなさい、ウルージさん」サンドバックを叩いていた巨漢の名は『ウルージ』友達から『僧正』『怪僧』などと呼ばれている、それくらいしか金糸雀は知らなかった苺「ドレークもありがとうなのー。ヒナ達困ってたのよ」ドレーク「ああ、いや礼には及ばない」苺「それでもありがとうなの」ウルージを止めた男子は『ドレーク』かなりの高身長、イケメンのため、女子が騒いでいるのを聞くこともある
ウルージ「で、どうしなさった。何が用があったから来たのだろう」金「うん。実は…今度の土曜日にクラスでパーティーをするから、参加するかを聞きに来たかしら」ウルージ「これは冗談でもありがたいお誘いだ。『赤旗』、その日は部活はあったか?」『赤旗』ドレークはスケジュール帳をパラパラとめくるどうやらキャプテンもこなしているようだドレーク「いや、無いぞ。休みだ」ウルージ「それなら良かった。私は参加させてもらおう」苺「ドレークはどうするのー?」ドレーク「うむ…俺も参加しよう」金「二人とも参加かしら。詳しいことは…」そう言いながら紙を差し出した金「これにぜーんぶ書いてあるかしら」ウルージ「おーおーそれはありがたい」ドレーク「何から何まですまないな、本当に」金「あと、なるべく多くの男子にこの事を知らせて欲しいかしら」ウルージ「承知した」苺「それじゃあヒナ達は帰るの。部活頑張ってなのよ」ドレーク「ああ、じゃあな」ウルージ「気をつけて帰りなされ」金「バイバイかしら~」
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