薔薇水晶57
薔「森の木陰でどんじゃらほい、たーいこたたいてふえふいてー。こんやはおまつり…」ジ「薔薇水晶、めずらしいなそんな歌歌うなんて」薔「そう?私この歌が大好きなんだ」ジ「なんでだ?」薔「だって、生まれてはじめて歌った猥歌だからね!」ジ「はあ?」薔「この歌はね、森の木陰でドンジャラやって遊んでた二人が、スパンキングからおしゃぶり、そしてお祭本番に突入する様を歌ってるのさ! 小一で意味を知った時、私は幼稚園の先生に始めて感謝したよ…」ジ「帰れ」薔「フヒヒwwドンジャラしない?ww」ジ「しねーよ、ほんと帰れ」
プルルル…ガチャ薔「ワタシ薔薇水晶、今アナタの家の近くの薬局にいるの」プルルル…ガチャ薔「今アナタの家の前にいるの」プルルル…ガチャ薔「今アナタの家の玄関にいるの」プルルル…ガチャ薔「今アナタの家の階段にいるの」プルルル…ガチャ薔「今アナタの部屋にいるの」プルルル…ガチャ薔「今アナタの布団の中にいるの」プルルル…ガチャ薔「だから、しよ?」ジ「だが断る」薔「大丈夫薬局でアレは買っておいた」ジ「そういう問題ではない」薔「ぶー。」メリーさん風保守
薔「ちょっと待ってね」ジ「やは薔薇水晶…っていきなりなんだ?」薔「今脱ぐからね」ヌギヌギジ「出会い頭にセクハラとは見上げた奴だ。だが果たして今日のこの寒さに耐えきれるかな!?」薔「………」ブルブルジ「ほら、鼻水がでてるぞ。ティッシュをやろう」薔「うー」ズージ「もうやめるか?」薔「まだ頑張れる…はい!」ズバーンジ「鳥肌までたててなんという心意気…惚れた、結婚しよう」薔「いえーい」
【記念日】「…見失った…」標的を見失い私は呟く。どうやら一筋縄ではいかないみたい。燃えてきた、必ず標的を見つけ目的を果たす。必ず…逃がしはしない。標的の名前は桜田ジュン。ちょっと無愛想だけれど、優しい人。優しいが故に標的にされた人。私の他にも、彼を標的にしている者が何人もいる。負けるわけにはいかない、これは戦いなんだ。それぞれが自分の武器を使って、桜田ジュンを彼…おっと、私の口からはここまで。今日のプランは完璧だったはず。内通者を使って情報を仕入れ、彼のネグラを張り込み、動向を探る。正午を過ぎあたりに彼が動き出した、私は尾行を開始すると同時に大きなミスを犯したことを知った。彼は自転車という交通手段をもっていたのだ。それに比べて私は徒歩。人間は根性で何とかなると思っていた時期が私にもありました。しかし、ならない時もある。自転車に負けじと走り出したのも束の間、あっという間に私の視界から姿を消した彼。自分の足が遅いせいじゃない、自転車が早すぎるんだと自分に言い聞かせ、次の行動に移った。彼がどこに向かうのか考え、閃いた。ここからは長期戦になるかもしれない。覚悟を決めてその場所へ向かう。裁縫グッズを扱うショップ。彼が必ず立ち寄る場所。彼は裁縫が得意でマエストロ級の腕前だそうだ。真紅が言うには魔法の指を持っているとか。そんな彼がご愛顧にしているこのショップに到着し、周りを確認する。彼は見当たらない。私はこの店がよく見えるファミレスに身を潜め、彼が現れるのを待つことにした。身を潜めてから一時間経過、お腹いっぱいになった私が睡魔に襲われている時に彼が現れたのだ。眼を凝らし、店内を観察する。毛糸の棚をじっと見ている。この時期だから、セーターかな?それともマフラーかな?色は何色にするのだろう、やっぱりここは紫色を選んでほしいね。あ、別に深い意味はないけれど。しばらく毛糸の棚を見た彼は、ぶらりと店内を回る。この隙に精算を済ませ、店に近づくことにした。ばれないように慎重に、少しずつ近づく。店まで数歩というところで彼が店から出てきて、私は慌てて身を隠した。彼はきょろきょろと見渡すが、まだばれていないはず。次はどこに向かうのだろう。今回は彼も徒歩での移動なので安心して彼の後を追うことにした。彼が向かったのは少し歩いた先にある公園だった。小さいながらも緑にあふれ、遊具も充実している。こんな寒い日に一人で公園。彼のおかしな行動に首を傾げるが、何か意味があるはずなのだ。しばらく待つことにした。寒いのだろうか、携帯を見て時間を確認しては、ぶるっと体を震わせている。それに私も寒い。何か気配を感じ、公園の入り口を見ると、一人の女の子が小走りで彼に近づくのが見えた。銀ちゃんだ。私の友人にして、ライバル。女の私から見ても憧れてしまうほど綺麗な女の子だ。私は呆気にとられてしまう。そして真っ向から彼に近づく彼女に恐れを抱いた。いや、確定させるのはまだ早い。私たちのなかで決定打を打った子はまだいないはず。こんなところで不安になってどうする、下を向いちゃ駄目だ、頑張れ私。深呼吸を一つ。気持ちを落ち着けて彼に視線を向ける。二人が動き出した。手を繋ぐ、腕を抱きしめるなどの行為はないが、相手はあの銀ちゃんだ。何かしら理由をつけて、彼に接近戦を仕掛けるなど日常茶飯事。あの大きな胸は飾りではないということか。二人が向かったのはショッピングモール。可愛い服や小物を扱ったお店があって、私もよく利用する。デー…買い物なのかな。ここなら色々な物があるし、見て回るだけでも充分に楽しいしね。二人がまず向かったのはオープンテラスのあるカフェ、ここのケーキはなかなか美味しい。私もすかさず後を追う。二人が窓際の席に座ったのを確認し、そこからやや離れた席に座った。声を聞き取ることはできないけれど、様子は窺うことは出来る。ふんふん、これからどこに向かうか相談してるのかな。仲良くお喋りしている感じ。楽しそう。彼が銀ちゃんに話をふって、相槌を打つ。彼が嬉しそうに反応したり、少し照れたような反応をしたり。まるで仲の良い恋…友達みたい。あ、このケーキ美味しい。 白崎に頼んで似たようなのを作ってもらおう。少しふて腐れていたら二人がいなくなっていた事に気づき、席を立つ。いけない、早く探さないと。…見つけた。二人はカフェからすぐ近くのアクセサリーを扱うお店にいた。そこでもやっぱり楽しそうで。「…いいな…楽しそう」思わず口をつぐむ。あまりにも楽しそうで思わず出てしまった言葉。気をつけないと。しかし、私は何をしてるのだろう。仲良くしてる二人の後をこそこそと追いかけて。あげくの果てには嫉妬して。ふざけてやったとは言え、これじゃただのストーカーみたい。くだらない自問自答。そして聞こえる会話。二つのリング。お揃いで。二人にぴったり。もうだめだ。私はいてもたってもいられなくなり、二人の前に飛び出した。「…ジュン、銀ちゃんごめんなさい。…二人で仲良くね」掠れる声で謝り、呆気にとられている二人から逃げるように走りだした。なんて無様。本当は気づいていたくせに、もしかしたらなんて淡い期待を抱いて。ああ、私は本当に馬鹿だ。とぼとぼと歩いていると、さっきの公園まで来ていた。私はベンチに腰を掛け、深呼吸を一つ。どうしよう…二人の後を追っていたことを自分からばらしてしまったのだ。でもきっと大丈夫、あの二人は優しいからきっと笑って許してくれるはず。…本当に?あんなに楽しそうだったデートの邪魔をしたのに?笑って許してくれるの?怖い…嫌だ…嫌われたくないよ。私どうしたらいいの?誰か教えて…ジュン、銀ちゃんごめんなさい。薔薇水晶は良い子になりますから、嫌わないで。考えれば考えるほど嫌なことしか考えられなくなる。涙がぽつりと膝に落ちた。「…ごめんなさい…」誰にも聞こえない言葉。私の心に重く圧し掛かる言葉。「薔薇水晶!」突然名前を呼ばれ、びくりとする。ジュンの声だ。何で?銀ちゃんは?私に何の用なの?嫌だ、泣いている顔なんて見られたくない。ジュンから顔を背けるようにして走りだそうとした時に腕を捕まれた。「待ってくれ薔薇水晶、話を聞いてくれ」私の力では腕を振りほどけない、嫌、離して…「お前…泣いてるのか」「…ごめん…なさい、謝るから…離して」「嫌だ、離したらまた逃げるんだろ、絶対に離さない」私に何の話があるというの。絶交の話?「…ごめんなさい…許して…」「謝るのはこっちなんだ、ごめん薔薇水晶」何故ジュンが謝るのだろう、こっちが悪いことをしたのに。「後をつけてきたのは気づいてた、それにお前は誤解してる」嘘だ、ばれてるはずない。ジュンは優しいから私に嘘をついてくれてるんだ。「…銀ちゃんは?…」「あいつには買い物に付き合ってもらっただけだよ」「…指輪は…二人にぴったりって…」「あれは店員さんに茶化されたんだよ」「…そう…じゃあ二人で何を買いに行ったの?…」この質問にジュンの反応は鈍かった、言おうか迷っているような、言葉を選んでいるような。「こんな所で渡す予定はなかったんだけど、これ受け取って」ジュンはその言葉とともに私に綺麗にラッピングされた小さな箱を差し出す。「開けてみて」「…うん…」そっと包みを剥がし、中からでてきたのはシルバーに淡い紫の水晶をあしらったブレスレット。すごく綺麗だ。「誕生日おめでとう薔薇水晶」あれ?誕生日?私の?「水銀燈と一緒に選んだんだ」そうか、そういうことか。ありがとう銀ちゃん。「…ありがとうジュン、大好き…」「ああ、僕もだよ」どちらともなく手を繋ぎ、お互いの暖かさを確認し歩き出す。今日は色々なことがあったけれど大事な記念日になった。
薔薇水晶が踊っているようです「♪~♪♪~~♪~~♪♪」「エラくご機嫌だな」「ジュン…見てコレ!」「…シュウマイの詰め合わせ?」「違う!…老舗の百周年記念特製シウマイセット!」「そ、そうなのか…」「私は今…最高に幸せ…♪」「…そりゃよかったな。で、そっちの手に持ってるのはハガキ?」「うん…シウマイ引換券付き年賀ハガキ」「なんというシュウマイ中毒患者」「届いたら引換券…返送してね?」オチは存在しないがシュウマイ引換券付き年賀ハガキは実在するという保守
ジュンと薔薇水晶がコントをするようです。ジ「最近、不況という言葉をよく聞くようになりましたね」薔「うん…」ジ「まぁ実際の所、金融危機、派遣切り等々ありまして、景気が悪いのは明らかな訳ですが…。 こういう時には、お金絡みの犯罪も多くなると思うんですよ」薔「…うん」ジ「例えば、銀行強盗とかね」薔「じゃあ、ちょっと…やって…みる?」ジ「――という訳で…」薔「ジュンとばらしーのショートコント『銀行強盗』、始まるよ…」ジ「お前ら、全員手を挙げろ!」薔 ノ(勢いよく両手を挙げる)ジ「お前が手を挙げるな、薔薇水晶!いいか、お前は犯人役なんだぞ?」薔「…把握」ジ「このカバンに金を詰めろ!」薔「777万7777円を…入れてください」ジ「お前は何を言ってるんだ?」薔「7はラッキーセブンだから…縁起がいいと思って…」ジ「はぁ?!」薔「7がダメなら…888万8888円、欲しいです…」ジ「まだ言う気か…?」薔「漢字の八は末広がりで…縁起がいいから…」ジ「…分かったから、お前はもう静かにしててくれ」薔「了解…」ジ「金を詰めたら、車を用意しろ!」薔「銀行員さん、ちょっと電話をお借りしますね…」ピッポッパッジ「おい、薔薇水晶、どこに電話してるんだ?」薔「あ、警察ですか?今、駅前の銀行にいるんですけど、 強盗さんが車を用意しろって言ってるので、パトカーを一台、大至急お願いします」ジ「なん…だと…?」薔「パトカー、すぐ来てくれるって。良かったね、ジュン!」ジ「お前……裏切ったな」薔「ふふふ…計画どうり」ニヤリ
薔「見て、ジュン」カキカキ(・∀・)ジ「うん」薔「そしてこれ」カキカキ(・∀薔)ジ「うん」薔「でっかいのがジュン」ジ「小さいのは薔薇水晶か」(・∀・)人(・∀薔)ジ「なかよしだな」薔「えへへ」ジ「僕らも手を繋ごうか」薔「うん!」
薔「恵方巻……それはなぜかエロの定番アイテム」雪「もしゃもしゃ」薔「キングオブエロスとしてはこの恵方巻でなにかエロいことをせねばッ」雪「もしゃもしゃ」薔「……ところで今回はお姉ちゃん対策として半径1メートル、全長10メートルの恵方巻を用意しました」雪「もしゃもしゃ」薔「これじゃ空き地の土管ッ……エロに使うには、デカすぎるッ」orz雪「もしゃもしゃ」薔「くぅ……分かってたのに、口から咥えるのがエロいって分かってたのに、デカすぎるよッ」ジ「このサイズのきゅうりは地獄だ」雪「もしゃもしゃ……おかわり」4日遅れの節分ネタ
放課後、おもちゃ屋に寄った薔薇水晶と雪華綺晶
薔「・・・きらきーちゃんは・・・何を買ったの?」雪「ゆっ○り人形を買いましたわ。そう言うばらしーちゃんは?」薔「零戦52型のプラモデル・・・」雪「あら、最近はガンプラの他にもスケールモデルに興味を持つようになりましたわね」薔「早く天井にぶら下げたい・・・」雪「そうですわね、お家へ帰りましょうか」数時間後雪「ばらしーちゃん、ご飯が出来ましたわよ・・・寝てますわね・・・」薔「くぅ・・・」デカール(プラモに貼るシールみたいなもの 例:ナンバープレート)貼りの作業の途中で机に突っ伏している薔薇水晶雪「今日は学校で水泳がありましたからね・・・防水カメラを持ち込んだMハゲの始末にも 熱心に参加してましたし・・・。ほら、ばらしーちゃん、起きないとご飯が冷めますわよ」薔「う・・・ん・・・」ゆっくりと頭を上げ、目をこする薔薇水晶薔「ごめんねきらきーちゃん、起こしてくれて」雪「かまいませんわそんな事くら・・・」雪華綺晶の目に入ったのは、本来なら零戦の両翼に輝くはずだった日の丸の紅が、作業の途中で睡魔に負けて突っ伏したのが原因か、両方の頬に紅がくっついている薔薇水晶の眠たげな顔雪「く・・・」薔「どうしたのきらきーちゃ・・・」雪「それですわ!それですわ!!大人しいばらしーちゃんに足りないものはそのユーモア、もっと言えばお馬鹿さですわ!!」机の上の鏡を覗き込み、愕然とする薔薇水晶薔「きらきーちゃん・・・言っていい事と悪い事があるよ・・・?」雪「お馬鹿ですわ!お馬鹿ですわ!!今のばらしーちゃんは最早零戦すら超越した最強の存在ですわ!!おほほほほww」その後、薔薇水晶の部屋には、主翼の上側に日の丸のない零戦と雪華綺晶がぶら下げられた。【ばーか】【ばーか】
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