『誰より好きなのに』 前編
いつも、見ていた。ずっと、見つめ続けてきた。出逢ったときから、片時だって、瞳を逸らさないで。 「おとーさま」 ここには、私の欲しかったものが、すべて有った。ふかふかのベッドも、美味しい食事も、愛情に満ちた温かい両親も。けれど、育ちがよくない私は貪欲で、満ち足りるということを知らずに……いつだって、あなたの広く逞しい背中に縋りつくため、なにかしらの口実を探していた。 「どうしたんだい?」そして、あなたは――どんな時でも。たとえ仕事中であろうと、家事の途中だろうと。私の呼びかけに振り返って、柔和に微笑み、膝に抱き上げてくれた。いかにも職人らしい傷だらけの大きな手で、私の髪や頭を撫でてくれた。私にとって至福と呼べるのは、お父さまに愛惜されることだけ。かけがえのない愛情と温もりを独り占めにできる、その瞬間こそが、最高の幸せなのだ。 「寂しそうな顔をしてるね。独りにして、悲しませてしまったのかな。ごめんよ」 「……ううん。おとーさまがいるから、ばらしー、さびしくない」 「そうか。でもね、本当に悲しいときは、我慢せずに泣いてもいいんだよ」 「泣いたりしないもん」あなたの前でだけは、そんな強がりを言えた。独りぼっちは慣れっこだったのに……今では、独りで居ることが、とても怖い。愛という概念を得てからの私は、すっかり臆病になってしまった。お父さまが、私の脆弱さに気づいていなかったワケがない。すべて承知で、強情を張る私を、温かく見守ってくれていたのね……いつでも。 10年という歳月は、長いようで、意外にも速やかに過ぎ去り――私は今年で18歳になった。相変わらず、親離れできない甘えんぼのままで。でもまあ、それは、お父さまにも言えることだけれど。出逢った頃と変わらず、私を宝物のように、大切にしてくれている。それは、幸せなこと。誰彼かまわず自慢して回りたいくらいに、嬉しいこと。だのに……歓びとは裏腹に、最近、些細なことでも鬱ぎがちになっている。私は、他人様に誇れるほど、アタマのいい女の子じゃあないけれど……それでも、気持ちが沈む原因には、思い当たるモノがあった。 ――ここのところ、お父さまは元気がない。ふと見れば、いつだって遠い眼差しをして、どこか思い詰めた顔をしている。工房に籠もっている時間も、以前に比べたら、かなり長くなって。あなたと顔を合わせるたび、言葉を交わすたび、私の不安は駆り立てられる。いつも、私の作る料理は残さず食べてくれるから、病気ではない……と思う。仕事がはかばかしくなくて、気落ちしているだけなら、笑い話で済ませられるんだけど。なんとかしてあげたい、とは思う。そして、もどかしさに唇を噛む。家族なんだもの。遠慮しないで、私を頼ってくれたなら、喜んで手伝うのに。お父さまは決して、弱さをさらけ出してくれない。私は、そんなにも――アテにしてもらえないほど無力で、無能なの? ――日付の変わる頃、私は今夜も、ココロを込めて煎れた紅茶を工房に運ぶ。上陸しつつある台風が、家の窓という窓を、喧しく叩いていた。 「お父さま」呼びかけると、この時だけは、お父さまも作業の手を止める。普段どおりに振り返って、穏やかに口元を緩めた。「ありがとう。いつも、すまないね」あまり、無理はしないで。そうお願いするのが、私の日課。「していないよ」と、目尻を下げて答えるのが、あなたの日課。 「……うん。いい香りだ」言って、お父さまは深紅の液体を、ゆるゆると喉に流し込む。幸せそうな顔。だけど、頬や目元には、明らかな窶れが刻まれている。どうして、たかが人形作りに、そこまで没頭するの?なぜ、死に急ぐみたいに、自分を虐げるの?その想いを呑み込めば、ココロの中で、また――無力感が膨張してゆく。私には……お父さまを止められない。窶れの元凶を、取り除いてあげることも。この虚しさこそが、先に言った、私を鬱にさせる原因なのだ。やるせない気持ちで、そっと目を伏せる。私の目線は、作業台の隅に置かれたフォトスタンドに、吸い寄せられた。小さな長方形の窓ごしに、ブロンドの美女が、笑いかけている。――真紅。お父さまの師匠の娘で、私のお母さまでもあった人。2人は同い年で、お父さまの方が、ぞっこん惚れていたって聞かされた。彼女がイギリスに留学したときも、足繁く会いに行ってた……って。物静かで、口数の少ない人だけれど、その実、一途で情熱的な求道者なのよね。 彼の熱意に当てられたのね、きっと。 クラッと眩暈がして、気づいたら恋に落ちていたのだわ―― ――とは、在りし日の、お母さまの談。彼女の大学卒業を待って、2人はめでたく結婚した。22歳の仲睦まじい若夫婦を、誰もが羨み、祝福してくれたと言う。お父さまたちは、この海辺の街に移り住んで、工房と直売の店舗を構えた。堅実かつ聡明な真紅の助力で、2人の蜜月は順風満帆だった……らしい。その頃のことは、伝え聞くばかりで、よく知らない。2人の甘く幸せな生活に、私が加わったのは、それから程なくしての話だから。打ち明けると、私は……お父さまたちの、本当の娘ではない。別の街で路上生活をしていた孤児で、私が8歳のとき、養子として迎えられた。本当の両親なんか、顔も憶えていない。当然、名前も付けてもらってない。戸籍とか『なにそれ、美味しいの?』って、知識レベルでしかなかった。その頃の私が持っていたのは、生き抜くための技能……スリングによる投石術だけ。闇夜でも正確に石礫を当てるところから、仲間たちに付けられた綽名は、ノクトゥルネ。標的を、ただの一撃で夢の世界に誘うから『夜想曲』とはね。今にして思うと、背中がムズ痒くなって仕方がない。それまでの私の人生は、言葉から想起されるような、清廉潔白な生き様じゃなかった。食べるために盗みも働いたし、イタズラ目的で近づいてくる輩を半殺しにして、金品を奪いもした。そういった悪行が原因で住処を追われ、この街まで逃れてきたのだ。喩えるなら、道端の物陰に蹲って、絶えず周りを威嚇し続けているノラ猫。身もココロも汚れきって、怯えながら、付け入る隙を窺うばかりの生活しか知らなかった、私。あなたたちは、そんな私に、そっと手を差し伸べてくれた。過去や素性を、詮索もせずに。『薔薇水晶』という、ステキな名前まで、プレゼントしてくれた。 初めて知った他人の温かさ。安心して眠りに就ける夜の心地よさ。飢えも渇きもない生活。育ちの悪い私に対する、お母さまの躾や教育は厳しくて、反撥もしたけれど……それでも、汚濁と屎尿の臭気に満ち満ちた橋の下に比べれば、ここは別天地だった。1匹の動物にすぎなかった私は、2人の愛情によって洗い清められ、1人の人間――ひとりの女の子として生まれ変われたのだ。もちろん、幸せなことばかりじゃない。悲喜こもごも、様々なことがあった。最も衝撃だったのは、ここに来てから2年が過ぎた日のこと。ちょうど、今夜みたいな、台風の日だった。強風に飛ばされた大きな看板から私を護るため、お母さまは、その身を楯にして――風のように、舞台から去ってしまった。おなかに宿っていた、新しい命――私の妹も連れて。 あの日から、もう8年。彼女の急逝は、私たち残された者のココロに、一生かけても癒えないだろう深い傷を残した。私も、お父さまも……今もって、この胸に埋めようのない空隙を抱え続けている。 葬儀の席で、穏やかに微笑むお母さまの遺影を見つめながら、私は懺悔し続けた。すべて私のせい。嵐が来ているのに、私が外に出たりしたから。きっと、あれは天罰だったに違いない。私が働いてきた悪事の清算として、彼女と赤ちゃん、2つの命が支払われたのだ。当時は、そうとしか考えられなかった。……ううん。今も、そうとしか考えられないでいる。 ごめんなさい、お父さま―― ごめんなさい、お母さま―― ごめんなさい、実体を持って産まれることなく消えてしまった、私の妹――私が死ねばよかったの。私なんか、ここに来なければよかったの。いっそ、どこかで野垂れ死んでさえいれば……。お母さまが大地に抱かれ、二度と会えない世界に旅立った、その晩。私の過去を、お父さまに話した。お母さまを死に追いやったことを謝った。そして、こうも続けたよね。さよなら。もう、迷惑かけられないから、出ていく――って。直後、私は殴られていた。思いっ切り頬をひっぱたかれて、吹っ飛んでいた。それが、お父さまに撲たれた、最初で最後の記憶。これで終わり。楽しかった日々も、なにもかも、ぶち壊し。頬の熱さと耳鳴りの中で、そう思っていたのに……お父さまは跪いて、子供のように泣きじゃくりながら、私を力強く抱きしめた。 「バカなことを言うな! どこにも行かせるものか。 誰がなんと言おうと、きみは薔薇水晶だ。ぼくたちの大切な娘なんだ!」普段は寡黙な、お父さまが……矢継ぎ早に迸らせた言葉の数々――あの、肺腑を衝く叱責が、私を本当の意味で、薔薇水晶にしたのだと思う。名無しの『夜想曲』ではなく、どこにでもいる、幸せな女の子に。その日から――私は、もう泣かないと、お母さまと妹に誓った。私まで悲しみ続けていたら、お父さまは、もっと辛くなってしまうから。彼女たちの分まで愛して、支える。それが……生き残った私の使命だ。愛用していたスリングを眼帯に作り替えて、私は自らの左眼を封印した。強くあるための、おまじない。泣かないための自己暗示。その奥に涙を押し込めて、私は、この8年を生きてきた。 「おいしかったよ。ごちそうさま」空になったティーカップが、差し出される。私は黙って、それを受け取る。いつもならば、このまま引き上げていた。でも、今夜は……そんな気分になれなくて。 「お父さま」作業に戻ろうとする背中に、そっと呼びかける。そして、お父さまが振り返るより速く、大きな背中に身体を寄せた。私の指を離れたティーカップが、床で砕けたけれど、キニシナイ。がっしりとした肩に手を乗せ、広い背中に頬を擦りつけて……シャツに滲みたお父さまの匂いを、胸いっぱいに吸い込んだ。 「今夜はもう、お休みになって」 「……薔薇水晶?」明らかな戸惑いが、僅かな挙動から伝わってくる。それを分かっていながら、私は喋ることを、やめようと思わなかった。 「お父さまは、つかれている。私には分かるわ。私だから分かるの」 「どうしたんだい? 今日はまた、随分と甘えんぼだね。 ははぁん……さては、なにか欲しいものがあるのかな?」 「茶化さないで」普通に言ったつもりが、私の口調は、私自身でさえ戸惑うほど、強いものになっていた。お父さまも、らしからぬ私の様子に驚いて、口を噤む。黙りこくった私たちの間に、がたごと……。雨と風が、ひっきりなしに揺らす窓の喧噪が、割り込もうとする。私は、それらを――ありとあらゆる邪魔者を排除したくて、背後から、お父さまを強く抱きしめた。 「今、お父さまが作っている人形――」両腕に、あらん限りの力を込める。身体を密着させながら、私はあなたの肩越しに、作業台の上を覗き見た。そこに横たわっているのは、ビスクで作られた、うら若い乙女のボディ。膝まで届く金色のウィッグと、紺碧のグラスアイ。 「それ……お母さまなんでしょ?」見紛うはずもなかった。表情の一片に至るまで完璧に、お母さまを再現していた。やはり、お父さまは稀代の天才人形師。でも、才能の使いかたを間違っている。あなたの窶れは、仕事に疲れているからではない。真紅の幻影に、今もって、憑かれているからだ。 それは、ある意味、私の望みだった。夫婦仲がよい家庭に、憧れていたから。けれど……別の意味で、私が最も拒絶したい現実でもあった。お父さまの愛情が、私以外に向けられることを、いつからか嫌悪するようになっていた。 どうして―― なぜ今更、お母さまの人形が必要なの? 人形のお母さまを愛そうと言うの? ここにいる、私ではなく?私は、フォトスタンドの中で微笑んでいる真紅を、横目に睨みつけた。そして、ココロの中で、彼女をなじった。……貴女は卑怯よ。お父さまへの愛を、私と競い合うこともなく、勝ち逃げしてしまうなんて。私、これから、どうすればいいの?――解らない。考えれば考えるほど、煩悶はガン細胞のように増殖するばかりで。アタマが、どうにかなってしまいそう。ねえ、どうしたらいいの? 教えて……お母さま。 「私では、ダメなの? 支えにも、慰めにもならない?」 「……薔薇水晶」 「私は、こんなにも…………お父さまのこと、誰より好きなのに」 「よさないか、薔薇水晶」 「イヤっ!」私は激しく頭を振って、駄々をこねる。でも、抱きしめていた腕は、大きな手によって、そっと引き剥がされた。その手を振り解いて、私はまた、しっかりと抱きつく。あなたの溜息が、私のココロを突き放そうとするように、長く尾を引いた。 「僕だって……きみのことを、誰より大切に想っているさ」 「娘としてだけ、でしょ? 私は、ささやかな愛情を求めてるんじゃない。 人形のように愛でられるのを待っているだけなんて、イヤ! 一方通行の愛じゃなくて、1人の女の子として、愛して欲しいの」お母さまに――真紅に勝ちたい。私は、激情に胸を焦がした。死んだ人間には勝てないかも知れないけれど、それでも。棄権したら、なにも掴めないまま、道端で冷たくなるだけ。路上生活者だった頃の経験則で、イヤと言うほど、それを知っていたから。 「お母さまの代わりになんか、なれないし、なるつもりもない。 だけど、これ以上、家族ゴッコを続けるのは、もうイヤなの! 娘としてじゃなく、女として、あなたと幸せな家庭を築きた――」私の告白は、突然に遮られた。お父さまが、弾かれたように椅子を立ったから。そして、驚き、後ずさった私に、あなたは容赦なく平手を振り下ろした。左の頬が痺れ、少し遅れて、じわりと熱を帯びてきた。撲たれた拍子にはずれた眼帯が、ぽとり……と、足元に転がった。2度目の殴打。それは私に、二度と泣かないという誓いを破らせた。8年もの間、ずっと溜めてきた涙が、奔流となって瞼から溢れてくる。滲んだ世界の向こうで、お父さまは、苦渋に満ちた顔をしていた。そして、気まずさに耐えかねたように、私から顔を逸らして――お母さまのフォトスタンドを、手にとった。 写真に注がれた悲しげな目が、問いかけていた。きみだったら、こんなとき、どう諭すのだろうか……と。私は、打ちひしがれた。あなたは今も、お母さまを想い続け、頼りにしている。この8年、一緒に暮らしてきた私ではなく、既に過去の人である真紅を――いたたまれなかった。本音をぶつけた私から、瞳を逸らさないで欲しかった。恥ずかしさと、悔しさと、胸が張り裂けるほどの悲しさと。すべてが綯い交ぜになった感情を抑えきれず、私は踵を返して、その場を逃げ出した。そうするより他に、自分を保っていられる自信がなかったから。着の身着のまま、家を出た。その途端、痛いほどの豪雨に、肌を打たれた。玄関先で、私は一度だけ、歩みを止めた。でも、あなたは追いかけて来てくれなくて―― 「さよなら……お父さま」涙を溢れるに任せて、私は深夜の街を駆け抜けた。もう二度と、ここには戻らないつもりで。 だけど、どこに行けばいいのか? 私は土砂降りの雨の中、立ち尽くした。生きてゆくには、先立つモノが必要だ。お金……ワケありの女が、手っ取り早く、かつ確実に稼ぐとなると……やっぱり、女であることを最大限に利用して、春をひさぐしかない。そういう店なら、当面の住処も世話してくれるだろう。私は、そんな生き方をする星のもとに、生まれついたのかな。顔も知らない実の母親も、案外、娼婦だったのかも知れない。客と商売女の、ゆきずりの関係でできた娘――それが、私?仮定にすぎないけれど、その発想は妙に、しっくりと胸に落ち着いた。それによって、ネガティブな思考が、ドミノ倒しになって押し寄せてきた。そう。私は望まれずに産まれ、厄介払いされたに違いない。誰にとっても、私なんか必要ではなかったのだ。お父さまたちだって……捨てネコでも拾う感覚で、私を保護したのだろう。 いっそ、本当にネコとして産まれていたなら、よかったのに。そうしたら、まだ幸せでいられたかも知れない。仕事中は、お父さまの膝の上に、丸くなっていられるし。夜は、あなたと同じベッドで眠れるから。 「……馬鹿みたい。もう戻らないって、決めたのに」吹き荒れる雨風の中で、私は弱音と溜息を混ぜ合わせて、宙に投げ捨てた。その未練の塊は、もみくちゃにされ、跡形もなく散っていった。もう帰れない。だけど、新しい生活を探すことも億劫で。私の足は、海へ――港の防波堤へと、向かっていた。遠目にも、激しく波が砕け、飛沫の散る様子が見て取れる。 「……あはっ。いいこと思い付いちゃった。 お母さま……今から、そっち行くね。そうしたら、勝負しましょう。 私は貴女に勝ってみせる。必ず勝って、生まれ変わるの。そして――」今度こそ、愛する人の隣りで、愛されながら暮らすのだ。 防波堤に近づくのは、意外に大変だった。吹きっさらしの暴風が、華奢な私を、押し戻そうとする。横殴りの雨と、海水の飛沫に顔を打たれて、目を開けるのも辛い。けれども、その程度で、私を止めることなどできない。どうせなら、もっと荒れ狂うがいい。私は胸裡で嘲笑ってすらいた。最後まで波瀾万丈。なんとまあ、私に相応しい幕引きだろう。 「すべて洗い流して。私の生きた証も、この身に染みついた咎も」防波堤の先端までゆく間に、何度か、打ち寄せた波に足を取られて、転んだ。服と言わず髪と言わず、全身びしょびしょ。打ち身と擦り傷が、痛い。その上、絶え間なく吹きつける海風に、体温を奪われ続けていた。足元を洗う波の方が、むしろ温かく感じられる。 「もっと、早く……こうすればよかった」それが、ココロに浮かぶ、偽りない心境。私は10年前に、こうすべきだったのだ。あなたたち夫婦と、巡り会ってしまう前に。そうしたら、お母さま――真紅は、この世を去らずに済んだ。妹は無事に産まれ、あなたは愛する妻子と一緒に、今も笑顔でいただろう。 「ごめんなさい」 償いの言葉を口にして、私は暗くうねる海へと、この身を投げ出した。 中編につづく
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