ギャザ乙女
ギャザ乙女「何…?」「ふ…あはははは!残念だったわね、ジュン!」確かに僕のゴブリンデッキは真紅を後一歩まで追い詰めていた。数で圧していたゴブリン達は押し潰すようにして真紅のクリーチャーを倒し、ライフを後2まで減らしていたのに…!「私は…『希望の化身』を召還するわ!」『希望の化身』コスト…白2、無色6能力飛行もし、あなたのライフが3以下なら、『希望の化身』のコスト無色6を払わずプレイ出来る。『希望の化身』は望む数のクリーチャーをブロック出来る。パワー/タフネス 4/9それは真紅にとってまさに『希望』。一方僕は場に『狂ったゴブリン』が3枚。『狂ったゴブリン』コスト…赤1能力『狂ったゴブリン』は、可能なら毎ターン攻撃に参加する。パワー/タフネス 1/1「『狂ったゴブリン』はジュンの戦闘フェイズに必ず攻撃するわ。でも3体では私の『希望の化身』を倒すどころか返り討ちにあう…加えてジュンのデッキは低コストゴブリン達による速攻。もはや攻撃は私に届かないのだわ!」「じゃあこいつを」つ 『ショック』『ショック』インスタント(いつでもプレイ出来る)コスト…赤1効果対象に2点のダメージを与える。「対象は真紅な」「(゚Д゚)」隠し玉の火力呪文には泣かされたよ保守
触発されてギャザ乙女。 ジ「で、アップキープに…スタックが…プロテクションに…誘発と起動型が…」水「・・・」ジ「どうだ?ルール分かってきた?」水「…とりあえず、私の情報処理能力を遥かに上回ってるのは分かったわぁ」ジ「う~ん…確かに口で説明しても厳しいか…」の「あら?これギャザよね?懐かしい~」ジ「ん、姉ちゃんやった事あるの?」の「もちろん!これでも結構強いのよぅ?」ジ「じゃあ軽く一戦しないか?コイツにルール教えるからさ」の「あ、でもぅ…随分昔のだから使えないのが沢山…」ジ「構わないって。じゃあやろう!」水「お願いしまぁす」 GAME STARTジ「よし、まずは僕からな。いいか水銀燈。先手プレイヤーはドローステップを飛ばしてにメインフェイズに…」の「あ、じゃあお姉ちゃんコレとコレプレイするわよぅ」つ『宝石の洞窟』『猿人の指導霊』(どちらもこのタイミングでマナが出せる)ジ「へ、へぇ…懐かしいの持ってるな…でな?インスタントってのは今みたく好きな時に…」の「で、さらに『閃光』を使って『変幻の大男』を場に出すわ。でも追加コストが払えないから墓地に行くけど、誘発能力によって『大霊堂の信奉者』『ファイレクシアの略奪機』『変容する壁』を四枚づつ場にだして、 でも後ろの二種類はマナを払ってないからすぐ死んじゃって、信奉者の能力でジュン君のライフは32減る(初期ライフ20)わよぅ。…はい、お姉ちゃんの勝ち!」ジ「…ゼ、0ターンキル!?」の「じゃあお姉ちゃんお買い物あるからまたね?水銀燈ちゃんゆっくりしていってね~!」水「は、はぁ…」ジ「・・・」水「で、ルールは?貴方最初に手札引く事しかしてないげどぉ?」ジ「ゴメン相手が悪かった」金「今の『0ターンキル』とは、文字通り一回も自分のターンにならないで相手を倒すコンボかしら!実際の大会でも猛威を振るって、その成功立は最大5%もあったの!でも今は『閃光』は禁止カードになっちゃったかしら~保守かしら♪」
今日もいきますギャザ乙女。ガチャ…ジ「失礼しま~す」め「いらっしゃい、ジュン君に水銀燈。ニュイニュ~イ」水「ニュ…ニュイニュ~イ。でも意外ねぇ…めぐがカードゲームなんて」ジ「これだとパソコン使って対戦出来るからな。で、だ。前回は相手が強すぎたから、今回はめぐが相手だ。頑張れ水銀燈」水「え、ええ…ちゃんと出来るかしらねぇ」め「ふふふ。じゃあ楽しみましょ水銀燈♪」 BATTLE START水「え~と、先手はカードを引かずに…私は『平地』を出して…ターンエンドねぇ」め「じゃあ私の番ね。『沼』を出して…『暗黒の儀式』から『ファイレクシアの暗殺者』をプレイ!あははははは!!いっけー!!!」水「め、めぐ…?ていうか何かでっかいのが来たわ~!?」ジ「パワーとタフネス5、トランプル付きの化け物だからな…気をつけろ水銀燈。めぐのデッキは『スーサイドブラック』だ!…ちなみに、デッキに合わせて性格が変わるのは仕様だ」 水「う~ん…あ、『ガラクタの壁』を引いたわぁ。これで安心ねぇ」め「甘いわ水銀燈!そんなの4点ライフを払って『殺し』てやるわ!ゲフッ!」水「ちょ…!大丈夫めぐ!?」ジ「ライフを失うたび吐血していくのも仕様だ。まさにスーサイド(自殺)ブラック」水「うう…そろそろ堪えきれないわぁ…」め「年貢の納め時ね水銀燈!ライフを半分払って『隠れ潜む邪悪』を羽ばたかせるわ!これが私の黒い天使様よ!!ゴブファー!!」ドバドバ水「ヤバイわねぇ…あら」ジ「やっと来たか。随分事故ったな」め「へ?や、『山』…?白単じゃなかったの?まさか…」水「燃えなさぁい!『ファイヤーポール(火の玉)』!」め「マンマミ~ヤー!!ブハッ!!」バタッジ「よく頑張ったな水銀燈。じゃあ帰るか」スタスタ水「そうねぇ」すたすため「我が人生に…一点の曇りなし…ガクッ」ドバドバ金「『スーサイドブラック』とは、『自分のライフ?何それ美味しいの?』という相手を倒すためならじゃんじゃんライフを削るタイプのデッキかしら!その爆発力は凄まじいけど…赤の火力には悲しいまでに相性が悪いかしら…。 ちなみに、この短編がギャザ初心者に優しくないのは仕様かしら。済まないとは思いつつ保守かしら♪」
クリスマス?それよりマジックしよーぜ!ギャザ乙女(長め)。ジ「え~と…コレとコレください」店員「ありがとうございました~」ジ「買う物はこれで全部かな…ん?」槐「おや?ジュン君じゃないか。ホビーショップへは買い物かな?」ジ「ええ。水銀燈にリミテッドの練習をさせようと思いまして。槐さんは?」槐「私はそこの対戦ブースで遊んでいたのだよ。…どうかなジュン君。私と一勝負していかないかい?」ジ「ん…まぁ、時間もありますし。じゃあお願いします」槐「そうか。では来たまえ…くくくくく…」ジ「?」MAGIC STARTジ「では僕から。『飛び掛かるジャガー』を出して終了です」槐「ふむ。なかなかのクリーチャーだ。だが…ふん!」ぽす。ジ「(頭にカードを載せた…?)」槐「私は『チャーム・スクール』をプレイ!これにより私が指定した色の発生源のダメージはこのカードが頭に乗っている限り0に軽減されるのだ!」ジ「ア、アングルード…!?」教えて金糸雀!~アングルードって?~金「説明するかしら!アングルードとは、アングルード、アンヒンジドからなる“ジョークカード”のエキスパッションかしら!その内容はカードをビリビリに破いたりニワトリの鳴きマネをしたりとお遊び満載のカードがいっぱいあるかしら!まぁ、もちろん公式の大会では使用不可かしら~」 槐「さあ!いくらでもかかってきたまえジュン君!」ジ「…あ、薔薇水晶」槐「ぬぁにぃいいい!?まさかパパの勇士を見届けに…!?どこだ!どこだ私の薔薇水晶ー!?」ジ「ウソです。それと、カード頭から落ちましたんで攻撃しますね」槐「くぬぅ!?や、やるじゃないか…」ジ「(たやすい…実にたやすい…)」槐「くくく…では次はコイツはどうかな!?いでよ!『ホーキー・ポーキーの戦士』!」ジ「(2/2の先制攻撃か…)ではジャガーを強化して攻撃します」槐「甘い!ブロックして特殊能力『ホーキー・ポーキー』発動!」バッ!ホーキー・ポーキー(立ち上がり、尻を振り、両手を頭の上にあげ、360度回りながら両手をワイルドに振る):コイツに与えられるダメージを軽減し0にする。槐「イエ~イ!ヒャッホー!バラりん!バラりん!カマ~ン!!ヤッハー!!…これでダメージは0だな」ジ「(な、なんだこの人…!危ない、危な過ぎる…!!)」槐「では私のターン!『青銅の暦』をブレイするにゃん♪」ジ「にゃ…にゃん…?」槐「このカードは私がいつもと違う声でしゃべってる間、私のプレイするコストが①減るにゃん♪これで加速にゃ~ん♪」ジ「(ウゼェ…)じゃ、『帰化』で壊します」槐「ああ!何て事するにゃん★!?」ジ「…壊しましたよ?」槐「わかってるにゃん☆」ジ「…気に入ったんですか?」槐「まあな」槐「ふっ…、ジュン君もなかなかやるじゃないか」ジ「ええ、思いの他てこずってる自分が嫌になります」槐「だがこのデッキの真価まだまだこれからだぞ?さあいくぞ!『クラムの会合』召喚!そして指定する単語は『バラりん』だ!」ジ「えっとなになに…『単語を一つ指定して、自分のアップキープ時にその単語が6語以上含まれる歌を歌う。同じ歌は二度歌えない』…だとぉ!?」槐「さあ回せ!早く私のターンに回せぇ!」ズズズ…ジ「(くっ…マズい…僕の本能が絶対に回してはならないと告げている…ていうか『バラりん』なんて単語を含む歌なんてあるか!?…ダメだ、このターンで破壊する手段が無い…!)…ターンエンドです」 槐「コホン…。では歌う題名は『BARAREEEEEEN!』だ!バラりん!バラりん!助けて~今日も…」ジ「(ぐうう…精神にダメージが…!?)」槐「二曲目!『バラバラり~ん』いくぞ!バラバラり~ん!バラばらり~ん!生麦生米バラバラ…」ジ「(ぐあぁ…!?なんだこの内臓をえぐられるような歌は!?)」槐「三曲目ぇ!」ジ「し、死ぬ…」ジ「ハアハア…なんとか倒した…」槐「ふむ、あと十曲はストックがあったのだが…まぁいい。さてジュン君よ。いよいよだ…いよいよ私の最強のカードを見せてやろう!まずは『司会者』を出して…」ゴゴゴゴゴ… ジ「(なんだ…?このプレッシャーは!?)」槐「見るがいい。そして崇め!敬え!奉れ!ご紹介します…我が最強の戦士!『薔薇水晶』の登場です!!!」ズバーン!ジ「なにぃ!?…って、『____』じゃないですか…」『____』 1/1①:このカードは好きな名前になる。槐「そして司会者の能力でこのようにワンダフルに登場したクリーチャーには+1/+1カウンターが乗る!フハハハハ!ああ、薔薇水晶…君はなんて可憐で繊細で高貴で美しくて…」 ジ「ああ、ちなみに。その能力は実際にあるカード名じゃないとダメなんですよ?」槐「その通り。だから私が作った。ほら」ど~んジ「自作かよ!?てかじゃあソレ使えよ!!」槐「なんと不粋な事を…私の薔薇水晶を戦場に出せと言うのか!?」ジ「あ…もういいです…」槐「さて、疑似とは言えこの薔薇水晶と共演を果たせるハイセンスなカードはこれしかあるまい…ご紹介します…『市場調査部によればプレイヤーは本当に長い名前が好きなのでこのカードを間違いなく歴代最長の名前にしてみた精霊』の登場です!!」ドキャーン! ジ「(な、なんだこれは…槐さんの場から…異様な程のウザさオーラが溢れんばかりに吹き出している…!!)」ガーン槐「はぁ…どうだ…はぁ…実にグレイトなクリーチャーだろう?…はぁ」ジ「息切れてんじゃん…」槐「ふっ…この戦いもそろそろ決着の時が近付いてきたようだな」ジ「てか、いい加減終わらせないと僕のカラダが持ちません」槐「時にジュン君よ。君の下着はトランクスにシャツかな?」ジ「は!?…ええ、まぁ…」槐「ふっふっふ…ならば問題ない!私は『レディースナイト』をプレイ!これにより『女性用の衣類』を着ているプレイヤーのコストは①減るのだ!」チャキーンジ「女性用の衣類って…槐さんも着てないじゃないですか」槐「そう思うかね?では君に神を見せてやる…その目にとくと焼き付けろ!今日の私の下着は…薔薇水晶のブラとパンティーだぁあああ!!」プギャーーン!ジ「ぎゃああああああああああ」槐「ああ薔薇水晶…君と合体したよ…気持ちEEEEEEEEE!!!!」ハアハアジ「あ…」槐「ふっ、どうしたのかな?私の究極のバディと薔薇水晶の最高にキュートな下着のコラボにメロメロになったかな?いや、無理もない。なんせ私達は…」薔「パ…パ…?」槐「ば、薔薇水晶…?」薔「それ…もしかして…」槐「い、いや…!これはだな…」薔「うっ…ひっぐ…うぇええん…」槐「ぬぁああああ!?泣いてる!?薔薇水晶が私のせいで涙を零しているぅううう!?おあぁああぁあぁあああぁぁああ…」どどーん!槐 は じはく した!槐 は はじけてくだけちった!ジ「お、終わったのか…?」薔「うん。もう安心だよ…。悪は滅びたから…」ジ「ありがとう薔薇水晶!じゃあここにあるカード全部売って何か食べに行くか?」薔「うん♪クリスマスのデートだね♪」ジ「…何もしないぞ?」薔「む~、残念☆…あ、店員さ~ん!ソコの生ゴミ片付けてくださ~い」店員「は~い。ただいま~」ジ「よし、じゃあ行こうか」薔「はい♪」槐「まだだ…まだ終らんよ!あ、やめて!燃えるゴミに入れないでぇええ!」
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