質屋のお客達(返済編)その3
質屋のお客達(返済編)その3時間がないな。薔薇水晶の相方探しねぇ。いやまてそもそもなんで僕がそんなことしなくちゃならないんだ?「すべては私達と会った時から決まってたんだよ。」「はぁ。それが本当なら神様に涙が出るほど感謝するよ。」「緑色のアレに?」「…いやあれは違うだろ。」「そうだね。でもジュン。私が突然話し掛けたのに普通に返すんだね。」何をいまさら…。薔薇水晶と雪華綺晶は突然現われるのが普通だろうに…。「ジュンひどい。私は幽霊じゃないもん。」「幽霊とまではいってないぞ。」「ほとんど同じだよ!」同じなのか?しかし薔薇水晶のやついやにテンションが高いな…。それになんか赤いくて長い棒っぽいもの持ってるし…。「まあそれは置いといて。その棒っぽいものはなんだ?」「えっこれ?これはヤリ。」「はっ!?ヤリってあの槍?銃刀法違反だろ。」「何いってるの?銃でも刀でもなんよ?」いや根本的に間違ってる気が…。あっ…ダメだこの顔純粋にそう思ってる…。「まあそれを百歩くらい譲って置いといて…それをどうしろと?」「えっ?お金に…」「ストップストップです。それは私のコレクションの一つなんですよ!?あっジュン君こんにちは。」「白崎さん…ドアを壊すような勢いで入ってこないでくださいよ。あっこんにちは。」 しかしなにをコレクションしてるんだか……。この人の家にはあんまり行きたくないな。「あれ?なにを言ってるの白崎?」「そんな怖い顔して槍の先端こっちに向けないでください。いくらアッガイの金メッキ品を売り付けたからって……」「アッガイの恨みは山より高く海より深いのだよ…。」こんなところでゴゴゴゴゴとかいう擬音ださないでほしい…。槍が赤いからさらに怖いな。「わかりましたよ。わかりました。私が眼帯分お金を出します。だからそれは返してください。」「えっ?白崎さんアッガイ分は?」「アッガイ分はもう返してもらったよ。」ひどい。すごくひどい…がまあ仕方ないだろう。「アッガイに金メッキなんて悪戯するんじゃなかったようですね。」「悪戯ってレベルですか?」「私達の間ではこれくらいがちょうどいいんですよ。」それは仲が良いということなのか?何か違う気もするが…。「じゃあ私帰るねジュン。」「ああ。いつの間に眼帯したんだ……っと白崎さん。その槍…なんですか?」「んっ?これかい?これはね。ゲイボr」「もういいです。早くお帰りください。」「そうかい。それじゃあ帰るね。」誰の心臓もらう気何だか…。あれ?白崎さんって薔薇水晶といいコンビかも…。続く
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