『新説JUN王伝説~序章~』第26話
ジ「はぁ…はぁ…」白い息を吐きながら道なき道を歩くジュン。彼はいま円谷に渡された地図をもとにある山麓を訪れていた。山を登り始めたのは早朝だというのに太陽はすでに頭上高らかに輝いているジ「くそっ…本当にこんなとこに人が住んでるのかよ?っていうか…迷ったとかマジで勘弁だぞ。」確かに地図はある…しかし肝心な山に入ってからの道筋は書かれておらずただその山の頂上付近に目的地があることしかわからないのだジ「こりゃ最悪今夜は野宿かもな…はぁ…。」ジュンはそんな事態を考え深く溜め息をつく。…そのときであった、彼の耳に微かだがせせらぎのようなものが聞こえてきたのであるジ「これは…まさか!」ジュンは感覚を研ぎ澄ませながらその音の方角へと走った。そして数分ほど進んだとき、彼の目の前には山を流れる渓流が飛び込んできたのであったジ「か…川だ。助かった!」ジュンは河原に荷物を下ろすとその冷たい水を手ですくい口に運ぶジ「ふぅ…生き返る…」険しい山道を歩き続けたことで渇いた喉を清らかな水で癒やしジュンはようやく落ち着きを取り戻した
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