複数短編4
薔「じーっ」翠「?」薔「じーっ!」翠「何見てるです?薔薇水晶?」薔「ありさんの行列…」翠「そ、そうですか…(あいかわらず変な子ですぅ)」薔「ありさんは大変ね…毎日一生懸命働いて…」翠「そ、そうですね」薔「翠星石も一緒に見る?」翠「…遠慮しとくですぅ」薔「そう…」
(プチ)
翠・薔「「あ…」」薔「翠星石がありさん踏んだ(T_T)」翠「べ、別に翠星石はわざと踏んだわけじゃ…」薔「えーんえーん(T_T)」翠「わ、わかったです!翠星石が悪かったです!だからもう泣くなですぅ!」薔「…じゃあ一緒にありさん見てくれる?」翠「え…?」薔「えーんえーん(T_T)」翠「わかったです!わかったから泣くなです!」
そんな日もあるよね。
紅「ひき肉…玉葱…あとは…のりは他に何を入れてたかしら?」
蒼「あっ真紅。どうしたの?お使いなんて珍しいね」紅「そ、蒼星石!?」蒼「そんなに驚かなくても…」紅「べ、別に驚いてなんかいないのだわ!」蒼「そうかなぁ?」紅「そうよ!」蒼「ひき肉に玉葱に卵に……あと人参が足りないよ」紅「あっ!そうだったわね…ってどうして貴女がそんなことわかるの!?」蒼「わかるさ。今日JUM君に晩御飯作ってあげるんでしょ」紅「(////)」蒼「あっやっぱり。思ったとおりだ」紅「貴女……」蒼「今日のりさんがいないってJUM君が言ってたからね。多分そうじゃないかなってカマをかけてみたんだよ」紅「蒼星石!!」蒼「あはは♪じゃあね!JUM君のお腹こわさせないようにね」紅「そんなことわかってるわ!」
そういう夕暮れ時。
(ザァーーー!!)
銀「あらぁ?雨?いやだわぁ…」金「ふっふっふ♪」銀「あら金糸雀?やけにうれしそうねぇ」金「今朝の天気予報で昼から雨って言ってたかしら!」銀「私は朝遅いから天気予報なんて見てないわぁ」金「そこで!この策士金糸雀はこの通り折り畳み傘を……って…あれ?」銀「…忘れたのねぇ」金「うう…入れたと思ったのにぃ(T_T)」銀「まったくおばかさんねぇ…」金「結局濡れて帰るのかしら…(;_;)」銀「しょうがないわねぇ…私は置き傘してるから入っていきなさぁい」金「ほんと?」銀「嘘ついても仕方ないでしょ。ほら帰るわよぉ」金「水銀燈思ったよりやさしいのかしら!」銀「『思ったより』は余計よぉ!」
そんな雨の日
雪「春ですわね」雛「ういー。ぽかぽかなの~」雪「桜の花がとても綺麗ですわ…」雛「なのね~」雪「こうして桜を眺めながらの散歩ってのもいいものですわ…」雛「あっ!つくしなのー!」雪「え?」雛「ほら!桜の下なの!」雪「あら、ほんとう」雛「ほら!こっちのはちっちゃくてかわいいのよ!」雪「ほんとに…」
上を向いて歩くのもいいけど、たまには足元も見てみよう。きっといろんな発見があるから。
蒼「最近雨ばっかだよね」薔「梅雨だもん…仕方ない」蒼「でも…こんなに雨が多いと花壇の花たちも辛そうだ」薔「大丈夫…あの子たちはそんなに弱くない…それにほらっ!」蒼「なになに?…ってうわ!?」薔「この子たちは雨を喜んでるよ」蒼「そ、そうだね。わかったから…それ以上…近づけないで…」薔「どおして?こんなにかわいいのに…」蒼「うわあぁぁぁーーー!!」
金「あの子達いったい何やってるのかしら?」雛「蒼星石が薔薇水晶に追いかけられてるの」銀「あらぁ?薔薇水晶は何か持ってるみたいねぇ」紅「……かたつむりね」
翠「蒼星石…私ではあなたを助けることは出来ないですぅ…こんな無力な姉を許してください…」
そういう雨の帰り道
ベジ「くっくっく・・・この媚薬を薔薇乙女達に飲ませれば・・・野菜王子ハーレムの誕生だぁぁぁあああ!!」ベジータの手にはピンク色の小瓶があった
水銀燈「それでねぇ・・・」金糸雀「かしらー!」
天井裏ベジ(ハアハア・・・コレを・・・あの給湯ポットに入れれば・・・)真紅「喉が渇いたわね・・・ジュン・・・はまだ着てないのだわ・・・」蒼星石「僕が入れるよ、えーと、お湯は入ってるかな・・・?」カパベジ(今だぁああ!!)ポタ蒼星石「うん、沸いてるね・・・それじゃあ紅茶でいいかな?」~略~雛苺「うにゅーも欲しいのー」翠星石「少しは我慢・・・する・・・で・・・」雪華綺晶「なんだか・・・眠く・・・すぅすぅ・・・」ベジータ(効果抜群じゃないか!!)
ガバ!ベジータ「これで次に目を覚ましたとき・・・ふ、ははは・・・はっはっはっはっは!!」薔薇水晶「はっはっはっはっは・・・・」ベジータ「はっはっは・・・は!!?なんで起きてるんだ!!」薔薇水晶「薬には・・・耐性付いてる・・・カモーン、梅岡ー・・・」梅岡「ふっふっふ・・・さあ・・・ベジータ・・・おいで・・・おいで・・・」薔薇水晶「・・・・ここからが・・・本当の地獄・・・・だよ」ベジータ「い、いやあああああああああああ!!」-間-ガチャジュン「遅れた・・・ってあれ?みんなは?」薔薇水晶「出かけた・・・それより・・・遅い」ジュン「いやー、笹塚と喋ってて・・・なにその小瓶」薔薇水晶「ビタミン剤・・・・・」ジュン「ビタミン剤?」薔薇水晶「そう・・・それより・・・お茶・・・飲む?」ジュン「ああ、それじゃ頼もうかな」薔薇水晶「ビタミン剤・・・・注入・・・・」ジュン「いや、別にビタミン不足してないって」薔薇水晶「・・・・もう入れちゃった」ジュン「・・・まあ別にいいか」薔薇水晶が握っていたのはピンク色の小瓶でした。
ベジータ「前回は失敗したが・・・・今回は即効&超強力媚薬だ!!」
天井裏ベジータ(やってやる、やってやるさ!)真紅「喉が渇いたわね・・・ジュン・・・はまだ着てないのだわ・・・」蒼星石「僕が入れるよ、えーと、お湯は入ってるかな・・・?」カパベジ(今だぁああ!!)ポタ蒼星石「うん、沸いてるね・・・そ~略~
ベジータ「よし!今だ!!」ガバベジータ「いやーどうもどうもお嬢様方・・・貴方達のベジータでございます」
翠星石「だ、だめです・・・私は・・・ジュンが・・・」蒼星石「わかってる・・・だからさ・・・今度は三人で・・・」ベジータ「( ゚д゚)」
真紅「や、やめなさい・・・わ、私は・・・ジュンと・・・」雛苺「うー・・・ジュンも真紅も大好きなのー・・・」金糸雀「かしらー・・・」ベジータ「( ゚д゚)」
水銀燈「あ、きゃ・・・ちょっとぉ・・・わ、私は・・・ジュンを・・・」雪華綺晶「私だって・・・だけど・・・銀ちゃんも・・・」薔薇水晶「・・・・・みんな大好き」ベジータ「(゚д゚)誤算だ」
ポンポンベジータ「(゚д゚)?」梅岡「・・・・・・うほ」ベジータ「(;゚д゚)」
-間-
ガチャジュン「悪い遅くなった」薔薇乙女「「・・・・・ジュン」」ジュン「え、ちょなんか様子が・・・」薔薇乙女「「皆一緒なら・・・幸せだよね?」」ジュン「・・・・え?」
梅岡「僕達はずっと一緒だよ・・・ベジータ」ベジータ「ここからが本当の地獄だ」
水「女子校生スレは無いけどぉ、明日は学校よぉ♪」薔「銀ちゃん迎えに行くね!」
翠「蒼星石!明日の宿題まだ終わらない教えろです!」蒼「自分でやらないと」
紅「ジュン!明日はちゃんと起こしなさい!」ジ「勝手に起きろよ!」
雛「ZZZZzzzz」巴「雛苺の寝顔可愛い~♪」
金「明日こそ楽してジュンのハートは頂かしら~」
真「ちょっとジュン!紅茶を入れてきて頂戴!」J「だ~か~ら~!何で毎日毎日僕が入れなきゃいけないんだよ!」蒼「い、いいよジュン君!僕が入れてくるから・・・ジュン君はゆっくり休んでて!真紅?ダージリンでいいかな?」真「えぇ。有難う」ガチャッJ「蒼星石は偉いなぁ~。お前も少しは蒼星石を見習え!」真「やあよ。」J「ったく、同じドールなのになんで性格が違うんだよ。」その頃、蒼星石蒼「え~と、紅茶の葉は何処かな~?・・・あ・・あった・・・」翠「蒼星石ぃ~?何やってるデス??」蒼「え・・紅茶を入れてるんだよ?翠星石も飲む?」翠「ん~、翠星石は・・・♪」蒼「・・・ひゃあ!!」ガタン! ドサその場に倒れこむ蒼星石翠「蒼星石の唇を・・・♪♪」蒼「・・・んん~!!!???」(翠星石ー!?)
雛「3月3日って何の日?」紅「一般的に桃の節句というのだわ。奇数月の奇数日が節句っと言うのよ。」ジ「詳しいな…なんで知ってるんだ?」紅「ヒントは天才。くんくん情報は流石なのだわ」ジ「3月3日休みじゃないよな~5月5日は休みなのにな…」紅「さぁ?どうしてかしらね」
スレ違いかもしれないけど、薔薇乙女が戦闘機パイロットだったら 五番機・真紅 <<JUM、紅茶を淹れてきて頂戴>> AWACS・JUM <<ちょwww今戦闘中wwww>> 六番機・雛苺 <<敵機を撃墜した分だけうにゅーくれるってトモエ司令官が言ってたの~>> <<だからたくさん敵機落とすの~>> 三番機・翠星石 <<あの敵機ちょこまか動きやがるですぅ!、絶対落としてやるですぅー!!>> 四番機・蒼星石 <<姉さんの飛行はいつも危なっかしいなぁ>> 一番機・水銀燈 <<あの敵機、戦闘中に直線飛行なんておばかさぁ~ん>> 七番機・薔薇水晶 <<…銀姉さまの後ろには誰も付かせない…>> 二番機・金糸雀<<楽してずるして敵機撃墜かしらー♪…って後ろに敵機が居るかしらー!!!>>
ある朝の風景 真紅・水銀燈Ver水「今日はテストねぇ。面倒くさいわぁ。」JUM「ははは、仕方ないよ。決まってるんだし。」水「ねぇジュン、一緒に休んでどこか出かけましょうよぉ?」JUM「いや、流石に其れは…。それにほら、みんなに会えるじゃない?」水「ジュンは私と居るのが嫌なのぉ?」真「いいから真面目に行くのだわ。其れにすぐ終わるでしょう?」水「えー。怠ぅいー。」真「私たち学生の本業は学業。そのもっとも大切な試験を欠席して良いと思ってるの?」水「だぁってぇ、ジュンと一緒に居る時間の方が大切なんですものぉ」真「試験を欠席してまでジュンと一緒に遊ぶ…誰かは其れを、サボリとも云うのよッ!」 ガ ッ 真紅の渾身の右ストレートが水銀燈の左頬に突き刺さる。その勢いは水銀燈の身体を浮かせ、塀に叩き付けた。JUM「殴ッ…!!ちょっと真紅、グーで殴らなくても…」
真「ふん、このぐらいで丁度良いのだわ。私の下僕にちょっかい出した報いなのだわ」JUM「そっちが本音かよっ!」思わず突っ込むジュン。水「しぃんくゥゥ…よくもやってくれたわねぇッ!」のそりと立ち上がり憤怒の形相を浮かべる水銀燈。その姿はまるで黒い羽の生えた悪魔のようでしたと後にJUMは語る。真「あら?暴力はいけないのだわ。」JUM「お前が其れを言うか……」平然と述べる真紅にもはや呆れるしかないJUM。水「問答無用!叩きのめしてあげるわっ!」真「ならこれは正当防衛だわ。」激突する二人の乙女、そして当然のように巻き添えを食らうJUM。何のかんので試験に遅刻した三人だった。
後日、追試の勉強会にて水「あーん、追試なんて面倒くさいわぁ」JUM「仕方ないじゃないか。っていうか何で僕まで…」真「あら、主人が追試を受けてるのだから下僕も受けるのは当然ではなくて?」JUM「其れ理由になってないと思うンだけどなぁ…ま、いいか。」水「JUM~、此処教えて欲しいわぁ」真「水銀燈、そんなのも分からないの?」JUM「じゃあ真紅は分かるのか?」真「ぅ…は、早く教えなさい!」JUM「はいはい、でここはね……」苦笑を浮かべながら解説していくジュン「偶にはこんなのも良いか」とそんなことを思った或る冬の日の一コマだった。終
夏祭りの季節ですな。金魚すくい雪「おじさん、掬った分だけ食べて良いかな?」お「お嬢ちゃん、そいつぁ聞き捨てならねぇーな!」雪「おじさんの…けちんぼ……」りんご飴翠「こんなの食べたら、太るですぅ」蒼「大丈夫だよ、翠星石は胃下垂だから」翠「そんな病気なった覚えはねぇーです!」射的薔薇「……こんなの、一発でKOだし」全部的を外しました。水「残念だったわね~。くだらない景品でも、記念にはなるわぁ」薔薇「……腕が落ちてしまった」くじ引き金「カナの強運で、ずるして楽して、豪華景品ゲットかしらぁ」雛「金糸雀には、無理なのぉ~」真「もう良いでしょ?飽きたから、帰るわよ」金雛「え!?」
ジ「ちょ、何を…!」薔「…ハムハム(耳を噛んでる」雪「…フー(耳に行きを吹き掛ける」銀「…ペロペロ(首筋を舐めてる」
お化け屋敷にて翠「うぅ~」ジ「どうした?怖いのか?」ニヤニヤ翠「べ、べつに怖くねぇですけど・・」ジ「ふ~ん、じゃあ聞くけど僕の手を握る力がドンドン強くなってるのは気のせいか?」翠「き、きのせい」物陰から勢いよく飛び出してくるお化け翠「きゃ~~~(><)」ジ「へぇ~造り物にしては良くできてるな~ん?翠星石なんで座ってるんだ?」翠「お、驚いて腰ぬけたです・・・」ジ「しょうがないな~」翠星石を抱き上げるジュン翠「えっと・・・普通におぶるです(///)」ジ「やなの?」翠「嫌じゃねぇですけど・・・恥ずかしいです(///)」ジ「嫌じゃないなら行くぞ、腰ぬかした奴がワガママ言うなw」翠「はぃですぅ(///)(つか顔ちけぇです)」ジ「翠星石」ちゅ翠「なんで、ん」翠「ぷはっ・・・不意打ちとは卑怯です、今度は翠星石の番ですよ(///)」チュウはいはい出口出口雛「あぁ~翠星石とジュンがチュ~してるの」金「ショックかしら~」真「・・・・・驚きと悲しさで言葉もでない」蒼「姉さんは僕のなのに・・・##」水「私には薔薇しぃがいるわぁ(ちょっとショックゥ)」薔薇しぃ「お姉様(///)」雪「はらへった」
J「♪歌を忘れたかなりあは~」薔「♪後ろの山に棄てましょか」金「ちょ・・・やめて・・・冗談かしら?」
「ソースは私に任せておいてぇ」今日の家庭科は調理実習。スパゲッティを作るとのことだった。班員は真紅、水銀燈、金糸雀の3人。「そうね、それじゃあ任せたわ水銀燈。金糸雀はパスタを茹でて頂戴」「おまかせかしらー」真紅がスープ、水銀燈がミートソース、金糸雀がパスタ作りに取り掛かる。それぞれ分担して作業をする中、水銀燈はあることを考えていた。「(今日はこの『象をも殺すタバスコ』で、真紅程度イチコロよぉ)」ようするにいたずら心満載だった。「スープは出来たわ。金糸雀、パスタはどう?」「アンデル・・・アルデ・・・最高の出来かしらー」「ソースもできた、水銀燈?」「もちろん、(色んな意味で)準備万端よぉ」「それじゃあ盛り付けて、早速頂くかしらー!」盛り付け、並べ、フォークとスプーンを準備して、あとは食べるだけの状態。「頂くのだわ」最初に真紅ががっつくことも、水銀燈の読み通りだった。「はぁい、死ぬほど召しあがってぇ」「あ、カナ、お茶の準備する」「あら、気が利くじゃない。私は先に食べてるわよ」「(もう真紅ったら、早く食べなさいよぉ・・・うふふふ・・・)」「・・・ぱく・・・もぐもぐ」「(どきどきするわぁ・・・)」「・・・辛!いや、痛いのだわ!」「あーはっはっはっ!引っかかった引っかかった真紅ぅ!」予想通りの反応に、水銀燈は大喜びだった。「全くこうもうまくいくとは思わなかったわぁ!なぁにその顔、おかしいったらないわぁ、あはは・・・ぱく・・・こはっ!辛!」同じソースを使っているのだから、自分のも当然辛いに決まっている。そんなことに気付かなかった自分を悔やむことも忘れ、悶える真紅の横で、転がりまわる水銀燈。その様子を見ていた金糸雀は、カップからお茶を溢れさせ続ける形で固まっていた。
あぁ、なんて自分は運が悪いんだろう、と蒼星石は心の底から思っていた。「なんで僕が」「いいじゃなぁい。それより、作ってくれた?」「はぁ・・・はい、サッカーボール型爆弾。扱いには注意してね」「??どうやって使うの?」「目標に投げつけて、このリモコンのスイッチを押すだけ。人のいるところで使っちゃだめだよ」「うん、ありがとぉ。それじゃあね。これで真紅もお終いよぉ!」去って行く水銀燈を尻目に、蒼星石はもう一度大きなため息をついた。「しーんーくー!遊びましょ」「うるさいわね、大声出さなくても聞こえてるのだわ」「ねぇ、ドッジボールしない?」「サッカーボールで?悪いけどいま忙しいのだわ」「はぁい、ぱーす!」「きゃ!もう、仕方のない子ね・・・」ボールを真紅に投げた後、水銀燈はいそいそとリモコンを取り出した。「えぇっと、なんだったかしら・・・あ、そうそうスイッチを・・・」「水銀燈!投げたわよ!ちゃんと見てないと危ないわ!」「ちょっと静かにしてぇ・・・わかってるわボールくらい・・・機械って苦手なのよぉ」どうも機械の扱いは苦手なようで、水銀燈は手元に集中したまま、ちらっとだけ真紅のほうを見た。そのままパシッ、とボールを受け取り、ポチッ、とリモコンのスイッチを押した。ドーン!と大きな音を立て、サッカーボールが爆炎と煙をあげた。「水銀燈!!なんでサッカーボールが・・・」しばらくして煙が晴れ、大の字で倒れる水銀燈の姿があらわれた。「けほっ・・・やるわね真紅ぅ・・・」「アフロで済んだからよかったものの・・・まさか!?水銀燈、私を守って・・・」あぁわかった、アホなんだこいつ。しかし、本当にアホなのは真紅だけだろうか。一瞬そう思ったが、水銀燈はすぐに考えを打ち消した。だって、なんか悔しいから。一方そのころ蒼星石は、爆弾の威力を上げておけば平和になったんじゃ、とかそんなことを考えていた。
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