水銀燈短編25
昨日同じクラスの男子に万引きを見られた。どうでもいいことであった。見られることをふくめてよくあることなのだから。さっそく次の日呼び出してみると『誰にも言わないから』と、ありきたりな台詞を吐いた。『そのかわり・・・』ほらきた、その代わりの条件。毎度毎度男というのは懲りないものだ。俺と付き合ってよとでも言うつもりだろうか、顔がいくぶん真剣なものとなっている。「なぁにぃ?」と、あくまで従順な態度を見せたままで聞き返す。男に自分のペースに持ち込んだと思わせたら勝ちなんだ。こういうものは。『もう二度としちゃだめだよ』「ふぇ?」私はあまりにも予想外な答えだったので変な声を出してしまった。メガネの男子はそれだけ言うと扉を開けて出て行ってしまった。私は今までに無い『その代わりの条件』にあきらかに戸惑っていた。今までの男達は皆『俺と今度デートしてよ』やら『俺とつきあって』といったものばかりであったから。私はそういうのをとりあえず全て受け入れて、そして肝心のところではぐらかして煙に巻いてきた。今回も同じはずだった。なのに、出された条件はもう二度と万引きをしないこと・・・「どうすればいいのぉ」律儀に守る必要なんてなかった。だけど破るのは何故か気がひけた。結局しばらく考えて今日だけはしないことということに落ち着いた。けど、この日以来私が万引きをすることはなくなった。今日もまた、彼に話かける女子に冷たい視線を投げかける休み時間。まだ私は彼にペースをにぎられたままらしい。
『言葉は、要らない』まるで宇宙空間に放り出されたかのように、呼吸が出来なくなる一瞬を私は知っている。そんな時は言葉まで凍ってしまって、貴方には何一つ私のことなんて伝わらないのではないかと思ってしまう。私はいつも過分な愛情を乗せた言葉で貴方と触れ合ってきた。『好き』というのも日常茶飯事、貴方はあきれたように『はいはい』と冷めた言葉を返す。いつからだろう、それが無性につらくなったのは。いつからだろう、息を失い言葉を無くす瞬間に気付いたのは。それはたぶん私自身、『好き』という言葉に想いを込めるのを忘れてしまってからなのだ。ただ彼と出会って言葉を交わして、おきまりのように『好き』ということに慣れてしまって。肝心の想いは少し遠いところに置き忘れたままなのだと気付く。早朝の通い路、変わらぬ彼の背中を見つけて駆け寄るが、数歩手前で立ち止まる。呼吸がとまるのが怖い、言葉が凍るのがつらい。いつも心を忘れたままたやすくかけられた言葉がでてこない。仕方なく少し離れて私は歩いた。どれだけの時をそうしただろうか。彼の背中を瞳にとらえ続けるうち私の唇が自然に動いた。『ジュンのこと…本当に大好きよぉ…』しぼりだすようにわずかに、つぶやくようにかすかに零れ出た言葉。いや違う、これは想いだ。置き忘れてなどいなかったいつもここにある想いが今あふれている。そして、あんなにも小さな、祈るようにはかない想いが彼を振り向かせる。おそらく聞こえなかっただろう。でも彼は振り向いてくれた。言葉はいらない。精一杯の笑顔で駆け寄った私に、彼もまた最高の笑顔をくれたのだから。
ジ「『すいぎんとう』って漢方薬の名前っぽくない?」め「ああ、確かにw」ジ「風邪、肩凝り、神経痛に、〇〇製薬の『水銀湯』」め「それっぽいwでもなんかその字は身体に悪そうwww」銀「誰が身体に悪いってぇ?」め「ひゃあ!」銀「ジロリ」ジ「……イエ、ナンデモアリマセン」銀「よろしい。あ、めぐぅ。差し入れ持って来たわぁ♪」ジ「……身体というか心臓に悪い」
水銀燈からローゼンメイデン代表としてメッセージがあるようですはぁい♪皆様、乳酸菌とってるぅ?この度は『ローゼンメイデンが普通の女の子だったら』1000000hitということで、皆様にローゼンメイデンを愛してもらったことを誇りに思い、ローゼンメイデンを代表して御礼をさせてもらうわぁ♪えっと、原作やアニメでは私が皆と仲良くしている描写なんかは全くないけど、こっちでは一杯書いてもらえて結構嬉しかったりするのよねぇ。では、これからも『ローゼンメイデンが普通の女の子だったら』とローゼンメイデン第一ドール水銀燈をよろしくねぇ♪to.スレや、wiki専の皆様 from.ローゼンメイデン代表 水銀燈
外から虫の鳴き声が聞こえる、真夏も過ぎたとはいえ少しばかりまとわりつくこの暑さが睡眠の邪魔をし寝つけないでいる、外からの自然の音を楽しむのも一興だが私は隣で寝ている水銀燈の規則正しく聞こえてくる寝息に耳をかたむける暗闇に目が慣れているのもあるが窓から指し込む月のため、その端正な水銀燈の顔楽しむことが出来る胸の位置を見ると起伏が出来ており掛け布団が動いている水銀燈が近くに感じられる、この幸せを噛み締めながら月明かり照らされる顔眺めているとどうも悪戯をしたくなってくる先ず、ほっぺたを人指し指手つっついてみる柔らかなそれに指先が埋もれる、指をはなすと弾力のある頬が幾分か震えるそんな動作を何度も繰り返し、ときたま耳たぶをくわえるように唇で挟む「んっ・・・」彼女の唇が僅かに動き甘い息を漏らしやや、目尻にしわを刻ませるそんな水銀燈をもっと近くで感じるために腰辺りに足を、彼女の顔の横に手をおき組倒すような形でよつんばいになり、暫く眺め唇を奪うために静かに顔を寄せる彼女の寝息がかかるか否かのところに差し掛かったとき、いきなり唇をふさがれた続いて、腰に手が回され互いのからだが密着し、二つの果実が胸板に潰れるなにが起きたのか数瞬分からずいると、彼女は唇を離すと「寝込みを襲うなんて、発情期の盛のついた犬並よぉ」やっと状況を把握し、やっとのこで「い、いつから・・・」と言えるくらいだった「はじめから起きていたわぁ」、その言葉にただただうつ向いているだけで、暫し沈黙があたりを支配する先に沈黙を破ったのは水銀燈だった「まったくしょうがないわねぇ、もう大人なんだからしかりしなさぁい」すると、水銀燈は私の顔をその豊満な胸に抱き寄せる「眠れないならこうそればいいわぁ」胸の中で彼女の匂いが微かに鼻をくすぐる、耳をすまさなくても聞こえてくる鼓動の声を聞くとなんだか安心し、いつの間に彼女の体を抱き締めていたまどろんでいく意識の中で「うふふっ、おやすみなさぁい」という声を聞きいつの間にか夢の中へと溶けこんでいた
私は楽な暮らしを望んで今ここにいるのだと思っていた。服飾デザインをする彼にモデルを頼まれ、ただ洋服が可愛かったからという理由でそれをうけ、大成功した彼に結婚を申し込まれて、ただ財産があったからという理由だけでそれを承諾したのだから。三年が経った今、私のお腹に宿ったこの命は貴方への契約の証といえるだろう。貴方の財で裕福に生きるかわりに貴方を愛する演技をし続ける。そんな契約を私はひとり思い描いて生きてきたのだから。けれどそれは昨日までの話になった。いやもっと前に終わっていたのかもしれない。身重な私を残して彼がパリに出掛けて2週間が経っていた。毎日かかってくる彼からの国際電話。しかし昨日はそれが無かった。彼の声を聞かない日などこれまで一度として無かったからだろうか、心に去来する不安や焦り。もし彼に何かあったら…そんなことばかり考える。もし彼に何かあったら私は生きていけないそう考えて、涙がこぼれて、ようやく私は彼を愛している自分を自覚するに至った。ほとんど寝れないままに朝を迎え、ふと気付いたように膨らんだお腹をさする。「ごめんねぇ、あなたに負担かけちゃったわぁ」再びあふれる涙と新しく生まれる感情。ただの契約だから…私は産まれくる子供が愛してはいけない、と無意識に意識していたのではないだろうか。そんな馬鹿な自己暗示から解けた今の、この愛しさこそが本当の感情。そう気付いたとき、かすかに響く扉を叩く音が耳にはいった。 私はすぐさま立ち上がり玄関へと向かう。―――仕事の帰りが朝早くになると、私を起こさないためだろうかチャイムを鳴らすようなことはしない彼。―――だけど本当は出迎えて欲しいのだろう、鍵を使う前に数回だけ扉を叩く彼。―――どんなに遅くなっても彼の帰りを待っていた私。―――いつもくすくすと笑いながら扉を開き彼を迎え入れた私。―――それはとても幸せな朝の光景。笑ってしまう、なんだ、ずっと前から彼のことが好きなんじゃないか。契約なんて言って自分をごまかしていただけなんじゃないか。玄関にたどり着いた私は、少しの不安といっぱいの期待を込めてゆっくりと扉を開く。そこには『ただいま』と笑う貴方の姿。『おかえりなさぁい』と涙声の私。驚いて『どうした』と慌てる貴方に縋り付いた私は『大好きよぉ』と初めてとなる心からの愛を彼に。彼は私を強く抱きしめて『知っているよ』と、ささやいてくれた。
些細な雑談もなくて ララライ ララライ 保守のないスレは生きてなどいけない素直になれなくても 保守をするときだけは 嬉しいはず
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J「こんなに楽しそうな水銀燈の邪魔なんかできないよ・・・僕が一人で保守しよう」
今朝もジュンと登校。ちょっとこの言い方は語弊があるかな。今朝も彼の後ろから、遠くから他の女の子たちに囲まれた彼のことを見つめながら登校、と言ったほうが正しいのだろう。でもジュンは私がいることを知ってるのだろうか。気付かないよね、きっと。私がいるなんて。突然振り向いた彼。私と目が合ってしまう。「水銀燈」「ふぇ?」何て間抜けな声を出してるのかしら、私は。ジュンが声かけてくれたっていうのに。「その、お前も…さ、一緒に学校行こう」なんという申し出。頭がくらくらする。今、私はちゃんと立てている?彼の傍にいる子達がぶつくさ言っているようだけど、気にしない。「…ありがとう」なんでもない朝の風景。私は彼の下へと駆け寄っていった。
一言保守 NG:ダーク?鬱?【水銀燈の独り言】「ジュン、私の愛しい人。」「貴方の愛するアリスは何処にいるのかしら?」「もし居るのなら見つかる前に……コロシテヤル。」
銀「ふぇぇん…」ジ「水銀燈、どうしたんだ?」銀「うぅ…これが泣かずにいられるわけないじゃなぁい…しくしく…」ジ「泣くなって、何があったかは知らないけど僕でよければ相談に乗るから。な?」銀「ジュン……ひぐっ…あのね…」ジ「うん。」銀「古田がね…ミスターヤクルトの古田が引退しちゃったのよぉ!!うわぁああああああん!!」ジ「……すまん、僕じゃどうしようもない…。」
銀『あっ…、立っちゃったねぇ』J「お前がイジるからだろう」銀『どうしよう…、私、触るの初めてで…』J「触り方がぎこちないな」銀『…困ったなぁ、このラジオのアンテナ。…あ、縮んじゃったぁ』J「壊れてるんだから仕方ないだろ」という保守
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