巴メイデン71~80
71巴「保守…と。…あなた、また来たの?」薔「…ああ月曜日…あなたは何故月曜日なの…」J「急になんだというんだ」薔「……ジュンがもう忘れてしまった悩みにうちひしがれてる…」J「…悪かったな」巴「その気持ちはわかる、かな」J「へぇ、意外だな、柏葉でもそうなんだ」巴「私も人並にね。部活動なんかで、休日はそんなに多くはないんだけれど」薔「…部活…剣道女がジュンと一緒は不釣り合い…。どう考えても、準ヒキコモリの私の方がジュンに相応しい…」J「ぼ、僕はヒキコモリじゃないぞ、ただ学校に行かないだけだ!」巴「わ…私だって、本当は部活なんて行きたくないし、休みの日は雛苺や桜田くんと一緒にいたいと思ってた…!」薔「思うだけなら政治家にもできる…。私は本当に行きたくなくなったらサボる…なんの躊躇もなく…」J「聞けよ!っていうかそこは躊躇えよ!」巴「しょ、小学校の頃に水銀の体温計いっぱい叩いて、無理矢理37度にしたことがあるわ…バレたけど…」J「柏葉もなにそんなことで張り合ってるんだよ!しかもなんかしょぼっ!むしろ幼年期の可愛い思いでだろそれ!」薔「甘い…私は月のものが酷くてって嘘ついた…当時齢にして9歳………ソッコーでバレた……まぁこれも幼年期の可愛い思い出…」J「その思い出は可愛くないぞ!?っていうかいろんな意味でやだよそんな小学生!」巴「く……私はこれから朝練なんてときには、今学校が火事とかになったら部活にいかなくてすむとか考えたことあるし…」薔「私は毎朝、三闘神が復活して世界が崩壊したら学校どころじゃないだろうなとか考えてる…」J「毎朝考えてるのかよ!?さすがの僕もひくぞ!?っていうかそんなことのために世界滅ぼしちゃうんだ!?」巴「ほ、本当に学校に行かなくて済む方法とか、けっこう悩んだりしたことあるし…」薔「私はそんなことじゃ悩まない…そう思ったときにはもう休みの連絡をいれているから…もし悩むとすれば… パソコンの前に座って…このままいじるべきか寝るべきか…それが問題…。どちらがよりジュンらしい生き方か…」J「仲良くしろよ、っていうか僕らしい生き方ってその二択なのか!?あーもう、お前らいったい僕をなんだと思ってるんだーっ!」巴・薔「ヒキコモリ」J「これはいい団結力」
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