巴短編4
雛「ねぇトモエ、寝る前に本を読んでほしいの。」巴「いいわよ。なら今夜は…『アンパン売りのヤスちゃん』って話をしてあげる。」雛「うわ~い♪」巴「昔々寒い寒いクリスマスのある街に…アンパン売りのヤスちゃんという男がおりました…」ヤス「アンパンいかーすか~?スゥ~っと極楽アンパンいかーすか~?」巴「しかしアンパンは全く売れません…」ヤス「うぅ…このままアガリなしで組に帰れば兄貴に指ツメされる…そうだ!こうなりゃこのアンパンを吸ってハイな気分になろう!」巴「ヤスちゃんは売り物のアンパンの袋に口をつけ、その空気を吸い始めました…すると…」ヤス「うぅ…あ…妖しい幻覚がぁ…」巴「ヤスちゃんの目の前にはこの世のものとは思えない幻覚が現れ…そのよく朝寒い街のかたすみで中毒死したヤスちゃんが発見されましたとさ…」雛「うわ~ん!ヤスちゃんがかわいそうなの~!!」巴「クックック…」
「ねえジュン君僕思うんだ、たぶん僕に接近戦で勝てる者は居ないと」そんな事を真剣な顔で言い出した蒼星石を見て、あー妄想癖も此処まで来ると天才だなと思った「真紅の拳の威力には負けるんじゃないか?」「それはあれさ………えーと……そうそう!彼女は例えるならソウルゲインなんだで僕はヴェイローズだよ」何が“で”なのかさっぱりわからんとりあえず明日のデートは目的地を映画館から病院へ変更しなくていけないようだ「だから僕の鋏みの間合いに入れば薔薇水晶だって、水銀燈だって、雛苺でもあっと言う間に」「言ったわね」「柏葉」「巴ちゃ」「黙れ!そして聞け、我こそは柏葉巴。雛苺の剣なり!!」おいおいおい何か怒りで我を見失っている御様子だぞ!?「お、おい!助けろなんとかローズ!」「む、む、無理!シールド事叩っ切られるよ!」「わけわかんないし、使えないな!自称最強!」柏葉の闘気のせいなのか「竹刀がとてつもなくでかく見えるんですが!?」「チェースト!!」衝撃の中、薄れていく意識でああ、絶対に病院連れってやると決――
巴「のりさん、最近私気付いた事があるんです」の「え?何かしら?巴ちゃん」巴「単刀直入に言います、私達の出番減っていません?」の「………」巴「目を背けないでくださいよ…」の「だって…だってね、元々原作真紅ちゃん達に対してアドバンテージは人間であることだけなのよ?それが真紅ちゃん達が人間になったら、もうどうやっても勝てないのよ…」巴「そんな…そんな事は無いですよ!持ち味を出せば」の「蒼星石ちゃん」巴「!」の「そして私は雛ちゃん、私の持っている持ち味は彼女達も持っているのよ……」巴「いや、いやぁ私も桜田くんと一緒に居たいの!ジュンの側が良いの!」翠「無駄なの、この空間(スレ)は私達の制御下にある、貴女に勝ち目は無いわ」
「えっとさぁ。」二人しかいない図書館。その静かな空間でジュンは話しかける。時刻は夕暮れ時。一瞬で過ぎ去るその緋色の瞬間のはじまり。基本的に無表情の少女-巴-は新作のラノベをテーブルに積み上げ淡々と読み進めている。ふとそのジュンの声が耳に入り、その方向へと視線を向ける。「何?」その声は落ち着いていて澄み切った音。このシチュエーションに感謝しながら、ジュンは一つの御願いをする。「ちょっと、笑ってみてくれない?」笑顔をみたい、とストレートにいうと一寸アレらしくワンクッションをはさんで頼む。言いたいところは一緒だが。その言いたいところを察知したらしく、巴は一瞬戸惑い乍らも頷いた。「え、まあ・・・いいよ。」そして、次の瞬間。ずきゅーん。ジュンの心臓を打ち抜く。巴が浮かべたのは何か含みを持たせたオリエンタルスマイル。それが直撃したらしい。「これでいい?」と表情を元に戻すと巴は再び本へと視線を落とす。ジュンの思考回路はというと所々がショートし、復旧操作をしているところだった。[プログラム復旧まであと5%][4] [3] [2] [1][0.プログラム完全復旧。エラー無し。]現実に帰ったジュンはキョドりながらお礼を述べる。「あ、・・・ありがとう。」いや、いいけど。と巴は返す。―二人きりだからできるようなお願い。こんな状況下でもなければ巴は頷かなかった。
―再び静かな空間。ペラペラ、と頁をめくっていた巴はふと手を止め、深呼吸をしていたジュンに、本から目線を外さず尋ねた。「私の御願いも聞いてもらっていい?」不意に話しかけられ再びびくり、としたジュンだったが、そこは平静を装い相手の反応を伺った。「ちょっと、耳貸して。」誰もいない空間ゆえに、そんなことをする必要はないのだが―と感づくのが普通ではあるが鈍いジュンにはそれがわからなかった。外は太陽が消える蝋燭の直前のように紅く燃え上がり、どこまでも空を緋色に染めていた。ジュンが言われたとおりに巴に近づくと「っ!」お互いの唇が触れ合っていた。外は濃い緋色が広がり太陽は沈もうとしていた。再びジュンの思考回路が9割方ショート。思わず肩を押して離れると、巴の顔にはしてやったりの笑みが浮かんでいた。強引にジュンは思考を現実へと引き戻すと"ああ。勝てそうにないや。"と心の奥底で呟く。最初は望んでいたこととはいえ、本当にやられるとこうも驚くものか、と。―ジュンは気づいていなかったが、巴が読んでいた本のページには。空は緋色から紫へと、そして蒼から黒へと色を変えていく。冬の一時。その帰り道にて。「そうだ。もう一つ御願い聞いてもらっていいかしら?」そういうと。―――仄かに漂う暖かさ。―End―
雛苺は巴の家で隠れんぼをしています巴「雛苺見~つけた。」雛「見つかっちゃったの~♪」巴「じゃあ今度は雛苺が鬼ね。」雛「わかったの~♪…あ、トモエ~、これって何なの~?」巴「ん?…こ、これって!?」雛苺は桃色をした丸みを帯びた先端のコード付きの小さな機械を巴に見せたそれは俗に言うピンクロー○ーであった巴「ひ…雛苺…これをどこで?」雛「うぃ?巴のおばさまのお部屋で見つけたの~。」巴(お…お母さん…///)雛「ねえねえ~、これなんなの~?」巴「えと…その…これは…そぅ!猫じゃらしよ!!」雛「うよ?猫じゃらし?」巴「そ…そう、こうやってぶらぶらさせて遊ぶの。」雛「うょ…うん♪わかったの~、じゃあ雛これからお外で猫さん探して来るね~♪」雛苺が○ーターを片手に部屋を出ていこうとする巴「だ…駄目ぇ!!」ガシィ!雛「え?きゃあ!!」それを阻止しようとした巴が雛苺を捕まえるが雛苺はバランスを崩し転倒してしまったその時…『ガラッ』J「お~い、柏葉~、頼まれてた参考書持って…き…」巴「あ…」ジュンの目にはピンクロ○ターを片手に雛苺にのし掛かる巴が映った…J「柏葉…その…ごめん…」ピシャッ巴「(な…何なの!?このデジャヴは!!)ちょっ…桜田君!誤解よ!お願い、待ってえええええええええぇ!!」ダッ巴は泣きながらジュンを追って部屋を飛び出して行った…雛「…にやり。」
巴「雛苺たちが人間のこのスレで、私の出番が少なくなるのはわかるの」J「ど、どうしたんだよいきなり…」巴「でもね桜田くん、よく考えてみて」J「…何を?」巴「真紅と一緒になったら、あなたは一生奴隷のように扱き使われるのよ」J「なななんの話だよ!」巴「翠星石と一緒になったら、きっと一日中喧嘩ばかりすることになるわ」J「だからなんなんだよ!」巴「雛苺は犯罪よ!」J「力こめていうな!だいたい僕は最初からあいつらなんて…」巴「そのはっきりしない態度がハーレムの原因なのよ! しっかりして、桜田くんと一緒になれるのはこの私しか…」銀「あら、ジュンじゃない。ちょうどよかったわぁ、ちょっと一緒にきてくれる?」J「え?今柏葉と話を…」銀「そんな目立たない女と話してどうするのぉ?ほらほら、行きましょうよぉ~」J「うわっ、ひっぱるなって、ちょっ…柏葉、ごめん、また後で…あーもう今行くってば!」巴「………水銀燈…そういえば原作でフラグたってたわね…忘れてた………」雛「…と、巴がすっごく怖い顔してるの~!」翠「そっとしておいてやるです。とりあえず保守ですよ。スレが続けばやつにもいずれ光が当たるかもしれんですから」
巴「私はまだまだ強くなれる」雛苺「と、いう訳で相手を呼んで来たの」雛苺が呼んで来た相手とは?1部DIOカーズ様エンヤ婆猫草プロシュートプッチ神父(ホワイトスネーク)リンゴォ巴「強杉ワロタwwwwwww」
短編一レス保守劇場巴「桜田君、何で私の出番が少ないの?」ジ「ここでは普通の女の子になった人形たちが主役だからな」巴「じゃあ何で原作でも普通の女の子の私はあんなに影薄いの?」ジ「基本的に人形がどうこうするって話だからじゃないか」巴「それなら私も人形になれば目立てるのかな」ジ「クールな所とか顔とか得物とかが蒼星石に似てるから劣化とか言われるのがオチだと思うよ」巴「…」ジ「じゃあ、柏葉のここでの活躍を祈って保守でもしとくか」
巴「桜田く~ん、捕まえてみて~♪」ジ「あはは~こいつ~♪」二「「あははは~♪うふふふ~~♪」」ーーーーーーーーー巴「うふふ…桜田くん…♪」雛「と、巴がこわいの~…」夢オチな保守
巴がジュンにお弁当をつくってきたそうです巴「ね、ねぇ桜田君、弁当を作り過ぎちゃったんだけど、よかったら一緒に食」薔「ジュン…お昼作ってきた。一緒に食べよ?」J「お、ありがとう薔薇水晶。ングング…うまいな…で、何のようだ柏葉?モグモグ」巴「なんでも…ない。なんでもないから」雛「トゥモエ?なんで泣いてるの?」巴「このお弁当しょっぱいよ…(´;ω;`)」
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