マッチ売りの少女
薔薇「あるところに雛苺という表ではマッチを、裏ではあぶって吸うシート型の麻薬、通称“苺大福”を打っている少女がいました。」
雛「マッチかってほしいのー、マッチかってほしいのー」不良A「へへ、ヤクくれ」雛「!!そこの路地までくるの」不良「十回分くれ」雛「十二万なの」不良「ざけんな!んな金払えるか!二万で十分だろ」雛「財布にはざっと二十万はあるの…」不良「ああ?てめぇにはかんけぇねえだろうが!とっととブツよこせや!!」雛「なめんなぁ!!!!!!!黙ってりゃガキが図に乗りやがって、調子に乗るななの!!!」ドカッバキッゲスッボクッボカッドコッ雛「このぐらいで許してやるの。代金は割り増しで十五万もらうの。文句はないなの?」不良「は、はい!!!!!」薔薇「というような日々をすごしていました。雛苺は養ってもらっている真紅に、規定のノルマを一晩ごとに収めないとひどい目にあいます。真紅はこの国一番の殴り屋、 通称紅鬼の血染めの真紅なのです」雛「ううー、今日はクリスマスの癖にヤクもマッチもちっとも売れないのー、このままじゃ真紅にバラされるの!!普段ならジュンの名前を出して鎮められるのに、よりによって今日はジュンに誘いを断られた上、くんくんクリスマススペシャルがキラ特別報道スペシャルに変わって機嫌最悪なのー!うゆー、どうすればいいのー?」
―――1時間経過雛「ちーとも売れないのー!!その上サツがガサ入れにきて逃げ切るのにだいぶかかってしまったのー!チクショー、暇つぶしにヤクをやるの!!」薔薇「雛苺はついに商品に手を付けてしまいました」雛「うわー、あったかそうなコタツなのー、入るのー!」薔薇「コタツに入ろうとするとヤクがきれ、幻覚は消え去りました」雛「ちっ、もう一回やるのー」雛「見えてきたのー、うにゅーが山盛りなのー♪た、食べるの!」薔薇「うにゅーを食べようとするとヤクが切れ、幻覚は消えました」雛「も、もういっかい」雛「今度はクリスマスツリーの下にうにゅーが…」薔薇「消えました」
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