翠星石短編25
「何やってるんだ、翠星石」「蒼星石のマフラーを編んでいるところです。それ以外の何に見えるですか」「妹に手編みのマフラーか。お前、本当に蒼星石が好きなんだな」「当たり前です。自慢の妹です。手ェ出したらタダじゃ済まねえですよ」「出さないよ」「なっ。お前にはあの子の魅力がわからねえですか? そのでかい眼鏡は飾りですか」「……どう答えりゃいいんだか」「ふふふ。それでですね、蒼星石のクロゼットの中がこれまた結構な乙女空間なのですぅ」「……」「こら。人の話はきちんと聞くですよ、ジュン」「あー、いや。今日の翠星石は楽しそうだなって思ってさ。なんかよく笑うし」「翠星石は妹バカですからね。たとえジュン相手でも、のろけ話ができるのは嬉しいのです」「そりゃあ良かった。最近ずっと不機嫌そうだったから、気になってたんだ」「……。不機嫌だったわけでは、ないですよ。ただ――」「ただ?」「こっちの話です! さあ今日は赤裸々に語っちまうですよ、蒼星石の少女趣味っぷりを!」「ま、プライバシーを侵害しない程度に頼むな」「翠星石。何かいいことあったの?」「別に。なーんにも、です」「ジュン君といっぱいお話できた?」「……見てたですか」「ううん。カマをかけただけ」「……! 蒼星石!」「あははははははっ」「笑うなですぅ! 蒼星石のおばか!」「あはは。ごめんね」「もっと、お話できるようになるといいね」「ちょっと、難しいですけど」「大丈夫。きっとうまくいくよ。だってさ」「何ですか?」「翠星石は、こんなに可愛い子なんだもの」「……本気でお前を嫁にしたくなってきたですよ」「ありがとう。大好きですよ、蒼星石」後日、秘密を思いきり暴露されたことを知った蒼星石が激怒。史上空前の姉妹喧嘩に発展したとか、しなかったとか――どっとはらい。
ring眩い光が差し込む部屋の片隅…何気なく目を向けた先にあるのは君と二人で撮った写真。その中で幸せそうに笑っている僕と君。写真の中の二人の指には君が買ってくれたおそろいの銀のリング。全てが楽しく、毎日が輝いていたあのころ…「こうやって二人でのんびりするのも久しぶりだな」「はい…ねぇジュン?」「ん?」「その…き…です…//(ボソボソ)」「ん?よく聞こえないなぁ?(ニヤニヤ)」「もぉっ…ジュンは意地悪ですっ!もう知ーらないですっ!ぷいっ!」「ごめんごめん……僕も翠星石が大好きだよ?」「なっ!?//…ばか//」でも…もう僕の隣に君はいない…ふと見上げた空はとても青く透き通っているのに、それとは対照的に僕の心は晴れなくて曇ったまま…気がつくと君の名を呟いていた。「翠星石…」もちろん返事は返って来ない。失って初めて彼女の大切さに気づくなんて…きっかけはとてもささいなこと。理由なんて思い出せない。どちらも意地っ張りで素直になれなかった二人はいつしかすれ違い、それぞれ別の道を歩くことになってしまった。別れの日。部屋を出ていく君の指にはあのリングはない。「じゃぁ…さよならです…」「あぁ…その…元気でな…」「ジュンこそ…風邪なんかひくんじゃねぇですよ?」「あぁ…」「それじゃ…さよなら」ガチャ…なくしたものは二度と元に戻らないとわかっていたのに…僕は彼女を引き留めることはできなかった。銀のリング捨てた細い指で君は誰に触れるの?銀のリング消えた僕の指は何を掴めばいいの?二人で過ごした甘い過去の時間でさえも今は僕を締め付け、心が痛む。いつしか僕は涙を流していた。もう会うことはないと思うけど、せめて僕の想いだけはどうか君に届いて欲しい…壊れそうな心抱いて、君の幸せを強く空に願う…
翠「うぅ~…寒いですぅ~…JUMの部屋、寒すぎですぅ~…。」J「…朝起きたらこれだもんな…これじゃ布団からでれないな…。」翠「ヒイィィッ!いっ息まで白いですぅ~!!このままじゃ凍え死んじゃうですぅ!」J「それは大げさだろw確かに寒いけど。」翠「JUMは翠星石が凍え死んでもいいと思ってるんですか!?この人でなし!!」J「あーハイハイ。死ね、ギュッとしてあげるから僕の胸の中で死ね。」翠「もうっ!!…しゃ~ね~からJUMの胸の中で死んでやるですぅ!!///」J「ハイハイw可愛い奴めwwww」翠「うっさいですっ!!///……はうぅ~…あったかいですぅ…。」J「そりゃ良かったな。……そろそろ暖房つけるか?」翠「そうですね~…もう少しこのままでいたいですぅ~…///」J「そっか……ま、翠星石が満足するまでこうしてるのもありかもな。」結局、二人が布団からでたのは日が沈んでからだったとさ。おわり
僕は窓の外から月を見上げる。遠くの空に見える月はもう眠りたそうだ。そんな僕の隣にはすやすやと眠っている愛しい人。普段はツンツンして憎まれ口ばっかり叩いてるけど、こうして無防備に眠っている姿はとても可愛らしい。「ん…ジュン…大好き…ずっと一緒なのですぅ…」あぁもう…さっきから寝言でこんなことばっかり…いや、嬉しいんだけどさ。自然と顔が赤くなり、鼓動が早まる。ねぇ…君は今どんな夢を見ているの?さっきからかすかに流れてくる愛しい君の唄に耳を傾けていると、外はもう朝になろうとしている。
でも…まだ僕は眠れない。それは寂しいからではなくて、ただ君の寝顔を見ていたいだけだから…その天使の寝顔を見ながら僕は問いかける。ねぇ翠星石…君の夢を聞かせてくれるかい?恥ずかしがったりしないで、そっとでいいから教えてほしいな?もし君が怖い夢の中で迷子になって泣いていたならキスで涙を拭いてあげる。君がどこにいても迎えに行くから…もし近い未来の夢を見て二人が結ばれていたら、それはきっと夢なんかじゃないから…また夜が来ても、僕はここにいるから…次の朝も二人で待とう?「えへへー…翠星石はジュンが大好きなのですぅ……むにゃむにゃ…」
ジュンのチビが引き込もって一年がたった思えばこの一年、ジュンを学校に連れ出す為に説得日々だっただけど今日は強力な味方がいる「今日は蒼星石を連れてきたです、あと何故か薔薇水晶も着いてきたです」「勝手に上がらせてもらうよジュンくん」「…いぇーい」「うるさい!なんて言われようが、誰を連れてこようが僕は学校なんか行かない。あんなところなんかに行かないんだ!」「そんな事じゃ将来生きてけいけないよ」「そうですぅこのままじゃジュンが死んじまうです!」「…じゅんいず…でっど……げーむおーばー」
「どうだって良いだろ!それにな、人間不味い飯でも我慢して食べて、眠くなくても寝て、リリカルの憂鬱を見ていれば生きていけるんだ!!」蒼薔「「?!」」翠「そんなの御両親が何時までもお前を養って」蒼「ジュンくんも見ているのかい!?」薔「のか?」ジ「もしかしてお前らも?」蒼「えへへ(///)実は文庫から一発でファンに」薔「エロゲー時代から見てきたぜー」翠「あの~」ジ「マジか?!原作やってないんだ今度貸してよ薔薇水晶!」薔「お安いごよう…だが変わりに今度のコミケは手伝ってもらう…同人誌を出す」蒼「僕も手伝って良いかい?一度売り子をやってみたかったんだよ」翠「蒼星石!?」薔「おっけぇ……どの衣装きる?」ジ「なあ?どんなの書いてる?」薔「今はキョン×クロノ」蒼「薔薇水晶もそのカップリングが好きなんだ(///」ジ「BLかよwwww」ガヤガヤワイワイ翠「………」次の日から翠星石が引き込りになった
我こそは~我こそは~スイセ・イセキ!翠星石「ジュン浮気した罰ですぅ!食らえですぅジョウロインパクト!」ジュン「ちょ!水満タンのジョウロは洒落」翠星石「大・粉・砕!」キラキー「あらジュン様がもったいないですわ、こんばんはハンバーグにしましょう」
「真紅!」「なに翠星石!?」「ついにスターが120個集まったですぅ!」「え?」「ヨッシーに会えたんですぅ!感激ですぅ!」「そ、そうなの……それはよかったのだわ……」「蒼星石にも知らせるですぅ!」翠星石は全力でどこかに走り去る「あ、ジュン……」「ん?なんだ真紅?」「翠星石が何言ってるのかわからないのだわ……スター120個とかヨッシーとか……」「ああ……(何で今更64マリオ?)」
僕らは双子だからテレパシーが使えるんだ翠「ジュン!」ジ「なんだよ翠星石、今からパンを買いに行くんだ、用事ならあとにしてくれ」翠「ふふーんそんな食事をパンですます悲しいお前に、今日は翠星石印の特性弁当をしかたねーからお前にやるですよ」翠(これで余裕にジュンゲット)蒼(流石だね姉さん)ジ「いや、今日はカツサンドの気分なんだ、じゃあな」翠(………)蒼(このヘンも流石だね姉さん)翠「………」蒼「OK姉さん時に落ち着け、流石にじょうろで殴ったら死
保守「翠星石の失言」蒼「あれ?翠星石何を熱心に新聞見てるんだい?珍しいね。」翠「む~……蒼星石ちょっとこれ見るですぅ。」蒼「なぁに?ええっと、SHAZ○NAのIZ○MUと吉岡○穂が結婚……ちょっと前にニュースとかでやってたね。これがどうかしたの?」翠「翠星石が気になるのはその下ですぅ!!」蒼「下?ああ、吉○さんのコメント…彼の男らしいトコに惹かれました。これ?」翠「そう!!それです!!あんなカマ野郎のドコが男らしいんですかぁ!?」蒼「それは…実はテレビの前だけの演技だったとか……」翠「いーや!あれは生粋のカマ野郎ですぅ!!あんな奴より蒼星石の方が100万倍男らしいですぅ!!」蒼「・・・・・・・・・・・・・・・・・そう・・・・・・・・・・」翠「?どうかしたですか?」
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