猫と猫みたいな子
ある日、僕は蒼星石の家へと行った。「なんで出ないんだ?」インターホンを鳴らすが中に居る筈の蒼星石からの対応が無い。何かあったのかもしれないがただたまたま家を空けてるだけかもしれないし勝手に入る訳にもいかない。僕はインターホンをもう一回押して家の前で立ち尽くす。そうやってると携帯にメールが入る。誰かと思ったら蒼星石本人。一体どうしたんだと思いメールを見る。「御免ねジュン君、勝手に家に入ってくれないかな」?何でだろうと思ったが蒼星石もこんなメールを送ってくるし家の中へと上がらしてもらう事にした。「おじゃまします」「ジュン君御免ね」
蒼星石の声が聞こえる。出かけてたんじゃないのか。じゃあどうして出なかったんだ?そう思って声が聞こえる方、蒼星石の部屋へと入る。「蒼星石どうしたんだ?」「シーッ!静かにして」どうしてと思ったが蒼星石の膝の上にいるもを見て理解する。「猫?」「うん」「猫飼ってるなんて聞いてなかったけど?」「昨日から飼い出したんだ」はぁと思いもう一度見てみる。正座してる蒼星石の上に猫がまるくなって寝ている。「もしかしてこれのせいでインターホンに出れなかった訳?」「うん、起こしちゃ悪いしね」蒼星石らしいといえば蒼星石らしいな。しかし蒼星石もそうだが猫も可愛いな。「少し抱かせてよ」「だーめ、寝てるでしょ」そう言いながら寝てる猫の顎をなでるとごろごろと猫ならではの音が漏れてくる。
「ごろごろ言うってこういう事なんだな」「うん、可愛いでしょ」確かに可愛い。僕も飼いたくなってきそうだ。「うーん、僕も猫触りたいな」「だーめ、慣れてないから起きちゃう」なんかこう駄目駄目言われてると我慢できなくなってくる。「じゃあこうしよう」僕は蒼星石の後ろへと回ってあぐらをかく。そして正座してる蒼星石のふくらはぎを掴みゆっくりと持ち上げる。猫を抱いてるとはいえ軽いので簡単に持ち上がるが起こさないように注意しないと。
「ちょ、ちょと……」「じゃあ猫が駄目なら蒼星石を抱こうか」こうやって僕があぐらしてる上に蒼星石が正座し更にその上に猫が居るという構図になる。「は、恥ずかしいよ……」「いいじゃない、蒼星石だって猫をそうしてるんだから」「も、もう……」
「ほら、猫を抱かせてくれなかった仕返しだ」
そう言って蒼星石の顎を撫でる。「ひゃっ……くすぐったいよぉ……」「駄目、蒼星石だって猫に同じ事やってるじゃないか」蒼星石は僕に顎を撫でられながらもずっと猫を撫でている。猫はその間ずっとごろごろ言っている。「だって可愛いもん……」「じゃあ僕も可愛いからついという理由で」「え、うー……」蒼星石も猫を撫でるのをやめないので僕もやめない。が、蒼星石の動く手が止まりスースーという声が聞こえる。「おや?どうしたんだい?」横から顔を覗き込んでみるとどうやら寝ているようだ。寝息が聞こえる。「あらら……どうしよう」といってもどうする事も出来ない。上に乗っかってるのでどうしようもない。
「どうしよう……」少しの間考えるがすぐに結論は出る。「別にこのままでいっか」そう思って右手であまり力を入れずに猫を左手で蒼星石の頭を起こさないように撫でる。猫はごろごろ、蒼星石はスースーと声を出す。「にゃー」猫が起きたのかと思いきや違う。どうやら蒼星石が寝言を言っただけのようだ。「ほんと猫みたいだな」そう言ってまた撫で始める。だけど途中から眠くなってきて僕は撫でてる最中にねてしまった。猫と猫みたいな子とのひと時
「にゃー」「にゃー」「にゃ?」「にゃーにゃー」「……」
僕は今、蒼星石の家に遊びに来ている。だが前のようにインターホンを鳴らしても出ないのでどうせ猫とでも遊んでるのだろうと思い部屋の中まで入ってきたのだ。そしてこっそりと後ろから覗いてみると予想通りにも猫と遊んでいた。と言うより……喋っていた。
「にゃー」
蒼星石が猫の頭を撫でる。にゃーにゃー言ってる蒼星石も可愛いな……。そんな事を考えていると蒼星石が猫に手で叩かれる。
「にゃー」「んにゃっ!」
「大丈夫蒼星石?」「にゃ、にゃい丈夫……って何でいるの!?」
蒼星石は顔を赤らめ恥ずかしがりながら聞いてくる。
「デートの約束をしていたのでご丁寧に インターホンまでしてノックまでして入ってきた」「そ、そんにゃ……全部見てたの?」「……ああ、ところで蒼星石。 ずっと猫とじゃれてた訳だよな?」「そ、そうにゃけど……」「にゃーにゃー言ってた訳だな?」「み、見てたでしょ……」「いや……何ていうか、言いにくいんだが」「にゃに?」
息を吸い一息吐いて落ちつく。正直これはこれでいいと思うのだが流石に言わなければなるまい。
「実は……」「にゃ?」「……口調が猫になってる」「そんにゃ事ある訳ないじゃにゃいジュン君、……あれ?」
途端に蒼星石は顔を赤らめる。あーこれは恥ずかしそうだな、恥ずかしそうだな。
「にゃー!」
そこは“ひゃっ!”とでも言うところだろうが今の蒼星石は言語が半分猫化しているので兎に角普通じゃない。
「ど、ど、どうすればいいの……?」「うーん……」
んなもんわからない。わからないから治らない。なら。
「そのままで良いと思うよ」「ふぇ……にゃんで……?」「こんなの暫くしたら治るだろうに。 だからそれまではそのまんまで良いよ」「う……けど……恥ずかしいにゃ……」
あ、やばい、可愛い。
「良いじゃない。だって僕ら二人しか居ないじゃない」「う……にゃ……」「にゃー」「ん?あ、御免ねお前も居たんだったね」
そう言って猫を抱いて蒼星石と僕の間にと置く。やっぱ猫も可愛いな。
「あーよしよし」
そう言い猫と蒼星石を撫でる。
「ぼ、僕は猫じゃにゃい……」
涙目で必死に反論してくる。
「はいはい、わかってる。けど猫みたいで可愛いよ」「にゃ、にゃー……」「にゃー」「お前は猫だよ、はいよしよし」
そう言って猫の顎の所をかいてやると顔を手になすりつけてくる。
「しかしどれだけの間にゃーにゃー言ってたんだ?」「さ、三時間……」「ははは……そんな長い間にゃーにゃー言ってればなぁ。」
顎の所を猫のようにくしくしとかいてやる。
「にゃ、にゃ……」
蒼星石も猫と同じようににゃーにゃー言いながら顔をなすりつけてくる。はは……行動まで似ちゃってるな。全く可愛いな。
蒼星石が翠星石の前で猫口調で喋ってしまっていざこざがあったのはまた別なお話。
今日は久々に蒼星石と外でデートしている。と言っても猫と離れるのが嫌っ!としつこく言ってくるので猫を籠に入れて公園へと出かけている。「犬は居るけど猫の散歩っていないよな……」「犬も猫も同じだよ、散歩させないと可哀想だよ」まぁ確かに蒼星石の猫は室内猫だしたまには散歩させないと辛いだろうな……。そんな事を思っているとちょうど座るに良さそうなベンチがある。いい男が居るわけでもなく危険はないので蒼星石に一緒に座らないか提案する。「あそこのベンチに座らないか?」「うん、いいよ。ちょうど猫さんの籠も置けるようだしね」やっぱりいつでも猫の事を考えてるんだな。そんな事を思いつつ蒼星石とベンチに座る。天気もよく爽やかな風が気持ちいい。「にゃー」猫もやっぱり気持ちいいようだ、外出させて正解だな。
「あら?可愛い猫なのだわ」ベンチに座ってると声をかけられる。金髪のツインテールという珍しい姿で目にぶちが入った犬を散歩させている。「どうも、猫さんも可愛いですけどあなたの犬も可愛いですね」「ええ、くんくんこそ至高なのだわ」蒼星石と女性が仲良くしている。犬と猫も見た所そんなに仲が悪そうでも無さそうだ。「それじゃあもう行くのだわ」女性がそう言って歩いていこうとする。それを聞いて蒼星石は籠から猫を取り出し抱きかかえる。そして手を持ち犬に向かって手を振らせる。「はい猫さん犬さんにばいばーい♪」そうやって手を振らせると犬もワン!と返事を返してくる。それを見て女性は微笑むと歩いていった。
「ほんと猫には甘いよな……」「んん?そうかな?」「うんうん、凄く」「そんな事ないよ、ねぇ猫さん☆」これがほんとの猫撫で声。凄い甘えよう。けど蒼星石はそれでも可愛いんだよな。「あら?可愛い猫に可愛いカップル」「ほんとほんと、羨ましいねぇ」そんな事を思ってると指を指されながら二人組みの女性らにそんな事を言われる。正直かなり恥ずかしい。その女性らは通り過ぎていった。「はは……可愛い猫に可愛いカップルだって」「うう……照れるよぉ」「けど実際蒼星石可愛いしな」「うー……」蒼星石は凄く恥ずかしそうにこちらを見てくる。これは相当効いたようだな。
蒼星石が猫を抱えたまま寄りかかってくる。「じゃあその可愛い蒼星石はジュン君に甘えちゃうよ?」上目遣いで見てくる。だからそれは反則だ。「じゃあこうしようか」僕は蒼星石の頭を自分の膝に置く。蒼星石は猫を抱えたままだ。「あ……」「ほら、たっぷり甘えていいよ?」「恥ずかしいよぉ……」「けどいいじゃない、猫だってまんざらじゃないみたいだし」猫は目を瞑って半分寝だしている。かなり気持ち良さそうだ。「うう……」「さてどうする?」「じゃあ……恥ずかしいけど甘えちゃうよ」そう言うと体勢を整えて本格的な膝枕となる。
「さて、猫さんも寝てるし僕も寝ようか……」「そうしなよ、僕は蒼星石の寝顔を見るだけで十分だから」「そ、そんな事言って……嬉しくないんだから」そう言い残し蒼星石は目を瞑りだす。暫くすると珍しく暖かい今日の気候もあってか寝てしまう。うーん、可愛い寝顔。そう思ってずっと見てると周りからかなりの視線が集中してるのに気付く。あーこれは確かに恥ずかしいな……。けどいいや、こんなに可愛い蒼星石と猫と居るんだから。あー、訂正だ。猫に“は”甘いじゃなく猫に“も”甘えん坊だな。秋の珍しく暖かい日のひと時
寒い夜。僕は蒼星石の家に泊まっている。今日も夜は寒い、なので僕は蒼星石と一緒に寝ようと思ったのだが……。
「……先客がいるんだな」「うん、暖かいよ」
猫というのは丸くなるイメージがあるようによく丸くなる。しかし横になって腕枕をしながら寝ることだってある。今の蒼星石の体勢を見れば分かるように右手を思いっきり伸ばしてその上に寝ている。
「ジュン君も入っておいでよ、逆側からね」「ん、ああ無論」
普段は青色ばっかの服を着ている蒼星石のピンクのパジャマという珍しい姿が可愛くて困ってしまう。僕は反対側から潜り込み猫を挟んで蒼星石と寝だす。
「暖かいなー」「うん、猫さんぽかぽか」「けど」
僕はそう言う蒼星石の口を自分の口で塞ぐ。蒼星石は不意をとられて目を白黒させている。
「少しは蒼星石でも暖まらせてよ」「も、もう……抱きしめるだけだよ?」「はいはい」
僕は猫を起こさないように下から腕を通す。猫の胴体が腕にのっかかる。そして手で蒼星石を掴みもう片方の腕で抱きしめる。
「寒いか?」「あ、暖かいよぉ……」
顔を赤らめた蒼星石が言ってくる。僕はまだ寒いので暖かい蒼星石を更にぎゅっと抱きしめる。
「はう……」
目が瞑れてきている。あー、もう少しで寝るな。思ったとおり蒼星石は少しすると寝てしまった。
「うーん、二人とも寝てしまったなぁ……」
猫は匹じゃないのか?というのは置いとく。まだあまり眠気が無い僕は猫にほお擦りをする。
「お前も可愛いな」
そうやって撫でたりしていると猫の寝息がやがてごろごろという音になっていく。気持ち良いとすぐにこう音を出す
「蒼星石はどうだろうな」
僕は蒼星石の可愛い顔を手前に寄せると頬に自分の顔を当てる。そして少し頬ずってしまう。無論、猫じゃないのでごろごろとは言わないが何かが聞こえてくるので耳を澄ます。
「何言ってんだ……?」
耳を近付ける。寝ているようだから恐らく寝言なのだろう。
「ジュン君……大好き」
確かにそう聞こえる。ああ、ほんとに可愛いな。
「僕もだよ」
僕は寝ている蒼星石に口付けをする。ついでに魔が刺して耳たぶをかむと少し震える。さて……そろそろ寝ようか。
「おやすみ」
そう言って僕は眠り始めた。
……ジュン君の寝たのを確認する。もう、寝てるからと言って色々しちゃって。実際は起きてるのに……恥ずかしいんだから。
「僕だって不意打ちしてやるんだから」
そう言いつつジュンに蒼星石は口付けをする。
「おやすみ……ジュン君」
「にゃー」「わ、わ……」
蒼星石は慌てふためいている。猫を自分の頭の上に乗せて遊んでいたら離れないのだ。猫の手は蒼星石の頭をしっかりとホールドしその位置に留まっている。うーん、凄い。
「ジュ、ジュン君どうしよう……」「そんな事言われてもなぁ……」
どうしようもない。必死に剥がそうとしても取れないのだから。
「ひゃぁ!」
蒼星石は悲鳴を上げる。あら……猫に目隠しされている。いきなり目の前がまっくらになった蒼星石は驚く。
「ジュン君……どこ……?」
頭に猫を乗っけて、更に目隠しされてオドオドしながら歩く蒼星石を見てると何処か笑えてしまう。
「ここだよ、ここ」
そう言うと僕の方向にとよたよた歩いてくる。
「ふぇ……頭が重いよ……」「だろうな、どうすればいいんだろうな……」「助けてよジュン君……」「猫が寝るまで待つしかないだろうな」
中々頑固な猫のせいか剥がす素振りはない。寝るまで待つしかないだろう。
「猫さん許してよぉ……」「にゃー、にゃー」
嫌ー、嫌ーとでも言ってるのだろうか?蒼星石に従うつもりは無いらしい。
「待つしかないな」「ふぇ……重いよ……」「まぁ椅子にでも座りなよ」
蒼星石の体をお姫様抱っこの形で持つ。猫が乗ってても軽いな。
「うーん……」
椅子に座らせると蒼星石は頭を後ろにうな垂れる。頭が重いからだろうな。しかし……写真撮ったらおもしろいだろうな。僕は目が見えてない蒼星石の隙をついて携帯のカメラを準備させる。蒼星石の姿勢を整えて撮影する。
「ふぇ……写真撮ったらやだよー!」「まぁいいじゃない、可愛いよ」「いくら可愛くてもやだ!」
恥ずかしい姿を撮られるのはやはり嫌なんだな。しかしそれでも保存。
「ちゃんと消したから」「ほんと……?」「ほんとほんと」
「うー……もうやだよ?」「はいはい」
たまには嘘ついてもいいよな。可愛くて可笑しな写真を撮れたのだから。
「うー……僕も疲れるから寝るよ」「わかったよ、猫が寝たら剥がしとくよ」「お願いね、おやすみ……」
そう言うと蒼星石はその姿のまま寝た。それから30分ぐらいするとようやく猫は寝だす。それを僕は剥がしといた。
写真を蒼星石の姉の翠星石に見せて笑かせてるのを見つかって半殺しにされたのはまた別の話。
「あ、こら待て!」「猫さん待ってよー」
僕らは今走っている。それも全力疾走だ。何で走ってるかと言えば情けないことに猫を追いかけている。蒼星石の猫は家猫なので外に出ることが非情に好きだ。だから、一瞬の隙を見せると……逃げる。家から脱走するんだ。
「はぁ……はぁ……早い」
無論、猫に足で勝てるわけなんぞない。僕らは途中の道でへばってしまった。
「ね、猫さん……」
そんな僕らを尻目に猫は遠くへと行ってしまった。
「うう……逃げたよ……」
蒼星石が呟く。さて、どうすればいいんだろうか……。
「うう……戻ってこなかったら……どうしよう……」
蒼星石が泣きそうな声で言ってくる。と言うかもう泣く直前だ。
「大丈夫、きっと大丈夫だから」「けど……」「僕が探してくるから蒼星石は家で待ってなよ。 連れ戻してくる」「……うん、猫さん……見つけてね?」「ああ、行って来る」
そう言って僕は先程猫が走っていった方向の方へと行く。正直、ほんとに見つかるか分からない。けど少しでも可能性があるのなら賭けない訳にはいかない。絶対見つけよう。一時間ほど探したのだが僕は結局猫を見つけれなかった。近くの公園や、住宅街の道や塀の上。色んな所を探したが居なかった。
「どうしようか……」
この事を蒼星石が知ったらかなり悲しむだろう。もしかしたらもう戻ってこないかもしれないのだから。僕は必死に蒼星石を慰める台詞を考えながら蒼星石の家へと戻っていった。そして門を開けると其処に猫が居た。
「……!」
僕は急いで捕まえる。にゃ、と気の抜けるような声を出しながらおとなしくつかまる。僕は家へ入り叫ぶ。
「帰ってきたよ!」
それを聞いたのか蒼星石は走ってこっちまで来た。そして優しい蒼星石が……猫を叩いた。
「にゃ!」「心配……心配したんだから……! 猫さん居なくなったら僕……悲しいんだよ……?」
蒼星石は思いっきり泣いている。いつも側に居る大事な大事な家族が居なくなったんだ。誰でも悲しむだろう。
「……ドアの前に居たよ。 脱走してもちゃんと帰ってくるんだから……猫も蒼星石が好きなんだよ」「……うん、けどもし……」「うん、けどもしなんて事にはならなかった。 だから猫……許してあげよ?」「うん……」
蒼星石は猫に視線を移す。
「もう……こんな事しちゃ駄目だよ……?」「にゃー」
何ていってるかはわからないが猫は返事をした。
「ジュン君も……猫さんも……僕凄く好きなんだから……」
泣きながら蒼星石は言った。寂しがり屋の蒼星石、ずっと……居てあげなくちゃな。そんな事を僕は思った。
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