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ジュンは決意をきめた。 ジ「さらば!男という名の肩書き!」 『ガバ!ガサガサガサ』 水銀燈の服を、勢いよく着ていった。 銀「何だかやかましいわねぇ。私の服に興奮してるみたいねぇ。」 水銀燈の軽い冗談に、 真「そんなわけ・・・、お風呂にもまだ入ってないあなたの汚い服なんかで、ジュンが喜ぶわけがないのだわ。」 雪「ジュンは、私が満足させます。」  むきに噛み付く二人。 銀「あらぁ、冗談なのにぃ・・・こわぁい。」 真「う、うるさいわね。」 雪「今のは、忘れてください。」  その二人をからかう水銀燈。 一方、ジュンは・・・ ジ「一応着れたけど、これ、でかいなあ・・・」 ジュンより15センチは背が高い水銀燈の服である。もちろんぶかぶかだ。 下は、すね辺りまで下りていて、手は指を伸ばしてやっと手首の部分に届く程度である。 胸は、あるわけがないので、そこだけ妙にダボっていた。 あの三人は、そこがまた、たまらないようだ。 ジ「これ、よく考えれば、水銀燈がさっきまで着てたんだよな・・・。」  手を出すために手首の裾を引っ張りながら考えるジュン。そう考えると妙に興奮し出すジュンの体。 ジ「ちょwwwまずいってwww今からあいつら呼ぶのにwww。」  健全な男子の、ごく普通な反応をし始めるジュンの体。 ジ「まあとりあえず先延ばしはもう出来ないし。そうだ!・・・よっと。これで分からないかな・・・。」  ジュンは鏡でよく確かめる。よく見なければわからない程度には誤魔化せている。 ジ「ゴク・・・呼ぶか・・・。も、もういいぞ!」  『ドタドタドタ、ガチャ』 銀「遅いわねぇ。そのくらい、早く着なさいy」 水銀燈がドアを開けたとたん、動きを止めた。異変に気づいた真紅。 止まっている制服姿の水銀燈を押しのける。 真「水銀燈、いったいd」  同じく動きを止めた真紅に気づき、ジュンを見ようとする雪華結晶。 雪「お二方、どうされm」  三人は動きを止め、ジュンを見る。 ジ「な、何?」  ジュンは顔を真っ赤にして尋ねた。 銀「あなた、いいセンスもってるじゃなぁい。」 真「男なのに、何故そう似合うの?」 雪「ジュン様~!」  雪華結晶は、真っ先に飛び出して、ジュンに抱きついた。 ジ「ちょ、やめろ!」  (まずい、ばれる!) 雪「いやですわ!・・・。あら?」 ジ「あ・・・。」  ジュンの抵抗むなしく、ブツの異変に気づかれてしまった。

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