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<p>~Significant point~</p>
<p>朝、怠惰的な睡眠を貪りをやめ僕は起きだした<br>
いつもと変わらない朝。いつもと変わらない日常を迎える。まるで歯車の様に収まっている生活<br>
けどそれになんら不満などは感じていない。<br>
むしろ今の生活に満足をしている。<br>
未だに思い瞼を擦りながらJUNは着替えを済ませた<br>
そこでふと気づいた・・・<br>
J「(あれ?今日の準備・・・昨日のうちに済ませたんだっけ・・?)」<br>
JUNは寝惚けながらもそんな事を思い、昨日はとてつもなく疲れてベットに横になったのを思い出していた<br>
昨日は学校から帰る途中翠星石と今日は約束をしたんだった<br>
それに多少の不安と興奮に胸を躍らせていて疲れて寝たんだったかな?</p>
<p>最近JUNは物忘れが激しい。<br>
僕はちゃんと忘れ物がないかどうかを今日の予定を確認し、部屋を出て階段を駆け下りた<br>
リビングでは食事など用意されていた。肝心の姉は食事を済ませており部活へもう向かったのであろう。<br>
J「(朝っぱらからハンバーグかよ・・・)」<br>
JUNはそんな事を思いながらも毎朝こうやって食事を用意してくれている姉に感謝をしながら多少は重い朝食を済ませた<br>
暫くして一本の電話が掛かってきた<br>
その電話と取ると一瞬にして朝の静かな日常が打ち消された<br>
翠星石「ちゃんと今日は起きてるですね?準備はちゃんと済ませたですか?」<br>
など朝から実におせっかいなヤツからの電話だった<br>
J「もう朝食も済ませたし、準備もちゃんと出来てるよ。それより朝っぱらから電話だなんてどうしたんだよ?」<br>
僕は苛立ちながらも時計の針を見て驚いた<br>
時計の短い針はもう11時を刺していたのである<br>
J「あれ?もうこんな時間経ったのか?」<br>
翠星石「むぅぅ・・・いつまで経っても来ないからチビ人間の事だから寝坊したと思ってこうやって電話をかけてやったんですぅ!」<br>
ああ、失態だ。起きた時間からもう4時間も何をしてたんだろうと思いながらJUNは翠星石に平謝りをするとすぐに待ち合わせ場所へと向かった</p>
<p><br>
待ち合わせの場所へ近づくと一人の少女が手を振っていた<br>
翠星石「おーい、こっちですぅ!」<br>
彼女は手を振りながらJUNのところへ駆けていった<br>
J「お、おい。気をつけないと転ぶ・・・」<br>
そう言おうとした時には翠星石は足をつまづかせ、大きく前のめりになっていた<br>
翠星石「っう~~~~・・・」<br>
J「大丈夫かよ・・・・?」<br>
JUNはそう言うと翠星石に手を伸ばし、彼女を起き上がらせた<br>
翠星石は大きな怪我はなく、JUNにお前が遅れたせいだと文句を言えるぐらい無事であった<br>
二人は今日の予定通りに街に着くと翠星石の買い物を付き合わされた<br>
J「おい・・・・もしかして僕は荷物持ちで呼ばれたのか・・・?」<br>
僕は両手に一杯の荷物の重みに耐えながらもそんな言葉を翠星石に投げかけた<br>
翠星石「今日時間通りに来なかった罰ですよぉ~」<br>
彼女は小悪魔的に笑顔を僕に向けて、さっさと先へ行ってしまった<br>
暫く翠星石の荷物持ちをしながらも日が沈み始め、二人は帰路へ向かった</p>
<p>
その時JUNは異変に気づいた。僕達の足音とは別の足音が確かに聞こえる<br>
いや、それは僕達の足音に合わせてついてくる<br>
JUNは意を決して後ろを振り替えるとそこにはあまり外見から判断して窺わしい男が数人来ていた</p>
<p><br>
周りはもう日も暮れ、周りには人影が居ない・・・<br>
そんな不安な事を思った時には僕は強い衝撃を身に感じ、気を失った</p>
<p>J「(・・・・・)」<br>
目が覚めるとJUNは自室のベットに横になっていた<br>
夢か・・・。そう思いながらJUNはそのまま横になり、再び深い眠りに落ちていった</p>
<p>
そしていつもと変わらない朝。いつもと変わらない日常を迎えた<br>
学校の準備などをし、今日も一人食事を済ませ学校へ向かった<br>
教室に着き、昨日の悪い夢を払拭するかの様に翠星石に挨拶を一言<br>
J「おはよう翠星石」<br>
そこで1つの異変に気づいた。翠星石の顔には少し痣が残っていた<br>
J「どうしたんだよ・・・その痣は?」<br>
そう心配をして翠星石に聞くと<br>
翠星石「な、なんでもないですよ。気にするなです!」<br>
彼女はそう言うといつもとは余所余所しくJUNを置いて自分の机へ向かった<br>
J「(あの痣・・・どうしたんだろう・・・)」<br>
JUNはぽっかりと無くなった記憶を必死に思い出そうとしたがそれが思い浮かばない<br>
気づいちゃいけない。まだ幸せな生活を続けたかったらそれ以上は考えるのをやめろ<br>
『ガン、ガン、ガン、ガン』<br>
とJUNの頭の中で警告の鐘が鳴り響いていた</p>
<p>
JUNはしばらく何も考えずに、いつもとは少し違った日常を送っていた<br>
昼休みになりみんなと食事をし始めた。<br>
真紅「あら、その痣は何なのかしら?翠星石」<br>
真紅達も翠星石のその痣に気づき彼女に問いかけた<br>
翠星石「こ、これはちょっと転んでぶつけただけですぅ!それよりも早く食べないと昼休みが終わるですよ」<br>
彼女は真紅達の話をすり抜けると食事を始めた<br>
真紅「まぁ、貴方はそこまで言うなら私も何も言わないわ。それよりそんな転んで痣を作ったりなんてするのに貴方は本当にどこか抜けているのね。もう少し行儀良く出来ないのかしら?」<br>
バシンッ<br>
教室が静まり返っていた<br>
J「あ・・・・・」<br>
そこには手を振り上げた格好のままでいるJUN、そして事情を飲み込めて居ないみんなと僕に叩かれた真紅<br>
J「あ・・す、すまん・・」<br>
僕は自分でも何でそんな行動を取ってしまったのか理解できずにいた<br>
真紅「・・・・少し冗談が過ぎたわ。それよりもう食事は終わりにしましょう」<br>
そう言うと真紅は叩かれた頬を押さえると教室を出て行った<br>
みんなもその事態を避けるかのようにシン静まり返っていた</p>
<p>今日は翠星石達と甘いものめぐりに行った<br>
真紅の頬に打たれた痕があったので聞いて見たら<br>
「・・・気にしてないわ」と、そっけない答えしか返ってこなかった<br>
その後回りの空気も、微妙になった</p>
<p> 俺、何か悪い事したか?</p>
<p><br>
そうして次の日もやってくる<br>
いつもと変わらない朝。いつもと変わらない日常。ほんの少しで狂ってしまう歯車<br>
僕は少し頭に残る頭痛を残しながらも学校へ向かった<br>
J「おはよう」<br>
教室へ着く。いつもと変わらない。そんな些細な幸せを噛み締め今日の一日を過ごす<br>
昼休みには翠星石が作ってくれたお弁当をミンナにからかわれながらも食べ、楽しい一日</p>
<p>今日は学校に行った、翠星石の弁当がウマカッタ<br>
翠星石に近づいてくるヤツラが居た、うざいうざいうざいうざい</p>
<p><br>
いつもと変わらない朝。いつもと変わらない日常。それは特異点1つで変わってしまうかもしれない平和な生活<br>
ボクは学校へ行かないと・・・翠星石がマッテるんだ<br>
J「おはよう・・・・」<br>
いつもと同じ教室へ着く。周りからは具合でも悪いの?とみんな心配シテクレル<br>
ボクはいつもと同じく笑いながら楽しい学校生活を送った<br>
酷く気分が悪い。まるで違う世界に落とされた気分だ</p>
<p> 今日も学校へ行った。<br>
軽く翠星石の友達を叩いてしまった、机にぶつかって派手に転んだ。軽くしたのに、大げさだ。皆が冷たい目で見る<br>
まるでノイズの様音が耳から離れない、音が聞き取れない<br>
頭から離れない<br>
なぁ、この音は一体ドコカラ聞こえてクルんだ・・・?</p>
<p>
いつもと変わらない朝。いつもと変わらない日常。けどいつもとは違う<br>
体が軽い。今までボクは何かに捕らわれていたかのようだ<br>
俺は学校へ向かう<br>
『ガラガラガラガラ』<br>
J「おはよう」<br>
みんなと挨拶を済ませ終わった時またノイズが聞こえた<br>
水銀燈「もうぉ、やめてよぉ~」<br>
『ドン』<br>
翠星石「行き成り何するですか、痛いのです!」<br>
水銀燈が、翠星石を突き飛ばしていた<br>
翠星石が痛がってる<br>
水銀燈「あらぁ、ジュンおはよう、どうしt」<br>
『ガンッ!』<br>
水銀燈「きゃぁ!!」<br>
ボクは机を蹴り飛ばし、座ろうとする椅子の足を持っていた<br>
『ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!』<br>
それは気持ち悪い動きをしながら痙攣もしなくなり、周りの景色が変わった<br>
周りのノイズは一段と雑音を増し始めた</p>
<p><br>
うるさい・・・うるさい・・・うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!うるさい!うるさい!うるさい!<br>
周りには人の形をした騒音?<br>
ボクに触れるな。ノイズをボクに流すな。<br>
視界はクリアになり、ボクは気づいた<br>
ああ、「特異点」は「これ」か<br>
「これ」のせいでボクはおかしくなった。いや、それを消せばボクはいつも通り同じ生活に戻れる<br>
酷く興奮する。ボクは「特異点」を1つ消すたびに1つ思う<br>
この夢から覚めたら翠星石と遊びに行こう。そうだ、映画なんてどうだろう<br>
そしてまた1つそれを潰す<br>
彼女の手作り弁当は美味しいもんな<br>
辺りはいつもと変わった風景<br>
視界が赤い<br>
ボクはしらみつぶしに「特異点」を排除する。今までがなかった様にする<br>
1つ「特異点」を消す度に「それ」は床の色を変える<br>
ああ、なんて汚い。けどボクは「それ」をやらなくちゃ</p>
<p>以前にも似たような夢を見たことがある気がする・・<br>
たしか、翠星石にからんで来た「特異点」を消した夢・・・</p>
<p>ボクハ何度も動かなくなるまでそれらを叩き殺す<br>
水滴が教室を色鮮やかに変えていく<br>
あぁ・・・・忘れてた翠星石に朝の挨拶がまだだった・・・・<br>
ボクはその液体で汚れた手を服で拭き、彼女を見た<br>
翠星石「な、何でこんな事するですか・・?」<br>
ボクはフシギにオモッタ<br>
J「え?何でって、それは翠星石の為を思って・・」<br>
翠星石「嘘です!そんな事私は望んでないです!!」</p>
<p>何を言ってるんだ?この物体は。<br>
翠星石の皮を被った物はボクを不快にスル<br>
それ以上翠星石の声を使って喋るな。ボクは翠星石とこれから約束があるんだ<br>
そうだ、これも消さないと。せめてその大好きな人の形をした物に敬意を払いながらゆっくりと消さないと・・・・<br>
ボクはソレに手を伸ばし小さな首を・・・・・・・・・</p>
<p>周りが赤黒く染まってる<br>
J「はぁ・・・・全部消せたよ。翠星石・・・・もうこれで何も心配いらないよ・・・<br>
はは、あはははは、あはははははははははははははははははははははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」</p>
<p>
教室には特異点だった物達が床の色を変えながら転がっている<br>
ここでボクの意識が途切れた</p>
<p>J「これで、終わった・・・・・」</p>
<p>「はぁ・・・早く翠星石に会いたい・・・」<br>
「早く、目が覚めないかな・・寂しいよ・・」<br>
~END~</p>