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金糸雀短編8」(2006/06/10 (土) 07:55:56) の最新版変更点

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<a title="kanatanpen8" name="kanatanpen8"></a> <hr> <p>金「ジュンちょっといいかしらー?」<br> ジ「何だ?」<br> 金「たまにはカナのこともちゃんと見てほしいかしらー…」<br> ジ「僕はちゃんと見てるぞ」<br> ジ「ちなみに今日金糸雀は34回『かしらー』っと言ってるぞ」<br> 金「そんなにかしらーって言ってないかしらー」<br> ジ「36回目」<br> 金「(…本当かしらー)」<br> ジ「……37」<br> <br> <br></p> <hr> <br> <br> 金糸雀の授業参観<br> JUMの手には《授業参観のお知らせ》と書かれたプリントがある。<br> J「明日は金糸雀の授業参観か…昼飯食べたら行くか」独り言を呟くように言った。<br> <br> 翌日<br> 翠「お昼ご飯の時間ですぅ。腹が減って仕方ねぇです。皆早く食べるですぅ」蒼「そんなに急がなくてもお弁当は逃げないよ翠星石。」<br> 銀「蒼星石の言う通りよぉ、食い意地張ったお馬鹿さぁん」<br> 翠「うっせーですホルスタイン!」<br> 真「JUM、紅茶を入れて頂戴」<br> J「はいはいわかりましたよ」<br> 真「はいは一回なのだわ」<br> J「はいはい」<br> 真「はいは(ry<br> 蒼「まぁまぁいいじゃないか真紅。それよリ今日はカナちゃんの授業参観日だったよね?いつ行くの?」<br> J「昼飯食べたらすぐ。」<br> 蒼「じゃあ僕のノートみせてあげるね。」<br> J「ありがとう。助かるよ。」<br> JUMの周りを囲む美人達…水銀燈はスタイル抜群、毒を吐くのが双子の姉の翠星石、常識人の妹、蒼星石。紅茶大好きの真紅。<br> 彼女達は薔薇乙女と呼ばれ、学園の男に大人気だ。JUM達が通う薔薇学園は小・中・高・大とエスカレーター式で進学出来る。<br> ちなみに姉ののりもJUMと同じコースを辿った。今は結婚し専業主婦だが。そして今日は昼から、小等部に通うJUMの妹の金糸雀の授業参観があるのだ。<br> <br> <br> そして今日は昼から、小等部に通うJUMの妹の金糸雀の授業参観があるのだ。<br> 所変わって小等部の教室<br> 金「今日はJUMが来るかしら~」<br> 雛「トゥモエも来るって行ってたの~」<br> 薔「…お姉ちゃん…来るのかなぁ…」<br> 予鈴のチャイムがが鳴り、担任の先生が来た。<br> 「みんな~席に着いて~今日は授業参観だけど、いつも通り元気に頑張ろうね!」<br> 生徒達「は~い!」<br> 一人二人と生徒の保護者が教室に入ってきた。その中JUMは教室への階段を上がっていると、肩を叩かれた。<br> ??「あれ?JUM君も授業参観?」<br> ??「あら、そうみたいですわね。」<br> JUMが振り返ると巴と雪華綺晶がいた。二人ともJUMと同じ目的のようだったので一緒に教室まで行った。<br> JUMが教室に着く頃ちょうど本鈴のチャイムが鳴った。<br> 教科はどうやら国語のようだ。教科書を読むように言われた生徒が、所々詰まりながらも読んでいた。<br> 先「じゃあ…次は金糸雀ちゃん、続きから読んで」<br> 金「アバッキオはジョルノとじゅうしょくのかつやくによってぶじに、外の世界に帰って来る事ができました。」<br> 先「はい、ありがとう。金糸雀ちゃん、この時のジョルノ達はどんな気持ちだったのかなぁ?」<br> 金「ん~と、ん~と、ん~と…」<br> 手に汗握るJUM(カナ、ここでボケたら負けだぞ)<br> 薔「…ザ・ワールド…時よ止まれ」<br> 金「え~と、住職は偉大かしら~」<br> 先「そうね。雛苺ちゃんはどう思う?」<br> 雛「あ~トゥモエ~!!〈手を振る〉きっと住職もうにゅー食べたいと思ってるの~!!」<br> 巴「…雛苺…_| ̄|〇<br> 先「そうね、先生もそう思うわ。」<br> J「んなワケあるかい!!」ついにこのカオスにツッコミを入れたJUM。その時…<br> J・巴以外「(゜Д゜)」 J・巴「こっちみるな<br> 薔「(ツッコミは)無駄だ…無駄無駄無駄無駄無駄~WRYYYYYYYY~」<br> <br> <br> 金「う~ん、う~んかしら~(ドテ)出来ないかしら~」<br> 雛「うゆ~出来ないの~」金糸雀と雛苺は逆上がりが出来ずにいた。ずっと金糸雀の様子を見ていたJUMの眼鏡がキラリと光った。<br> J「カナ~逆上がり出来たら僕特製の甘~い卵焼き作ってやるぞ~」<br> 金「JUM…わかった頑張るかしら~トリャッかしら~」<br> 金糸雀の視界がぐるりと回転した。ストンと立った後尻餅をついた。<br> 金「で、出来たかしら~!」<br> ガッツポーズをするJUMと金糸雀を尻目に雛苺は逆上がりが出来ないまま授業は終了した。<br> ちなみに薔薇水晶は鉄棒に足を掛けたままずっとぶら下がっていた。<br> 授業が終わり、雛苺がパフェを食べたいというので喫茶店に向かう途中、薔薇乙女と会った。<br> その後はみんなでパフェと味わい、JUMの取り合いをしていた。<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 1年の価値を知るには<br> 楽してズルして進級かしらーと言って期末試験の答案を盗もうとして捕まった金糸雀に<br> 聞いてみなさい<br> <br> 1ヶ月の価値を知るには<br> 皆より早くにゲットかしらとかほざいて新作ゲームをフラゲしようとして失敗して予約忘れていて次の入荷を一ヵ月後と言われた金糸雀に聞いてみなさい<br> 1週間の価値を知るには<br> 金糸雀のスケジュール通りに動き「なんで三日で終わるはずの物が一週間かかったのかしらぁ」と呟いていた水銀燈に聞いてみなさい<br> <br> 1時間の価値を知るには<br> 皆との約束の1時間前にばっちりキメて出かけようとしたら荷物を用意するのを忘れていて結局遅刻した金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> 1分の価値を知るには<br> 明日は策士の力でジュンの隣に座るかしらーと夜更かししてたら寝坊して一分の僅差で飛行機に乗り遅れ一人修学旅行に行けなかった金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> 1秒の価値を知るには<br> ジュンが海外に留学するとき学校を抜け出して空港まで会いに行き、三年後の今ジュンの隣で笑っている金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> <br> 時間は待ってくれません<br> あなたの持っている全ての時間を大切にしなさい<br> あなたの特別な人と分かち合う時間を大切にしなさい<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> ジ「昼ご飯どうする?」<br> 薔「…近くのセイブで卵安売り…親子丼作る」<br> 金「待つかしらー!近くのセイブより隣り町のサンユーのほうが良い卵をさらに安売りしてるかしらー!」<br> <br> ジ「よしセイブ行くか」<br> 薔「…ごー」<br> 金「無視かしらー!いいかしらー!カナはサンユーいっておいしい卵買ってくるかしらー!」<br> <br> 金「自転車で隣り町は辛かったかしらー!」<br> サンユー店員「品切れです」<br> 金「(゚Д゚)」<br> <br> 金「べ、別にセイブでもいいかしらー…」<br> セイブ店員「売り切れです」<br> 金「(゚Д゚)」<br> <br> 金「…カナも親子丼食べるかしら…」<br> ジ「もうないぞ」<br> 金「か、かしらー!?」<br> 薔「…もう食べ物ないよ?」<br> 雛「ういー、カナーこれあげるのー」<br> 金「これは…ゼリーかしらー」<br> 薔「…晩ご飯までそれで我慢」<br> 金「かしらー…」<br> <br> ジ「にしてもゼリーなんて買ったっけ?」<br> 雛「去年のカブト虫の餌なのー」<br> ジ「………」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「JUM、衣装の件だけど今日こそ良いお返事を聞かせてほしいかしら。」<br> J「だから前にも言ったろ、予約で一杯だから夏休みまで待てって。」<br> 金「それじゃ遅すぎかしら。こうなったら力ずくでもいいかしら。」<br> J「お前にできるわけないだろ?」<br> 金「これならどうかしら・・・かーっ!」<br> J「あれ、体が…、く、動けん…。」<br> 金「忍法『カナ縛り』かしら。」<br> J「ぬかったorz」<br> 金「風下に立ったうぬが不覚、かしら。」<br> …<br> 真「最近のJUMはすごく熱心に裁縫に打ち込んでるわね。」<br> 翠「まるで人が変わったかのよーです。」<br> 金「JUM、この前頼んだのはどうなったかしら?」<br> J「ハイ、デキテマス。」<br> 金「ありがと、次はこれね。」<br> J「ハイ、ツクリマス。ハイ、オマカセクダサイ。」<br> <br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> <br> <br> ジ「金糸雀、そろそろご飯…おっ、今日は赤飯かあ。なんかいいことあったのか?」<br> 金「ジュンったら、忘れてるなんてショックかしらー! 今日は付き合ってから一ヶ月かしら!」<br> ジ「そ、そうか…ごめん金糸雀。じゃあどっか二人で遊びに行けば良かったな…」<br> 金「構わないかしら、ジュン。こうやって一緒に居られれば、カナは幸せなんだから。さ、早く食べようかしら!」<br> ジ「…そうだな! ありがとう金糸雀。じゃ、いただきまーす」<br> <br> ジ「……! ……」<br> 金「おいしい?」<br> ジ「……」<br> 金「……ジュン?」<br> カチャリ(箸を置く)<br> <br> ジ「甘ええええええええ! 何で赤飯に砂糖入ってんだ金糸雀あああああ!」<br> 金「な、何言ってるかしらー! 玉子焼きだってお赤飯だって甘いのが美味しいかしらー」<br> ジ「何言ってんだコラアアアアアア! 赤飯のスタンダードは塩なんだよコンビニの赤飯おにぎり食ったことねえのかあああああああ! そーかお前東北出身か! お前の砂糖好きを修正してやる! デコだな、デコに書いてやるぞコノヤロオオオオオ!!」<br> <br> キュッキュッ(額に『塩』って達筆に書く)<br> 金「ううっ、酷いかしらー……わかったわよ、作り直すからあ……」<br> <br> (二時間後)<br> 金「出来たかしらー」<br> ジ「……」<br> 金「……ジュン?」<br> <br> ジ「しょっぺええええええ! 加減を知らねえのかアアアアアア!!」<br> <br> その後甘い赤飯もなかなかいけると判明し仲直りして食事終了<br> (※青森出身ですが赤飯に砂糖は実話です。関東出て驚いたよ保守)<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ふー、今日も薔薇水晶につっこむのに疲れたかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ただいまかしら。ペットの九官鳥のピチカート。なぜ説明口調かはカナにも謎かしらー。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ふー、それにしてもピチカートは「カシラー。」以外の言葉を中々覚えないかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ペットは飼い主に似るってのは嘘かしら。<br>  もし本当ならピチカートは今頃、何処かのオウムみたいに人語を完全にマスターしてるはずかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「もう、たまには他の言葉喋るかしら。ピチカート」<br> ピ「カシラーカシラーア…カシラーア…カシラー。」<br> 金「ん?今何か言ったかしら?ピチカート。」<br> ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」<br> 金「す、凄いかしら!ピチカートが何か喋ろうとしてるかしら!」<br> ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」<br> 金「も、もう少しかしら!頑張るかしらピチカート!」<br> ピ「アッ…カシラーアッガ…カシラーアッガイカシラーアッガイカシラー。」<br> 金「……。」<br> ピ「アッガイカシラーアッガイカシラー。」<br> 金「何故にーーーーー!?」<br> <br> <br> <br> 薔「…ふふふ、調教成功。」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ジュンちょっと来るかしら~。」<br> J「なんだ金糸雀?」<br> 金「これ・・・受け取るかしら!」<br> J「なんだこれ?」<br> 金「は、早く受け取るかしらっ!」<br> J「分かったからそんな怒るなよ。」<br> 金「家帰ってから一人で呼んで欲しいかしら。」<br> J「これって・・・そういう手紙なのか?」<br> 金「あっ!いや・・・・別に・・・・・・・」<br> J「やっぱりそういうのなのか。だったら読む必要は無いな。」<br> 金「えっ?」<br> J「お前の気持ちはこんなの読まなくても僕に伝わってるよ、金糸雀。」<br> 金「ジュン・・・」<br> ちゅ。<br> 翠「きぃーっ!」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ジュン、疲れてるかしら……そうだ、カナが癒しの曲を弾いてあげるかしら!」<br> ジ「……ありがとう、金糸雀。やっぱりお前はいい彼女だよ」<br> 金「て、照れるかしら……ええと、ちょっと待っててね。楽譜は、……これっ」<br> 金「じゃ、いくかしら!」<br> <br> 『♪キュッキュキュッキュ、キュゥ~~~~~♪』<br> <br> ジ「! ……」<br> <br> 『♪キューキュ、キューキュ、キュッキュッキューキュキュ~~~♪<br> <br>    ♪キュッキュッキューキューキューキュ、』<br> ジ「♪メッタールーオーバーマン、……ってキング●イナァァァァァァッ!!」<br> <br> 金「かしらー!? 楽譜間違えたかしらー」<br> ジ「そもそも何でキン●ゲイナーの楽譜持ってんだ丁寧に前奏から入りやがって金糸雀あああああ! 癒し所か興奮するだろがアアアアアア! ダンスか! ゲ●ナーダンスを踊りたいのか!? デコに書いてやるぞコノヤロオオォォォ!!」<br> <br> キュッキュッ(額に『オーバーマン』って達筆に書く)<br> <br> 金「ひどいかしらー! カナは鉄超人じゃないかしらー」<br> ジ「黙れデコ助ええええ! 水性だから汗かいたら取れるだろがああああ! うおおお燃えてきたメタルフゥゥゥゥゥゥルッコォォトッ! おら行くぞ両手前出せえええ! キンッ! キンッ! キンッ●イナアアアアアアッ!!」<br> <br> <br> その後●イナーダンスの踊りすぎで両腕をつってしまったジュンは金糸雀にマッサージしてもらって二人仲良くぐっすり眠って終了<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> <br>  ――かつて、東京湾と呼ばれた海上に建設されたローゼントキオシティは、<br> 自由と平和に満ち溢れた未来都市であった。<br>  だがその影で、巨大な悪が蠢き始め、人々の幸せは脆くも崩れ去ろうとしていた。<br>  そんな時、颯爽と正義のヒロインが現れた。<br>  その名は薔薇乙女・金糸雀!<br>  容姿端麗、頭脳明晰、その上イカしたナイスガール!(自己申告)<br>  彼女は、勇者特急隊と呼ばれるロボット達と共に、悪人達の野望を次々と打ち砕いてゆく。<br>  ……今。ローゼントキオシティに乙女旋風が巻き起こる!<br> <br> 新世代薔薇乙女戦記ブレイブメイデン ~嵐のヒロイン~<br> <br> 「正義の力が、嵐を呼ぶかしら!」<br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 雪「金糸雀さん金糸雀さん」<br> 金「なにかしら?」<br> 雪「あなたに悪い知らせともっと悪い知らせがあります」<br> 金「(どっちにしろヤバイ話かしらー)」<br> 雪「どちらからお聞きになりますか?」<br> 金「えっと……悪い知らせから」<br> 雪「冷蔵庫の中の卵の消費期限があと二十四時間しかありません」<br> 金「な、なんだってー!!」<br> 雪「あなたが安いからって百パックも買い込むからですわ……」<br> 金「急いで食べないと行けないかしら!!……で、もっと悪い知らせって?」<br> 雪「それを昨日金糸雀さんに伝えるのを忘れてました♪」<br> 金「(゚д゚) 」<br> <br> 翠「哀れですぅ……」<br> <br>
<a title="kanatanpen8" name="kanatanpen8"></a> <hr> <p>金「ジュンちょっといいかしらー?」<br> ジ「何だ?」<br> 金「たまにはカナのこともちゃんと見てほしいかしらー…」<br> ジ「僕はちゃんと見てるぞ」<br> ジ「ちなみに今日金糸雀は34回『かしらー』っと言ってるぞ」<br> 金「そんなにかしらーって言ってないかしらー」<br> ジ「36回目」<br> 金「(…本当かしらー)」<br> ジ「……37」<br> <br> <br></p> <hr> <br> <br> 金糸雀の授業参観<br> JUMの手には《授業参観のお知らせ》と書かれたプリントがある。<br> J「明日は金糸雀の授業参観か…昼飯食べたら行くか」独り言を呟くように言った。<br> <br> 翌日<br> 翠「お昼ご飯の時間ですぅ。腹が減って仕方ねぇです。皆早く食べるですぅ」蒼「そんなに急がなくてもお弁当は逃げないよ翠星石。」<br> 銀「蒼星石の言う通りよぉ、食い意地張ったお馬鹿さぁん」<br> 翠「うっせーですホルスタイン!」<br> 真「JUM、紅茶を入れて頂戴」<br> J「はいはいわかりましたよ」<br> 真「はいは一回なのだわ」<br> J「はいはい」<br> 真「はいは(ry<br> 蒼「まぁまぁいいじゃないか真紅。それよリ今日はカナちゃんの授業参観日だったよね?いつ行くの?」<br> J「昼飯食べたらすぐ。」<br> 蒼「じゃあ僕のノートみせてあげるね。」<br> J「ありがとう。助かるよ。」<br> JUMの周りを囲む美人達…水銀燈はスタイル抜群、毒を吐くのが双子の姉の翠星石、常識人の妹、蒼星石。紅茶大好きの真紅。<br> 彼女達は薔薇乙女と呼ばれ、学園の男に大人気だ。JUM達が通う薔薇学園は小・中・高・大とエスカレーター式で進学出来る。<br> ちなみに姉ののりもJUMと同じコースを辿った。今は結婚し専業主婦だが。そして今日は昼から、小等部に通うJUMの妹の金糸雀の授業参観があるのだ。<br> <br> <br> そして今日は昼から、小等部に通うJUMの妹の金糸雀の授業参観があるのだ。<br> 所変わって小等部の教室<br> 金「今日はJUMが来るかしら~」<br> 雛「トゥモエも来るって行ってたの~」<br> 薔「…お姉ちゃん…来るのかなぁ…」<br> 予鈴のチャイムがが鳴り、担任の先生が来た。<br> 「みんな~席に着いて~今日は授業参観だけど、いつも通り元気に頑張ろうね!」<br> 生徒達「は~い!」<br> 一人二人と生徒の保護者が教室に入ってきた。その中JUMは教室への階段を上がっていると、肩を叩かれた。<br> ??「あれ?JUM君も授業参観?」<br> ??「あら、そうみたいですわね。」<br> JUMが振り返ると巴と雪華綺晶がいた。二人ともJUMと同じ目的のようだったので一緒に教室まで行った。<br> JUMが教室に着く頃ちょうど本鈴のチャイムが鳴った。<br> 教科はどうやら国語のようだ。教科書を読むように言われた生徒が、所々詰まりながらも読んでいた。<br> 先「じゃあ…次は金糸雀ちゃん、続きから読んで」<br> 金「アバッキオはジョルノとじゅうしょくのかつやくによってぶじに、外の世界に帰って来る事ができました。」<br> 先「はい、ありがとう。金糸雀ちゃん、この時のジョルノ達はどんな気持ちだったのかなぁ?」<br> 金「ん~と、ん~と、ん~と…」<br> 手に汗握るJUM(カナ、ここでボケたら負けだぞ)<br> 薔「…ザ・ワールド…時よ止まれ」<br> 金「え~と、住職は偉大かしら~」<br> 先「そうね。雛苺ちゃんはどう思う?」<br> 雛「あ~トゥモエ~!!〈手を振る〉きっと住職もうにゅー食べたいと思ってるの~!!」<br> 巴「…雛苺…_| ̄|〇<br> 先「そうね、先生もそう思うわ。」<br> J「んなワケあるかい!!」ついにこのカオスにツッコミを入れたJUM。その時…<br> J・巴以外「(゜Д゜)」 J・巴「こっちみるな<br> 薔「(ツッコミは)無駄だ…無駄無駄無駄無駄無駄~WRYYYYYYYY~」<br> <br> <br> 金「う~ん、う~んかしら~(ドテ)出来ないかしら~」<br> 雛「うゆ~出来ないの~」金糸雀と雛苺は逆上がりが出来ずにいた。ずっと金糸雀の様子を見ていたJUMの眼鏡がキラリと光った。<br> J「カナ~逆上がり出来たら僕特製の甘~い卵焼き作ってやるぞ~」<br> 金「JUM…わかった頑張るかしら~トリャッかしら~」<br> 金糸雀の視界がぐるりと回転した。ストンと立った後尻餅をついた。<br> 金「で、出来たかしら~!」<br> ガッツポーズをするJUMと金糸雀を尻目に雛苺は逆上がりが出来ないまま授業は終了した。<br> ちなみに薔薇水晶は鉄棒に足を掛けたままずっとぶら下がっていた。<br> 授業が終わり、雛苺がパフェを食べたいというので喫茶店に向かう途中、薔薇乙女と会った。<br> その後はみんなでパフェと味わい、JUMの取り合いをしていた。<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 1年の価値を知るには<br> 楽してズルして進級かしらーと言って期末試験の答案を盗もうとして捕まった金糸雀に<br> 聞いてみなさい<br> <br> 1ヶ月の価値を知るには<br> 皆より早くにゲットかしらとかほざいて新作ゲームをフラゲしようとして失敗して予約忘れていて次の入荷を一ヵ月後と言われた金糸雀に聞いてみなさい<br> 1週間の価値を知るには<br> 金糸雀のスケジュール通りに動き「なんで三日で終わるはずの物が一週間かかったのかしらぁ」と呟いていた水銀燈に聞いてみなさい<br> <br> 1時間の価値を知るには<br> 皆との約束の1時間前にばっちりキメて出かけようとしたら荷物を用意するのを忘れていて結局遅刻した金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> 1分の価値を知るには<br> 明日は策士の力でジュンの隣に座るかしらーと夜更かししてたら寝坊して一分の僅差で飛行機に乗り遅れ一人修学旅行に行けなかった金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> 1秒の価値を知るには<br> ジュンが海外に留学するとき学校を抜け出して空港まで会いに行き、三年後の今ジュンの隣で笑っている金糸雀に聞いてみなさい<br> <br> <br> 時間は待ってくれません<br> あなたの持っている全ての時間を大切にしなさい<br> あなたの特別な人と分かち合う時間を大切にしなさい<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> ジ「昼ご飯どうする?」<br> 薔「…近くのセイブで卵安売り…親子丼作る」<br> 金「待つかしらー!近くのセイブより隣り町のサンユーのほうが良い卵をさらに安売りしてるかしらー!」<br> <br> ジ「よしセイブ行くか」<br> 薔「…ごー」<br> 金「無視かしらー!いいかしらー!カナはサンユーいっておいしい卵買ってくるかしらー!」<br> <br> 金「自転車で隣り町は辛かったかしらー!」<br> サンユー店員「品切れです」<br> 金「(゚Д゚)」<br> <br> 金「べ、別にセイブでもいいかしらー…」<br> セイブ店員「売り切れです」<br> 金「(゚Д゚)」<br> <br> 金「…カナも親子丼食べるかしら…」<br> ジ「もうないぞ」<br> 金「か、かしらー!?」<br> 薔「…もう食べ物ないよ?」<br> 雛「ういー、カナーこれあげるのー」<br> 金「これは…ゼリーかしらー」<br> 薔「…晩ご飯までそれで我慢」<br> 金「かしらー…」<br> <br> ジ「にしてもゼリーなんて買ったっけ?」<br> 雛「去年のカブト虫の餌なのー」<br> ジ「………」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「JUM、衣装の件だけど今日こそ良いお返事を聞かせてほしいかしら。」<br> J「だから前にも言ったろ、予約で一杯だから夏休みまで待てって。」<br> 金「それじゃ遅すぎかしら。こうなったら力ずくでもいいかしら。」<br> J「お前にできるわけないだろ?」<br> 金「これならどうかしら・・・かーっ!」<br> J「あれ、体が…、く、動けん…。」<br> 金「忍法『カナ縛り』かしら。」<br> J「ぬかったorz」<br> 金「風下に立ったうぬが不覚、かしら。」<br> …<br> 真「最近のJUMはすごく熱心に裁縫に打ち込んでるわね。」<br> 翠「まるで人が変わったかのよーです。」<br> 金「JUM、この前頼んだのはどうなったかしら?」<br> J「ハイ、デキテマス。」<br> 金「ありがと、次はこれね。」<br> J「ハイ、ツクリマス。ハイ、オマカセクダサイ。」<br> <br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> <br> <br> ジ「金糸雀、そろそろご飯…おっ、今日は赤飯かあ。なんかいいことあったのか?」<br> 金「ジュンったら、忘れてるなんてショックかしらー! 今日は付き合ってから一ヶ月かしら!」<br> ジ「そ、そうか…ごめん金糸雀。じゃあどっか二人で遊びに行けば良かったな…」<br> 金「構わないかしら、ジュン。こうやって一緒に居られれば、カナは幸せなんだから。さ、早く食べようかしら!」<br> ジ「…そうだな! ありがとう金糸雀。じゃ、いただきまーす」<br> <br> ジ「……! ……」<br> 金「おいしい?」<br> ジ「……」<br> 金「……ジュン?」<br> カチャリ(箸を置く)<br> <br> ジ「甘ええええええええ! 何で赤飯に砂糖入ってんだ金糸雀あああああ!」<br> 金「な、何言ってるかしらー! 玉子焼きだってお赤飯だって甘いのが美味しいかしらー」<br> ジ「何言ってんだコラアアアアアア! 赤飯のスタンダードは塩なんだよコンビニの赤飯おにぎり食ったことねえのかあああああああ! そーかお前東北出身か! お前の砂糖好きを修正してやる! デコだな、デコに書いてやるぞコノヤロオオオオオ!!」<br> <br> キュッキュッ(額に『塩』って達筆に書く)<br> 金「ううっ、酷いかしらー……わかったわよ、作り直すからあ……」<br> <br> (二時間後)<br> 金「出来たかしらー」<br> ジ「……」<br> 金「……ジュン?」<br> <br> ジ「しょっぺええええええ! 加減を知らねえのかアアアアアア!!」<br> <br> その後甘い赤飯もなかなかいけると判明し仲直りして食事終了<br> (※青森出身ですが赤飯に砂糖は実話です。関東出て驚いたよ保守)<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ふー、今日も薔薇水晶につっこむのに疲れたかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ただいまかしら。ペットの九官鳥のピチカート。なぜ説明口調かはカナにも謎かしらー。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ふー、それにしてもピチカートは「カシラー。」以外の言葉を中々覚えないかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「ペットは飼い主に似るってのは嘘かしら。<br>  もし本当ならピチカートは今頃、何処かのオウムみたいに人語を完全にマスターしてるはずかしら。」<br> ピ「カシラーカシラー。」<br> 金「もう、たまには他の言葉喋るかしら。ピチカート」<br> ピ「カシラーカシラーア…カシラーア…カシラー。」<br> 金「ん?今何か言ったかしら?ピチカート。」<br> ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」<br> 金「す、凄いかしら!ピチカートが何か喋ろうとしてるかしら!」<br> ピ「ア…カシラーアッ…カシラー。」<br> 金「も、もう少しかしら!頑張るかしらピチカート!」<br> ピ「アッ…カシラーアッガ…カシラーアッガイカシラーアッガイカシラー。」<br> 金「……。」<br> ピ「アッガイカシラーアッガイカシラー。」<br> 金「何故にーーーーー!?」<br> <br> <br> <br> 薔「…ふふふ、調教成功。」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ジュンちょっと来るかしら~。」<br> J「なんだ金糸雀?」<br> 金「これ・・・受け取るかしら!」<br> J「なんだこれ?」<br> 金「は、早く受け取るかしらっ!」<br> J「分かったからそんな怒るなよ。」<br> 金「家帰ってから一人で呼んで欲しいかしら。」<br> J「これって・・・そういう手紙なのか?」<br> 金「あっ!いや・・・・別に・・・・・・・」<br> J「やっぱりそういうのなのか。だったら読む必要は無いな。」<br> 金「えっ?」<br> J「お前の気持ちはこんなの読まなくても僕に伝わってるよ、金糸雀。」<br> 金「ジュン・・・」<br> ちゅ。<br> 翠「きぃーっ!」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 金「ジュン、疲れてるかしら……そうだ、カナが癒しの曲を弾いてあげるかしら!」<br> ジ「……ありがとう、金糸雀。やっぱりお前はいい彼女だよ」<br> 金「て、照れるかしら……ええと、ちょっと待っててね。楽譜は、……これっ」<br> 金「じゃ、いくかしら!」<br> <br> 『♪キュッキュキュッキュ、キュゥ~~~~~♪』<br> <br> ジ「! ……」<br> <br> 『♪キューキュ、キューキュ、キュッキュッキューキュキュ~~~♪<br> <br>    ♪キュッキュッキューキューキューキュ、』<br> ジ「♪メッタールーオーバーマン、……ってキング●イナァァァァァァッ!!」<br> <br> 金「かしらー!? 楽譜間違えたかしらー」<br> ジ「そもそも何でキン●ゲイナーの楽譜持ってんだ丁寧に前奏から入りやがって金糸雀あああああ! 癒し所か興奮するだろがアアアアアア! ダンスか! ゲ●ナーダンスを踊りたいのか!? デコに書いてやるぞコノヤロオオォォォ!!」<br> <br> キュッキュッ(額に『オーバーマン』って達筆に書く)<br> <br> 金「ひどいかしらー! カナは鉄超人じゃないかしらー」<br> ジ「黙れデコ助ええええ! 水性だから汗かいたら取れるだろがああああ! うおおお燃えてきたメタルフゥゥゥゥゥゥルッコォォトッ! おら行くぞ両手前出せえええ! キンッ! キンッ! キンッ●イナアアアアアアッ!!」<br> <br> <br> その後●イナーダンスの踊りすぎで両腕をつってしまったジュンは金糸雀にマッサージしてもらって二人仲良くぐっすり眠って終了<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> <br>  ――かつて、東京湾と呼ばれた海上に建設されたローゼントキオシティは、<br> 自由と平和に満ち溢れた未来都市であった。<br>  だがその影で、巨大な悪が蠢き始め、人々の幸せは脆くも崩れ去ろうとしていた。<br>  そんな時、颯爽と正義のヒロインが現れた。<br>  その名は薔薇乙女・金糸雀!<br>  容姿端麗、頭脳明晰、その上イカしたナイスガール!(自己申告)<br>  彼女は、勇者特急隊と呼ばれるロボット達と共に、悪人達の野望を次々と打ち砕いてゆく。<br>  ……今。ローゼントキオシティに乙女旋風が巻き起こる!<br> <br> 新世代薔薇乙女戦記ブレイブメイデン ~嵐のヒロイン~<br> <br> 「正義の力が、嵐を呼ぶかしら!」<br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 雪「金糸雀さん金糸雀さん」<br> 金「なにかしら?」<br> 雪「あなたに悪い知らせともっと悪い知らせがあります」<br> 金「(どっちにしろヤバイ話かしらー)」<br> 雪「どちらからお聞きになりますか?」<br> 金「えっと……悪い知らせから」<br> 雪「冷蔵庫の中の卵の消費期限があと二十四時間しかありません」<br> 金「な、なんだってー!!」<br> 雪「あなたが安いからって百パックも買い込むからですわ……」<br> 金「急いで食べないと行けないかしら!!……で、もっと悪い知らせって?」<br> 雪「それを昨日金糸雀さんに伝えるのを忘れてました♪」<br> 金「(゚д゚) 」<br> <br> 翠「哀れですぅ……」<br> <br> <br> <br> <br> <hr> <br> <br> <br> <br> 日曜日・桜田家<br> J「暇潰しに金糸雀をからかうか。」<br> 金糸雀・翠星石・蒼星石はJUMの幼なじみ。<br> JUMを狙う可愛い女の子。<br> 体の小さい金糸雀に合わせて、プラスチック製の檻を用意したですぅ。<br> 勿論透明。さすがJUM君だね。<br> 檻を庭に設置し、玄関から卵焼きで金糸雀をおびき寄せる作戦みたいですぅ。<br> いくら金糸雀でも、こんな子供騙しに引っ掛からないよ。<br> あっ!金糸雀が来たですぅ。<br> 早く隠れようぜ!<br> 金「!!この匂いは?!」<br> 金「やっぱり卵焼きかしら~」<br> <br> 金「パクッおいしいかしら~あっ向こうにも!」<br> 金糸雀、まさか本当に引っ掛かるなんて…<br> やっぱりアホの子ですぅ。<br> ガシャン!!<br> <br> 金「な、何の音かしら…」<br> ああ~金糸雀は半泣きだよ。大丈夫なの?JUM君?<br> わかんね<br> <br> 金糸雀が引っ掛かってからの事考えてなかったね?<br> まさかこんな手に掛かるなんて思わないだろ?<br> それはそうだけど…あっ、泣き始めちゃったよ金糸雀。<br> JUM君、そろそろネタばらししないと…<br> そうだな。ちょいと行ってくるわ。<br> <br> J「カナ、大丈夫か?」<br> 金「…エッグ…JUM、恐かったかしら~」<br> J「そんなに泣くなよカナ。ゴメンな。」<br> 金「ヒッグ…じゃあカナのお願い聞いてくれる?」<br> J「ああ。」<br> 金「JUM特製の甘い卵焼きを食べたいかしら」<br> 金「共犯の翠星石と蒼星石も作るかしら」<br> 翠・蒼「(物陰から出てきて)バレてたか(ですぅ)。」<br> 金「薔(ryを舐めないで欲しいかしら」<br> 翠「それにしてもまだ食うですか」<br> 蒼「金糸雀らしいじゃないか」<br> J・翠「そう(だな)(ですぅ)」<br> 一同「あはははは」<br> <br> 今週のカナちゃんはここまでですぅ。<br> 来週も楽しみにしててね。じゃんけーんポン!

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