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トランプタワー」(2006/02/27 (月) 21:41:43) の最新版変更点

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<p>トランプタワー</p> <p><br> 銀母「水銀燈ーご飯よー」<br> J「お母さんよんでるよ、いかなくていいの?」<br> 水「いいの、すいぎんとうはジュン君のそばがいいのぉ!」</p> <p>何処にでも居る仲の良い幼馴染。<br> そして、時は経ち。高校生・・</p> <p>J「ちょ、待ってくれよ水銀燈、歩くの早すぎ」<br> 水「もぉ、早く歩きなさいよ、これじゃあ遅刻するわよぉ・・まったくぅ」<br> J「お前がどうしても全クリしたいゲームがあるからって言うから徹夜、付き合ったのに・・」<br> 水「その件は感謝してるわぁ~。まあ、それに免じてユックリ歩いてあげるわぁ~感謝なさぁ~い」</p> <p> 思春期のいざこざも何のその、二人は親友に成っていた。</p> <br> <p>教室<br> べ「なあ、ジュン君。君はあの超美人の水銀燈の幼馴染らしいじゃないか・・」<br> J「そうだけど、今更如何した?前から知ってる事だろ?」<br> 笹「だから、さ。チョトぐらい浮いた話あるんだろ?」<br> べ「ホラー映画を見た後『怖くて一人じゃ寝れないのぉ・・一緒に寝てくれる?』とか」<br> 笹「『今日は親が居ないから、家に泊まりに来なぁい?』とか、そう言うのは」<br> べ・笹「ないのかいっ!?」<br> J「へっ?ないよ」<br> ~1分経過~<br> べ「きぃぃぃぃぃぃ、この馬鹿野郎がっ!あんな美人な幼馴染が居るんだぞ?間違いの一つぐらい起こすだろ!?」<br> 笹「いや、起きるだろ!!僕なら・・うへへへへ(妄想にトリップ)」<br> J「いやいや。俺と水銀燈はだな(ry」</p> <p>巴「銀ちゃん・・凄い人気ね」<br> 水「まったく、困った物だわぁ」<br> 巴「でもさ。銀ちゃん、本当はジュン君と付き合ってるんじゃないの?」<br> 水「へっ・・?私がジュンとぉ?そんな事ないわよぉ、あはは、可笑しぃ~」<br> カッパの皿が太陽電池だと聞いたかのように笑う水銀燈。<br> 巴「(ムッ)じゃあ。誰か好きな人でも居るの?」<br> 水「そうねぇ・・サッカー部の白崎さんなんて、良いかしらぁ」<br> 巴「あの白崎さん?もしかして告白するのっ!?」</p> <p>各々好きな話題で盛り上がる面々。そして、放課後</p> <p><br> J「よう、水銀燈一緒に帰ろうぜ。今日こそはトランプタワーを完成させよう」<br> 水「ごめんねぇ。今日はちょと残らないと駄目なのぉ、先に帰ってくれるぅ?」<br> J「ま、そう言う日もあるよな。じゃ、先に帰っとくよ、又な」<br> 水「じゃあねぇ~」<br>  ↓<br> 水「よし、これで終わりぃ(・・すっかり、遅くなっちゃったかしらぁ)」</p> <p>ガラガラガラ</p> <p> 白崎「なあ、水銀燈。ちょと話があるんだが・・いいよな?」<br> 水「し、白崎さん・・(憧れの先輩が私に話し?)」<br> 白崎「行き成りだが。俺と付き合ってくれないか?」<br> 水「えっ・・で、でもぉ・・私先輩の事良く知らないしぃ・・」<br> 白崎「よし、なら明日は休みだし俺とデートしよう。それで考えてくれ」<br> 水「で、デートぐらいなぁ・・大丈夫ですけどぉ・・(きゅ、急展開ねぇ」<br> 白崎「よし!じゃあ明日11時ごろに古時計前な、じゃ!」<br> 水「あっ、ちょと・・行っちゃったぁ・・でも、ふふ。私にも春が来たのねぇw」</p> <p> ベ「・・と、とんでもない所を目撃してしまった・・」<br> ロッカーの中からベジータが見ていた</p> <p><br> 夜7時・水銀燈自室<br> 『ガチャ』<br> J「お帰り、お邪魔してるよ。トランプタワーもあと一段で・・」<br> 水「(ぽけー)・・・トン」<br> 『ばらばらばらばら』<br> J「う、うわああああ!!!俺の努力と愛の結晶がっ!!な、何をするだー!」<br> そう言い水銀燈に掴みかかるジュン<br> 水「ちょっ、きゃー!何で私の部屋にジュンが居るのよ?!出てってっ!!」<br> 顔を真っ赤にしてジュンを部屋から押し出そうとし<br> J「お、おい。呼んだのはそっち・・」<br> 『ガチャ パタン カチン』<br> 押し出された。<br> J「あ、あれー?水銀灯の奴どうしたんだ?」<br>  ↓<br> ジュン自室<br> J「まったく、どうしたって言うんだ・・」<br> 『ピリリリリリリリ』携帯が鳴り響く<br> J「こんな時間にどうした?」<br> 時計の針は11時を指していた。<br> べ「き、聞いてくれ!カクカクシカジカ、でよ。大変だぜ・・」<br> J「いやいや。それは逆に喜んでやる事だろ?」<br> べ「ちげーよ!あの白崎って奴は色々悪い噂が絶えないんだよ!」<br> J「はあ、例えば?」<br> べ「自分の女を仲間数人で輪姦してたりするらしい・・」<br> J「ちょ、何言ってるんだよ。そんなのガセに決まってるだろ!?」<br> べ「言いたい事はこれだけだ。明日の11時、古時計前。忘れるなよ!守れるのはお前だけだからな!<br>   俺はオナって寝る、又な!」<br> J「おい、待て・・って、抜きすぎは体に毒だぞ・・」</p> <br> <p>古時計前、10時45分<br> 水「(んー白崎先輩まだかしらぁ・・)」<br> 男「ようよう、お姉ちゃん。暇なら遊ばない?」<br> 水「えっ・・私人を待ってるから・・」<br> 男「そうかー残念、今度暇な時に遊ぼうな」<br> 待ち始めて約15分、彼女は3分置きにナンパされてた<br> J「(こ、これで5人目だぞ?)」<br> そして、それを見守るジュン。</p> <p>白崎「やっ、待った!?」<br> 水「ぜ、全然待ってません!」<br> 時計の針は11時30分を指していた<br> 白崎「じゃ、まずはご飯でも」<br> 水「は、はい・・(ぽけー)」<br> J「あの野郎、1時間も待たせやがって・・」<br> ジュンが一人怒っていた。<br>  ↓<br> 白崎「はははーそれでねー」<br> 水「は、はぁ(聞いてたのと、ちょと違うような・・)」</p> <p>不良1「おいおい、あの娘可愛くね?」<br> 不良2「ひひひ。だな、ちょとゲットしに行こうぜ」<br> J「・・・おい、その二人。ちょと来い」<br> 不良1・2「あぁぁぁん!?上等じゃねーか!!」<br> 『ぼこぼこ、バカスコ』<br> J「まったく、二人を見失ったじゃないか・・」<br> 路地裏から一仕事終えたジュンが出てきた。</p> <p> その後も色々と仕事をしながら二人について行くジュン。</p> <p> J「はぁ・・何だよ、白崎って奴超いい奴じゃねーか・・はぁ、俺の休みを返してくれ('A`)」<br> J「っ!(白崎がこっち来る!?)」<br> 携帯電話で話しながらこちらに近づいてくる<br> 白崎「・・な、ああ。8時ごろに薔薇公園で待っててくれ、なーに大丈夫。ビデオでしっかり撮ってやろうぜww<br>    おう、おう。じゃ、又なw」<br> 電話切る<br> 白崎「くそっ!あの害虫共がっ!あの写真さえなかったら・・一人で楽しんでるのに、くそっ!!」<br> そう言い、水銀燈の所に戻っていく。<br> J「・・・・ありがとうな、ベジータ」</p> <p>薔薇公園<br> 見るからに不良が10人ほどたむろしている。<br> 不良A「へへへ、白崎様様だよなww」<br> 不良B「ああ、この写真がある限り楽しめるぜww」<br>  ↓<br> J「おい、お前ら。白崎からの伝言を伝えに来た」<br> 不良A「おっ。どうした、何か急用か?」<br> J「ああ、急用だな。ふっ!」<br> 『ドガッ、』<br> ジュンの掌が不良Aの顔にめり込み不良Aが倒れる<br> 不良達「!!」<br> J「急用だ、お前らを掃除しに来た。8時まで後30分しかないのでな」<br> 不良B「お前ら行くぞ!!上等だこの野郎ぉぉぉ!!」<br> 不良達がジュンに襲い掛かる</p> <br> <p><br> 不良B「ひっ・・ひっ・・すみません、許してください・・」<br> ジュンに胸倉を掴まれて立たされている不良B以外は<br> 全員地面とキスをしている。<br> J「で、白崎を脅してるんだろ?どんなネタだ?」<br> 不良B「は、はいっ!あいつが女子トイレの汚物入れを漁ってる所を<br>     写真に撮りまして・・はいっ、コレです。それから、それをネタに・・色々と・・」<br> J「ん、ご苦労」<br> 『ゴボッ!』<br> ジュンの拳が鳩尾に叩き込まれる。<br> 不良Bも地面とキスが出来たようだ。<br> J「・・さて、あの二人が来るまでに片付けないとな・・」</p> <p>30分後・薔薇公園<br> 白崎「(ん?あいつらが居ない?)」<br> 水「あのぉ、そろそろ帰ろうかと思うんですけどぉ・・」<br> 白崎「おいおい、ちょと待ちなよ。これからが楽しいんだろ?」<br> 水「えっ・・いや・・私そんな気はないんですけどぉ・・」<br> 白崎「ちょ、ふざけるなよ。今日散々楽しんでおいて、これか?(あいつらも居ないし・・」<br> 水銀燈の細い腕を掴む<br> 水「きゃ、や。やめて・・」<br> 白崎「誰も来ないぞ、この公園はそう言う所だがらな・・」<br> 水「や、やだぁ!助けてぇ!」</p> <p><br> 『ピリリリリリリリリリ』<br> 携帯が鳴り響き、二人の動きが止まる。</p> <p>水「・・・出ていいかしらぁ?」<br> 白崎「ああ、いいぞ。だけど変な事を言ったら分かってるよな?」<br> 水「わ、分かってるわよぉ・・(ガチャ)はい、もしもしぃ・・」<br> J「今近くに居るんだけど一緒に帰らないか?」<br> 水「えっ、ええ?ここが何処か分かってるの?」<br> J「ああ、薔薇公園d」<br> 白崎「おいっ!何話してるんだ!」<br> 水銀燈から携帯を奪い取り、強制的に通話終了をする。</p> <p>J「よう。水銀燈こんばんは」</p> <p>ジュンが公園の暗闇から出てくる<br> 白崎「お、お前は桜場!何でこんな所に・・」<br> そして近寄り、白崎にだけ聞こえるように<br> J「女子トイレの汚物入れは漁る物じゃないですよ?」<br> 白崎の動きが止まる<br> J「じゃ、僕は水銀燈と一緒に帰りますので、それでわ」</p> <br> <p><br> 帰り道、水銀灯が先頭に立って歩いてる。</p> <p> 水「それにしてもぉ、白崎先輩があんな奴だったなんて思わなかったわぁ・・」<br> J「ああ、俺の名前も間違えるしな・・」<br> 水銀灯が振り返り<br> 水「そういえば、一応助けてくれたのよねぇ。ありがとぉ」<br> J「気にするなよ。俺とお前の仲じゃないか」<br> 水「あはははっ。そうね、それもそうよねぇ」<br> 又、前を向く。<br> 後ろ手に組んでる手に、ジュンの手が伸びる。<br> 水「そう言えば、何であんな所に居たの?」<br> 振り返る。<br> J「えっ、いや。ジョギングにだな・・その・・」<br> 手を掴めず、自分の手が空を切る。<br> 水「ふぅーん?それと、その手は何かしらぁ。もしかして私と手を繋ぎたいのぉ?」<br> J「い、いや。水銀燈の袖にゴミがだな・・その・・」<br> 立ち止まってしまう。<br> 水「ふふっ、まあ良いわ、家に帰ってトランプタワーの続きしましょうよぉ」<br> その手を掴む事は簡単だけど、掴んでしまったらこの関係が崩れていきそうで。<br> 水「ほら、何してるのぉ?早く行きましょうよぉ」<br> 考えるのは止めにしよう。今、この時を楽しむ為に。<br> J「ああ。そうだな、直行くよ」<br> 僕は水銀燈の元に駆け寄った。</p> <p>FIN</p>

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