「ACT3,誘われちゃったよォォーーッ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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<p>雪「中々見つかりませんね」<br />
薔薇「もう…みんな帰ったのかも」<br />
雪「とりあえず、売店に行ってみましょう」<br />
薔薇「おっけ~」<br /><br /><br />
雪「さて、売店に着いたことだしまずは何か買いましょうか」<br />
薔薇「目的が違うよ…」<br />
雪「でも、何か食べたくなるのが普通でしょう」<br /><br />
雪華綺晶はとても良く食べる。所謂食いしん坊と言うところだろう<br />
なのに彼女は太らない…<br />
他の女子は羨ましく思っているのだろう<br /><br />
薔薇「もう…。…あ、あの二人じゃない」<br />
雪「あ、そうですね」<br /><br />
別のテーブルで座っている二人組みの男子生徒に近寄っていく<br />
むこうもこっちに気付いたのか、こっちに眼差しを向けてきた<br />
そして雪華綺晶は、二人に声をかけた</p>
<p>雪「あの、ちょっといいですか?」<br />
???「ああ、別に良いぜ」<br />
◆◆◆「椅子も空いてるし 座りなよ」<br /><br />
リプトンのパックを置いて、椅子に座るよう促す二人<br />
その不良のような風貌からは、はるかにかけ離れた行動である<br /><br />
薔薇「ありがとう…」<br />
雪「早速だけど、今度パーティーを私の家でやるんですが、参加してくれますか?」<br />
???「パーティ!? おい仗助 なんだか面白そうじゃねぇか?」<br />
仗助「へぇ ずいぶん洒落た事やるんだな 驚いたぜ」<br /><br />
仗助と呼ばれたリーゼントヘアーの少年は、驚いた表情を見せた<br />
そのリーゼントを馬鹿にされるのが大嫌いと言うことは、今や常識だ</p>
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<p>仗助「で、いつやるんだ? こっちも都合つけねーといけないみてーだしよォ」<br />
雪「詳しいことはこの紙に全て書いてあります」<br />
???「ほほ~… で、この漢字は何て読むんだ?」<br /><br />
そう言いながら見せてきた漢字は『宴』<br /><br />
雪「ウソでしょ…!!」<br />
薔薇「『うたげ』…」<br />
???「そっか『うたげ』か、ありがとうよ。オレって馬鹿だからよォ~~」<br />
仗助「億泰 おまえ本当に分からなかったのか…」<br /><br />
もう片方の少年の名は億泰、両サイドに金髪剃り込みを入れている<br />
普段は仗助と二人でよくつるんでいるのを見る<br /><br />
仗助「…ゴホン とりあえず、オレたちは参加させてもらうぜ。良いよな 億泰」<br />
億泰「ああ」<br /><br />
雪「それでは、参加と言うことで承りました」<br />
薔薇「それじゃあ、また土曜日ね」<br />
仗助「おう 気をつけて帰れよ」<br />
億泰「誘ってくれて ありがとうなァァ~~ッ!」<br /><br /><br />
仗助「行っちゃったな オレたちも帰るか。…って 何泣いてるんだよォー」<br />
億泰「初めて、女の子に声をかけられた…ううう~っ」<br />
仗助「おいおいおい…何も泣くこたぁねーだろうがよォ」</p>
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