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質屋のお客達(返済編)その1」(2007/11/18 (日) 14:54:16) の最新版変更点

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<p>質屋のお客達(返済編)その1<br> <br> う~む。やっぱり資材撤去はめんどくさい。<br> やっぱり薔薇水晶に任せるかな~。いやもうあっちはその気か…。でも最低でも後一人はいるよな。<br> <br> 「こんにちわぁ。ジュンジュン元気してた~?」<br> <br> ………あっ適任者発見。……いやでもちゃんとした仕事やってたんだっけ。しかし今日は何のようだ?<br> <br> 「元気ではありますけど…みっちゃんさん。今日は何しにここへ?」<br> 「そろそろお金かえそうと思ってね~。はいこれ!カナの分もあるわよ!」<br> 「……ははは。…これは何処から盗ったお金ですか?」<br> <br> ニュースには強盗とか盗みとかは出てなかったし。いや盗みならまだ見つかってない可能性があるから……。<br> <br> 「あらこれはちゃんとしたお金よ。ジュンジュンひどいじゃない!盗ったって私が盗みでもしたみたいに…。」<br> 「あれ違うんですか?」<br> 「……私ってどういう見方されてるの?」<br> <br> そう言われても怪しすぎて手が付けられない……。あいつにだけは逮捕されたくないしな~。<br> <br> 「盗ったでもないなら……詐欺?」<br> 「以外と疑り深いわね。…詐欺も盗ったと同じような気もするけど。ジュンジュンこれはね。宝くじが当たったの。」<br> <br> 詐欺だとすると懲役何年くらいに…。待てよ。僕は関係ないからいいのか。いやでもみっちゃんさんが…いやもうやっちゃってるし…。<br> <br> 「もしも~し聞いてる~?…だから宝くじ当たったんだってば!」<br> 「まず金糸雀にどう言うか……って宝くじですか!?」 <br> <br> 「そうよ。ジュンジュンはなんのお金だと思ってたの?」<br> 「強盗、密売、詐欺などなどですね。」<br> 「本当にはっきり言ってくれるわね。私久しぶりに泣きたくなったわよ。」<br> <br> まあ宝くじに当たったっていうならそれでいんだけど…。8桁も当たったんだ。<br> <br> 「みっちゃんさん。帰り道には気を付けてくださいよ。道路脇からの車やバイク。建築現場の上から鉄骨。いや頭上は常に注意するべきです。隕石が落ちてくる可能性もありますから。」<br> 「私が人生におけるすべての運を使ったと言いたいのね。大丈夫。カナの新しい服買っちゃったんだから!その服を着てる姿見るまで死ぬわけにはいかないわ!」<br> <br> はぁ。貴方はすでに死んでます。まったくみっちゃんさんにとって金糸雀は癒しであり破滅である。<br> まあ本人がいいならそれでいいんだけどね。<br> <br> 「じゃあ。お金はきっちり返したわよジュンジュン。」<br> 「は~い。もう二度と借りに来ないでください。あと自分の荷物はどうぞ勝手に持って帰ってください。金糸雀のバイオリンね。」<br> 「わかってるよ~。さてこの風呂敷を使って…。」<br> <br> まさか始めに返しに来たのがみっちゃんさんだったとは……いやいいんだけどね。<br> あ~しかしこの店どうしようかな~。<br> ってあの風呂敷は青ダヌキの風呂敷か?何であんなに荷物が入るんだろう……食器にテレビ…冷蔵庫まで………謎だ。しかし…深く詮索してはいけない気がする。考えないようにしよう。<br> <br> 「じゃあ私帰るわね!ジュンジュンも真紅ちゃんと仲良くね~。」<br> 「えっ!?いやちょっと…。」<br> <br> なぜあの人が知っている…。まあ発信源は金糸雀だな。別に確定ではないんだけど………いや確定か……。<br> しかしみっちゃんさん……そろそろ金糸雀の年齢を考えてないと……ついでに自分も…。<br> <br> 続く</p>

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