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第一章~またベタな……~」(2007/09/04 (火) 07:48:32) の最新版変更点

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<p>護衛依頼ただそれだけの関係?<br> <br> 第一章~またベタな……~<br> <br> 男は困る。昨夜聞き忘れたことがあったから。だが時刻はもう朝七時を十二分も回っている。<br> <br> (朝のHRで紹介されると思うんですが……昨日依頼の事聞いたからな……<br> てか、早く行かないと……電車間に合いますかね~?)<br> <br> 駅到着<br> <br> 駅に着き、彼は何かを見つける。<br> (………?短髪栗毛………近づかないと目の色までは………仕方ない、ベタな出会いでも演じてみますか………。)<br> <br> 彼が見つけたのは恐らく昨夜聞いた人物の一人 <br> <br> (……確か四女でしたかね?)<br> <br> 取り敢えず近づく。更に近づく。そして近づく。終いには………<br> <br> 「………あだっ」<br> 「………うわっ!」<br> <br> 転けてしまい、その人と一緒に薙ぎ倒す。ベタベタな展開。それもラブコメを始める訳でも無し。<br> <br> 「すみません。大丈夫ですか?」<br> 「ううん、大丈夫。僕もちゃんと避ければ………ってどうしたの?」<br> 「ああ、すみません。ちょっと見とれてました。」<br> 「………////え、ちょ、いきなり………ふぇ?!」 <br> <br> 本当にベタだ。<br> いきなり口説きにかかる男、そして、驚き戸惑う女。<br> <br> 「すみませんいきなり。取り敢えず立たないと………」<br> <br> 営業スマイルを使って、場を和ませようとする。だが彼女は更に赤面し、余計戸惑うばかり。<br> (取り敢えず立たせたけどこれはちょっと困りましたねぇ。)<br> <br> 男は朱髪で朱目。そこに嫌悪感を抱いたのだろうか?<br> <br> 「(早く馴染んどかないとやりにくそうだよなぁ………)そういえばうちの制服を着てるみたいですけど、転校生…ですか?」 <br> <br> 「えっ……あ、あのその……うん。」<br> 「よく似合ってますよ♪」<br> 「ふえぇ?!あうぅ………///」<br> (おや、逆効果)<br> <br> 次の手を考えていたそのときだった<br> <br> 「てめぇうちの蒼星石になにしてやがるですかぁ!!」<br> <br> 不意討ち。そしてまた倒れる男<br> (今日はよく転けたり倒れたり…………厄日?)<br> <br> 今度は何も倒すことなく顔面と地面で固さ比べ。当然顔面の敗けで額からは血。<br> <br> 「結構痛いもんですね。」<br> 「あったり前ですぅ!この翠星石が渾身の一撃を放ったんですから!!」<br> (長髪栗毛オッドアイ………)<br> 「なにやってんのよぉ……二人とも!騒がないの!!」<br> (銀の長髪………)<br> 「翠星石はいつもいつも煩いかしら!」<br> (蔦色………) <br> <br> 「貴女も十分煩いのだわ、金糸雀。」<br> (金髪蒼眼………)<br> 「うにゅー食べそびれちゃったのよー」<br> (金髪緑眼………てかロリキャラ!?)<br> 「雛菊のイチゴ大福だけでなく私も朝食がたりないですわ……ばらしーちゃんがおいしそうに見える………。」<br> (あのロリ語を理解するとは……この桃色眼帯でき………あれ?この人食人家!?)<br> 「………うわーたーべーらーれーるぅー。……ジュン……お助けー」<br> (大根やくゲフンゲフン……薄紫髪に眼帯………) <br> <br> 「全く………ほんとに煩いな………」<br> (眼鏡でちょっと女々しい感じですね。この方が九人目ですよね………?)<br> 「えっと……ジュンと呼ばれてましたか……ちょっとこちらに」<br> 疑問符を頭に浮かべ、少し離れた所に連れていかれる眼鏡の少年。<br> 男と比べると家なり背が低いようだ。<br> <br> 「用件なら早目にね、あいつら止めないと……」<br> 「ええ、分かってますよ。では本題ですが、あなたの周りに護衛が付く……というのは御存じで?」<br> 「ああ、知ってるよ。もしかして………」<br> 「そうです。俺です。一応名乗っておきましょうか?」<br> 「ああ、呼び方に困るからな。」<br> 「藤河 進士です。フジカワシンジ」<br> 「分かった。早速だけど止めるの手伝ってくれないか?そろそろ水銀燈……あの銀髪の娘がキレるから。」<br> 「御意に。」<br> <br> さあ、主人公は揃った。<br> 物語は今、始まる。<br> <br> 第一章~またベタな~ 完</p>

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