「おさななじみなふたり 第七話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

おさななじみなふたり 第七話」(2006/03/21 (火) 01:44:59) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p>「翠星石はJUNの事が好きなんです。」<br> ……へ?<br> 翠星石が何を言ってるかが分からない<br> いや違う。分かってる<br> これは所謂告白というやつですか?<br> 誰に?<br> 僕に?<br> 駄目だ。頭が今言われたことを処理しきれない<br> 「黙って無いで何か言うです……。」<br> そうだ。何か言わないと<br> 「あの……。その……。」<br> 駄目だ。頭が働いてない<br> 「……まだ分かって無いみたいですね。」<br> いや分かってる。分かってるけど<br> 翠星石が混乱する僕に近づいて来る<br> そして僕の隣に座ると僕の首筋に抱きついた<br> 「す、翠星石何を!?」<br> 「ニブチンで大馬鹿野郎のJUNにも分かり易い様に行動で示したです。」<br> 翠星石は僕を抱きしめた腕に少し力を入れて言った<br> 「JUN好きです。大好きです。」<br> 翠星石の顔は見えないけど密着した体から聞こえる彼女の心臓の音が彼女が緊張してる事を伝えてきた<br> 黙ってちゃ駄目だ。何か言わないと<br> 混乱した頭を何とか落ち着ける<br> 落ち着いた頭が出した最初の言葉は<br> 「……何で僕なんだ?」<br> 返事では無く質問だった<br> 「わかんねえです。気が付いたら好きだったんです。」<br> 「気が付いたらずっとJUNの事見てたです。」<br> 「それから家でもずっとJUNの事を考えるようになって。」<br> 「いつの間にかJUNの傍に居たいって思うようになったです。」<br> ……僕の傍に<br> 「JUN、好きです。」<br> 三度目の告白<br> 「JUNは翠星石の事、嫌いですか?」<br> 「……そんな事は無い。」<br> 好きか嫌いかと聞かれると間違い無く好きだと思う<br> ……でも、<br> 「翠星石はJUNの傍に居たいです。出来ればずっと。」<br> ……ずっと傍に<br> その言葉は、僕のにとっては二度目の……<br> 「ごめん、翠星石。僕は君の気持ちに答えられない。」<br> だって僕には……<br> 僕の隣には……<br> 「そうですか。」<br> 翠星石は僕の首から離れた<br> 「理由聞いて良いですか?」<br> 「……ごめん。」<br> 自分でも理由は良く分からなかった<br> ただ、自分の隣に翠星石が居る所を考えたら違和感があった<br> そう翠星石に伝えた<br> 「JUNはやっぱり馬鹿です。」<br> 翠星石は俯いてる<br> 「…ごめん。」<br> 「大馬鹿です。」<br> 「…そうだな。」<br> 「こんないい女を振ったのを一生公開すれば良いです。」<br> 「……。」<br> 翠星石は顔を上げて言った<br> 「JUNみたいなニブチンの大馬鹿野郎を好きになる奴なんて滅多にいないです。」<br> 「きっと翠星石ぐらいです。でもJUNはそんな心優しい翠星石を振った救いようの無い馬鹿です。」<br> 「そうだな。僕は馬鹿だな。」<br> こんな良い子を「違和感感じた。」何て曖昧な理由で振ったんだから<br> 「……でも、もしかしたら翠星石以外にもJUNの傍に居てやっても良いって奇特な娘がいるかも知れないです。」<br> 「まあ、そんな奴がいる可能性は万に一つ位の可能性ですが。」<br> 「もしも、そんな娘が居たら大事にしてやるですよ?」<br> 「……分かった。」<br> 「じゃあ、翠星石は帰るです。」<br> 「……送ってくよ。」<br> 「いらねーです。一人で帰るです。」<br> 「……分かった。気を付けろよ。」<br> 「言われなくても分かってるです。」<br> 「……そうか。」<br> 「じゃあ、さよならです。」<br> 翠星石が部屋から出て行く<br> ガチャリとドアが閉まる音がした<br> 「はぁー。」<br> ため息をついて、それから考えた<br> 僕は……<br> 「ずっと傍にか…。」<br> さっき思い出した<br> そう言われたのはこれで二度目<br> 一度目は……<br> 「柏葉…。」<br> 無性に彼女に会いたくなった<br> 「もう帰ってるかな?」<br> まだ夜中と言う時間ではないし、この時間なら尋ねても大丈夫だろう<br> 「行ってみるか。」<br> 一人呟く<br> 彼女の家に行ってみよう</p> <br> <p> 桜田家から少し離れた公園のベンチに翠星石は座っていた<br> 住宅街の公園に相応しく昼間なら子供やその親もいるであろうが夕食時を過ぎた今の時間帯<br> この公園にいるのは彼女だけだ<br> 「はぁー。振られちまったです。」<br> 先ほど翠星石は意中の相手である桜田JUNに自分の想い伝えた<br> 結果は惨敗<br> 振られてしまった<br> 「…JUNの大馬鹿野郎です。」<br> 「そうね。JUNは馬鹿ね。」<br> 「ひぃ!」<br> 突然後ろから声を飛び上がる翠星石<br> 恐る恐る後ろを向くと水銀燈がいた<br> 「はぁい。」<br> 「お、脅かすなですぅ!水銀燈!」<br> 「御免なさぁい。そんなつもりは無かったのよ。」<br> 笑いながら翠星石の隣に座る<br> 「何か用ですか?」<br> 「別にぃ。ただ巴とお茶した帰りに近道の為に公園を通ったら知った顔があったから声を掛けただけ。」<br> 「そうですか。」<br> 「……。」<br> 「……。」<br> 二人の間を沈黙が包む<br> 先に沈黙を破ったのは水銀燈だった<br> 「で、JUNに振られたの?」<br> 「な、何の事ですか!?翠星石はJUNの事なんてこれっぽちも好きじゃないです!」<br> 「貴女も分かり易いわねぇ。」<br> 少し呆れ気味に笑う水銀燈<br> 「馬鹿にしてるですか?」<br> そんな水銀燈に少し怒り気味な翠星石<br> 「ごめんごめん。そんなつもりは無いのよ。」<br> 「そうですか。」<br> 「元気ないわね。」<br> 「そんな事ねーです。」<br> そう言う翠星石だが彼女を知る者からすれば明らかに嘘である事がわかる<br> 普段通りの自分でいようとして逆に硬くなってしまう<br> 彼女は嘘が下手だった<br> 「貴女、今日JUNの家に行ってたんでしょ?」<br> 「……それが如何かしたですか?」<br> 「気持ちは伝えたの?」<br> 「……別に翠星石はJUNの事なんか……。」<br> 「はいはい、嘘仰い。貴女がJUNの事好きのは皆知ってるわよ。」<br> 「…。」<br> 「JUNにお弁当作ってきた時も二人で食べれば良いのに態々皆の所に来たじゃなぁい。」<br> 「あれ、巴に対する牽制だったんでしょ?」<br> 「そうです!翠星石はJUNが好きです!大好きです!悪いですか!」<br> 自分を挑発するかのような水銀燈の言い方に翠星石の中で溜まっていた物が爆発した<br> 「そうです!翠星石は何時もJUNを見てたです!だから知ってたです!巴がJUNのお弁当を作ってるのも!」<br> 「巴がJUNの事を常に見てるのも知ってたです!でも…でも…。」<br> 水銀燈に自分の気持ちを捲し立てる翠星石<br> 次第にその声に嗚咽が混じり始めた<br> 「…それでもJUNの隣に翠星石は居れると思ったです。だから今日JUNの家に夕飯作りに行ったです。」<br> 「でも、今日。JUNの家に行って分かったです。あそこはJUNの家じゃなかったです。」<br> 「キッチンの壁にかけてあった二つのエプロンや洗ってそのまま置いてあった二人分の食器見て分かったです。」<br> 「あの家はJUNと巴。二人の家だったです。」<br> 「翠星石は馬鹿です。初めからJUNの隣は決まってです。でも翠星石は認めたくなかったです。」<br> 「だからJUNに言ったです。JUNが好きだって、ずっと傍に居たいって。でも……。」<br> 俯いた翠星石の目から涙が零れた<br> 「…JUNは。……ごめん。って。」<br> 「そう。」<br> 「……翠星石は馬鹿です。分かってた筈なのに。無理だって分かってた筈なのに心の何処かでは期待してたです。」<br> 「JUNが翠星石の事を受け入れてくれる事を…。JUNが翠星石を抱き締めてくれる事を…。」<br> 涙を流す翠星石に水銀燈は<br> 「そうね。貴女はとってもお馬鹿さん。でも…。」<br> 翠星石の頭に手を置き優しく撫でた<br> 「恋をするってそう言うものでしょぉ?相手に期待して甘い未来を想像する。そんな物じゃないの?」<br> 「だから馬鹿で良いのよ。馬鹿じゃなきゃ恋は出来ないわ。」<br> 「そして私は賢くなるより馬鹿のままで恋したい。」<br> 翠星石は涙でくしゃくしゃになった顔を上げ水銀燈を見た<br> そんな翠星石に水銀燈はやさしく微笑む<br> 「好きなだけ泣きなさい。お馬鹿さん。」<br> 翠星石は水銀燈に抱きつくと声を上げて泣いた<br> そして水銀燈は翠星石が泣き止むまで彼女の頭を撫でていた</p> <p><br> 「さて、あの二人如何転ぶかしら。女の子一人泣かしてそのままって事は無いわよね。JUN。」</p> <p><br> 『おさななじみなふたり』 第七話 了</p>
<p><a title="tomoe" name= "tomoe"></a>「翠星石はJUNの事が好きなんです。」<br> ……へ?<br> 翠星石が何を言ってるかが分からない<br> いや違う。分かってる<br> これは所謂告白というやつですか?<br> 誰に?<br> 僕に?<br> 駄目だ。頭が今言われたことを処理しきれない<br> 「黙って無いで何か言うです……。」<br> そうだ。何か言わないと<br> 「あの……。その……。」<br> 駄目だ。頭が働いてない<br> 「……まだ分かって無いみたいですね。」<br> いや分かってる。分かってるけど<br> 翠星石が混乱する僕に近づいて来る<br> そして僕の隣に座ると僕の首筋に抱きついた<br> 「す、翠星石何を!?」<br> 「ニブチンで大馬鹿野郎のJUNにも分かり易い様に行動で示したです。」<br> 翠星石は僕を抱きしめた腕に少し力を入れて言った<br> 「JUN好きです。大好きです。」<br> 翠星石の顔は見えないけど密着した体から聞こえる彼女の心臓の音が彼女が緊張してる事を伝えてきた<br> 黙ってちゃ駄目だ。何か言わないと<br> 混乱した頭を何とか落ち着ける<br> 落ち着いた頭が出した最初の言葉は<br> 「……何で僕なんだ?」<br> 返事では無く質問だった<br> 「わかんねえです。気が付いたら好きだったんです。」<br> 「気が付いたらずっとJUNの事見てたです。」<br> 「それから家でもずっとJUNの事を考えるようになって。」<br> 「いつの間にかJUNの傍に居たいって思うようになったです。」<br> ……僕の傍に<br> 「JUN、好きです。」<br> 三度目の告白<br> 「JUNは翠星石の事、嫌いですか?」<br> 「……そんな事は無い。」<br> 好きか嫌いかと聞かれると間違い無く好きだと思う<br> ……でも、<br> 「翠星石はJUNの傍に居たいです。出来ればずっと。」<br> ……ずっと傍に<br> その言葉は、僕のにとっては二度目の……<br> 「ごめん、翠星石。僕は君の気持ちに答えられない。」<br> だって僕には……<br> 僕の隣には……<br> 「そうですか。」<br> 翠星石は僕の首から離れた<br> 「理由聞いて良いですか?」<br> 「……ごめん。」<br> 自分でも理由は良く分からなかった<br> ただ、自分の隣に翠星石が居る所を考えたら違和感があった<br> そう翠星石に伝えた<br> 「JUNはやっぱり馬鹿です。」<br> 翠星石は俯いてる<br> 「…ごめん。」<br> 「大馬鹿です。」<br> 「…そうだな。」<br> 「こんないい女を振ったのを一生公開すれば良いです。」<br> 「……。」<br> 翠星石は顔を上げて言った<br> 「JUNみたいなニブチンの大馬鹿野郎を好きになる奴なんて滅多にいないです。」<br> 「きっと翠星石ぐらいです。でもJUNはそんな心優しい翠星石を振った救いようの無い馬鹿です。」<br> 「そうだな。僕は馬鹿だな。」<br> こんな良い子を「違和感感じた。」何て曖昧な理由で振ったんだから<br> 「……でも、もしかしたら翠星石以外にもJUNの傍に居てやっても良いって奇特な娘がいるかも知れないです。」<br> 「まあ、そんな奴がいる可能性は万に一つ位の可能性ですが。」<br> 「もしも、そんな娘が居たら大事にしてやるですよ?」<br> 「……分かった。」<br> 「じゃあ、翠星石は帰るです。」<br> 「……送ってくよ。」<br> 「いらねーです。一人で帰るです。」<br> 「……分かった。気を付けろよ。」<br> 「言われなくても分かってるです。」<br> 「……そうか。」<br> 「じゃあ、さよならです。」<br> 翠星石が部屋から出て行く<br> ガチャリとドアが閉まる音がした<br> 「はぁー。」<br> ため息をついて、それから考えた<br> 僕は……<br> 「ずっと傍にか…。」<br> さっき思い出した<br> そう言われたのはこれで二度目<br> 一度目は……<br> 「柏葉…。」<br> 無性に彼女に会いたくなった<br> 「もう帰ってるかな?」<br> まだ夜中と言う時間ではないし、この時間なら尋ねても大丈夫だろう<br> 「行ってみるか。」<br> 一人呟く<br> 彼女の家に行ってみよう</p> <br> <p> 桜田家から少し離れた公園のベンチに翠星石は座っていた<br> 住宅街の公園に相応しく昼間なら子供やその親もいるであろうが夕食時を過ぎた今の時間帯<br> この公園にいるのは彼女だけだ<br> 「はぁー。振られちまったです。」<br> 先ほど翠星石は意中の相手である桜田JUNに自分の想い伝えた<br> 結果は惨敗<br> 振られてしまった<br> 「…JUNの大馬鹿野郎です。」<br> 「そうね。JUNは馬鹿ね。」<br> 「ひぃ!」<br> 突然後ろから声を飛び上がる翠星石<br> 恐る恐る後ろを向くと水銀燈がいた<br> 「はぁい。」<br> 「お、脅かすなですぅ!水銀燈!」<br> 「御免なさぁい。そんなつもりは無かったのよ。」<br> 笑いながら翠星石の隣に座る<br> 「何か用ですか?」<br> 「別にぃ。ただ巴とお茶した帰りに近道の為に公園を通ったら知った顔があったから声を掛けただけ。」<br> 「そうですか。」<br> 「……。」<br> 「……。」<br> 二人の間を沈黙が包む<br> 先に沈黙を破ったのは水銀燈だった<br> 「で、JUNに振られたの?」<br> 「な、何の事ですか!?翠星石はJUNの事なんてこれっぽちも好きじゃないです!」<br> 「貴女も分かり易いわねぇ。」<br> 少し呆れ気味に笑う水銀燈<br> 「馬鹿にしてるですか?」<br> そんな水銀燈に少し怒り気味な翠星石<br> 「ごめんごめん。そんなつもりは無いのよ。」<br> 「そうですか。」<br> 「元気ないわね。」<br> 「そんな事ねーです。」<br> そう言う翠星石だが彼女を知る者からすれば明らかに嘘である事がわかる<br> 普段通りの自分でいようとして逆に硬くなってしまう<br> 彼女は嘘が下手だった<br> 「貴女、今日JUNの家に行ってたんでしょ?」<br> 「……それが如何かしたですか?」<br> 「気持ちは伝えたの?」<br> 「……別に翠星石はJUNの事なんか……。」<br> 「はいはい、嘘仰い。貴女がJUNの事好きのは皆知ってるわよ。」<br> 「…。」<br> 「JUNにお弁当作ってきた時も二人で食べれば良いのに態々皆の所に来たじゃなぁい。」<br> 「あれ、巴に対する牽制だったんでしょ?」<br> 「そうです!翠星石はJUNが好きです!大好きです!悪いですか!」<br> 自分を挑発するかのような水銀燈の言い方に翠星石の中で溜まっていた物が爆発した<br> 「そうです!翠星石は何時もJUNを見てたです!だから知ってたです!巴がJUNのお弁当を作ってるのも!」<br> 「巴がJUNの事を常に見てるのも知ってたです!でも…でも…。」<br> 水銀燈に自分の気持ちを捲し立てる翠星石<br> 次第にその声に嗚咽が混じり始めた<br> 「…それでもJUNの隣に翠星石は居れると思ったです。だから今日JUNの家に夕飯作りに行ったです。」<br> 「でも、今日。JUNの家に行って分かったです。あそこはJUNの家じゃなかったです。」<br> 「キッチンの壁にかけてあった二つのエプロンや洗ってそのまま置いてあった二人分の食器見て分かったです。」<br> 「あの家はJUNと巴。二人の家だったです。」<br> 「翠星石は馬鹿です。初めからJUNの隣は決まってです。でも翠星石は認めたくなかったです。」<br> 「だからJUNに言ったです。JUNが好きだって、ずっと傍に居たいって。でも……。」<br> 俯いた翠星石の目から涙が零れた<br> 「…JUNは。……ごめん。って。」<br> 「そう。」<br> 「……翠星石は馬鹿です。分かってた筈なのに。無理だって分かってた筈なのに心の何処かでは期待してたです。」<br> 「JUNが翠星石の事を受け入れてくれる事を…。JUNが翠星石を抱き締めてくれる事を…。」<br> 涙を流す翠星石に水銀燈は<br> 「そうね。貴女はとってもお馬鹿さん。でも…。」<br> 翠星石の頭に手を置き優しく撫でた<br> 「恋をするってそう言うものでしょぉ?相手に期待して甘い未来を想像する。そんな物じゃないの?」<br> 「だから馬鹿で良いのよ。馬鹿じゃなきゃ恋は出来ないわ。」<br> 「そして私は賢くなるより馬鹿のままで恋したい。」<br> 翠星石は涙でくしゃくしゃになった顔を上げ水銀燈を見た<br> そんな翠星石に水銀燈はやさしく微笑む<br> 「好きなだけ泣きなさい。お馬鹿さん。」<br> 翠星石は水銀燈に抱きつくと声を上げて泣いた<br> そして水銀燈は翠星石が泣き止むまで彼女の頭を撫でていた</p> <p><br> 「さて、あの二人如何転ぶかしら。女の子一人泣かしてそのままって事は無いわよね。JUN。」</p> <p><br> 『おさななじみなふたり』 第七話 了</p>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: