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第2話「IN MY DREAM(WITH SHIVER)」」(2007/08/15 (水) 20:20:03) の最新版変更点

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<p>絡みついた 美しい悪夢に犯されて 微熱にうなされ<br> <br> <br> 私は今、夢をみている。<br> 何度目だろう?数えてすらない。<br> これが夢であること、それだけがはっきりと分かっている。<br> …ただ、最愛の人が微笑んでいるだけの…<br> <br> <br> LUNA SEA 第2話「IN MY DREAM(WITH SHIVER)」<br> <br> <br> 私達は幼馴染みで、昔からよく、一緒に遊んでいた。<br> よくケンカした。<br> 端から見れば、仲が悪いように見えたかもしれない。<br> でもそれは、お互いに心通じ合っての事だ。 <br> <br> よく慰め合った。<br> ジュンが上級生にいじめられた時、私は妹と立ち向かった。<br> 私のペットの犬が死んだとき、彼を忘れないようにと、犬の人形を作ってくれた。<br> それは、お世辞にも上手いと言えるような代物ではなかったが、<br> 彼の指を見れば、どれだけ苦労したかがうかがえた、<br> まぁ、生来の素直になれない性格が災いして、「ありがとう」とは、言えなかったが…きっと分かってくれたはずだ。<br> うん、きっと分かってくれたはずだ。<br> そして、当たり前のように恋に落ちた、<br> が二人ともまだ幼すぎて、素直になれず、そのことを確かめられたのは、大学進学直前、離れ離れになる寸前の事だった。 <br> <br> <br> 友人達には呆れられたが、二人にそんな確認は、いらなかったのだ。<br> …うん、そう思いたい。<br> 今でも少し情けなくなってしまう。<br> <br> <br> でも、本当に、泡沫の甘い夢のような日々でした。<br> <br> <br> <br> そして、ここからが本当の話題。<br> 二人とも無事に大学を卒業し、久しぶりに故郷で会おうという約束をしてからが本題。<br> <br> <br> その日、私は少し早くに目が覚めた。<br> 何ということも無しに時計を見て、6:30ということを知る。<br> なんだ…まだまだ眠れるじゃないか。休みの日だし。<br> だが、光の点滅に気付く。携帯にメールが来ているようだ。<br> この非常識な時間に…<br> だが、差出人を見た途端、眠気など全てどこかへ吹き飛んでいった。<br> ジュンだ…<br> <br> <br> 『久しぶりに、そっちに帰ることになった。会わないか?』<br> <br> <br> …心臓がバクバクいってる。何年ぶりだろう。<br> 待ち合わせの時間が、ただ待ち遠しい。<br> <br> <br> 第2話 「IN MY DREAM(WITH SHIVER)」 了</p>

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