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ずっと傍らに…激闘編 第二章~翠星石side~」(2007/08/06 (月) 10:18:40) の最新版変更点

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<p>銀「じゃ、頑張るのよ…」<br> 翠「…水銀燈も勉強頑張って来いですよ」<br> 蒼「…」<br> <br> さて、水銀燈は高校の方向へ真っ直ぐ向かって行ったですね。<br> 翠星石たちは右に曲がるです。<br> <br> しっかし、蒼星石はこのことを水銀燈にも話さなかったんですね。<br> それに、あのショックの受け様は並大抵のものではないでしょうから、<br> これから暫くは水銀燈は蒼星石とは口を利かんですかね。<br> <br> 翠「…」<br> 蒼「…」<br> <br> 喧嘩した後の登校ってのは気まずいものですね…<br> でも譲る気はねーですよ?伝わってないのは言ってないのと一緒ですからね!<br> ジュンのところとは家族レベルでの付き合いがあるんですから、<br> お父様にもお母様にも、水銀燈から雛苺にかけて全員に説明するべきなんです。<br> …でもお父様やお母様には…ジュンは望まないかもしれないですねぇ。<br> <br> それにしても…何故ジュンは引き篭もりになんかに…<br> もしかして“1人ストライキ”ですかね?<br> 変に厚かましい梅岡が担任ということに対する抗議ですかね?<br> ま、蒼星石に聞くのが一番早いんでしょうけど…この雰囲気じゃ無理ですね。<br> さっさと巴に聞いてみるです。<br> <br> あ、でも今日は一緒じゃないからダメですね…<br> 今頃ジュンの家で必死にジュンとの接触を試みてるんでしょう。<br> 外に出ようとしないのがヒッキーですからね。大変ですねぇ。<br> とにかく、無事成功するといいんですが…<br> <br> ~~~~~~<br> <br> 学校に着くと既に昇降口に巴がいたです。<br> …あれ?翠星石たちより早くに学校に着いたんですか?<br> しかも怒り肩で妙に目つきも怖えぇです…<br> ここで声を掛けようか掛けまいか悩んだんですぅ。<br> でも蒼星石の方が決断を下すのが早かったんです…<br> <br> 蒼「巴…」<br> 巴「あ、おはよう」<br> 蒼「早かったんだね…」<br> 巴「えぇ」<br> 蒼「それで、ジュン君はどうだった?」<br> 巴「最初から来る気は無かったみたい…」<br> <br> ここで安堵の表情を浮かべる蒼星石…くうぅぅっ!<br> <br> 蒼「他には、何か無かった?」<br> 巴「…」<br> <br> 巴はここで押し黙ってしまったので、蒼星石もそれ以上訊くことはしなかったです。<br> つまりまぁ、あいつは今日は欠席ですかね…。<br> ちょっとは期待してたんですけどね。<br> きっと昨日の晩にでも蒼星石の馬鹿がブレーキを掛けさせたんでしょ。<br> ジュンに引き篭もることを促してどうするんですかっ!<br> フンっだ!です!<br> <br> ~~~~~~<br> <br> まだ朝早いから登校してくる生徒もまばらですね。<br> ジュンが居ないのは…寂しいですが…とにかく教室へ向かうですかね。<br> 蒼星石も巴もクラスは向こうなのでここで一旦別れるです。<br> <br> 翠「それじゃ、またです~」<br> 巴「またね」<br> 蒼「…」<br> <br> さて、ドアを開いて入りますか…<br> <br> ガラガラ…<br> <br> 翠「おはようです~…」<br> <br> ──な……なななな…なんで黒板にこんな落書きしてやがるですか!<br> <br> “桜田キモイ 趣味もキモイ”<br> “桜田はさっさと転校!さっさと転校!”<br> “クラスのガン、家庭科ヲタクは人生終われ!”<br> <br> …ジュンを誹謗中傷する言葉のオンパレードじゃねーですか!<br> 黒板全体を覆い尽くさんばかりに書いてやがるです…<br> <br> A「よぅ!」<br> B「うっす」<br> C「おはよーさん」<br> <br> イヤァァァァ!挨拶してくるなです!<br> 思わず教室から飛び出して、まだ廊下を歩いていた蒼星石と巴の元へ避難したです──<br> ショックです…この世の終わりですぅ…<br> <br> 翠「ジュン!…ジュン……ジュン…」<br> 巴「ど、どうしたの?」<br> 翠「ジュンが~ジュンが~ジュンがぁぁぁ…」<br> 蒼「あ…巴?」<br> 巴「うん、そうかもね──」<br> <br> それから2人は大急ぎで翠星石の教室に入っていったです。<br> <br> 蒼『ちょっと!やめろよ!』<br> A『ヤベっ!番長が来たぞ』<br> 蒼『いいからとっとと消せ!』<br> 巴『竹刀で殴られたいの!?』<br> B『わぁったよ。消す消す…』<br> C『なんだよ、くそったれ』<br> 巴『何か言った?!』<br> <br> 飛び交う怒号を聞いただけで、ますます混乱して…<br> もう廊下の片隅で黙って身を潜めるしか……<br> <br> A『ったく、あっち行こうぜ』<br> C『そうだな』<br> B『ま、また次の機会に~』<br> <br> う…なんか3人が出てきたですね<br> <br> 巴「──翠星石~!もう収まったよ。もう教室に入っても大丈夫」<br> <br> 向こうから巴が手招きして呼んでるです。<br> 教室へ向かうですかね──<br> <br> ──いざ教室へ入ると黒板の落書きは全て消されてたです。<br> ただ、消した跡の汚なさが先の出来事を思い出させるのですが…<br> <br> 翠「ありがとうです…」<br> 巴「面倒なことが起き始めたね…」<br> 蒼「ジュン君を学校に来させたくなかったのはこういうことなんだよ…」<br> <br> 溜息をつきながら言う蒼星石。<br> <br> 蒼「落書きがなくなるとか、学校の雰囲気が良い方向に向かうまではダメだ…」<br> 翠「なぁんですか。それをさっさと言えば良かったですのにぃ…」<br> 蒼「言っても、翠星石は納得してくれないと思ったんだ…」<br> 翠「…」<br> <br> と、とりあえず、事は一旦収まったんですから…何も言わないです。<br> まぁ…確かに、言われても納得はしなかったと思いますし、<br> そのことで蒼星石に怒ってたことも悪かったと思うです。<br> でもですね、巴と2人だけで解決しようとするところが気にいらねぇです。<br> 水銀燈ならともかく、翠星石にまでダンマリを決め込むなんて──<br> 翠星石だってジュンとは…喧嘩ばっかでしたが…<br> …それでも幼馴染であることは変わらんですよ?<br> <br> う~ん、でもここで1つ謎が残りますね。<br> 「家庭科ヲタク」ってどういうことですかね?<br> あいつ、小学生の頃から家庭科は全然ダメでしたし、特に裁縫なんてドン底でしたよ?<br> 訳が判らんですね…<br> <br> 蒼「──どうする?」<br> 巴「構えるしかないわ…」<br> <br> こっちが色々考えてるうちに…何ですか?ヒソヒソ話するなんて…<br> 気に入らねぇですね…<br> <br> 翠「…あの、ちょいといいですか?」<br> 巴「はっ…!」<br> 蒼「…あっ、ん?え…どうしたの?」<br> <br> この慌てっぷりは何かありますね?…後でこっそり調べ上げてやるです…<br> …それはそうと──<br> <br> 翠「どうしてジュンは“家庭科ヲタク”って言われてるんですかね?」<br> 蒼「あ…それは…何か…洋服を作るための製図をしてたからだよ」<br> 翠「はぁ?ジュンにそんなことは出来ねーですよ?」<br> 巴「それが…まぁ質は関係なくて内容が問題だったのかもね…」<br> 翠「…?」<br> 巴「完成後の全体図みたいなのも描いてて…でもそれは女モノだったの」<br> 蒼「それをネタにAとBが苛め出したんだよ」<br> <br> まぁそらそうですよ。ジュンの周りは女ばっかですからねw<br> 誰に作ってやりたかったんですかねぇ。<br> でも、ジュンが服を作ろうとするだなんて……<br> <br> 翠「翠星石のいないところで…」<br> <br> …あいつ、裁縫とか全然ダメダメだったはずなのに、<br> 密かに努力してきたってことなんですかね…<br> でもそんなことで苛められて、ジュンが学校に来れなくなるなんて…<br> ……嫌…嫌です…そんなこと、嫌です!<br> 昨日まで元気だったのに突然ヒッキーになるなんてあんまりですぅ…<br> …苛め甲斐が無くなるです──<br> <br> あっ…そうです…翠星石もジュンを苛めてたんです…<br> 翠星石も奴らと一緒ですか…<br> <br> 何だか……急に…涙が…そんなこと頼んでないですよぉ…<br> こ…こんなところで大泣きなんかしたら…みっともねぇです…<br> こうなったら体育館裏に駆け込むしかねーです──<br> <br> 翠「…ぐっ!」<br> 蒼「──あっ、翠星石!」<br> <br> 呼び止めるなです…<br> 翠星石は罪深い女なんです…翠星石だってあいつらと同レベルなんですから…<br> もう…ダメなんです。静かな場所へ行きたいです──<br> <br> ──はぁ。<br> あんまり良い環境ではなかったです…<br> バレー部が窓全開で朝練してたことを忘れてたです。<br> はぁ…教室に帰るですかね…<br> <br> ~~~~~~<br> <br> あぁもう…鬱ですぅ…授業の内容なんて全然頭に入らんです…<br> ジュンが…クラスの奴から苛められてたなんて…<br> しかも休み時間なんかは引っ切り無しに「家庭科ヲタク」って声が止まないんです。<br> 連呼・手拍子・踏み鳴らし・替え歌合唱でますます盛り上がり始めるんです。<br> それが嫌でも耳に入りますから、ますます鬱になっちまいました…<br> 昨日まで平和だったクラスも、ここまで変貌するとは…<br> 蒼星石も巴も、相変わらず廊下でヒソヒソ話を展開してますし、<br> 翠星石が近づけば急にソワソワし出してごまかそうとするです!<br> …もう、学校全体が居心地最悪です──<br> <br> <br> ──起立!礼!<br> <br> …何とか、嵐の5・6時間目を耐え切ったです。<br> もはや泣く気力すら消え失せたです…<br> とっととこの教室から脱出したいです…<br> ったく、クスクス笑いが授業中もずっと続くなんて異常ですよ。特にAとBとCの周りは…<br> 「気にするな」とか声を掛けてくれるのは園芸部とか剣道部の人だけですし、<br> ジュンが翠星石たちと幼馴染だという事を知らない奴らはみんな向こう側ですか。<br> 肩身が狭いです…<br> <br> この対立、早く解決しなければ戦争が起こりそうな予感です…<br> 朝だってそうです。<br> 蒼星石はこういう事になるとすぐに本気になりますからね。<br> 巴も…あんな巴、初めて見たです…<br> はぁ…<br> <br> 戦うなんて、キライです…<br> <br> 梅「はい、今日の連絡終わり」<br> ──起立!礼!<br> <br> …早く教室から出るです!<br> あ、今日も廊下に2人が待っててくれてますね。<br> 相変わらず不愉快なヒソヒソ話をしながら──<br> はぁ…とりあえず今の翠星石の気持ちを伝えときますかね…<br> 声を出す元気も無いかもしれませんが…<br> <br> 翠「…待っててくれたですか」<br> 蒼「頑張ったね」<br> <br> ──今ちょっと本気でビンタしようと思いましたよ?<br> 頑張ったねって…なめてるんですか?<br> <br> 巴「私のクラスでも五月蝿かったのよ。広まるのは早いわね…」<br> 翠「…」<br> 蒼「やっぱり、また何かあったの?」<br> 翠「翠星石も学校が嫌になったです」<br> 巴「…」<br> 翠「学校の裏の姿を、こんな間近で垣間見ることが出来るとは思ってもなかったです」<br> 蒼「…」<br> 翠「翠星石も反省しました。翠星石もジュンを苛めてたのも同然でしたから…」<br> 巴「それは違うと思う!」<br> 翠「どうして言い切れるですか?」<br> 蒼「少なくとも僕には、今までジュン君が翠星石が嫌だなんて一度も相談して来なかったよ?」<br> 巴「私のところにも来なかった。それに、今まで引き篭もりになんかなってないし…」<br> 翠「だ~か~ら、違うんですよ!」<br> 蒼「何が?」<br> 翠「今までの鬱憤が爆発しなかっただけなんですよ」<br> 巴「…」<br> 翠「だからジュンは引き篭もったんです。AもBも引き金を引いただけに過ぎんです──」<br> 蒼「…」<br> 翠「もう…翠星石もジュンに謝ってから引き篭もりたいです…」<br> 巴「…」<br> 翠「だから今日は部室近くまで一緒に行けねーです…」<br> 蒼「園芸部は?」<br> 翠「休むと言っておいたです」<br> 蒼「…そうなんだ…」<br> 翠「それじゃ、部活頑張れです…」<br> 巴「あ…」<br> 蒼「はぁ……う~ん…」<br> <br> 翠星石だって朝から溜息ばっかですよ。<br> 今日は部活を休んで、ジュンのところへ見舞いに行くですかね。<br> <br> ~~~~~~~<br> <br> ピーンポーン<br> <br> …やはり出る気配がないですね。<br> 何ですかね…こうされると…イライラしてくるというか…癪に障るというか…<br> その…向こうは意図的にやってるんですかね…そうだとすれば悔しいですが…<br> …ジュンに…逢いたい…いや…抱き締めてもらいたい…かもです…<br> …あっ…べ~っつに、ジュンが好きだってわけじゃねーんですけど。<br> あいつは…ただの幼馴染です。あ…飽くまでただの幼馴染です。<br> でも…でも…ジュン…<br> 1日学校に来ないだけでここまで寂しいものとは思いませんでしたよぉ…<br> 病気で休む分なら何も気にしなかったんですけどね。<br> クラスがあんな風になってから……寂しいんですよぅ…<br> お前はやっぱり引き篭もりをやめるべきです!<br> ほら、玄関から顔を出すことぐらいは出来るでしょう!<br> <br> 翠「ジューン!」<br> <br> 出ないですね……もしかして昼寝でもしてるんですかね。<br> <br> 翠「ジューン!起きるです!」<br> <br> まったく、ここまで呼んでも出てこないなんて、反抗期真っ只中ですか?<br> こうなったら連打するしかないです…<br> <br> ピンポンピンポンピンポンピンポン!!<br> <br> 翠「ドアを開けるです!話があるです!」<br> <br> ピンポンピンポンピンポンピンポン!!<br> <br> まーったく!何でここまで押しても出ねーんですか!<br> やっぱり引き篭もりって不便ですね!さっさと治せです!<br> どうしても治らないのなら翠星石が治してやるですよッ!<br> お前と翠星石は幼馴染なんですからね!<br> そんなもん、泊り込みでも治してやるです!<br> 泊り込みって言ったって…ドキドキはしねぇと思いますから…<br> 引き篭もりを…治すのに…支障は…出ないと思いますよ?<br> <br> ──それとも、一緒に引き篭もるですか?<br> <br> …あ~いやいや、そんなのジュンのためにはならないですね。ならないですけど…<br> …何かもう学校に行く気なんてしませんし?<br> ジュンが…いなくてここまで寂しいとは思いませんでしたし?<br> ジュンと一緒に居られるのなら別に──<br> ──って、ま~~だ出てこないですか。<br> しょうがねぇですねぇ…ドアを叩いてやるです…<br> さ、玄関前まで来ましたよ。ドアを叩く前にとっとと開けるです!<br> <br> ガチャ…<br> <br> ひやぁっ!…いきなりドアを開けるなです…「開けるよ~」ぐらい言いやがれ!です。<br> ひょっとして外に声が漏れることをも恐れてるんですか?<br> まさに真性の引き篭もりですね!<br> <br> モフッ!<br> <br> だがしかし!心配するこたねーです。<br> 翠星石がこうやって引き篭もりのジュンの身体を受け止めてやってるんですから。<br> …おとと…もう…ジュ~ン~倒れるなんて大げさですぅ…<br> …でも勢いつけ過ぎたですかね…まぁそんなことどうでもいいです。<br> あとはジュンをこうムギューッて抱き締めて…<br> <br> 翠「…」<br> ジ「…」<br> <br> それからジュンもこの傷心の翠星石を抱き締め返してくれたらいいんですけどね…<br> ま、しゃーねぇです。こいつはチビ人間にして究極のチキンですからね。<br> でも、いつかはこういう時に包み込んでくれる人間になってほしいです──<br> <br> 翠「…」<br> ジ「なぁ」<br> <br> ──そういや、お前も大きくなりましたねぇ。<br> 小学校を卒業するまでは翠星石の方が背が高かったのに…<br> <br> 翠「…」<br> ジ「なぁ」<br> <br> ──ジュン…<br> <br> 翠「やっと会えたで…あ…」<br> ジ「…」<br> <br> おっと、本音が出ちまったです…<br> <br> 翠「いやいや、別に気にすんな!です」<br> <br> あぁ何とかして誤魔化さなければ…。<br> いや…でも何で翠星石は誤魔化す必要があるんですかね…?<br> いやいや、やっぱり恥ずかしいですぅ…<br> なっ、何をニヤニヤしてるですかぁ…ジュン…<br> <br> ジ「…それにしても、お前の寂しがり屋は相変わらずだなぁ~」<br> 翠「やっかましいです!」<br> <br> 恥ずかしいこと言うなですぅ!<br> まぁ…今ここにはジュンしかいませんから…<br> そ、そこまでムキになって否定したりはしませんけどぉ。<br> <br> ジ「で、今日は何の用なんだ?」<br> <br> ──つかの間の安らぎでしたね。<br> 学校の事を思い出ししまったです……<br> <br> 翠「…」<br> <br> そうです。決心したんです。<br> 翠星石だって学校がイヤになったんですから。<br> …今、ジュンから離れるのは惜しいですが……<br> …こう…玄関の鍵を閉めて、ついでにここも閉じて…完璧ですね。<br> これにて完璧な引き篭もり空間の成立です~…ぐひひw<br> <br> さてさて…ジュンの奴、ポカンと口を開けてやがるです。<br> あ、今ゴクリと唾を飲み込んだですね?ビビッてやがるです。<br> それでも、翠星石は本気ですよ──<br> <br> 翠「翠星石も…引き篭もるですぅ…」<br> <br> ──ジュン……翠星石の言いたいことを解ってく…<br> …はぁ?何でそこで爆笑なんですか?<br> こ…こいつはやっぱ脛を蹴らんとダメみたいですね!…<br> でも…<br> <br> 翠「…ほ、本気ですよ?」<br> <br> …我慢です我慢です…ここでいつも通りジュンを突き放すのは許されねぇですから…<br> 嗚呼…お願いですから、さっさと反応しやがれです。<br> …でも、もし変なこと言い出したら、この手でぶっ飛ばしてやりますからね──</p>

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