「第2話 保健室にて」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第2話 保健室にて」(2006/03/18 (土) 20:16:22) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p>MY FAIR FRAGMENT 2話 保健室にて</p> <p> 「MYFAIRFRAGMENT」第2話「ところがどっこい蒼かった!」</p> <p><br> 保健室に向かって走る三人。真紅、金糸雀、雛苺。<br> 途中、廊下は静かに!と注意した老人先生をぶっちぎり、</p> <p>べ「よう、そんなに急いでどうしたんだ?」</p> <p> と声をかけたべジータをノリと勢いでなぎ倒し(殺ったのは金糸雀&雛苺)、ようやくたどり着いた保健室前。</p> <p> 紅「…あなたたちを見ていると、ここまで急いできた私がバカみたいに思えるわ。」<br> 金「なぜかしらー?」<br> 雛「べジータ幸せそうだったなの~」<br> 紅「…校則に暴力沙汰について書いてあったのは飾りなのかしらね…」</p> <p> 扉を開けようとしたところ、丁度出てきた女生徒が二人ほど</p> <p>女生徒A「あ、真紅さん」<br> 紅「蒼星石は?」<br> 女生徒B「蒼星石先輩なら中にいますよ」</p> <p> どうやら園芸部員のようだった。蒼星石を保健室に連れてきた子達なのだろう。</p> <p>紅「ありがとう。」</p> <p> お礼を言って中に入る真紅。金糸雀と雛苺も付いてきたようだ。</p> <p>紅「蒼星石!大丈夫?」<br> 蒼「ああ、真紅。大丈夫、そんなにたいした怪我じゃないし。一体どこから聞いてきたの?」<br> 紅「この二人からよ。」<br> 金「今、園芸部で大乱闘騒ぎが、ってずいぶん噂になってるかしらぁ~」<br> 雛「翠星石が蒼星石に昇竜拳で大怪我だって聞いてきたの~」<br> 紅「ちょっとまって。さっきロザリオ返しだって…」<br> 雛「ネタがスレ違いだったから差し替えなのー」<br> 紅「差し替えって…」</p> <p> 困惑する真紅に、その様子を微笑ましく見ていた蒼星石が、<br> 顔に一枚ぺたりと張った絆創膏と、足に軽く巻いた包帯を見せながら言う。</p> <p> 蒼「そんなおおごとじゃないんだけど。この怪我だって僕が自分でやっちゃったものなんだし…」<br> 紅「は?」</p> <p>思わず怪訝な顔をして尋ねる真紅。</p> <p>蒼「だから…」</p> <p>蒼星石の話によればこうだった。<br> 昼休みに他の園芸部員と一緒に、二人で朝やっていた花壇の柵の修繕の続きをしていた時。<br> ひょんな事から翠星石と喧嘩をしてしまい、怒った翠星石が作りかけの花壇の柵を振り回したらしい。<br> そして、手からすっぽ抜けた柵が蒼星石の方へとび、避けようとした蒼星石は足をひねって花壇に倒れこんでしまった…という。<br> 幸い、倒れこんだ先が花壇だったおかげで、土もやわらかく大きな怪我はしなかったけれど、<br> 足が軽い捻挫、そして顔の方は小木の枝で引っかいてしまったものなのだそうだ。</p> <p> 紅「…柵を投げたのは本当だったのね。そこまで噂の尾ひれ背びれなのかと思ったわ。」<br> 蒼「花もいくつかつぶしちゃったし、枝も折れちゃったし。後で大変だなあ…」</p> <p> 苦笑する蒼星石。なんでもない風に装ってはいるが、蒼星石の元気がなく寂しそうな様子を見ていると、大丈夫なんて思えない。<br> 自分がやっていることは要らぬおせっかいかもしれない、と承知はしつつも、<br> 思わず真紅は蒼星石に尋ねてしまう。</p> <p> 紅「…おおごとじゃないとは言うけれど、そうでもないみたいね…<br>   もし何か力になれるなら、翠星石と何があったのか私に聞かせてくれない?」<br> 蒼「真紅…」<br> 雛「ヒナにも聞かせるの~!」<br> 金「この薔薇学園一の策士が蒼星石の悩みをズバッと解決かしら!」<br> 紅「あなたたちはダメ。」</p> <p>二人の言葉をスパッと切り捨てる真紅。</p> <p> 金「なんでなのかしら!不肖、この金糸雀、蒼星石と翠星石のために全力で事に当たる所存かしら!」<br> 雛「ヒナも~」<br> 紅「これはあくまで個人的な、プライベートな話がかかわってくるかもしれないのよ。<br>   さっきみたいに噂に踊らされて人の背中にラリアットかましたり、<br>   ましてや聞いた話を他の人に言いふらすようなことは絶対だめなのだわ。」</p> <p> 真紅、微妙に先ほどの紅茶を吹きだした件を根に持っているらしい。</p> <p>雛「そんなことしないの~。」<br> 金「もちろんかしら!蒼星石の失恋話を周囲に言いふらしたりなんてしないのかしら!」<br> 雛(小声で)「ラリアットはするけど」<br> 蒼「ちょ、何で僕失恋したことにな…」<br> 紅「聞こえているのだわ雛苺!ラリアットもやめなさい!」</p> <p> なんだか話がずれ始めているこの状況。置いていかれかけている蒼星石は、少し大きな声で3人を止める。<br> このままだと、いつの間にか蒼星石が翠星石に愛想をつかされた挙句乱闘になって、<br> 花壇が壊滅状態になっただのなんだのひどい噂が教室に流れることになりそうだ。</p> <p> 蒼「真紅!もういいから!別に聞かれたくない話っていうわけでもないし、<br>   話すから。金糸雀も雛苺も聞いてて良いよ。」</p> <p> そして、蒼星石は先ほどの翠星石との話を語り始めたのだった…。</p> <p><br> --------------------------------------------------------------------------------</p> <p><次回予告><br> 蒼星石と喧嘩をした翠星石!その怒りはとどまる所を知らず、周囲に大いなる被害をもたらす!<br> 鳥は落ち地は鳴り、べジータの生え際がさらに後退する!<br> なんとか二人を仲直りさせないと、教室は崩壊する…!そんな一種即発の状況に立ち上がる二つの影!<br> 金「おかしいのかしら。私達は合わせて3人なのかしら!」<br> 雛「きっと金糸雀と雛が合体してヒ○リアになるの~」<br> 紅「それは別の人が書いたSSのネタなのだわ!」<br> 金&雛「二人はプリ○ュア~!」<br> 紅「わけがわからないのだわ…」<br> 翠「次回「MY FAIRFRAGMENT」第3話「一方その頃!閑話休題!」です!次回も見やがれです~!」</p> <p> 注:予告どおりになるとはかぎりませんのであしからず。</p>
<p> 「MYFAIRFRAGMENT」第2話「ところがどっこい蒼かった!」</p> <p><br> 保健室に向かって走る三人。真紅、金糸雀、雛苺。<br> 途中、廊下は静かに!と注意した老人先生をぶっちぎり、</p> <p>べ「よう、そんなに急いでどうしたんだ?」</p> <p> と声をかけたべジータをノリと勢いでなぎ倒し(殺ったのは金糸雀&雛苺)、ようやくたどり着いた保健室前。</p> <p> 紅「…あなたたちを見ていると、ここまで急いできた私がバカみたいに思えるわ。」<br> 金「なぜかしらー?」<br> 雛「べジータ幸せそうだったなの~」<br> 紅「…校則に暴力沙汰について書いてあったのは飾りなのかしらね…」</p> <p> 扉を開けようとしたところ、丁度出てきた女生徒が二人ほど</p> <p>女生徒A「あ、真紅さん」<br> 紅「蒼星石は?」<br> 女生徒B「蒼星石先輩なら中にいますよ」</p> <p> どうやら園芸部員のようだった。蒼星石を保健室に連れてきた子達なのだろう。</p> <p>紅「ありがとう。」</p> <p> お礼を言って中に入る真紅。金糸雀と雛苺も付いてきたようだ。</p> <p>紅「蒼星石!大丈夫?」<br> 蒼「ああ、真紅。大丈夫、そんなにたいした怪我じゃないし。一体どこから聞いてきたの?」<br> 紅「この二人からよ。」<br> 金「今、園芸部で大乱闘騒ぎが、ってずいぶん噂になってるかしらぁ~」<br> 雛「翠星石が蒼星石に昇竜拳で大怪我だって聞いてきたの~」<br> 紅「ちょっとまって。さっきロザリオ返しだって…」<br> 雛「ネタがスレ違いだったから差し替えなのー」<br> 紅「差し替えって…」</p> <p> 困惑する真紅に、その様子を微笑ましく見ていた蒼星石が、<br> 顔に一枚ぺたりと張った絆創膏と、足に軽く巻いた包帯を見せながら言う。</p> <p> 蒼「そんなおおごとじゃないんだけど。この怪我だって僕が自分でやっちゃったものなんだし…」<br> 紅「は?」</p> <p>思わず怪訝な顔をして尋ねる真紅。</p> <p>蒼「だから…」</p> <p>蒼星石の話によればこうだった。<br> 昼休みに他の園芸部員と一緒に、二人で朝やっていた花壇の柵の修繕の続きをしていた時。<br> ひょんな事から翠星石と喧嘩をしてしまい、怒った翠星石が作りかけの花壇の柵を振り回したらしい。<br> そして、手からすっぽ抜けた柵が蒼星石の方へとび、避けようとした蒼星石は足をひねって花壇に倒れこんでしまった…という。<br> 幸い、倒れこんだ先が花壇だったおかげで、土もやわらかく大きな怪我はしなかったけれど、<br> 足が軽い捻挫、そして顔の方は小木の枝で引っかいてしまったものなのだそうだ。</p> <p> 紅「…柵を投げたのは本当だったのね。そこまで噂の尾ひれ背びれなのかと思ったわ。」<br> 蒼「花もいくつかつぶしちゃったし、枝も折れちゃったし。後で大変だなあ…」</p> <p> 苦笑する蒼星石。なんでもない風に装ってはいるが、蒼星石の元気がなく寂しそうな様子を見ていると、大丈夫なんて思えない。<br> 自分がやっていることは要らぬおせっかいかもしれない、と承知はしつつも、<br> 思わず真紅は蒼星石に尋ねてしまう。</p> <p> 紅「…おおごとじゃないとは言うけれど、そうでもないみたいね…<br>   もし何か力になれるなら、翠星石と何があったのか私に聞かせてくれない?」<br> 蒼「真紅…」<br> 雛「ヒナにも聞かせるの~!」<br> 金「この薔薇学園一の策士が蒼星石の悩みをズバッと解決かしら!」<br> 紅「あなたたちはダメ。」</p> <p>二人の言葉をスパッと切り捨てる真紅。</p> <p> 金「なんでなのかしら!不肖、この金糸雀、蒼星石と翠星石のために全力で事に当たる所存かしら!」<br> 雛「ヒナも~」<br> 紅「これはあくまで個人的な、プライベートな話がかかわってくるかもしれないのよ。<br>   さっきみたいに噂に踊らされて人の背中にラリアットかましたり、<br>   ましてや聞いた話を他の人に言いふらすようなことは絶対だめなのだわ。」</p> <p> 真紅、微妙に先ほどの紅茶を吹きだした件を根に持っているらしい。</p> <p>雛「そんなことしないの~。」<br> 金「もちろんかしら!蒼星石の失恋話を周囲に言いふらしたりなんてしないのかしら!」<br> 雛(小声で)「ラリアットはするけど」<br> 蒼「ちょ、何で僕失恋したことにな…」<br> 紅「聞こえているのだわ雛苺!ラリアットもやめなさい!」</p> <p> なんだか話がずれ始めているこの状況。置いていかれかけている蒼星石は、少し大きな声で3人を止める。<br> このままだと、いつの間にか蒼星石が翠星石に愛想をつかされた挙句乱闘になって、<br> 花壇が壊滅状態になっただのなんだのひどい噂が教室に流れることになりそうだ。</p> <p> 蒼「真紅!もういいから!別に聞かれたくない話っていうわけでもないし、<br>   話すから。金糸雀も雛苺も聞いてて良いよ。」</p> <p> そして、蒼星石は先ほどの翠星石との話を語り始めたのだった…。</p> <p><br> --------------------------------------------------------------------------------</p> <p><次回予告><br> 蒼星石と喧嘩をした翠星石!その怒りはとどまる所を知らず、周囲に大いなる被害をもたらす!<br> 鳥は落ち地は鳴り、べジータの生え際がさらに後退する!<br> なんとか二人を仲直りさせないと、教室は崩壊する…!そんな一種即発の状況に立ち上がる二つの影!<br> 金「おかしいのかしら。私達は合わせて3人なのかしら!」<br> 雛「きっと金糸雀と雛が合体してヒ○リアになるの~」<br> 紅「それは別の人が書いたSSのネタなのだわ!」<br> 金&雛「二人はプリ○ュア~!」<br> 紅「わけがわからないのだわ…」<br> 翠「次回「MYFAIRFRAGMENT」第3話「一方その頃!閑話休題!」です!次回も見やがれです~!」</p> <p> 注:予告どおりになるとはかぎりませんのであしからず。</p>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: