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【恋愛百景】真紅探偵事務所 第二話」(2007/04/02 (月) 19:13:52) の最新版変更点

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<p>【恋愛百景】真紅探偵事務所<br /> 第二話</p> <p>どうも。真紅探偵事務所の助手です<br /> 「あらワトソン君、先に起きていたの?」<br /> 「おはようございます&hellip;所長&hellip;」<br /> 「元気ないわね&hellip;」<br /> 因みに此所は某アパートの一室です<br /> もはや分かりますよね。そう、私達は&hellip;<br /> -バタン<br /> あれ?<br /> 「ワトソン君! ワトソン君!」<br /> なんで私は天井を&hellip;<br /> それに&hellip;何だか&hellip;寒気が&hellip;<br /> &hellip;&hellip;<br /> 「&hellip;トソン君&hellip;ワトソン君&hellip;」<br /> 「所長&hellip;私はワトソンでは&hellip;」<br /> 「&hellip;良かった&hellip;」<br /> 「所長&hellip;私は一体&hellip;?」<br /> 「急に倒れたのよ&hellip;でも、風邪で良かったのだわ&hellip;」<br /> 風邪&hellip;か&hellip;どおりで体が怠いと思ったら&hellip;<br /> 「所長&hellip;迷惑かけて申し訳&hellip;」<br /> 「今日は二人きりなのだから、真紅と呼びなさい」<br /> 「いえ、でも&hellip;」<br /> 唇に冷たい感触&hellip;どうやら所長&hellip;いや、真紅の指が唇に&hellip;<br /> 「ワトソン君&hellip;貴方は礼儀というものを重く見過ぎているわ。今日ぐらい&hellip;私に甘えなさい。これは所長としての言葉ではなく、貴方の幸せな恋人としての言葉よ」<br /> 「わかりました&hellip;真紅」<br /> 「良い子ね」<br /> はい、説明が飛んでしまいましたがつまり、私と真紅は恋人同士という事です<br /> 「全く&hellip;世話のかかる子ね」<br /> 「本当に申し訳ないです&hellip;」<br /> 「じゃ、私はご飯を作って来るのだわ」<br /> &hellip;マジすか&hellip;<br /> 「なんなの! その絶望した顔は」<br /> &hellip;そりゃあそうです。昔、彼女に作って貰ったハンバーグはもはや炭の塊でしたし&hellip;<br /> クッキーに至っては&hellip;思い出しただけで寒気が&hellip;それ以来、彼女を台所に入れてはならないというルールが出来たんです&hellip;<br /> 「大丈夫よ。もう昔の私ではないのだわ」<br /> 「&hellip;じゃ&hellip;お願いします&hellip;」<br /> 「私に任せなさい」<br /> &hellip;その自信が何処から来るのか知りたいです&hellip;</p> <p><br /> 「出来たのだわ」<br /> 「&hellip;」<br /> &hellip;遂にこの時が来ました&hellip;<br /> 「今回のは力作なのだわ」<br /> &hellip;とりあえず観念しましょう&hellip;<br /> では&hellip;<br /> 「「いただきます」」<br /> &hellip;あ&hellip;美味しい&hellip;<br /> 「あ&hellip;味はどう?」<br /> 「すごく&hellip;おいしいです&hellip;」<br /> 「ええ、次はこっちよ&hellip;」<br /> そう言うと、真紅はスープを差し出した<br /> 「美味しい&hellip;美味しいです」<br /> 「お口に合って良かったのだわ」<br /> ふぅ&hellip;さて、食事も終わりましたし&hellip;<br /> 「ワトソン君、薬なのだわ」<br /> 「薬&hellip;嫌いです」<br /> 「好き嫌い言わない」<br /> 「ならこうするのだわ」<br /> そう言うと、彼女は口の中に水と薬を入れて&hellip;<br /> 「っぷ&hellip;ぷぁ&hellip;」<br /> お約束ですね。口の中に流し込みました<br /> 「ぷはっ&hellip;真紅&hellip;風邪が移りますよ」<br /> 「どうだって良いのだわ。私も貴方の辛さを知った。それで良いじゃない」<br /> 「真紅&hellip;」<br /> 「貴方&hellip;」<br /> 私は、中学生の時を思い出しました&hellip;<br /> 中学生から無鉄砲だった彼女&hellip;それに引っ張られる私&hellip;<br /> 時間がいくら進んでも、変わる事のない日常<br /> 「真紅&hellip;愛してますよ」<br /> 「私もよ&hellip;」</p> <p>第二話・完</p>

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