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「【恋愛百景】Waltz第七話」(2007/03/14 (水) 23:44:36) の最新版変更点
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【恋愛百景】Waltz<br>
第七話<br>
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とりあえず進級が決まり、春休みを満喫している僕ですが…<br>
只今ちょっとしたピンチに陥っています<br>
「被告人、弁解は?」<br>
「裁判官、僕はやっていません」<br>
「もし被告人が嘘をついていた場合には」<br>
「その時は裁判官の言う事を何でもききます」<br>
「なら被告人が言っている事が本当なら私が被告人の言う事を何でもきくわぁ」<br>
「これにて閉廷」<br>
つまり裁判中<br>
事の発端は水銀燈のヤクルトがりんごジュースに変えられていた事<br>
で、りんごジュースのペットボトルを持っていた僕が犯人扱いな訳<br>
勿論だけど僕はやっていない<br>
笹塚はそんな事やる人間じゃないし、ベジータはそもそも女性の嫌がる事をしない<br>
なら犯人は誰?<br>
そう考えていると<br>
「やあ! 僕はくんくん。お困りのようだね」<br>
「…何の用? 槐」<br>
「あのな…僕の方が年上なんだから敬語を使え敬語を」<br>
「…サーセン」<br>
声の主は、くんくんの着ぐるみを着た槐<br>
こんな変態だから薔薇雪華姉妹が避けるんだよ<br>
「んで、何の用?」<br>
「いや、最近な…妹の薔薇(ry」<br>
「へぇ、でっていう?」<br>
「つまりどうすれば薔薇雪華から避けられないようになるかってのを…」<br>
「答えは簡単…とりあえずその趣味やめろ」<br>
「な、なんだってぇ!」<br>
「仕方ないでしょ?
薔薇雪華は二人とも槐の着ぐるみ趣味で避けてるんだから」<br>
「そんな…あんまりだぁ」<br>
全く…余計な時間だったじゃないか<br>
「そう言えば、水銀燈のヤクルトの中身がりんごジュースになっていたらしいけど犯人わかる?」<br>
「翠星石あたりじゃないか?」<br>
「ありがとう…槐」<br>
よし、とりあえず犯人の目星はついた<br>
「さて、じゃあアリバイのチェックだ…」<br>
そう言うと、僕は蒼星石に電話を掛けた<br>
「蒼星石、すまないが君の姉貴が今日の昼に何処かに行かなかった?」<br>
「えーとね…水銀燈の家に行くって言ってたよ」<br>
「もしかしてりんごジュース持って行かなかった?」<br>
「何で分かったの?」<br>
…ビンゴ<br>
「分かった。詳しいことはまた今度話すから」<br>
「うん」<br>
そう言うと電話を切る<br>
これで犯人は特定された<br>
さて、どうしてやろうかな<br>
「た、助けてですぅぅぅぅ!」<br>
おや、どうやら裁判官も犯人を見つけたようだね<br>
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つづく<br>
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【恋愛百景】Waltz<br>
第七話後編<br>
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「翠星石…貴女…許さないわよ…」<br>
「す、すまんです。こんなに怒るとは思ってなかったです。反省してるです」<br>
「やほ」<br>
「あら、今犯人が見つかったところよぉ」<br>
「そうか、実は僕も今から翠星石をとっちめてやろいと思っていたから、丁度良いね」<br>
「ふふふ…ここじゃあ家が汚れてしまうから、公園に行きましょう?」<br>
とりあえず真犯人を捕縛<br>
これより拷問に移りたい。大佐、指示をくれ<br>
「さて、翠星石」<br>
「何ですか?」<br>
「最期に言い残す事は?」<br>
「何にも無いです」<br>
「では、執行人水銀燈…」<br>
「食らいなさぁい…真紅直伝…絆ックルを…」<br>
この後の拷問は自主的に規制させていただきます<br>
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さて、翠星石に対する制裁も終わったし…そろそろ<br>
「水銀燈…約束、覚えてる?」<br>
「う…」<br>
「とりあえず…」<br>
-ギュッ<br>
「そんなので良いのぉ?」<br>
「寒いもん…」<br>
「続きは?」<br>
「駄目。そういうのはちゃんと考えてからね」<br>
「やあ!
君のお陰で薔薇雪華から避けられなくなったよ!」<br>
「…」「…」<br>
「「空気嫁。槐」」<br>
「ま、何はともあれ仲直り出来て良かったね」<br>
「そうねぇ」<br>
「おーい、あんまん買って来たぞ」<br>
流石は笹塚…気が利くよ<br>
さ、水銀燈…行こうか<br>
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日常、それは僕達にとってかけがえの無いもの<br>
次回、【恋愛百景】Waltz 最終回<br></p>