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「その他短編22」(2007/07/08 (日) 08:18:30) の最新版変更点
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<p>外の世界とはどこか隔離された空気の漂う部屋で少年はディスプレイを見ていた。<br>
いつもの趣味の一環であるネット通販である。<br>
本来ならば学校に行っている時間なのだが彼は色々な事情により部屋から出ようとしない。<br>
<br>
(どうせ誰も心配なんてしてない。誰かに物凄い迷惑かけてるわけでもないし…)<br>
<br>
実際には姉に迷惑をかけているということは自分でもわかっていた。<br>
しかし弱い自分には今まで閉じこもっていた殻すらも脱ぐ力すらない。<br>
自己嫌悪によってさらに殻は重くなりいつしか押し潰されてしまうかもしれない。<br>
<br>
「ジュン、いるのでしょう?」<br>
<br>
凛々しい声が外から隔離された部屋の中へと飛び込んで来る。<br>
少年にとって厄介というか苦手な存在である少女がやって来た。<br>
<br>
「何だ?僕は忙しいんだぞ。」<br>
「……今日も学校には来れなかったみたいね。」<br>
<br>
少年は沈黙したことで肯定する。<br>
扉の向こう側で少女がどんな表情をしているのか想像もしたくなかった。<br>
どういう因果なのだろうか、少年は少女に恋をしていたが今ではこんな妙な関係になっている</p>
<p> </p>
<p>少女は自分の手を組み祈るような姿になって口を開く。<br>
とても緊張した。少年は人の言葉に敏感で自分の言ったことが彼に直接影響を与えることの責任感に押し潰されそうになった。<br>
でも自分が臆していてはいけない。少年にまず実践してあげたかったから。<br>
<br>
「ジュン、私には貴方にかけていい言葉が見つからない。<br>
それが嘘偽りのない私の気持ち…それを貴方に押し付けるつもりはない。<br>
ただね…誰のためでもない、迷惑をかけている姉のためでもない、無論私のためでもない。<br>
強くなって…。今日の自分よりも少しでもいいから。未来にいるかもしれない弱い自分を助けるために。」<br>
<br>
それだけを言って少女は帰ってしまった。<br>
少年の眼にディスプレイはぼやけて映らなくなっていた。<br>
眼に溜まったモノに反射するディスプレイの淡い光だけが少年の眼に映る。<br>
強くなりたい。迷惑をかけた姉や少女はまず置いておくとして…自分のために。<br>
今は自分のことしか考えられないぐらい弱いけどいつか二人に「ありがとう」を言うために。<br>
<br>
今日より強い自分になりたい。</p>
<hr>
<p> </p>
<p>ジ「さて、ニュースでも見るか…」ピッ<br>
<br>
TV「今日未明、桃種市内の大型デパートのチョコ売り場で『汚物は消毒だ』などと喚きちらしながら大暴れした男子高校生が逮捕されました。<br>
男子高校生は『離せ、俺はサイヤ人の王子だ』や『今日は本当は2月15日なんだ』などと訳の分からない言動を繰り返しており、病院で精神鑑定もーー」ピッ<br>
『ブツン…』</p>
<p><br>
<br>
ジ「……さてと、姉ちゃーん、晩飯まだー?」</p>
<p> </p>
<hr>
<p> </p>
<p>ベ「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。<br>
確かに2月13日に寝たはずなのに、朝起きたら2月15日だった…」<br>
<br>
J「ずっと寝てただけだろ」</p>
<p> </p>
<hr>
<p> </p>
<p>エ「最近私の出番がないような……これも草笛君が私以上に痛いキャラというポジションに付いているということが原因か…」<br>
<br>
<br>
エ「……と、いうわけで「ばらしーパパ改造計画」とか…」<br>
白「寝言は寝て言ってくれるかい?僕も忙しいんだ。」<br>
エ「(´・ω・`)」<br>
薔「…大丈夫です……お父様…」<br>
エ「ば…薔薇水晶、やはり君だけは…(じぃ~ん)」<br>
薔「…別にお父様の一匹や二匹……いてもいなくても同じですから……(にっこり)」<br>
エ「………」</p>
<p> </p>
<p>み「どーも~♪」<br>
白「あぁ、草笛さんいらっしゃい、新しいドール服入ってるんで是非見て行ってください。」<br>
み「本当ですか?わーい♪」<br>
エ「草笛君!君に話がある!!」ビシィッ<br>
み「…はい?」<br>
エ「君が最近痛いキャラ代表になっているせいで私の出番はめっきり減ってしまったじゃないか!!」<br>
白「…それは八つ当たりじゃないの?」<br>
み「なんかあまり嬉しくは聞こえないんですが…」<br>
エ「とにかく!キャラがかぶるということはあってはならないのだ!!よって…」<br>
み「あぁ、私なんてエンジュ先生に比べたらまだまだですよ。」<br>
エ「なに?」<br>
み「だって…私には私を大切に思ってくれるカナがいますから。実の娘にまで避けられるような痛さはまだ持ち合わせてませんって♪」<br>
白「確かに…」<br>
エ「そ…そんな……ば、薔薇水晶!!」<br>
薔「…はい……なんでしょう?」<br>
エ「昔のように可愛く…パパと呼んではくれないか?」<br>
薔「嫌です(1秒)」<br>
え「( ̄□ ̄;)!!」<br>
み「ほらね♪…あ、カナからメールだ。なになに…『今日はカナがお料理作ったから早く帰って来てかしら♪』…まぁ、カナったら。それじゃ私はこれで、さよなら~♪」<br>
白・薔「「またのお越しを~。」」<br>
<br>
エ「……ふふっ…あははははははは…どうせ私は…私は…」<br>
薔・白(鬱陶しいなぁ……)</p>
<p> </p>
<p> </p>
<hr>
<p> </p>
<p>一年前の今日…ひとつの物語が幕を閉じ、代わりに新しい物語が産声を上げた<br>
<br>
やがてその物語は弱々しい羽根を必死に広げて羽ばたきはじめる<br>
<br>
そしてそこに至るまでには多くの出会いや別れ、笑いや涙、喜びや悲しみがあった…<br>
<br>
そして今、物語はひとつの節目を迎え更に大きな天空へと飛翔を開始する<br>
<br>
だが、そのためにはまた多くの挫折や障害が立ちはだかるのだろう…<br>
<br>
しかし恐れることはない<br>
ここに物語を見守り支え続ける者たちがいる限り、絶えず笑いや喜びは溢れ物語を今よりも更に高く高く羽ばたかせるのだから…<br>
<br>
その物語の名は…【ローゼンメイデンが普通の女の子だったら】</p>
<p> </p>
<p> </p>
<hr>
<p> </p>
<p>
今日真紅に酷い事を言われた。いつも言われているから気にはしなかったが今日は流石に堪えた。彼女は目からしょっぱい水を流しながら僕に「絆ックル絆ックル」とか言うから逃げて来た<br>
目から塩水が流れているが気にしない<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
が、しかし<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
何で貧乳と言ってあんなに怒る。梅岡より小さいだけじゃないか</p>
<hr>
<p><br>
黒執事のセバスチャンが白崎とかぶったw<br>
<br>
<br>
紅「あら、これはジュンが読んでいたマンガね…」<br>
帯の紹介文 このマンガは紅茶にもっとも似合うマンガです<br>
紅「ふ、笑わせないでほしいのだわ!紅茶のもっとも似合うマンガはローゼn、 ケフン、くんくんにきまっているのだわ」<br>
銀「ほんとぉ。白崎みたいなかっこの癖にぃ。<br>
くんくんの領域に手を出してぇ!ベストオブ乳酸菌の称号はやらないわぁ」<br>
<br>
ラ「はっ、くんくんが手を出される!? おのれ、許しませんぞ!」<br>
<br>
く「ぼくって罪なお・と・こ♪」<br>
<br>
紅銀「くんくん!!」<br>
<br>
雪「…顔からいけばセバスチャンなんだけど…非常食にはならないし……雇い直すかやめとくか…うーん…」<br>
<br>
ラ「梅岡、ベジータさんも加えて5Pに突入ですぞー」<br>
べ「アッー」</p>
<hr>
<p>梅岡「ようこそ、男の世界へ」<br>
ベジータ「貴様が言うと性的な意味にしか…アッー!」</p>
<hr>
<p>【日の当たる】【この街で】</p>
<p> 十五時の柔らかな陽が、テラスに座る一葉に降り注いでいる。<br>
一葉の眼下に広がる故郷の街並みも、わけ隔てなく陽は照らしていた。<br>
帰って来てよかった。心地よい陽気に緩んだ頭の中で一葉はそんなことを考えた。<br>
老いたものの常として、一葉の思考は過去へと遡る。<br>
昔の街並み。今は亡き弟。父。母。愛しの君。友人達。<br>
十年や二十年の時の混じり合う空間で彼は遊び、談笑した。<br>
<br>
追憶に耽る一葉。と、彼の座るロッキングチェアーが揺れた。同時に、ふわりとした感触。<br>
「起こしちゃいましたか?」<br>
短い髪、青い服。孫の蒼星石が毛布を持ってきてくれたらしかった。<br>
「ああ、ありがとう」<br>
急に現実から引き戻された一葉はもごもごと答えた。<br>
「けれど、こんなところで寝てたらあまり健康によくな…」<br>
心配性の蒼星石が言葉を続けようとした。<br>
「なにしてるですか蒼星石ー?」<br>
遠くから、翠星石の声がする。<br>
「早く行ってあげたまえ。お姉さんが呼んでいるよ」<br>
今度はちゃんと、紳士の声が出せた。古く、落ち着いた声音。<br>
声は一葉を心配気に見る蒼星石を送り出す。 <br>
<br>
もう一度、一人。広いガラス張りのテラスに、一葉は座っていた。<br>
「ふふ」<br>
さっきの蒼星石の表情を思い出し、一葉の顔は綻んだ。<br>
まさに、おじいちゃんを労わる孫の顔だった。<br>
「しかし、杞憂というものさ」<br>
呟く。<br>
追憶は、あくまで菓子のようなものだ。一日中食べるものではない。<br>
一葉はロッキングチェアーから立ち上がった。<br>
優しい手つきで毛布は背もたれにかけておく。<br>
<br>
一葉はテラスから出て行く。<br>
<br>
「こんなにきれいな花が咲いたですよ!」<br>
「手入れした甲斐があったね、姉さん」<br>
<br>
背後、テラス下の庭園で双子の少女がじゃれあっていた。大人になるのは後何年先のことだろう?<br>
<br>
一葉はまだまだ日々を生きていくつもりだった。<br>
日の当たる、この街で。<br>
<br></p>
<hr>
<br>
槐「ひぐっ…ぐすっ…薔薇水晶ぉ~…」<br>
白「飲みすぎだよ?槐」<br>
槐「五月蝿い!お前に娘に「嫌い」と言われた僕の悲しみがわかってたまるか!マスター、お代わり!…ヒック。」<br>
白「もう…今度は何をしたんだい?<br>
どうせまたくだらない事言ったんでしょ?」<br>
槐「またとは何だ!?僕はただ薔薇水晶に似合う衣装を用意しただけだ!」<br>
白「裸エプロンかい?それとも園児服?」<br>
槐「違う!<br>
僕はヴィーナスの誕生をヒントに三枚のホタテで水着を……」<br>
<br>
白「死ねばいいと思うよ?」
<p>外の世界とはどこか隔離された空気の漂う部屋で少年はディスプレイを見ていた。<br>
いつもの趣味の一環であるネット通販である。<br>
本来ならば学校に行っている時間なのだが彼は色々な事情により部屋から出ようとしない。<br>
<br>
(どうせ誰も心配なんてしてない。誰かに物凄い迷惑かけてるわけでもないし…)<br>
<br>
実際には姉に迷惑をかけているということは自分でもわかっていた。<br>
しかし弱い自分には今まで閉じこもっていた殻すらも脱ぐ力すらない。<br>
自己嫌悪によってさらに殻は重くなりいつしか押し潰されてしまうかもしれない。<br>
<br>
「ジュン、いるのでしょう?」<br>
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凛々しい声が外から隔離された部屋の中へと飛び込んで来る。<br>
少年にとって厄介というか苦手な存在である少女がやって来た。<br>
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「何だ?僕は忙しいんだぞ。」<br>
「……今日も学校には来れなかったみたいね。」<br>
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少年は沈黙したことで肯定する。<br>
扉の向こう側で少女がどんな表情をしているのか想像もしたくなかった。<br>
どういう因果なのだろうか、少年は少女に恋をしていたが今ではこんな妙な関係になっている</p>
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<p>少女は自分の手を組み祈るような姿になって口を開く。<br>
とても緊張した。少年は人の言葉に敏感で自分の言ったことが彼に直接影響を与えることの責任感に押し潰されそうになった。<br>
でも自分が臆していてはいけない。少年にまず実践してあげたかったから。<br>
<br>
「ジュン、私には貴方にかけていい言葉が見つからない。<br>
それが嘘偽りのない私の気持ち…それを貴方に押し付けるつもりはない。<br>
ただね…誰のためでもない、迷惑をかけている姉のためでもない、無論私のためでもない。<br>
強くなって…。今日の自分よりも少しでもいいから。未来にいるかもしれない弱い自分を助けるために。」<br>
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それだけを言って少女は帰ってしまった。<br>
少年の眼にディスプレイはぼやけて映らなくなっていた。<br>
眼に溜まったモノに反射するディスプレイの淡い光だけが少年の眼に映る。<br>
強くなりたい。迷惑をかけた姉や少女はまず置いておくとして…自分のために。<br>
今は自分のことしか考えられないぐらい弱いけどいつか二人に「ありがとう」を言うために。<br>
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今日より強い自分になりたい。</p>
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<p>ジ「さて、ニュースでも見るか…」ピッ<br>
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TV「今日未明、桃種市内の大型デパートのチョコ売り場で『汚物は消毒だ』などと喚きちらしながら大暴れした男子高校生が逮捕されました。<br>
男子高校生は『離せ、俺はサイヤ人の王子だ』や『今日は本当は2月15日なんだ』などと訳の分からない言動を繰り返しており、病院で精神鑑定もーー」ピッ<br>
『ブツン…』</p>
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ジ「……さてと、姉ちゃーん、晩飯まだー?」</p>
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<p>ベ「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。<br>
確かに2月13日に寝たはずなのに、朝起きたら2月15日だった…」<br>
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J「ずっと寝てただけだろ」</p>
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<p>エ「最近私の出番がないような……これも草笛君が私以上に痛いキャラというポジションに付いているということが原因か…」<br>
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エ「……と、いうわけで「ばらしーパパ改造計画」とか…」<br>
白「寝言は寝て言ってくれるかい?僕も忙しいんだ。」<br>
エ「(´・ω・`)」<br>
薔「…大丈夫です……お父様…」<br>
エ「ば…薔薇水晶、やはり君だけは…(じぃ~ん)」<br>
薔「…別にお父様の一匹や二匹……いてもいなくても同じですから……(にっこり)」<br>
エ「………」</p>
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<p>み「どーも~♪」<br>
白「あぁ、草笛さんいらっしゃい、新しいドール服入ってるんで是非見て行ってください。」<br>
み「本当ですか?わーい♪」<br>
エ「草笛君!君に話がある!!」ビシィッ<br>
み「…はい?」<br>
エ「君が最近痛いキャラ代表になっているせいで私の出番はめっきり減ってしまったじゃないか!!」<br>
白「…それは八つ当たりじゃないの?」<br>
み「なんかあまり嬉しくは聞こえないんですが…」<br>
エ「とにかく!キャラがかぶるということはあってはならないのだ!!よって…」<br>
み「あぁ、私なんてエンジュ先生に比べたらまだまだですよ。」<br>
エ「なに?」<br>
み「だって…私には私を大切に思ってくれるカナがいますから。実の娘にまで避けられるような痛さはまだ持ち合わせてませんって♪」<br>
白「確かに…」<br>
エ「そ…そんな……ば、薔薇水晶!!」<br>
薔「…はい……なんでしょう?」<br>
エ「昔のように可愛く…パパと呼んではくれないか?」<br>
薔「嫌です(1秒)」<br>
え「( ̄□ ̄;)!!」<br>
み「ほらね♪…あ、カナからメールだ。なになに…『今日はカナがお料理作ったから早く帰って来てかしら♪』…まぁ、カナったら。それじゃ私はこれで、さよなら~♪」<br>
白・薔「「またのお越しを~。」」<br>
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エ「……ふふっ…あははははははは…どうせ私は…私は…」<br>
薔・白(鬱陶しいなぁ……)</p>
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<p>一年前の今日…ひとつの物語が幕を閉じ、代わりに新しい物語が産声を上げた<br>
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やがてその物語は弱々しい羽根を必死に広げて羽ばたきはじめる<br>
<br>
そしてそこに至るまでには多くの出会いや別れ、笑いや涙、喜びや悲しみがあった…<br>
<br>
そして今、物語はひとつの節目を迎え更に大きな天空へと飛翔を開始する<br>
<br>
だが、そのためにはまた多くの挫折や障害が立ちはだかるのだろう…<br>
<br>
しかし恐れることはない<br>
ここに物語を見守り支え続ける者たちがいる限り、絶えず笑いや喜びは溢れ物語を今よりも更に高く高く羽ばたかせるのだから…<br>
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その物語の名は…【ローゼンメイデンが普通の女の子だったら】</p>
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今日真紅に酷い事を言われた。いつも言われているから気にはしなかったが今日は流石に堪えた。彼女は目からしょっぱい水を流しながら僕に「絆ックル絆ックル」とか言うから逃げて来た<br>
目から塩水が流れているが気にしない<br>
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が、しかし<br>
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何で貧乳と言ってあんなに怒る。梅岡より小さいだけじゃないか</p>
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黒執事のセバスチャンが白崎とかぶったw<br>
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紅「あら、これはジュンが読んでいたマンガね…」<br>
帯の紹介文 このマンガは紅茶にもっとも似合うマンガです<br>
紅「ふ、笑わせないでほしいのだわ!紅茶のもっとも似合うマンガはローゼn、 ケフン、くんくんにきまっているのだわ」<br>
銀「ほんとぉ。白崎みたいなかっこの癖にぃ。<br>
くんくんの領域に手を出してぇ!ベストオブ乳酸菌の称号はやらないわぁ」<br>
<br>
ラ「はっ、くんくんが手を出される!? おのれ、許しませんぞ!」<br>
<br>
く「ぼくって罪なお・と・こ♪」<br>
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紅銀「くんくん!!」<br>
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雪「…顔からいけばセバスチャンなんだけど…非常食にはならないし……雇い直すかやめとくか…うーん…」<br>
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ラ「梅岡、ベジータさんも加えて5Pに突入ですぞー」<br>
べ「アッー」</p>
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<p>梅岡「ようこそ、男の世界へ」<br>
ベジータ「貴様が言うと性的な意味にしか…アッー!」</p>
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<p>【日の当たる】【この街で】</p>
<p> 十五時の柔らかな陽が、テラスに座る一葉に降り注いでいる。<br>
一葉の眼下に広がる故郷の街並みも、わけ隔てなく陽は照らしていた。<br>
帰って来てよかった。心地よい陽気に緩んだ頭の中で一葉はそんなことを考えた。<br>
老いたものの常として、一葉の思考は過去へと遡る。<br>
昔の街並み。今は亡き弟。父。母。愛しの君。友人達。<br>
十年や二十年の時の混じり合う空間で彼は遊び、談笑した。<br>
<br>
追憶に耽る一葉。と、彼の座るロッキングチェアーが揺れた。同時に、ふわりとした感触。<br>
「起こしちゃいましたか?」<br>
短い髪、青い服。孫の蒼星石が毛布を持ってきてくれたらしかった。<br>
「ああ、ありがとう」<br>
急に現実から引き戻された一葉はもごもごと答えた。<br>
「けれど、こんなところで寝てたらあまり健康によくな…」<br>
心配性の蒼星石が言葉を続けようとした。<br>
「なにしてるですか蒼星石ー?」<br>
遠くから、翠星石の声がする。<br>
「早く行ってあげたまえ。お姉さんが呼んでいるよ」<br>
今度はちゃんと、紳士の声が出せた。古く、落ち着いた声音。<br>
声は一葉を心配気に見る蒼星石を送り出す。 <br>
<br>
もう一度、一人。広いガラス張りのテラスに、一葉は座っていた。<br>
「ふふ」<br>
さっきの蒼星石の表情を思い出し、一葉の顔は綻んだ。<br>
まさに、おじいちゃんを労わる孫の顔だった。<br>
「しかし、杞憂というものさ」<br>
呟く。<br>
追憶は、あくまで菓子のようなものだ。一日中食べるものではない。<br>
一葉はロッキングチェアーから立ち上がった。<br>
優しい手つきで毛布は背もたれにかけておく。<br>
<br>
一葉はテラスから出て行く。<br>
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「こんなにきれいな花が咲いたですよ!」<br>
「手入れした甲斐があったね、姉さん」<br>
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背後、テラス下の庭園で双子の少女がじゃれあっていた。大人になるのは後何年先のことだろう?<br>
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一葉はまだまだ日々を生きていくつもりだった。<br>
日の当たる、この街で。</p>
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槐「ひぐっ…ぐすっ…薔薇水晶ぉ~…」<br>
白「飲みすぎだよ?槐」<br>
槐「五月蝿い!お前に娘に「嫌い」と言われた僕の悲しみがわかってたまるか!マスター、お代わり!…ヒック。」<br>
白「もう…今度は何をしたんだい?<br>
どうせまたくだらない事言ったんでしょ?」<br>
槐「またとは何だ!?僕はただ薔薇水晶に似合う衣装を用意しただけだ!」<br>
白「裸エプロンかい?それとも園児服?」<br>
槐「違う!<br>
僕はヴィーナスの誕生をヒントに三枚のホタテで水着を……」<br>
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白「死ねばいいと思うよ?」</p>
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笹「七夕といったら短冊!短冊といったら笹!つまり今日は僕の出番が…!」<br>
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ジ「もう7月7日は終わったぞ?」<br>
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笹「サーサーノーハーサーラサラー…(´・ω;`)」