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今日も晴れ間が広がっていい天気だ…なんて考えながら僕は登校する。ちなみに僕らは登下校に車を使わない、庶民的な人間でいて欲しいとのことだ。季節は初夏、7月某日だ。 しばらくするとベジータに会う。コイツは俺のマブダチでかなりエロい、俺の部屋に本を隠した(ep10)張本人だ。クラスも同じで席も近い。前述した通り根本的に駄目な奴だかムードメーカーでいざという時頼れる奴でもある、ちなみにサイヤ一族という民族の王子らしい。 話を元に戻そう。ベジータと挨拶する。朝っぱらから熱気にあふれてる、 「おはよう、ベジータ…」 「おはようございます。ベジータさん」 「おはよう!ジュンに雪華嬢!」 一時間目は数学、僕はあんまり得意では無い、確か蒼姉ちゃんが得意だったから帰って聞いてみようかな。二時間目は英語、僕は語学が得意だ、ちなみに隣の席の雪華姉ちゃんも得意でクラス内で一二を争う成績を僕らは叩き出している、三時間目と四時間目はD組との合同体育 今日もいつもと同じ日だなんて思った僕は心の底から後悔した、それを感じたのは昼食の時だった。いつもと同じように(ep5)僕はベシータと共に学食へ逃げようとしている時だった、やけに男子の連中が騒がしいことに気づいた僕は後ろを振り返ってみた。翠姉ちゃんだった、何でこんなところに?そう思ったのもつかの間、姉ちゃんは僕に言った。 「ジュン、財布を家に忘れていったですね?」 ポケットを探ると確かに財布がない。 「本当だ!」 「ジュン、特別に翠星石が持ってきてあげたですからついてくるですぅ。」 どうやら財布を持ってきたお礼に一緒に食事をしろと言うことらしい。財布無しで逃げ出してひもじい思いをするか、ここで翠姉ちゃんに従って一緒に食事をするか?空腹が僕の理性を狂わす。やはりこれしかないか。 「わかったよ姉ちゃん、今日は翠姉ちゃんと食べます。そういえば蒼姉ちゃんは?」 「蒼星石は部活の奴らと食べに行ったですぅ。じゃあカフェへいくですぅ。」 恨めしそうな男子の視線を背に受けながら僕は教室を後にする、実際はこの後大概酷い目に遭うのだけどな、しかし我が姉たちは実にモテる人ばかりだな。銀姉ちゃんはファンクラブがあるしカナ姉ちゃんは生徒会長で眼鏡っ娘でドジっ娘と要素多いし翠姉ちゃんは見ての通り、蒼姉ちゃんはベジータを始めとした僕っ娘萌えなやつや女子から人気が高いし真紅姉ちゃんは女王様気質で雛姉ちゃんはロリで雪華姉ちゃんは清純派で薔薇姉ちゃんは不思議っ娘、そろいもそろって僕を好いてるのってある意味幸せなんじゃあ…そう思っていると学園のオープンカフェにつく、ちなみにここ私立Alice学園は幼稚園から大学もしくは高専や大学院まで揃った学園都市だから色々な店が存在する。 「ついたですぅジュン、じゃあ食事にするですぅ、ジュンは何にするですか?」 「姉ちゃん、何でこんなところで食事をするの?ここはカップル率が高いところだよ?」 そう、僕が普段行っている高等部の学食は基本的に独り身の学生で占められている、それに対してこのオープンカフェはやたらラブラブなカップルが集まるところで知られている。 すると翠姉ちゃんは僕にこう言った、 「だからここにしたですぅ、カップル率の高い所だとカップルに見えるですから、そしたら…ゴニョゴニョ…」 まったく素直じゃない人だ。 「わかったよ翠姉ちゃん、早く食べようか。」 「お前に言われなくてもすぐに食べるですぅ!」 いつもと違った日、それは唐突にやってくるものだ、それを今日実感した。しかし相変わらず翠姉ちゃんはかわいいな姉弟じゃなかったら告白してるかもまぁ全姉妹に共通して言えることだけど、僕が食べ終わりそうなときハプニングが起こった。翠姉ちゃんのフォークが地面に落ちたのだ。 「だ…大丈夫?」 「翠星石は平気ですけどフォークが落ちて食べられないですぅ、仕方ねーですからジュンが翠星石に食べさせるですぅ。」 「いや…姉ちゃん僕後少しで食べ終わるから待ってく…」 「ダメですぅ、今すぐじゃなきゃ嫌ですぅ!」 この人は虎視眈々とべたつくチャンスを狙っているな。仕方がない、食べさせてあげるか… 「はい翠姉ちゃん、あーんして、」 「あーん…」 そして僕は姉ちゃんの口にスパゲティを入れる。周りのカップルが憧れや嫉妬の目線を向ける、恥ずかしいけど一度言い出したら家の姉たちはきかない人だから食べさせる。まぁ僕も姉ちゃんくらい美人に食べさせるなら満更でもないな。そしてやっと食べ終えた僕らは帰る用意をする。 「じゃあ僕は教室に戻るね。」 「まつですぅジュン、特別に食べさせてくれたご褒美をあげるですぅ。」 「えっ…」 気づいたら僕の目の前にはお姉ちゃんの顔があった、そして唇には柔らかい感触があった、 「この事はほかの姉妹にいっちゃだめですよ?」 「わかったよ姉ちゃん。」 教室に帰ると隣の雪華姉ちゃんが僕を見て言った、 「ジュン、お財布を見て思い出したのですが今日の朝、翠星石に何かしましたの?」 「えっ何でそんなこと聞くの?」 「いえ翠星石が今朝ジュンの制服からお財布を出していましたので翠星石を怒らしたのかと。」 「あぁなるほど…ありがとう雪華姉ちゃん」 「?どういたしまして?」 それで入れたはずの財布が無くなっていたのか…これは次女よりも策士だねぇ… ちなみに今日の午後のことはすぐ姉妹に漏れて(恐らく男子の中にシンパがいたな)僕の財布はしばらくの間厳重警戒態勢に入った。 fin.
今日も晴れ間が広がっていい天気だ…なんて考えながら僕は登校する。ちなみに僕らは登下校に車を使わない、庶民的な人間でいて欲しいとのことだ。季節は初夏、7月某日だ。<br> しばらくするとベジータに会う。コイツは俺のマブダチでかなりエロい、俺の部屋に本を隠した(ep10)張本人だ。クラスも同じで席も近い。前述した通り根本的に駄目な奴だかムードメーカーでいざという時頼れる奴でもある、ちなみにサイヤ一族という民族の王子らしい。話を元に戻そう。ベジータと挨拶する。朝っぱらから熱気にあふれてるな、<br> 「おはよう、ベジータ…」<br> 「おはようございます。ベジータさん」<br> 「おはよう!ジュンに雪華嬢!」<br> <br> 一時間目は数学、僕はあんまり得意では無い、確か蒼姉ちゃんが得意だったから帰って聞いてみようかな。二時間目は英語、僕は語学が得意だ、ちなみに隣の席の雪華姉ちゃんも得意でクラス内で一二を争う成績を僕らは叩き出している、三時間目と四時間目はD組との合同体育今日もいつもと同じ日だなんて思った僕は心の底から後悔した、それを感じたのは昼食の時だった。いつもと同じように(ep5)僕はベシータと共に学食へ逃げようとしている時だった、やけに男子の連中が騒がしいことに気づいた僕は後ろを振り返ってみた。翠姉ちゃんだった、何でこんなところに?そう思ったのもつかの間、姉ちゃんは僕に言った。<br> 「ジュン、財布を家に忘れていったですね?」<br> ポケットを探ると確かに財布がない。<br> 「本当だ!」<br> 「ジュン、特別に翠星石が持ってきてあげたですからついてくるですぅ。」<br> どうやら財布を持ってきたお礼に一緒に食事をしろと言うことらしい。財布無しで逃げ出してひもじい思いをするか、ここで翠姉ちゃんに従って一緒に食事をするか?空腹が僕の理性を狂わす。やはりこれしかないか。<br> 「わかったよ姉ちゃん、今日は翠姉ちゃんと食べます。そういえば蒼姉ちゃんは?」<br> 「蒼星石は部活の奴らと食べに行ったですぅ。じゃあカフェへいくですぅ。」<br> 恨めしそうな男子の視線を背に受けながら僕は教室を後にする、実際はこの後大概酷い目に遭うのだけどな、しかし我が姉たちは実にモテる人ばかりだな。銀姉ちゃんはファンクラブがあるしカナ姉ちゃんは生徒会長で眼鏡っ娘でドジっ娘と要素多いし翠姉ちゃんは見ての通り、蒼姉ちゃんはベジータを始めとした僕っ娘萌えなやつや女子から人気が高いし真紅姉ちゃんは女王様気質で雛姉ちゃんはロリで雪華姉ちゃんは清純派で薔薇姉ちゃんは不思議っ娘、そろいもそろって僕を好いてるのってある意味幸せなんじゃあ…そう思っていると学園のオープンカフェにつく、ちなみにここ私立Alice学園は幼稚園から大学もしくは高専や大学院まで揃った学園都市だから色々な店が存在する。<br> 「ついたですぅジュン、じゃあ食事にするですぅ、ジュンは何にするですか?」<br> 「姉ちゃん、何でこんなところで食事をするの?ここはカップル率が高いところだよ?」<br> そう、僕が普段行っている高等部の学食は基本的に独り身の学生で占められている、それに対してこのオープンカフェはやたらラブラブなカップルが集まるところで知られている。すると翠姉ちゃんは僕にこう言った、<br> 「だからここにしたですぅ、カップル率の高い所だとカップルに見えるですから、そしたら…ゴニョゴニョ…」<br> まったく素直じゃない人だ。<br> 「わかったよ翠姉ちゃん、早く食べようか。」<br> 「お前に言われなくてもすぐに食べるですぅ!」<br> いつもと違った日、それは唐突にやってくるものだ、それを今日実感した。しかし相変わらず翠姉ちゃんはかわいいな姉弟じゃなかったら告白してるかもまぁ全姉妹に共通して言えることだけど、僕が食べ終わりそうなときハプニングが起こった。翠姉ちゃんのフォークが地面に落ちたのだ。<br> 「だ…大丈夫?」<br> 「翠星石は平気ですけどフォークが落ちて食べられないですぅ、仕方ねーですからジュンが翠星石に食べさせるですぅ。」<br> 「いや…姉ちゃん僕後少しで食べ終わるから待ってく…」<br> 「ダメですぅ、今すぐじゃなきゃ嫌ですぅ!」<br> この人は虎視眈々とべたつくチャンスを狙っているな。仕方がない、食べさせてあげるか…<br> 「はい翠姉ちゃん、あーんして、」<br> 「あーん…」<br> そして僕は姉ちゃんの口にスパゲティを入れる。周りのカップルが憧れや嫉妬の目線を向ける、恥ずかしいけど一度言い出したら家の姉たちはきかない人だから食べさせる。まぁ僕も姉ちゃんくらい美人に食べさせるなら満更でもないな。そしてやっと食べ終えた僕らは帰る用意をする。<br> 「じゃあ僕は教室に戻るね。」<br> 「まつですぅジュン、特別に食べさせてくれたご褒美をあげるですぅ。」<br> 「えっ…」<br> 気づいたら僕の目の前にはお姉ちゃんの顔があった、そして唇には柔らかい感触があった、<br> 「この事はほかの姉妹にいっちゃだめですよ?」<br> 「わかったよ姉ちゃん。」<br> 教室に帰ると隣の雪華姉ちゃんが僕を見て言った、<br> 「ジュン、お財布を見て思い出したのですが今日の朝、翠星石に何かしましたの?」<br> 「えっ何でそんなこと聞くの?」<br> 「いえ翠星石が今朝ジュンの制服からお財布を出していましたので翠星石を怒らしたのかと。」<br> 「あぁなるほど…ありがとう雪華姉ちゃん」「?どういたしまして?」<br> それで入れたはずの財布が無くなっていたのか…これは次女よりも策士だねぇ…ちなみに今日の午後のことはすぐ姉妹に漏れて(恐らく男子の中にシンパがいたな)僕の財布はしばらくの間厳重警戒態勢に入った。<br> fin.

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