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いつもの帰り道」(2006/12/12 (火) 17:51:30) の最新版変更点

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<p>それはいつもの帰り道…<br> ジ「くしゅん!!うぅ…寒っ…」<br> 雪「ジュン様…大丈夫ですか?」<br> ジ「あぁ、しかし流石に12月だなぁ…冷え込みが半端じゃないよ…」<br> 雪「あら、ジュン様は冬がお嫌いですか?」<br> ジ「嫌いって程じゃないけど…やっぱ寒いのは苦手だなぁ。」<br> 雪「そうですか…でも私は冬が好きですわ。」<br> ジ「へぇ、どうしてだ?」<br> 雪「だってお鍋が美味しいじゃありませんか♪」<br> ジ「ははは、そこかよ…」<br> 雪「ですが…一番の理由はやはり雪のせいでしょうね。」<br> ジ「雪かぁ…そうだな、寒いのは苦手でもやっぱ雪って何かいいもんだよな。」<br> 雪「えぇ、一面に降り積もった真っ白な雪も好きですが、一粒一粒の結晶が花のようで綺麗です…」<br> ジ「…あ、そっか!」<br> 雪「ジュン様?」<br> ジ「きっと『雪華綺晶』って名前はそこから付けられたんだな。雪の華のような綺麗な結晶…ほんとお前にぴったりだよ。」<br> 雪「改めてジュン様に言われると恥ずかしいですわね…(///)」<br> ジ「はは…僕のキャラじゃないかな?」<br> 雪「いえ、ジュン様にそう言って頂けて光栄ですわ…ですが…」<br> ジ「どうした?」<br> 雪「私は本物の雪とは違うところがありますわよ?」</p> <br> <p>ジ「違うところ?」<br> 雪「ええ、それはこれです。」<br> 『ギュッ…』<br> ジ「うわっ…いきなり抱きついてどうしたんだよ?(///)」<br> 雪「雪の結晶は温もりに触れるとすぐに溶けて消えてしまいますわ…ですが私はジュン様の温もりに触れていられる…溶けて消えることなく感じていられる…」<br> ジ「雪華綺晶…あぁ、そうだな…」<br> 『ギュッ…』<br> 雪「あ…ふふ、やっぱりジュン様は温かいですわ…」<br> ジ「そっか、なぁ…できるなら春がきて、夏がきても溶けない雪でいてくれないか?」<br> 雪「えぇ…私は貴方の前から消えたりはしません…私は貴方の温もりがなくてはならない雪ですから…」<br> ジ「ありがとう、雪華綺晶…あっ!」<br> 雪「…どうかしましたか?」<br> ジ「上、見てみなよ…」<br> 雪「上?…まぁ♪雪ですわ。」<br> ジ「今年の初雪だな…今日は冷え込んだからなぁ。」<br> 雪「綺麗ですわ…」<br> ジ「あぁ…さてと、早く帰らないと本当に風邪引いちまうな。」<br> 雪「でしたら…家に着くまで手を握ってもよろしいですか?」<br> ジ「もちろん…さ、行こっか。」キュッ…<br> 雪「あっ…はい♪(///)」<br> <br> そして雪が降り続く凍てついた道を2人は互いの温もりを確かめ合うように歩いて行った…<br> <br> 終わり</p>

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