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これはジュンが初めて双子の家に遊びに行った時のこと…<br>
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翠「あ、おじじ、今日は家に友達呼んでるですぅ。」<br>
爺「ほう、こないだ来た銀髪で乳の大きな娘かい?」<br>
翠「(このじじい…)違うですよ、今日来るのは男子ですぅ。」<br>
爺「な…なんぢゃとぅおおおぉぉ~!?わ…儂ゃ認めんぞ…婆さんからも何とか言ってやってくれ!!」<br>
婆「あら、翠ちゃん…もしかしていっつも話してくれるジュン君なのかしら?」<br>
翠「そうですぅ。翠星石と蒼星石の仲のいい友達ですぅ。」<br>
爺「ヴぁあすぁぁぁ~ん!!何でそんなに落ち着いとるんぢゃああああぁ!?」<br>
翠「おじじは取り乱しすぎですぅ…」<br>
婆「あらあら…翠ちゃんと蒼ちゃんがよく学校のことを話してくれますから…前々からジュン君には仲良くしてくださってるようですよ?」<br>
爺「わ…儂にはそんなこと一度も…」<br>
翠「そりゃ話してないから当然ですぅ。」<br>
爺「…orz」<br>
婆「お…お爺さん…どうかしましたか?」<br>
翠「放っとくですぅ…お、そろそろ時間ですね。」<br>
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翠星石が呟いた時家の呼び鈴が鳴った</p>
<p>ジ「ごめんくださ~い、桜田というものですが~。」<br>
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翠「はいは~い、いらっしゃいですぅ。さ、とっとと上がりやがれですぅ。」<br>
『ガラッ』<br>
ジ「おう、お邪魔するよ。」<br>
蒼「あ、いらっしゃい、ジュン君。」<br>
ジ「よ、あ…これ姉ちゃんが持って行けって…お土産。」<br>
蒼「わぁ、ありがと~う♪」<br>
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ジ「…ところで…」<br>
翠・蒼「?」<br>
ジ「さっきから僕を物陰から睨みつけてるのって…誰?」<br>
双子が振り向いた先には物陰から顔を覗かせて涙を流しながら殺意のこもった視線をジュンに注ぐ祖父の姿があった<br>
翠「げっ!おじじ!?」<br>
蒼「お…お爺さん…どうしたんだろ?」<br>
すると元治は凄い剣幕でツカツカとジュンに歩み寄り胸倉を掴み<br>
爺「おいこら小僧…貴様儂の孫とどういう関係じゃ…?」<br>
ジュンの耳元で呟いた<br>
ジ(…小僧?)<br>
ジュンは初対面にも関わらずからんでくる元治に少しカチンときた…<br>
そしてジュンは不適に笑って小さく答えた<br>
ジ「肉体関係かな…?」にやり<br>
爺「なっ…!?」<br>
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ふいに元治の脳裏に幼い日の孫娘達の姿が浮かんでくる…</p>
<p>蒼「きゃはは…おじいちゃん大好き~♪」<br>
翠「おじじおじじ~、抱っこしやがれですぅ~♪」<br>
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爺「そ…そんな…蒼星石が…翠星石が…う…嘘じゃ…」<br>
今にも卒倒しそうな爺の耳元でジュンはトドメの一言を口にした<br>
ジ「いや~…お宅のお孫さん…えぇ身体してましたぜぇ~?」<br>
その瞬間<br>
爺「ゴブフアアアァァァ~!!」<br>
元治は意味不明な奇声を上げ立ったまま気絶した<br>
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翠「お…おじじ?」<br>
蒼「どうかしたのかな?」<br>
双子が何が起きたかわからない様子でそのやりとりを見ていた<br>
ジ「何でもないよ。さぁ、上行こうぜ。」<br>
翠「あ…はいですぅ。」<br>
ジ「それと…」<br>
翠・蒼「?」<br>
ジ「お前らのお爺さん楽しい人だな♪」<br>
ジュンはにっこり笑ってそう言った。<br>
ちなみにおじじはジュンが帰るまで玄関で気絶しっぱなしだったという…<br>
<br>
完</p>