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「金糸雀挟まる」(2006/11/01 (水) 15:10:06) の最新版変更点
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朝起きたら家の坪と隣の家の坪の間に金糸雀が挟まっていた…<br>
ジ「……」<br>
金「み…見てないで助けてほしいのかしら~!!」<br>
ジ「…とりあえず聞くが…何があったんだ?」<br>
金「それは…」<br>
回想中…<br>
金「ふふふ、この時間ならジュンはぐっすり寝てるはずかしら。その隙にジュンの貞操を楽してズルしてゲットかしら~」<br>
屋根から屋根を飛び回り桜田家に辿り着いた金糸雀だったが…<br>
つるっ<br>
金「きゃああああ~!!滑ったかしらああぁ~!!」ヒュ~ン…ズボッ!!<br>
金「痛たたた…あ…あれ?う~ん!!…ぬ…抜けない…挟まったかしら~!!」<br>
回想終了<br>
金「…というわけかしら。」<br>
ジ「……姉ちゃ~ん朝飯まだ~?」スタスタ…<br>
金「ちょ…!!シカトかしら!?助けてほしいのかしら~!!」<br>
ジ「うっさい!!しばらくそこで反省しとけ!!」バタン<br>
金「うええぇ~ん!みっちゃああぁぁ~ん!!」<br>
果たして金糸雀は無事坪から抜け出せるのか……<br>
続く?<br>
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朝食も食べ終わりジュンは部屋でくつろいでいた…<br>
ジ「…何か忘れてるような……何だっけなぁ…」<br>
「かしら~…」<br>
外から弱々しい声が聞こえてきた…<br>
ジ「そうだ!!金糸雀だ!!」<br>
ジュンが庭に出てみると相変わらず坪と坪の間に挟まった金糸雀がいた…しかし髪は崩れ顔にも引っ掻き傷がついており涙で目は真っ赤で以前よりみすぼらしい姿となっていた…<br>
ジ「…何があったんだ?」<br>
金「うぅ…動けないのをいいことにカラスにたっぷりつつかれたかしら~…」<br>
ジ「はぁ…しょうがないな。」<br>
ジュンは携帯を取り出し仲間に連絡をした…<br>
ジ「今からみんなが来てくれるってさ。だからそれまでの辛抱だ。」<br>
金「ええ!?嫌かしら!こんな恥ずかしい姿みんなに見られたくないかしら!!」<br>
ジ「なら一生坪とお友達で過ごすか?」<br>
金「う…!!それはもっと嫌かしら…」<br>
だがこの後駆けつけた仲間たちによる真の地獄を金糸雀はまだ知る由もなかった…<br>
続く<br>
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しばらくすると薔薇乙女たちがやってきた…彼女たちはジュンから事情を聞くと全員ため息をついて冷ややかな目で金糸雀を見つけた…
薔薇水晶にいたっては自前のビデオカメラを廻している…<br>
金「ちょ…みんな無言で見てないで助けてほしいかしら~!!」<br>
蒼「ごめん…あきれて物がいえなかった。」<br>
翠「馬鹿だ馬鹿だとは思ってましたがまさかここまでのお馬鹿だったとは…」<br>
金「ぐぅ…」<br>
ジ「ま…まぁまぁ、兎に角こいつを何とかしようぜ…みんな、こっち持ってくれ。」<br>
ジュンの指示通り各自金糸雀の各部を掴み…<br>
ジ「せーの!!わっしょい!わっしょい!!」ギューッ<br>
力任せに引っ張った<br>
金「ぎぃやああああああああああああああああぁぁ~!!痛い痛い痛いかしら~!千切れるかしら~!!中身が出るかしら~!!!!」<br>
ジ「ふぅ…やっぱ駄目か…」<br>
金「やっぱとは何かしら~!?」<br>
紅「どきなさい、ジュン…こうなれば私の絆ックルで坪を粉砕するのだわ…」<br>
銀「止めなさぁい…坪ごと金糸雀の肋骨が粉々になるのがオチよぉ…」<br>
金「ひいぃ…それは嫌かしら~!!」<br>
紅「じゃあどうすれば…?」<br>
銀「私に名案があるわぁ…」<br>
水銀燈の目が妖しく光った<br>
続く<br>
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銀「ジュン、お風呂場と台所からありったけの石鹸や洗剤を持ってきてぇ!!指輪が外れない時は石鹸水が定番よぉ。」<br>
ジ「なるほど!わかった。」タタタ…<br>
しばらくしてジュンは家中の洗剤類を大量にバケツに溶かし持ってきた<br>
銀「金糸雀ぁ…ちょっと冷たいけど我慢しなさぁい…」バッシャ~!!<br>
水銀燈はそれを盛大に金糸雀にぶっかけた…<br>
金「わぷぅ!!冷たいかしら~…」<br>
ジ「さて…みんな?」ギュム…<br>
ジ「せーのっ!!わっしょい!!わっしょい!!」ギューッ!!<br>
金「ひいぎゃあああああああああ!!やっぱ痛いかしら~!!」ズル…ズル…<br>
蒼「く…まだ駄目か…」<br>
雛「でもでもさっきよりも出てきたの~♪」<br>
雪「あとちょっとですわね…ジュン様、もう石鹸水はないんですの?」<br>
ジ「生憎今ので最後だ…あと一息なのに…」<br>
金「ううぅ~…ずぶ濡れかしら~…くしゅんっ!!」<br>
銀「困ったわねぇ…」<br>
薔「大丈夫…解決ばらしーに秘策あり…だよ…ふふふ。」<br>
次は薔薇水晶が不適な笑みを浮かべた… 続く<br>
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薔「ジュン…ちょっと台所借りるね…」<br>
そう言うなり薔薇水晶は家に入り、数分後手にあるものを持ってきた…<br>
薔「…お待たせ。」<br>
雪「ばらしーちゃん…それは?」<br>
薔「…とき卵と山芋のとろろと納豆…石鹸水の代わり…」<br>
金「ちょ…!!バラバラ…悪い冗談はよすかしら…」<br>
薔「…大丈夫だよ?」にっこり<br>
その直後金糸雀の頭上からばらしースペシャルが降り注いだ…<br>
金「ぶわああああああぁ~!!ヌルヌルするかしらあああぁ~!!」<br>
薔「よし…今だよ?」<br>
ジ「わ…わかった!!せーのっ!!わっしょい!!わっしょい!!」ズル…ズルズルズル…すぽんっ!!<br>
ついに金糸雀は坪から助け出された<br>
雛「やったやったの~♪」<br>
紅「よかったわね、金糸雀…金糸雀?」<br>
金「…うぅ…ぐす…全身ヌルヌルネバネバかしらああぁ~…しかもトロロで痒いかしら~…」<br>
薔「自業自得…(ジュンの貞操は私のもの!!)」<br>
銀「そうよぉ、反省しなさぁい!!」<br>
金「うぅ…ごめんなさいかしら~…でもまずジュン…お風呂貸してほしいのかしら~…」<br>
ジ「悪いな、お前に石鹸は全部使ったとこだ。」<br>
金「しょんなああああぁ~…」<br>
結局そのままの姿で帰宅し翌日見事に風邪をこじらせた金糸雀なのでした…<br>
終わり<br>
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