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「木蓮の涙」」(2006/12/01 (金) 09:22:40) の最新版変更点

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逢いたくて逢いたくて…この胸の囁きが<br> あなたを探している あなたを呼んでいる<br> <br> 春の気配が漂う小さな小高い丘の墓前に佇む少女がいた…墓に刻まれた名は『桜田ジュン』<br> 翠「ジュン…ジュンがそっちに行ってもう一年ですね…変な言い方ですけど、元気にしてますか?」<br> 2年前…<br> ジ「にしてもどうしたんだ?急にピクニックしたいだなんて…」<br> 翠「五月蝿いですぅ、ちゃっちゃと付いてきやがれです。」<br> ジ「はぁ…待てよ、まだなのか?」<br> 翠「全く体力ないですねぇ…あ、着いたですよ。ほらほら!」<br> ジ「ん…へえ、こりゃ綺麗だな。これが見たかったのか。」<br> 二人が登った丘の頂上には大きな木蓮の木が見事な花をつけていた<br> 翠「そうです。それにここからは街が一望できる翠星石のお気に入りの場所です。さ…ご飯にするです。」<br> <br> ジ「ふぅ…ご馳走様。」<br> 翠星石「ふふ…」ピトッ<br> ジ「…何だよ急に?」<br> 愛しさの花籠 抱えては微笑んだ<br> あなたを見つめてた遠い春の日々<br> 翠星石「ムードのわからん奴ですね…黙ってないで肩くらい抱くです…///」<br> ジ「はいはい…わかったよ。」ギュッ<br> 翠星石「…///」<br> 優しさを紡いで織り上げた恋の羽<br> 緑の風が吹く丘に寄り添って…<br> <br> 「木蓮の涙」中編<br> 翠「ジュン…ずっと翠星石と一緒にいてくれますか…?」<br> ジ「ああ…いつまでも…お前が飽きるほど一緒にいてやるさ」<br> 翠「ジュンに飽きるなんての…それはありそうにないですぅ…」<br> <br> 一年後…<br> 翠「のり…今、何て言ったですか…?」<br> の「翠星石ちゃん…私も信じたくないけど…ジュン君はもう…長くは生きられないの…」<br> ジュンの姉のりから語らた残酷な現実、それはジュンが末期ガンでもう長くないということであった…<br> 翠「嘘です!!そんなの信じるかです!!ジュンが…ジュンが…うわああああああぁぁぁ!!」病院内に悲痛な泣き声が響いた…<br> 翠「ジュン…なんかしてほしいことはないですか?遠慮なく言うです…」<br> ジ「はは…なら…そばにいてくれ……あぁ、去年の今頃かな?」<br> 翠「?」<br> ジ「ほら…お前に連れられて…木蓮を見ただろ?綺麗だったな…あの丘に…もう一度…」<br> やがて時は行き過ぎ、幾度目かの春の日<br> あなたは眠る様に空へと旅立った…<br> いつまでもいつまでもそばにいると言ってた<br> あなたは嘘つきだね…<br> わたしを置き去りに…<br> <br> 「木蓮の涙」中編<br> 翠「ジュン…ずっと翠星石と一緒にいてくれますか…?」<br> ジ「ああ…いつまでも…お前が飽きるほど一緒にいてやるさ」<br> 翠「ジュンに飽きるなんての…それはありそうにないですぅ…」<br> <br> 一年後…<br> 翠「のり…今、何て言ったですか…?」<br> の「翠星石ちゃん…私も信じたくないけど…ジュン君はもう…長くは生きられないの…」<br> ジュンの姉のりから語らた残酷な現実、それはジュンが末期ガンでもう長くないということであった…<br> 翠「嘘です!!そんなの信じるかです!!ジュンが…ジュンが…うわああああああぁぁぁ!!」病院内に悲痛な泣き声が響いた…<br> 翠「ジュン…なんかしてほしいことはないですか?遠慮なく言うです…」<br> ジ「はは…なら…そばにいてくれ……あぁ、去年の今頃かな?」<br> 翠「?」<br> ジ「ほら…お前に連れられて…木蓮を見ただろ?綺麗だったな…あの丘に…もう一度…」<br> やがて時は行き過ぎ、幾度目かの春の日<br> あなたは眠る様に空へと旅立った…<br> いつまでもいつまでもそばにいると言ってた<br> あなたは嘘つきだね<br> わたしを置き去りに…<br> <br> <br> 「木蓮の涙」後編<br> 現在<br> 翠「じゃあ…今日はもう行くです…また来るですよ?」カサッ<br> 翠星石は墓前に木蓮の花束を備えた<br> 木蓮のつぼみが開くのを見る度に開くのを見るたびに<br> 溢れ出す涙は夢のあとさきに<br> 翠「じゃあ…」<br> あなたが来たがってたこの丘にひとりきり<br> さよならと言いかけて何度も振り返る<br> 翠(ジュン…ジュンのことはいつまでも忘れないです…だから心配しないで翠星石を待っててです…)<br> <br> 逢いたくて逢いたくて この胸の囁きが<br> あなたを探している<br> あなたを呼んでいる…<br> BGM:スターダスト・レビュー 木蓮の涙<br> <br>
逢いたくて逢いたくて…この胸の囁きが<br> あなたを探している あなたを呼んでいる<br> <br> 春の気配が漂う小さな小高い丘の墓前に佇む少女がいた…墓に刻まれた名は『桜田ジュン』<br> 翠「ジュン…ジュンがそっちに行ってもう一年ですね…変な言い方ですけど、元気にしてますか?」<br> 2年前…<br> ジ「にしてもどうしたんだ?急にピクニックしたいだなんて…」<br> 翠「五月蝿いですぅ、ちゃっちゃと付いてきやがれです。」<br> ジ「はぁ…待てよ、まだなのか?」<br> 翠「全く体力ないですねぇ…あ、着いたですよ。ほらほら!」<br> ジ「ん…へえ、こりゃ綺麗だな。これが見たかったのか。」<br> 二人が登った丘の頂上には大きな木蓮の木が見事な花をつけていた<br> 翠「そうです。それにここからは街が一望できる翠星石のお気に入りの場所です。さ…ご飯にするです。」<br> <br> ジ「ふぅ…ご馳走様。」<br> 翠星石「ふふ…」ピトッ<br> ジ「…何だよ急に?」<br> 愛しさの花籠 抱えては微笑んだ<br> あなたを見つめてた遠い春の日々<br> 翠星石「ムードのわからん奴ですね…黙ってないで肩くらい抱くです…///」<br> ジ「はいはい…わかったよ。」ギュッ<br> 翠星石「…///」<br> 優しさを紡いで織り上げた恋の羽<br> 緑の風が吹く丘に寄り添って…<br> <br> <br> 「木蓮の涙」中編<br> 翠「ジュン…ずっと翠星石と一緒にいてくれますか…?」<br> ジ「ああ…いつまでも…お前が飽きるほど一緒にいてやるさ」<br> 翠「ジュンに飽きるなんての…それはありそうにないですぅ…」<br> <br> 一年後…<br> 翠「のり…今、何て言ったですか…?」<br> の「翠星石ちゃん…私も信じたくないけど…ジュン君はもう…長くは生きられないの…」<br> ジュンの姉のりから語らた残酷な現実、それはジュンが末期ガンでもう長くないということであった…<br> 翠「嘘です!!そんなの信じるかです!!ジュンが…ジュンが…うわああああああぁぁぁ!!」病院内に悲痛な泣き声が響いた…<br> 翠「ジュン…なんかしてほしいことはないですか?遠慮なく言うです…」<br> ジ「はは…なら…そばにいてくれ……あぁ、去年の今頃かな?」<br> 翠「?」<br> ジ「ほら…お前に連れられて…木蓮を見ただろ?綺麗だったな…あの丘に…もう一度…」<br> やがて時は行き過ぎ、幾度目かの春の日<br> あなたは眠る様に空へと旅立った…<br> いつまでもいつまでもそばにいると言ってた<br> あなたは嘘つきだね…<br> わたしを置き去りに…<br> <br> <br> 「木蓮の涙」後編<br> 現在<br> 翠「じゃあ…今日はもう行くです…また来るですよ?」カサッ<br> 翠星石は墓前に木蓮の花束を備えた<br> 木蓮のつぼみが開くのを見る度に開くのを見るたびに<br> 溢れ出す涙は夢のあとさきに<br> 翠「じゃあ…」<br> あなたが来たがってたこの丘にひとりきり<br> さよならと言いかけて何度も振り返る<br> 翠(ジュン…ジュンのことはいつまでも忘れないです…だから心配しないで翠星石を待っててです…)<br> <br> 逢いたくて逢いたくて この胸の囁きが<br> あなたを探している<br> あなたを呼んでいる…<br> BGM:スターダスト・レビュー 木蓮の涙<br> <br>

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