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「secret base ~10年後の8月に~」」(2006/10/31 (火) 20:23:17) の最新版変更点

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<br> 「secret base ~10年後の8月に~」<br> <br> 君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない 10年後の8月 また出会えるの信じて……<br> <br> 出会いはふとした瞬間 帰り道の交差点で 声を掛けてくれたね<br> <br> 「ねぇ、君。翠星石って言ったよね。よかったら一緒に帰らない?」<br> 「え?な、何でですかぁ?」<br> 「ん?何となく……かな。あ、僕は蒼星石。最近引っ越してきたんだ。よろしくね。」<br> 「う……馴れ馴れしい奴ですね……しゃ、しゃーねーな。翠星石が一緒に帰ってやるですよ。」<br> 「うん、ありがとう。」<br> <br> あぁ 花火が夜空綺麗に咲いてちょっと切なく あぁ 風が時間と共に流れる<br> <br> 「どうですかぁ?ここの花火は凄いですよ。」<br> 「うん、凄く綺麗な花火だね。僕も両親の都合で転々としてきたけど、こんな綺麗な花火は初めてだよ。」<br> 「じゃあ、蒼星石がそう言うならここの花火は日本一の花火ですね。」<br> 「あはは、うん。きっとそうだよ。」<br> <br> 嬉しくて 楽しくて 冒険も色々したね 二人の秘密の基地の中<br> <br> 「ねぇ、どこ行くの?翠星石。」<br> 「黙って付いてくるですよ……あ、そこ足場が…きゃぁ!?」<br> 「だ、大丈夫?翠星石。」<br> 「うぅ…だ、大丈夫ですぅ……ほら、見るですよ蒼星石。ここ、翠星石の秘密の場所なんですぅ。」<br> 「わぁ……凄い……翠星石は色々な所知ってるんだね。」<br> 「えへへ~…蒼星石は翠星石の一番のお友達だから教えたんですよ。だから、今日からここは二人の<br> 秘密基地ですぅ。」<br> <br> あぁ 夏休みのあと少しで終わっちゃうから あぁ 太陽と月仲良くして<br> <br> 「もうすぐ、夏休み終わっちゃうですね……」<br> 「うん……太陽と月が仲良くしてくれたらいいのにね。」<br> 「?どういう事ですかぁ?」<br> 「太陽と月は交互に現れるでしょ?だから、時は流れていく……太陽と月が仲良く一緒に居てくれたら<br> 僕もきっと翠星石とずっと一緒に居られるのに…」<br> 「へぇ~、蒼星石は物知りですねぇ。翠星石と蒼星石の仲の良さを見せてあげたら、太陽と月もきっと<br> 仲良くなるですよ。」<br> 「ふふっ、そうだね……」<br> <br> 悲しくて 寂しくて 喧嘩も色々したね 二人の秘密の基地の中<br> <br> 「もう!どうして君はそんなに勝手なんだい!?」<br> 「う、うるさいですぅ!翠星石のやる事にとやかく言われる筋合いはねぇですよ!!」<br> 『フンだ!!!』<br> ……………………………<br> 『あ、あの!』<br> 「な、何?翠星石…」<br> 「そ、蒼星石こそ何ですかぁ?」<br> 『…………あはははははっ、ごめんね翠星石(蒼星石)』<br> <br> <br> 突然の転校で どうしようもなく……<br> <br> 「蒼星石ぃ……」<br> 「ごめんね、翠星石。僕も本当は君と一緒にいたい……でも、しょうがないんだ…」<br> 「わ、分かってるですぅ。翠星石だって子供じゃないんですぅ!その…て、手紙書くですよ。」<br> 「うん、僕も……僕は電話するよ。」<br> 「その…忘れないで…」<br> 「うん…僕のことも…」<br> 二人の秘密の基地の中……<br> <br> 君と夏の終わりずっと話して 夕日を見てから星を眺め 君の頬を流れた涙はずっと忘れない<br> <br> 「いよいよ、明日なんですね……」<br> 「うん、だから今日はずっと一緒にいよう。翠星石と僕の秘密の基地の中で。」<br> 「もちろんですぅ……夕日が綺麗ですね……」<br> 「うん、もうじき星も出てきそうだね…この天気ならきっと星も綺麗に出てくるよ。」<br> 「はいです……蒼星石…泣いてるですか?」<br> 「うん、きっと泣いてるよ……そう言う君だって…」<br> <br> 君が最後まで大きく手を振ってくれた事きっと忘れない だからこうして夢の中でずっと永遠に<br> <br> 「それじゃあ、出発するよ、蒼…何時もごめんな。」<br> 「ううん、仕方ないよ父さん……」<br> 「ーーーーーせきぃぃぃぃぃ!!!!」<br> 「!?誰か僕を呼んでる?あ……翠星石……」<br> 「蒼星石ぃぃぃ!!絶対……絶対また……また会うですよぉおお!!」<br> 「すい…せい…せき…ぐすっ……うん、絶対だよ翠星石!!10年後の8月に……僕等の秘密基地でね!!」<br> 『さようなら!!!』<br> <br> 君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない 10年後の8月 また出会えるの信じて……<br> 最高の思い出を………<br> <br> <br> 10年後の8月……<br> 「ねぇ、翠星石ぃ。ここ立ち入り禁止なのよ~?」<br> 「うるせぇですね、嫌なら付いて来るなですよチビ苺!」<br> 「感心しないわね、全く。貴方らしくないわよ。こんな所に何があると言うのよ。」<br> 「……秘密基地……ですよ…ふぅ、ようやくついたです……あっ…」<br> 「やぁ、こんな所にお客さんなんて珍しいね。ここは立ち入り禁止のはずだよ?」<br> 「ぐすっ……そ、そういう蒼星石だって…勝手に入ってるですよ…」<br> 「えへへ、約束だからね。君との……10年後の8月…」<br> 「わ、分かってるです…翠星石だってだから、来たんですよ…おかえりなさい、蒼星石。」<br> 「ただいま、翠星石。」<br> END<br>

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