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第3話「やすらぐ場所」」(2006/09/21 (木) 14:22:13) の最新版変更点

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第3話「やすらぐ場所」<br> <br> あれから私はあの孤児院に通っていた・・・<br> そこにいるだけで救われるような気がしたから・・・<br> <br> ガチャ・・・<br> <br> ジ「お、またきたんだ」<br> 翠「来ちゃ迷惑ですか?・・・・」<br> ジ「いや、迷惑じゃないよ。いつも、チビ達とあそんでくれるし・・・」<br> 翠「・・・子供達は?」<br> ジ「ん、いま昼寝中」<br> 翠「そうですか・・・」<br> ジ「あ、そういえば聞いてなかったけど。お前の名前ってなんていうんだ?」<br> 翠「・・・あ」<br> ジ「お前っていうのもへんだしな」<br> 翠「・・・・石」<br> ジ「?」<br> 翠「・・・翠星石ですぅ」<br> ジ「そっか、いい名前だな(ニコッ)」<br> 翠「・・・(////)」<br> ジ「どうした?顔が赤いぞ?熱でもあるのか?」<br> 翠「な、なんでもねーですぅ!大丈夫ですぅ!」<br> ジ「まっ、それだけ元気があれば大丈夫か」<br> 翠「ところで、この孤児院はいつからやってるんですか?」<br> ジ「んー・・・15歳のころからやってるから・・・2年前だな」<br> 翠「へぇ・・・・って、お前17歳なんですか?」<br> ジ「え?そうだけど」<br> <br> 翠「・・・私と同い年ですぅ」<br> ジ「えぇ?!そうだったん?年上かとおもってたなぁ・・・」<br> 翠「なんですって?!私がそんなに老けてみえるんですか?!」<br> ジ「お、怒るな、わざとじゃないから。落ち着け、ひとまず剣をしまえ・・・」<br> 翠「まったく・・・レディーにそういうこというからですぅ」<br> ジ「ははっ、そういうときだけ女の子なんだな」<br> 翠「私は女の子ですよ?斬られたいんですか?」<br> ジ「ごめんなさい・・・」<br> 翠「それでいいんですよ、まったく・・・」<br> ジ「ぷっ・・・」<br> 翠「なに笑ってるですぅ?(ギロ)」<br> ジ「いや・・・お前ここにくるようになったから明るくなったなって」<br> 翠「へ?」<br> ジ「最初にあったときは暗くてなんだか悲しそうな顔してた」<br> 翠「・・・」<br> ジ「だんまりしてて・・・つらそうな・・・なんていうか・・・<br>   でも、チビ達と遊んだりしてから笑うようになったとおもう」<br> 翠「そうですか?・・・」<br> ジ「ああ、いまだって幸せそうな顔してるよ」<br> 翠「っ!(////)ソ、ソウイエバお前ハドウヤッテ金カセイデヤガルンデスカ?」<br> ジ「?、しりたい?」<br> 翠「気になるデスネ」<br> ジ「じゃあ、ちょっとついてきて」<br> 翠「わかったですぅ」<br> <br> そういわれてついていくと<br> とある部屋の中にジュンがはいっていった<br> 私もすぐにその部屋にはいった<br> <br> 翠「こ・・・これは・・・」<br> <br> そこにはたくさんのいろんな服があった<br> <br> ジ「僕の自慢の洋服達さ」<br> 翠「これ全部お前が?・・・」<br> ジ「ああ、裁縫得意だからな」<br> 翠「へぇ・・・人は見かけによらねぇってやつですね」<br> ジ「見かけによらないとはどういう意味かね?翠星石君」<br> 翠「別にー・・・あ、このドレス・・・」<br> ジ「ん?どうした?」<br> 翠「とってもキレイですぅ・・・」<br> ジ「そのドレスが気に入ったのか?」<br> 翠「べ、べつにそういうわけじゃ・・・・あっ・・・」<br> ジ「よいしょっと・・・ほら、やるよ」<br> 翠「え?・・・でも・・・」<br> ジ「いつもチビ達と遊んでくれてる礼だ。それに・・・」<br> 翠「それに?・・・」<br> ジ「そのドレスはお前が一番似合うと思う・・・(////)」<br> 翠「あ、あ、あたりまえですぅ!わ、私に似合わないドレスなんてないですぅ!(////)」<br> ジ「はは、その服には名前があるんだ」<br> 翠「名前?・・・ドレスにですか?」<br> ジ「ああ・・・そのドレスの名前は「翡翠の旋律」っていうんだ」<br> 翠「へぇー・・・ドレスに名前つけるなんてイカれてるですぅ」<br> ジ「ムッ!悪かったな、そんなこというなら返せ」<br> 翠「しかたねぇから私がもらってやるですぅ♪」<br> ジ「ふーん、べつに無理しなくてもいいんだぞ?」<br> 翠「♪~」<br> <br> そして目を覚ました子供達とあそんだ・・・<br> こんな日がいつまでも続いてほしいと・・・<br> 私はそうおもった・・・<br> <br> 翠「それじゃ・・・私はもう帰るですぅ」<br> 「えー?お姉ちゃんもういっちゃうのー?」<br> 「やだやだー!もっとあそうぼうよー」<br> ジ「こら、お前達・・・お姉ちゃんはいそがしいんだから・・・」<br> 翠「またくるですからいい子で待ってるデスよ?」<br> 「むぅ、わかったから絶対にまたきてよー?」<br> 翠「絶対くるですぅ」<br> <br> そういって私は孤児院をあとにした・・・<br> その帰り道・・・<br> <br> ガサッ・・・<br> <br> 紅「やっぱりそうだったのね・・・」<br> 翠「?!、し、真紅・・・」<br> 紅「あやしいとおもってたら・・・なるほどね」<br> 翠「くっ・・・」<br> 紅「ひとつだけいっておくのだわ、あなたのやってることは<br>   いつかお父様・・・いえ、No.0達にもばれるわよ・・・<br>   そうなったらどうなるかわかるわよね?・・・」<br> 翠「それでも・・・私は・・・」<br> 紅「そう・・・それがあなたの答えなのね・・・<br>   次会うときは敵かもしれないわね・・・」<br> <br> そういって真紅はスッと姿を消した・・・<br> <br> 翠「私の考えはまちがっているのでしょうか?・・・」<br> <br> そして私はまた歩き出した・・・<br> <br> その夜・・・<br> 私が考えていた・・・<br> 自分のやりたい道・・・<br> 本当の正義・・・<br> 血で汚れたこの手・・・<br> 私のおかした罪は一生許されないかもしれない・・・<br> それでも・・・私は・・・<br> <br> -翌日-<br> <br> ロ「・・・今なんといった?No.3」<br> 翠「No.0・・・いえ、お父様・・・私はRose Knightをやめます・・・」<br> 蒼「翠星石?!なにをいってるんだい?!やめたらどうなるか君はわかって・・・」<br> ロ「静かにしろ!No.4」<br> 蒼「・・・すいません」<br> ロ「理由をきかせてくれないか?No.3」<br> 翠「私はもう人を殺したくないのです・・・例えそれが正義のためであろうと・・・」<br> ロ「・・・そうか・・・いいだろう」<br> 蒼「No.0?!」<br> 翠「それでは・・・」<br> ロ「次会うときはお前を殺すであろう・・・本当にいいんだな?」<br> 翠「・・・はい」<br> <br> 翠星石が出した答え・・・<br> たとえそれが荊の道でも・・・<br> <br> <br> 次回第4話「闇と光」<br>

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