「「アリスゲーム in the 薔薇屋敷」~第13話 吸血鬼VS狼男~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<p>~第13話 吸血鬼VS狼男~<br>
吸血鬼と狼男。一族の名にかけた勝負が始まった。<br>
ジ「行くぞ!」<br>
先手を突いたのはジュンだった。<br>
ジュンは梅岡に接近し、銃で撃った。<br>
ズキューン!<br>
しかし、梅岡にはもう銃など全く効かなかった。<br>
梅「効かんな…」<br>
そういうと梅岡はジュンの首元を噛み付いた。<br>
ジ「ぐっ!」<br>
梅「お前も吸血鬼の端くれなら血を吸ってみろ!」<br>
ジ「くそっ!」<br>
ジュンは首元を噛み付いていた梅岡をなんとか振り払った。<br>
そのおかげでなんとか致命傷は避けれたものの、大ダメージを受けてしまった。<br>
ジ「うっ、クラクラする…」<br>
首元を噛み付かれたため出血が酷かった。<br>
ジ「こんなところで負けるもんか…」<br>
ジュンが梅岡の顔面を殴りつけた。<br>
しかし梅岡には全く効いていない様子だった。<br>
梅「弱いんだよオメエはよぉ!」<br>
梅岡がジュンを切り裂いた。<br>
ジ「ぐはっ!」<br>
あまりの痛さにジュンはその場に倒れこんでしまった。<br>
梅「もう終わりかぁ?桜田!」<br>
一同「ジュ~ン!」<br>
心配してみんながジュンの下に集まってきた。</p>
<p><br>
真「ジュン、しっかりするのだわ!」<br>
翠「酷い傷ですぅ!翠星石の能力では多分治せないですぅ」<br>
ジ「うぅぅうっ」<br>
ジュンは重症の体を引きずりながら立ち上がった。<br>
ジ「まだ…負けるわけには…」<br>
梅「オマエはもう終わりだな!」<br>
梅岡の最後の攻撃がジュンに炸裂した。<br>
ジュンは数メートル吹っ飛んで倒れてしまい、そのまま気絶してしまった。<br>
一同「ジュン(君)!しっかりして!」<br>
ジュンを心配した薔薇乙女たちが彼に近寄ろうとした時、梅岡がその行く手を塞いだ。<br>
梅「安心しろ。お前らもすぐにあいつと同じ運命にしてやるからよ!」<br>
そのころジュンは、気を失って夢を見ていた。<br>
ジ(親父、やっぱり僕ダメだよ…僕は誰も守れなかったよ…)<br>
夢の中でジュンは1人、弱音を吐いていた。<br>
その時ジュンの目の前にジュンの親父が姿を現した。<br>
ジ「親父!?」<br>
ジュン父「ジュン、お前はまだ死ぬ時では無い。<br>
お前は昔からの対立に終止符を打つために生まれてきたのだ!」<br>
ジ「もう無理だよ親父。僕には戦う力は残ってない…」<br>
ジュン父「お前が人間の姿で戦うからだ!お前は吸血鬼の血を引いている!<br>
吸血鬼になれ!誰かの血を吸うんだ!<br>
そうすれば、お前は吸血鬼になってあの梅岡に倒せる!」<br>
ジ「親父…」<br>
ジュン父「さあ、立ち上がれ!そしてこの無意味な対立に終止符を打て!」<br>
ジ「親父!待ってくれ!」<br>
ジュン父「勝つんだぞ…ジュン…」<br>
ジュンの親父は姿を消してしまった。<br>
ジ「親父ぃー!……分かったよ!僕はあいつを倒す!」<br>
やっとジュンは目が覚めた。<br>
しかし、ジュンが目覚めた時、みんな傷だらけで倒れていた。<br>
ジュンの近くには翠星石が倒れていた。<br>
ジ「大丈夫か!?みんな!翠星石!一体どうしたんだ?」<br>
翠「あ…ちび人間…やっと目が覚めたですか?遅すぎですぅ」<br>
ジ「一体どうしたんだ?」<br>
翠「あいつが本気を出してきたですぅ!もう、翠星石たちではどうにも…」<br>
ジ「…分かった!僕がなんとかする!その代わり、翠星石!お前の血を少し吸わせてくれ!」<br>
翠「なっ!?こんなときに何言ってやがるですか?ふざけるな…ってもう吸ってるです!」<br>
ジュンは翠星石の傷口を舐め、血を吸った。</p>
<p><br>
翠「ち、ちび人間に傷口を舐められても傷なんか、な…治らないですぅ!」<br>
するとジュンの傷が全回復した。またジュンの目つきも鋭くなった。<br>
翠「えっ?…ジュン?」<br>
梅「ほう。やっと吸血鬼になったか…そうこうなくてはな!何もおもしr…」<br>
梅岡がしゃべっているときジュンの拳が梅岡の顔面を直撃した。<br>
梅「うばらっ!」<br>
さすがの梅岡もかなり効いている様子だった。<br>
梅「ば、馬鹿な!」<br>
ジュンは攻撃を止めることなく梅岡を殴った。<br>
ジ「まずこれが薔薇乙女たちを傷つけた分だ!」<br>
ドスッ!<br>
梅「がはッ!」<br>
ジ「これは兎の分…」<br>
ピシ!<br>
梅「ふ、ふざけやがって…」<br>
ジ「次は姉ちゃんを合わせる前回のアリスゲームの犠牲者たちの分だァ!」<br>
ドキャッ!<br>
梅「ゲホッ!」<br>
ジ「そして、これが…僕の分だぁ!」<br>
ガッ!<br>
梅「ぐはっ!け、けほっ…」<br>
ジュンの大反撃を食らって、梅岡はもう立てそうに無い状態だった。<br>
ジ「もう終わりだ!終わったんだよ!アンタとの戦い。それと一族の対立はよぉ!」<br>
梅「終わった?た、確かに終わりだな!…お前らもな!」<br>
ジ「なにィ?」<br>
梅「桜田!なぜ俺がこのアリスゲームに制限時間を付けたか分かるか?<br>
それはこの屋敷に爆弾が仕掛けられているからだ!」<br>
ジ「なんだと!?」<br>
梅「本当は俺だけが生き延びるはずだったんだが…貴様らも道連れだな!」<br>
ポチッ!<br>
梅岡は爆弾の起爆装置を押した。<br>
梅「ハッハッハッ!叫べ!泣け!逃げろ!なにやっても手遅れだけどな!ハッハッハ!」<br>
ジ「くっ…どうすれば…」<br>
ジュンたちの運命は…</p>
<p><br>
次号最終話~さらば薔薇屋敷~へ</p>