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「第5話「機巧神ホーリエ」」(2006/07/19 (水) 18:45:23) の最新版変更点
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あらすじ<br>
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魔術師となった桜田ジュン。使い魔と一戦を交え勝利するが<br>
使い魔は逃走、追いかけたジュンと真紅だったが<br>
そこに広がっていたのは惨劇だった。<br>
燃え尽きるような怒りを胸に、二人は最強の刃を招喚する。<br>
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「MACHINA HOLIE ~機巧神ホーリエ~」<br>
<br>
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脳内にインプットされた招喚の言霊<br>
それは術式(コード)<br>
それは放たれる詠唱呪法<br>
言霊にカタチはない<br>
カタチを与えるのは己のコトバ<br>
ローゼンメイデンの言霊の魔力<br>
言霊を変換する術者の言葉<br>
一つになり、構築される招喚陣<br>
祈りに応え目覚める強大な刃鋼(ハガネ)<br>
それこそが、機巧神(マキナ)<br>
<br>
<br>
僕の脳内にカタチのない言霊の魔力が流れ込む。カタチがないはずのそれを、<br>
僕ははっきりとカタチを持ってそれを認識する。インストールされた<br>
魔術理論に従いイメージが脳内で構築され、コトバに変換される。<br>
変換されたコトバは次々と意味を持ち始め、一つの詞へと変化していく。<br>
詞は一つの節を持ち、更なる複雑な構成体を作り始める。<br>
それは招喚の詩。<br>
それの完成は一瞬。<br>
ゼロコンマ一秒にも満たない間の出来事。<br>
そして、次にする事はもう示されている。<br>
僕は腕を振り上げ剣指を切る。舞うように魔術文字が剣指の跡を追うように浮かぶ。<br>
魔術文字で構成された光の円環は僕と真紅を取り囲み地面に複雑な紋様を描き始めた。<br>
回転する魔術文字、魔力が法陣に満ちているのが真紅から伝わってくる。<br>
ふと、見上げるとそこには地面に描かれたのと同じ複雑な招喚陣が。<br>
「さあ、ジュン、招喚の詩を!!!」<br>
真紅が叫ぶ。<br>
「お、おう!!」<br>
促されるように僕と真紅は叫ぶ。<br>
<br>
「紅の黄昏より来たり!!!」<br>
「燃え立つ怒りを胸に秘め!!!」<br>
「紅(あか)き空を疾走せよ!!!」<br>
<br>
「汝、閃紅の鉄鋼(はがね)、ホーリエ!!!!!!!」<br>
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響き渡る雄叫び、それは魔力を込めた咆哮、力あるものの顕現への宣誓。<br>
爆砕する空、上空に在った雲は突如発生した夥しい熱量により蒸発し、<br>
空を覆う宵闇は紅い閃光に引き裂かれる。<br>
爆砕し、振動した大気は衝撃波となり、近隣のビルの窓ガラスを全て破壊し<br>
木々を全て根こそぎ薙ぎ倒した。<br>
吹き荒れる暴風は更には砕けたガレキを巻き上げる。<br>
避難を終えていた人々は遠くから、ただその光景を、ただ見守っていた。<br>
いまだ輝く光球にあるのは一体?<br>
何の感慨もなく、何の前触れも無く人々を肉塊としたあの異形の恐怖。<br>
彼らは願っていた。<br>
異形から命からがら逃げ延び、ひと時の平和を失い、得た絶望。<br>
彼らは願っていた。<br>
彼らはその光の中から現れるのを待っていた。<br>
英雄を、救世主を。<br>
<br>
閃紅が弾け、一体の灼鋼の巨人が顕現した<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
霧散する自我、光の中を僕は漂う。そこにも僕がいてここにも僕はいる。<br>
徐々に光は薄れ、確定する自我と共に見えてきたのはコクピットのような空間。<br>
僕はその空間に浮かんでいた。<br>
魔術文字が空間を縦横無尽に疾り、目の前には大小様々のモニタが並ぶ。<br>
そのモニタを縁取る金属にも魔術文字がビッシリと刻印され、<br>
僕の腕に装着された朱甲はこのコクピットから伸びた機械と連結しており、<br>
両足にも似たような機械が繋がれている。<br>
どうやら、機巧神ってのはロボットのようだな。<br>
と、一番大きなモニタに画面が映る。街がドンドン近づいてる様が映っていた。<br>
かなり高高度から真ッ逆さまにこれは・・・・・・・<br>
<br>
………って、落ちてるゥゥゥゥッ!!??<br>
<br>
さっきまでの勢いはどこへやら、今そこにある危機に慌てふためく僕。<br>
少なくともなんて事はまずなく、間違いなくこれは人が落ちたら<br>
完膚なきまでに弾けてジャムになれる高さだ。<br>
つか、機械もこんな高さから落としたらヤバイだろ。<br>
出たのは良いがきなりジ・エンドはたまったもんじゃない。<br>
「落ち着きなさいジュン。」<br>
と、モニタの横の小さなモニタの画面が開き、真紅が現れた。<br>
さっきまでの服装とは違い躰に密着するタイプのスーツを着込んでいた。<br>
僕の着ているローブとおそろいの紅に金色の魔術文字が刻まれている。<br>
「し、真紅か!ど、どうしたら良い!?」<br>
「だから落ち着くのだわジュン。今、私たちはホーリエの中に転送されたの。<br>
これから意識の海を通じて機巧神の操縦に関する情報を送るのだわ。」<br>
通信が途切れ画面が暗転する。それとあわせるように脳内を疾走する情報。<br>
ホーリエの操縦法が瞬く間に脳内に刻み込まれる。<br>
そうか・・・・・・僕が、この『ホーリエ』を操るのか。<br>
「そうよジュン、貴方がホーリエの操者。もう、言わなくても分かるわね?<br>
さあ、あの異形を退治するのだわ。」<br>
「任せろっ!!!」<br>
<br>
グオン。空を真っ直ぐに堕ちるホーリエ。しかし、その双眼に命が宿る。<br>
巨大な鋼鉄は空中で一回転すると、街の中心地へと降り立つ。<br>
地震と間違う程の地響き。道路のアスファルトは砕け散り、<br>
幾棟かのビルが蜘蛛による破壊もあり衝撃で崩れ落ちる。<br>
そしてその異形の蜘蛛を眼前に、巨大な鋼鉄の巨人が立ち上がる。<br>
<br>
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夜明けの暁の如き灼鋼<br>
青い光を放つ双眸<br>
頭部から伸びた黄金の鬣(たてがみ)<br>
身に宿す力を予感させる重厚な体躯<br>
<br>
<br>
それは己を超えた存在。先ほど闘った少年とは比べ物にならない魔力。<br>
ただそこに聳え立つだけで魔力が噴出している。<br>
恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、<br>
恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、恐怖、<br>
恐怖、恐怖、恐怖、恐怖・・・・・・・・・・・・・畏怖!!!!<br>
蜘蛛は畏怖に捕らわれ無謀にも巨体へと突進をかける。<br>
「キシァァァァッァァァァ!!!!!!」<br>
唸る大地、蜘蛛はジャンプをしホーリエへ飛び掛る。<br>
しかし、それは全くの無駄、徒労。<br>
着地地点、ホーリエはバックステップで攻撃を回避、即座に<br>
鋼の拳を貫手にし、複眼の集まる頭部へ抉りこむ。<br>
「せいやあああ!!!!」<br>
鈍い破壊音がコクピットに伝わる。モニタには拳がめり込んだ蜘蛛の姿。<br>
だが、これでは終わらせない。貫手をそのまま上に振り上げる。<br>
バキバキッ。外殻が砕け散り、ピエロに似た顔面の半分が吹き飛ぶ。<br>
甲高い苦痛の叫び声。蜘蛛はのたうちまわるように飛び退き<br>
ホーリエから距離を取る。<br>
しかし、間髪いれずにホーリエを前進させ蜘蛛に追撃を試みる。<br>
重厚な外見に似合わない機動力、疾走するホーリエはすぐさま蜘蛛との距離を<br>
ゼロとし、蜘蛛の腹部外殻をその拳で打ち砕く。<br>
轟く呪詛の嘆き、それを打ち消すかのようにホーリエは独楽のように<br>
回転し廻し蹴りを叩き込む。<br>
「ギィシィィィィィィィイイイイイィィィィィィィ!!!!!!!」<br>
倒壊するビルを巻き込みながら、蜘蛛は100メートル以上の距離を<br>
吹き飛ばされる。<br>
「どうだ?これでなら致命傷か!!??」<br>
「いいえまだよ!魔力循環指数はいまだ70%以上を指し示しているのだわ!」<br>
通信で聞こえてくる真紅。真紅はホーリエのステータスを管理し、<br>
操縦以外の複雑な作業を担当していた。<br>
「気をつけなさい。気を抜くと危険よ。」<br>
「分かってる!!」<br>
慎重な真紅の声を聞きつつ、僕はそのままホーリエを蜘蛛へ向きなおす。<br>
間合いをとり、蜘蛛は4本の足で地面を支えると、人型をした上半身をホーリエに<br>
相対させた。顔の半分は吹き飛び、外殻のいたるところから緑の血液が<br>
滲んでるのになんていう生命力だ。さすが虫類、しぶとさが違う。<br>
「でも、さっさとケリをつけないと街に被害が広がる、真紅どうしたら良い?」<br>
僕は真紅に問い掛ける。真紅もそれは思っていたのだろう、<br>
数瞬の逡巡の後、一つの言葉を口にした。<br>
「ローズテイル。」<br>
「ローズテイル?何なんだ、それ?」<br>
僕は問い直す。<br>
「近接滅壊術式『ローズテイル』、ホーリエが持つ敵を討ち滅ぼす必殺の術式よ。」<br>
「強いのか?」<br>
「ええ、もちろん。でも、この魔術は相当に魔力を消費するのだわ。今のジュンなら<br>
打ててせいぜい1発から2発。確実に当てるのだわ。」<br>
失敗すれば終りと言うのは少々条件が厳しい、が、やるしかない。<br>
それすらも真紅は分かっていたんだろう、微かに微笑む。<br>
「なら話は早いな。真紅、その術式って奴を使うぞ!!」<br>
「分かったのだわ。」<br>
モニタが暗転し、真紅の声が高らかにコクピット内に響き渡る。<br>
「術式変換コード転送、『ローザミスティカ』を使用認定。<br>
我が内に秘められし宝玉よ、その力を今一度示せ!!」<br>
瞬間、僕の肉体に爆発的な情報が流れ込んだ。<br>
それは今までとは比べ物にならないほどの量。普通の人間なら<br>
それだけで狂死に至るような劇薬に近いまでの量。<br>
だが、僕の身体はそれに引き裂かれる事なく情報を正しい形へと<br>
変換していく。<br>
コクピットに刻み込まれた紋様は脈動する光を放つ。<br>
構築された、術式、光り輝く、死の光。<br>
それはプロミネンス、それはフレア、それは閃光、敵を滅ぼす必滅。<br>
「はああああああああああ!!!!!」<br>
僕は右手を振り薙いだ。同様にホーリエも。紅い、薔薇の花弁のカタチをした魔力が<br>
迸り、捕縛結界を展開して蜘蛛を呪縛する。<br>
それは突風に吹かれた花弁の嵐。<br>
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<br>
「ギシィィァァァ!!??」<br>
蜘蛛の身体は中空に浮き、竜巻のように取り囲む結界に拘束される。<br>
頭部についた二対の黄金の鬣が逆立った。粒子の集まりであったそれは<br>
一本一本が魔力を帯び、各々が各々の魔力で蠢き始める。<br>
そして、その鬣は右腕の手甲へと集束を始めた。光り輝く金色が<br>
右腕を包み、膨大な魔力がその一点へと向かう。<br>
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「紅き閃光の元、汝滅壊せよ。焼却はメギドの如く、消失は夢見のように。」<br>
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光が集い、閃光が閃紅に成る。ホーリエはそれを握り締め、<br>
右後方へ構えた。膨大な魔力がはちきれんばかりに暴れまわっている。<br>
蜘蛛からはもはや、狂気と悲劇の呪詛が轟くのみ。<br>
僕は宣誓する。彼の蜘蛛に、断罪の宣誓を下す。<br>
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「汝が全て、今、我、滅さん!!!!!!」<br>
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ホーリエの体躯が大気を爆砕して疾走する。それは閃光、光が尾を引き<br>
輝く覇道を作る。破滅と壊滅と、生滅の輝き。<br>
滅するは彼の異形。<br>
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「近接滅壊術式、ローズ=テイルッッ!!!!!!」<br>
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異形を、右腕が貫く。吹き散る花弁の竜巻、暴れていた蜘蛛の動きが止まる。<br>
ホーリエは腕を引き抜き、その場を離れる。<br>
瞬間、魔力の集束体が蜘蛛の全てを終息させた。<br>
暴れ廻る魔力が内部から蜘蛛を喰らい尽くし、焼き尽くす。<br>
立ち昇る輝く灼熱の閃光。それは光、超超々高度の輝き。<br>
蜘蛛は光に飲まれ肉を、臓腑を、外殻を、元の寄り代さえも全てを<br>
蒸発させられ、滅壊した。<br>
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光柱、夜の闇黒を染め上げる閃紅。<br>
破壊と破滅の光、暴虐の灼熱。<br>
人々は見た。<br>
光の主を、光柱を見上げ、腕を組む勇壮なその姿を。<br>
重厚な灼鋼に包まれ、金色の鬣を翻すその巨人を。<br>
それは果たして味方なのか。<br>
それとも敵なのか。<br>
恐怖と、希望が彼らの中に渦巻く。<br>
しかし、今この時だけは彼の巨人は彼らの希望。<br>
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湧き上がる歓声が彼らの中から沸き立った。<br>
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「これが、ローゼンメイデン・・・・・・・!」<br>
遥か上空、街を見下ろすその場所から梅岡は歓喜していた。<br>
咄嗟に送ったがゆえに未完成だったとはいえ、あの使い魔をあの少女は<br>
破壊した、死滅させた。<br>
予想以上、さすがはローゼンメイデン。<br>
苦渋を飲まされながらも、やはり彼の魔力が生み出したモノは偉大。<br>
幾星霜の戦いの中で見てきた芸術品はやはり至高の輝き。<br>
しかし、彼女はどうやら術者を手に入れてしまったようだ。<br>
機巧神の中から感じる二つの魔力。少女のものとは違う魔力。<br>
そうか、再び闘争の日々が訪れるか。<br>
ならば闘おう。苦渋を飲み、茨の道を征き、奪い取ろう。<br>
梅岡はクスクスと笑った。結局の所、本質の部分で自分たちは戦いを<br>
望んでいる。狂った闘争を率い、己が欲望を満たすことを。<br>
「へぇ~。梅岡ちゃん、楽しそうジャン。」<br>
「だろうな、久々にメチャクチャ骨がある奴と戦えるんだしよ。」<br>
「でも、先生では少し不安があるかな。」<br>
梅岡は後ろを振り返る。そこに立つのは年端もいかない三人の少年少女達。<br>
しかし、身に秘める異形は同じ、世界の法則を、式を書き換え<br>
超自然を用い、破壊と愉悦のサバスを奏でる魔人達。<br>
魔術結社『幻塔社―ファントムバベル―』の幹部たち。<br>
「や~、久々だね君たち。元気だったかい、先生は元気だ。」<br>
気色の悪い、人ならざる気配を帯びた、生理的に吐き気のするような笑顔。<br>
彼らはそれにも動ぜず、機械の巨人を見下ろしながら話す。<br>
「まあ、元気だな。最近はローゼンメイデンと出会う事もねえし暇だけど。」<br>
「そうか、いや~、先生ローゼンメイデン逃がしちゃったよ。残念残念。」<br>
中の一人が侮蔑を含めた笑みを浮かべて罵倒する。<br>
「バッカじゃねえの?やっぱ梅ちゃん全然ダメだわ。本当にやる気あんの?<br>
まあ、オレらも似たようなもんだし構わないけどよ。<br>
つか、水銀燈だっけ?アイツに出会ったのは良いけどさ、ゴミ糞どもが<br>
ま~簡単に逃がすしメチャクチャにやられるし、ぶっ殺されてるから<br>
俺らが出張る前に毎回毎回いなくなってやんの。」<br>
「それじゃまだ会ってない事になるよ。あ、ちなみに私もまだ誰にも。<br>
でも梅岡先生も残念ですね。あの子、もう誰かの契約者になったみたいだし。」<br>
まるで世間話をするような雰囲気、しかし、包む空気は瘴気。<br>
常人がその場にいれば狂乱し精神を崩壊させる淀んだ邪悪。<br>
上がる笑い声は人ならざる異形を垣間見せる。<br>
「さて、と。先生、これからあの機巧神と少しお話をしてこようかと思うけど<br>
君たちはどうするかな?」<br>
梅岡は虚空から呼び出した『土蜘蛛異聞』を手にしていた。<br>
「へえ、やる気じゃない梅ちゃん。忌神(ギア)招喚の許しが出たのが嬉しいのね~。<br>
でも残念。我らがロードからの達しだ。まずは帰還せよとの事。」<br>
少年が腕を組みながら外卑た笑みを浮かべる。<br>
「今日はこのために私たちは来たんです、先生。我らがロードの御言葉は絶対。<br>
各々が愉快なサバスを繰り広げようともロードは偉大。従うのが道理。<br>
さあ先生。彼女達を屠り、魔術師を虐殺するのは後々の愉しみにしましょ?」<br>
少女は魅惑ながらも邪悪な微笑を。<br>
「今までやられっぱなしなんがシャクなのも分かるけど忌神招喚すりゃ<br>
あいつらなんて一握りだし。・・・・・・でも、今だけはユメ見させたやろうや。」<br>
もうひとりの少年が見下すように機巧神をねめつけた。<br>
「そうだな・・・・・・・・・仕方ない、今日は大人しく我が家に帰ろうか。」<br>
梅岡は生理的に吐き気のする笑顔をまた浮かべた。<br>
眼下では空間転移の法陣に包まれこの場から消えていく機巧神の姿。<br>
最後にその姿を目に焼き付けると梅岡は腕を上げた。<br>
続くように三人の少年少女も。<br>
場に、一陣の風が吹く。<br>
次の瞬間、彼らの姿はどこにもなかった。<br>
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次回予告<br>
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家族<br>
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始まる日常<br>
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転校生<br>
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紅茶<br>
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学校<br>
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機巧励起ローゼンメイデン 第6話「SCHOOL LIFE」<br>
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