ポケモン育成論@ザ・雲南出張所

サーナイト・わざ構成論

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サーナイト わざ構成論(瞑想フルアタ型)


 エメラルドで「ほのおのパンチ」という優秀なウェポンを得たサーナイトですが、DP時代でまたその武器を失うこととなります。そこで、改めてわざ構成を見直す必要が出てきました。
 もちろんメインを張るのは安定感抜群の【サイコキネシス】と【10まんボルト】でしょうが、それ以外の候補わざには以下があります。

1・【シャドーボール】
 苦手のゴーストにアドバンテージを取れるほか、同属対策としても今作では重要な位置を占める汎用兵器。

2・【きあいだま】
 各種弱点を突けるかくとうわざ。ただし、命中率の弱さ(70%)が非常に痛い。

3・【エナジーボール】
 誰もが待ち望んだ性能の良いくさわざ。戦略的価値が大きいタイプなので軽視はできない。

4・【はかいこうせん】
 ノーマルわざの最強兵器であるが、ノーマルタイプを持たないサーナイトにとって、1ターンの代償は決して小さくない。


 これらを、例によって対応表で確認してみましょう。


名前
サイコキネシス ×
10まんボルト ×
シャドーボール ×
きあいだま ×
エナジーボール
はかいこうせん ×


 この表を見て、一目瞭然に分かることがあります。それはつまり、「結局のところ、【きあいだま】を使うのかどうかという一点に集約される」という点であります。
 【きあいだま】の威力は120と大きいにしろ、命中はたったの70。僕を含む多くの確率派は首を傾げる数値です。期待値は84なので期待値派には悪くない数字かもしれません。無論、威力の高さは折り紙つきです。
 しかし、その威力の高さ以上に、構成するわざの相性という意味において重要なわざであります。

 例えばメインウェポンの【サイコキネシス】であれば、はがね・エスパーそして苦手のあくに対応できません。そのうち、はがねとあくという2種類に対応できるという意味で優秀です。【きあいだま】を入れるのであれば、あとは苦手ゴースト&同属エスパー対策に【シャドーボール】で完成と、非常にバランスがとれています。

 一方、【きあいだま】を入れない場合はどうでしょう。かくとうわざを諦めるという以上、はがねへの対策は諦めることになります。敢えて入れるとするならば【10まんボルト】でしょうが、そうなると残りの選択肢は、対応できる相手の幅が広い【シャドーボール】一択となります。命中率としては安定はしていますが、バランス面では厳しい(=逃げ一択の敵が多い)ことになりそうです。


 さて、サーナイトを考えるにあたり、常に頭の片隅においておかなければならないのがフーディンの存在です。

 フーディンよりもぼうぎょ・とくぼうに勝るサーナイトは、やはり【めいそう】を積むことをひとつの指針としたいところ。【めいそう】を積む斗い方が嫌いならサーナイトを使わなければ良いだけの話と考えれば、やはりサーナイトには【めいそう】でしょう。

 【めいそう】を使う場合のことを考えれば、実は無理に弱点を突く必要はありません。一撃でアドバンテージを取る必要がある速攻型のフーディンとは別に、【めいそう】一積み+効果普通以上のわざを通す、というところにめいそう型サーナイトの真価があります。ですから、「こうかばつぐんのわざを増やす」よりも、「こうかがいまひとつのわざを減らす」方が重要である、というわけです。そういう意味でも、くさわざは向きません。


わざ構成・最終回答1(きあいだま型)

わざ名 タイプ・分類 いりょく 命中 PP 効果
サイコキネシス エスパー・特殊 90 100 10 10%でとくぼう↓
シャドーボール ゴースト・特殊 80 100 15 10%でとくぼう↓
きあいだま かくとう・特殊 120 70 5  
めいそう エスパー・補助 - - 20 自身のとくこう↑とくぼう↑

 この構成は、苦手とするあく・エスパーや堅いはがねに対しての攻撃力を重視した攻めの形です。【きあいだま】の不安定感が玉に瑕ですが、ハマった時には強さを発揮するでしょう。


わざ構成・最終回答2(安定型)

わざ名 タイプ・分類 いりょく 命中 PP 効果
サイコキネシス エスパー・特殊 90 100 10 10%でとくぼう↓
シャドーボール ゴースト・特殊 80 100 15 10%でとくぼう↓
10まんボルト でんき・特殊 95 100 15 10%でまひ
めいそう エスパー・補助 - - 20 自身のとくこう↑とくぼう↑

 すべてのわざの命中率が安定しており、期待通りの攻撃力を発揮することができます。ただし、苦手のあくには対処できないという欠点もあります。


能力論


 サーナイトのとくこう種族値125は、何度も言及するように

  せいかくの影響力≧個体値ボーナスの影響力

という不等号が成立する最低の値です。つまり、個体値にこだわるよりも、とくこうが上昇するせいかくを選ぶ方が重要だということです。
 せいかくに関してはとくこう↑こうげき↓の「ひかえめ」が最適です。

 「ひかえめ」が選択できたらある程度の妥協は許されます。
 ここで特攻に努力値を振る意味を考えてみましょう。サーナイトの特攻はレベル50において、最高で194、努力値のみ0なら159となります。この差は、【めいそう】を積むことによって拡大します。前者なら、【めいそう】1積み後は291、後者なら238。仮に2積みをするとなると、その差はさらに拡大して388と318。努力値252の時の数値と、それより1回積んだ多く状態の努力値0の時の数値が近づいているのがわかります。つまり、努力値を多く振ることにより、積む回数を少なくできるわけです。
 もちろん、サーナイトが2回も3回も積むという状況は非常に稀で、実際1回積めば万歳といったところかと思います。
 結局のところ、サーナイトの耐久力をどれくらいに見積もっているかが最大の問題となります。サーナイトの耐久性は、特殊受けはそこそこ優秀で、なおかつ【めいそう】での上積みも期待できますが、一方で物理受けは貧弱です。補正なし、個体値31の場合でも、レベル50で最大117、最低85と紙くずレベル。今作DPでは物理攻撃が優秀なポケモンが増えたことを考えると、どうしても物理受けの弱いポケモンは運用が難しいことになります。よって、やはり最優先すべきは物理防御ということになります。
 しかし、こうも考えられます。「きあいのタスキ」を使うことにより、紙クズ同然の防御を逆に活かせるわけです。1ターンで即死することはなくなりますから、最低どんな状況でも1積みが期待できます。しかし相手より素早さが高いことが前提ですので、この場合は素早さに努力値を振ることが重要となってきます。
 結局、いかなる戦法をとるにせよ、素早さ252、特攻252が一番安定するようです。しかし、もともと素早さが低いポケモンですから、種族値100以上のポケモンにはそもそも素早さで勝てないことになります。そういうことになれば、素早さを諦め、「せんせいのツメ」を持たせて防御を固めるという戦略もあるわけです。

 とくせいに関しては人それぞれでしょうが、無難なのはシンクロ。トレースは、特定のとくせいを狙って出す場合でなければ選択しないほうがよい。


持ち物


 上記のように、防御を捨てるなら素早さ重視かつ「きあいのタスキ」。あるいは防御を固めて「せんせいのツメ」。



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