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**ジュカイン わざ構成論
ブレイズキック、スカイアッパーと攻撃手段豊富なバシャーモ、みず・じめんとタイプに恵まれたラグラージに比べ、ジュカインは今ひとつなイメージを持たれているようです。しかし、運用によってはくさポケモンのエースといえる働きをしてくれるかもしれません。
***ピントブレード型
ジュカインといえば【リーフブレード】。この専用兵器は威力・命中とも申し分なく、くさタイプのわざとしてはもっともバランスがとれています。この【リーフブレード】を中心に据えて考えてみましょう。
【リーフブレード】は急所判定に修正が入るわざ。ということは、【きあいだめ】が欲しいところですが、それは残念ながら覚えません。ということは、【リーフブレード】だけに頼るのではなく、それを中心としながらも、恵まれた素早さで先手を取り相手を叩いていく速攻フルアタ型を目指すのが正道でしょう。
くさわざはあまり優遇されているタイプのわざではなく、「ほのお、くさ、どく、ひこう、むし、ドラゴン、はがね」といった7種類ものタイプに対して効果が薄い。そこで、これらのほぼ全てに満遍なく等倍以上のダメージが行く、ノーマルあるいはドラゴンのわざが欲しいところです。ジュカインのタイプ的にも、ドラゴンわざの【ドラゴンクロー】を搭載するのが正道といえます。
このラインナップだと、はがね相手に苦戦します。例によって列挙してみると、はがねタイプを持つ伝説系以外のポケモン(で、対人対戦に出てくる可能性があるもの)は8種類。レアコイル、ハガネール、ハッサム、フォレトス、エアームド、クチート、ボスゴドラ、メタグロスがそれに該当します。このうち、くさタイプに対して2倍のダメージとなるボスゴドラとハガネールを除く6体のポケモンへの対策は必要でしょう。
|はがねに等倍|みず、でんき|
|はがねに2倍|かくとう、じめん、ほのお|
上記のうち、
1:とくこう型のジュカインが搭載することができる特殊タイプのわざ
2:レアコイルに対処できないでんきを除く
という条件をつければ、必然的に「みず」か「ほのお」しか残りません。しかし、ジュカインはこの双方のわざを覚えることができないのです。そこでジュカインには3つの選択肢が与えられることになるでしょう。
|選択肢1|【めざめるパワー・ほのお】を習得する|
|選択肢2|レアコイル対策を諦め、【かみなりパンチ】を習得する|
|選択肢3|【かわらわり】あるいは【じしん】を習得する|
|選択肢4|はがね対策を諦める|
このうち、選択肢3については、両刀になってしまうゆえ、あまりオススメはできません。具体的に言えば、とくこうに努力値MAX、こうげきに努力値0のジュカインでは、【じしん】のダメージは【ドラゴンクロー】の60%程度しかありません。もちろん、はがね対策としては【ドラゴンクロー】よりも上ですが、そんなことをするぐらいならば、はじめから【かみなりパンチ】でいいわけです。
上記のように、もっともオススメなのが選択肢2。エメラルドの出現によって、バトルフロンティアで【かみなりパンチ】を習得できるようになったのは、ジュカインにとって非常に大きなことです。もちろんベストは【ほのおのパンチ】を覚えることなのでしょうが、そこはゲームバランスを考えてのことなのでしょう。
もちろん出せるものならば選択肢1がベストです。
選択肢4、はがね対策を諦めた場合については、相手の出方によって柔軟に決めることができます。例えばこらきし対策に【でんこうせっか】【スピードスター】を入れるもよし、一応のはがね対策にもなる【やどりぎのタネ】、ハマれば強い【メロメロ】、他にも意外性で【ほえる】を使うのもアリでしょう。
さて、仮に選択肢1や選択肢2を採用したとして、残る最後の枠はどうでしょうか。上記の通りのサブわざを入れるという手もあります。
個人的には、エメラルドで使えるようになった【こらえる】がオススメです。もともとすばやさが高いジュカインですから、しんりょくのとくせいで攻撃力を高めてやれば次の一撃は期待できます。ただ、【こらえる】は持ち物と合わせて効果を発揮させるのが正道で、そういう意味ではピント型には合わないとも言えるかもしれません。
そういう場合は、相手が嫌がるという意味でも【やどりぎのタネ】か【どくどく】でしょうか。個人的には相手がはがねでも通用する【やどりぎのタネ】です。役割破壊の【ほえる】【つばめがえし】も候補のひとつ。
***ソーラー型
くさタイプのもうひとつの兵器、それが【ソーラービーム】です。威力は高いが撃つのに2ターンかかるこの【ソーラービーム】と、【にほんばれ】でコンボを組むというのはよくみかける戦略です。もちろんジュカインもこの戦略を採ることができます。
ソーラー型を採ることができるポケモンは、他にはナッシーなどがいますが、やはりジュカインを使うメリットはそのすばやさととくせいでしょう。
その意味でも、上では補助的なものとした【こらえる】が効いてきます。運用としては以下のようなパターンになるでしょう。
|運用例1|にほんばれ⇒攻撃を受けてしんりょく発動⇒ソーラーB|
|運用例2|にほんばれ⇒攻撃を受けてしんりょく発動せず⇒こらえる⇒ソーラーB|
|運用例3|にほんばれ⇒攻撃を受けたがまだもう1発耐えられる、あるいは攻撃されず⇒ソーラーB|
この場合、持ち物はピンチにとくこうUPの「ヤタピのみ」か、同様にすばやさUPの「カムラのみ」などがいいかもしれません。
残る枠についてですが、ここに攻撃わざを入れないと、攻撃方法が【ソーラービーム】だけとなってしまい不便です。そこで、もしもくさが効かない敵に出会ってしまった場合のためにも、【ドラゴンクロー】は必須と言えるかもしれません。はがねには相変わらずですが、一般的なジュカインの場合、計算上、はがねに対する【ソーラービーム】と【じしん】のダメージはほぼ同じくらいですから、気にする必要はないでしょう。
ソーラー型の場合、【にほんばれ】を撃つという手間があるので、ピントブレード型の場合に比べて余裕がありません。よって基本的には補助わざは候補から外しても大丈夫だと思います。
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*ジュカイン わざ構成論
ブレイズキック、スカイアッパーと攻撃手段豊富なバシャーモ、みず・じめんとタイプに恵まれたラグラージに比べ、AG御三家の中でもジュカインは今ひとつなイメージを持たれているようです。しかし、運用によってはくさポケモンのエースといえる働きをしてくれるかもしれません。
**ソーラー型
ジュカインの受難は筆舌に尽くしがたいものがあります。
1・【リーフブレード】が物理わざとなり、ジュカインが受ける恩恵が無くなった
2・【リーフブレード】が解禁され、ジュカイン専用でなくなった
このふたつ、ジュカインがジュカインたるべき【リーフブレード】が使えなくなってしまったことで、ジュカインには新たな運用が強いられることになるわけです。
そこで、まずは昔からの伝統である、【ソーラービーム】を用いたソーラー型を検証します。
くさタイプの秘密兵器、それが【ソーラービーム】です。威力は高いが撃つのに2ターンかかるこの【ソーラービーム】と、【にほんばれ】でコンボを組むというのはよくみかける戦略です。もちろんジュカインもこの戦略を採ることができます。
ソーラー型を採ることができるポケモンは、他にはナッシーなどがいますが、やはりジュカインを使うメリットはそのすばやさととくせいでしょう。
その意味でも、【こらえる】が効いてきます。運用としては以下のようなパターンになるでしょう。
|運用例1|にほんばれ⇒攻撃を受けてしんりょく発動⇒ソーラーB|
|運用例2|にほんばれ⇒攻撃を受けてしんりょく発動せず⇒こらえる⇒ソーラーB|
|運用例3|にほんばれ⇒攻撃を受けたがまだもう1発耐えられる、あるいは攻撃されず⇒ソーラーB|
この場合、持ち物はピンチにとくこうUPの「ヤタピのみ」か、同様にすばやさUPの「カムラのみ」などがいいかもしれません。
残る枠についてですが、ここに攻撃わざを入れないと、攻撃方法が【ソーラービーム】だけとなってしまい不便です。そこで、もしもくさが効かない敵に出会ってしまった場合のためにも、【りゅうのはどう】は必須と言えるかもしれません。
あるいは、はがね意識というのであれば【きあいだま】という選択肢もあります。ただ、【きあいだま】の低い命中率は、先手必勝を身上とするジュカインにはやや不向きなわざでもあります。全般的に対処でき、しかもドラゴンを潰せる【りゅうのはどう】でファイナルアンサーといったところかと思います。
ソーラー型の場合、【にほんばれ】を撃つという手間があるので、ターンにあまり余裕がありません。よって基本的には補助わざは候補から外しても大丈夫だと思います。
***わざ構成・最終回答(ソーラー型)
|わざ名|タイプ・分類|いりょく|命中|PP|効果|
|ソーラービーム|くさ・特殊|120(180)|100|10|2ターン技|
|りゅうのはどう|ドラゴン・特殊|90|100|10| |
|にほんばれ|ほのお・変化|-|-|5|5ターンの間ひざしがつよい状態|
|こらえる|ノーマル・変化|-|-|10|HPは必ず1残る|
前述したように、初手の【にほんばれ】の後、どういう展開になるかで次の戦略を練ります。最初のターンからドラゴンタイプの敵が登場した場合、【にほんばれ】は捨ててドラゴンクローが最善手。しんりょく発動ならば、ソーラービームの威力は実質270となる。
**能力論
【こらえる】によるしんりょく発動狙いなジュカインですから、まず相手よりも素早く行動できることは最大のポイントです。ポケモンはシリーズが進むほど素早さが重要になってきており、それは今作DPでも例外ではありません。
つまり、素早さに努力値をぶち込んでから色々考えろという話になるわけです。
ジュカインは受け関連はあまり強くありませんし、【こらえる】狙いならばそれほど受けは気にしなくて良いはずなのですが、それでも最低1ターンは耐えてくれないと困ります。今作では「こだわりハチマキ」の他に「いのちのたま」というフルアタ歓迎のアイテムも登場しましたので、受けには慎重にいきたいものです。
くさタイプのジュカインがもっとも警戒すべきは、【れいとうビーム】と【ドリルくちばし】(あるいは【つばめがえし】)の2つでしょう。それに少し遅れて【かえんほうしゃ】【シザークロス】となります。
自身のおかれた環境を考え、これらのわざが来ても1回は耐えられるという状況を作りたいものです。
**持ち物
耐えるために必要なのは、一切受けを考える必要のない「きあいのタスキ」でしょう。しかし、相手のすばやさがこちらを上回った場合に一切意味のないものとなってしまいます。
受けにある程度自信があるのなら(無修正ならば、ドードリオあたりが来ると危険)、ピンチですばやさUP「カムラのみ」がベスト。これならば【こらえる】発動後、ほとんどのポケモンに先手を取れます。
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