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#blognavi 124 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/04/27(木) 15:43:53 ID:GesJPqEo0 大分ちっちゃなころの話。 いっつも近くに落ち武者がいた。落ち武者という外見の概念に気づいたのは、ずっと後だけどな。 まあ、要するに、和服姿で頭頂部の禿げたロングヘアのオッサン。いつもなんか近くにいた。でも俺以外に誰も見えないらしい。 砂場で遊んでいようと何してようと、いつも近く…まあ、畳二枚ぐらいの距離にいた。だけど、近くにいるだけで何もしない。 ただいるだけ。見守ってくれてたのか知らんけどな。まあ、普段からずっといるんだ。ただ、いる。 んで、ある日。生涯二度目ぐらいかな?家族連れでじいちゃんの田舎に遊びに行った。 言葉が堪能になって、自我が目覚めて初めてのじいちゃんの田舎。初めての場所でワクテカしながら一日を過ごした。 両親は疲れてたのか知らないが、とっとと横になり、じいちゃんと一緒に始めての夜更かししてたんだ。 んで、俺がじいちゃんに、柿の種とスルメ食いながら、「いっつもね、誰にも見えない人が近くにいるの。」っていうと、じいちゃんは、 「あそこの人かい?ありゃあ、お侍さんだよ。」と、俺にしか見えなかった落ち武者が見えるようだった。 んで、よっこらせと台所に向かうと、婆ちゃんに言って、一升瓶と茶碗を三つ。あとサイダーを持ってきた。 じいちゃんがさっきと同じように、俺の近くにどっかと座り込んで、茶碗を三つ並べて、一つを俺に、一つを自分に、一つを落ち武者の方に置いた。 んで、爺ちゃんが落ち武者に向かって手招きすると、落ち武者が少し困った顔をした。それでも爺ちゃんが、 「ええからこっちゃ来い。ええから。」と言うと、和服で足元が見えなかったからかも知れないが、滑るように茶碗の前に来た。 俺はサイダーを茶碗に注いでもらって、爺ちゃんと落ち武者は一升瓶の中身を注いで飲んでた。 じいちゃんが、「○○(俺)を見とってくれて有難うなあ。」と言ってた。 そっからの記憶がないあたり、俺は寝たんだと思うが、それからも暫くは落ち武者は見え続けた。今も入るかは知らん。 腹が減って文章が上手くかけない。 125 本当にあった怖い名無し New! 2006/04/27(木) 16:03:02 ID:zufh8Q9k0 良い話だ #right{ カテゴリ: [[[不思議体験 in 少年少女時代>トップページ/カテゴリ/不思議体験 in 少年少女時代]]] - &trackback() - 2006年04月27日 18:23:23 } #comment(nostyle,nsize8,size30) #blognavi

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