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日本の妖怪WIKI



青鷺火(あおさぎび、あおさぎのひ)は、サギの体が夜間などに青白く発光するという日本の怪現象。別名五位の火(ごいのひ)または五位の光(ごいのひかり)。「青鷺」とあるが、これはアオサギではなくゴイサギを指すとされる。 濱倉雅也


胴面(どうのつら)は、熊本県八代市の松井文庫所蔵品である妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』などに描かれている日本の妖怪。
体は人間に似ているが首から上を欠いており、代わりに胴に顔がある不気味な姿の化物として描かれている。絵巻には名前と絵があるのみで解説文は一切なく、詳細は不明である。濱倉雅也


小豆洗い(あずきあらい)または小豆とぎ(あずきとぎ)は、ショキショキと音をたてて川で小豆を洗うといわれる日本の妖怪。水木しげるのゲゲゲの鬼太郎にも登場したことがあり、鳥取県境港市の水木しげるロードに銅像があるなど、マニアの間では知名度の高い妖怪である。小椋悟


油すまし(あぶらすまし)とは、熊本県に伝わる日本の妖怪の一種
初出となる昭和初期の郷土史家・浜田隆一の著書『天草島民俗誌』には油ずましの名称で記載されている。それによれば熊本の天草郡栖本村字河内(現・天草市)と下浦村(現・同)とを結ぶ草隅越という峠道を、老婆が孫を連れて通りながら「ここにゃ昔、油瓶さげたん出よらいたちゅぞ」と孫に話していると、「今もー出るーぞー」と言いながら油ずましが現れたという。この峠は熊本県天草郡有明町(現・天草市)による調査の結果、有明町と天草郡栖本町(現・同)を繋ぐ草越峠だと判明しているが、それ以外には伝承が少なく謎の妖怪である。近藤保信


天邪鬼(あまのじゃく、あまんじゃく)は、悪鬼神もしくは小鬼、また日本の妖怪の一種とされる。「河伯」、「海若」とも書く。
仏教では人間の煩悩を表す象徴として、四天王や執金剛神に踏みつけられている悪鬼、また四天王の一である毘沙門天像の鎧の腹部にある鬼面とも称されるが、これは鬼面の鬼が中国の河伯(かはく)という水鬼に由来するものであり、同じく中国の水鬼である海若(かいじゃく)が「あまのじゃく」と訓読されるので、日本古来の天邪鬼と習合され、足下の鬼類をも指して言うようになった。濱倉雅也


板鬼(いたおに)は、『今昔物語集』に登場する妖怪。 名称は妖怪漫画家・水木しげるの著書によるもので[1]、原典には板の鬼(いたのおに)とある。
『今昔物語集』の時代には、「鬼」という字は妖怪の総称のように用いられていた。従って「板鬼」の名は「板の妖怪」を意味しており、いわゆる2本角の鬼との関連性はない。岡本大助


犬神(いぬがみ)は、狐憑き、狐持ちなどとともに、西日本に最も広く分布する犬霊の憑き物(つきもの)。近年まで、大分県東部、島根県、四国の北東部から高知県一帯においてなお根強く見られ、キツネの生息していない四国を犬神の本場であると考える説もある。また、犬神信仰の形跡は、島根県西部から山口県、九州全域、さらに薩南諸島より遠く沖縄県にかけてまで存在している。宮崎県、熊本県球磨郡、屋久島ではなまって「インガメ」、種子島では「イリガミ」とも呼ばれる。漢字では「狗神」とも表記される。 濱倉雅也


雪女(ゆきおんな)は雪の日に白い着物姿で現れるという。この絵巻では、雪の上に浮かび上がった全身は真っ白で、口元だけが赤い。他の作品と比べて、その容姿を白色でのみ描いたのが特徴で、いかにも雪女らしい。
 ユキゴジョウ、ユキオンバ、雪女郎などの異称があり、各地に多彩な伝承がある。鳥取県では大雪になると雪に乗って出てくるといい、京都府では正月の餅つきの準備をしているときに姿を現した。宮城県では若侍が雪女に赤ん坊を抱くよう頼まれ、氷のように冷たい赤ん坊が腕から離れず気を失ったという。
 雪女は死者の霊ではないかという説がある。この世にやり残したことがあって出現するのかもしれない。小椋悟


天狗(天狗)は高々と伸びた鼻に真っ赤な顔。ひげ面の山伏装束で、背中には羽根、手には羽団扇、足には一本歯下駄という姿が、一般的な天狗のイメージではないだろうか。
 しかしこの図では、着物はまとわず体には羽毛、猛禽類の翼とくちばしという、現在のいわゆる「鼻高天狗」像とはかけ離れた造形に描かれている。
 実は天狗は歴史の中で、そのありようを大きく変えてきた妖怪だ。古代には災厄の予兆の天体現象として、中世には仏法に敵対する姿なき悪霊や堕落した僧の転生した姿とされた。また飛翔する化物としてトビの姿にも描かれた。
 さまざまな姿は、「妖怪に変遷あり」ということを私たちに示してくれる。岡本大助


酒呑童子(しゅてんどうじ)とは、鎧武者に取り囲まれた美丈夫の顔の半面が、次第に鬼に変わる。この恐ろしい異形が彼の本性だったのだ。彼こそ、平安京の都人たちを恐怖のどん底に陥れた鬼の首魁・大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)である。
 大江山は福知山市と宮津市の間にあるが、毎夜京の都を襲うにはあまりに遠い。そこで都人は、現在の京都市と亀岡市の境、老の坂峠付近に大江山をあてはめていたようだ。同地は盗賊が闊歩し、鬼が篭もるとうわさの立つ、ミステリースポットだったのだ。
 今は「大枝山」と書くその地に、妖怪文化研究の拠点である国際日本文化研究センター(京都市西京区)が建っている。なんとも奇遇である。小椋悟


山姥(やまんば)といえば、どんな姿を想像するだろう。人食いの鬼婆か。牙を光らせ、髪を振り乱し…。かつてそんなギャルも生息していたが。
 ここに描かれる山姥は生命を守る母親のイメージだ。小猿に乳を優しく与えており、赤子が「俺の番だ!」と言わんばかりに右手を振り上げている。この子こそ金太郎、後の坂田金時である。
 高知の山姥は豊作や賭け事の神だ。能「山姥」の謡によると、里に下りて機織りや荷運びを手伝う者もいるらしい。ある時はたけり狂い、ある時は皆を慈しむ。そんな山の精霊、「やまのかみ」が山姥なのである。彼女を怒らせるかほほえませる微笑ませるか。それは私たち次第だ。岡本大助


油舐め(あぶらなめ)。小坊主が行灯の脇に座り、行灯に頭を寄せて、油を舐めようとしている。コマの題に「あふらなめ」とあり、続く数文字はかすれて判読できない。智原孝行


髪切(かみきり)気がつかないうちに髪を切られる怪事件が、江戸時代には度々起こったという。その犯人とされたのが妖怪「髪切」。大きなクチバシと両手は、はさみの刃のよう。頭は鳥をおもわせるが、体は人間に近く、赤いふんどしまで巻いている。闇に紛れて悪事を行うから、全身が真っ黒なのだろう。
 これとは別に、狐も人間の髪の毛を切って食べてしまうと考えられていた。こちらの方が古くから登場しており、平安時代の終わりに高貴な女性が被害に遭っている。狐による髪切りの伝承の源は中国にまでさかのぼる。ただし日本とは違い、被害に遭うのは男性。かの地の狐は美女に化けて犯行に及んだという。小椋悟


ぬらりひょんとは、後頭部が大きく突き出た異形の僧形の老人が、のらりくらりと歩いている。にやついているのか苦り顔なのか、真意を測りかねる表情。画中に名前はないが、鳥山石燕の「画図百鬼夜行」などの妖怪絵巻の常連「ぬらりひょん」だ。
 つかみどころのないさまを擬人化した妖怪で、最近ではマンガやアニメでの「孫」の活躍も有名だ。このぬらりひょん、妖怪を一体ずつ紹介する絵巻物では常連でも、妖怪たちが行進する「百鬼夜行絵巻」には決して登場しない。それをこっそり妖怪の群れに交えて歩かせたのが希代の絵師・河鍋暁斎である。暁斎、ぬらりひょん以上に食えない存在ではあるまいか。対比地




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最終更新:2016年05月20日 22:43