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包括契約

ほうかつけいやく

【運営・システム】

09-02-28 最終更新


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包括契約 」とは、ニコニコ動画がJASRACとの間で楽曲の利用に関して締結している契約の通称。

この契約により、ニコニコ動画側が対価を支払う代わりにJASRAC管理楽曲についての利用が可能になった。08年4月1日付けで締結。ただし、 CDなど原曲を利用することはできず 、演奏は自ら弾いたりパソコンでの打ち込みによる演奏、歌唱も自ら歌うかボーカロイドによるなどしなければならない。したがって原曲の利用やJASRACに管理が委ねられていない曲は相変わらず違法である(プレスリリースニュースリリース参考「ついにニコニコ動画がJASRACと包括契約」)。
もっとも、個人的見解としては、著作権問題が常につきまとうニコニコ動画において、この契約の締結に至ったこと自体がニコニコ動画の存続に大きな影響を与えたと思われる。

概要

この包括契約とは、使用曲数に関わらず契約相手の収入の一定割合を楽曲の使用料として徴収するシステムで、正式には「包括的利用許諾契約」とか言うらしい。
テレビ局がバラエティー番組などで様々な曲をBGMに用いることができるのも、この契約のためらしい(アニメやゲームBGMを良く聴くのも、楽曲を問わず利用可能なため、BGM担当の趣味が入っている、ということだろう)。

ニコニコ動画は08年4月1日付けで締結。「ニコニコ動画が得る収入の1.875%」を支払うというもので、Yahoo!ビデオキャストやeyeVioと同じ条件だそうだ。

ところで

08年末の運営長ブログでは、複数社・団体に訴えられる寸前であったことが述べられている。そして、JASRACが権利にうるさい事で悪名高いのはお馴染みであるし、訴訟にならないよう尽力したとしてJASRACの人物が謝辞の対象に挙げられていることからすると、JASRACもこの「団体」に含まれるとみていいだろう。
参考・ニコニコニュースITmedia
故に、この契約と同年夏の著作権侵害動画削除の申し合わせが訴訟に至らなくした要因のひとつ、といえると思うのだが、いかがだろうか。

それにしても

    • この契約による支払いは、当然楽曲とは無関係にまとめて払われるわけだろうけど、JASRACから各権利者への配分はどうやってるんだろう?
    • JASRACはカウントされないものに対しては統計学的手法で配分、とあるけれど、本当にそんなことやってるの?
    • 実際には、ジ○ニやエ○ベなどに、実際に使用されている率より遥かに多い率の金が行く事になってるのでは?
    • 話はそれるけれども、財産権としての著作権は基本的に使用とその対価を適正になすことがひとつの趣旨なわけで。
    • だから、商業販売された音楽や映像についても、MADなどに際して対価を払って曲を利用する制度や試聴に対価を払える制度があるべきではないだろうか?
    • もちろんこれを制度として整備するのはかなり難しいだろうけれども。
    • でも、IKZOに対して対価を還元する方法が、既存CDを買うとか以外の方法であってもいいのではないだろうか?
    • 閑話休題、権利者への適切な利用料の還元を掲げるJASRACには、利用者からの適切な利用料の配布も念頭において欲しいと思うわけですよ。

メシウマ?どうなる?

ところで、この包括契約、公正取引委員会に独禁法違反で排除措置命令が出るようで。

テレビ局など放送事業者向け音楽の著作権管理事業を巡り、同業他社の新規参入を阻害しているとして、公正取引委員会は24日、日本音楽著作権協会(JASRAC)に対し、独占禁止法違反(私的独占)で近く排除措置命令を出す方針を固めた。命令はJASRACがテレビ局などと結んでいる楽曲“使い放題”の「包括的利用許諾契約」の見直しを求める内容になるとみられる。
日経・09年2月25日
参考ニュース

だそうな。
要は、既に圧倒的なシェア(なんと99.9%!)を有するJASRACが「使い放題」なんてしたら、みんなそれで満足して他の管理団体の楽曲を契約しなくなる(しかも使ってもらうために委託がさらにJASRACに集中する)、ってことですな。
このニュースでν速民とかは一様にメシウマ状態になったわけだが、さあ今後の展開やいかに。

あ、でも、これは選択して楽曲を使用するテレビ局だから排除命令が出ているわけで、関係性が異なるニコニコ動画にはおそらく全く関係ないでしょうね。

関連項目


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動画


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