夜へ急ぐ ◆WqZH3L6gH6


自動車の形に変化したコシュタ・パワーの運転に大分慣れてきたなと長身の男はふと思った。
人智を超える力と強靭を併せ持つ指先が硬い地面をえぐり続け大きな穴を形成していく。
地面を掘る長身の男は平和島静雄、その傍らには小柄な少女の壊れた人形のような遺体があった。
静雄は埋葬作業による疲労からではない溜息をつくや、今も車の中で眠り続ける少女の事を思う。

一条蛍。
相容れない敵である折原臨也と同行した、最初の仲間であった越谷小鞠の大切な後輩。
纏流子の強襲で傷浅くも倒れ未だ目覚めぬ少女。
小柄な少女の、蒼井晶の遺体を見つけたのはたまたま。
過去いくつもの死体を見てきた静雄でも無残な遺体をそのままにするのは気が咎め、蛍が眠っていることもあり、
簡単にだが弔うことに決めた。


土を被せ、瞑目する静雄。
流子との戦闘の合間に言われた蟇郡の警告が脳内に響く。


――俺が守っていなければ、一条は既に3度は死んでいた


口元を引き締める。
蛍を守れるのか、いやそれ以前に鬼のような自分を見て恐慌してしまわないだろうか……。
怒りに流されて害を撒き散らせてしまわないだろうか……。
不安に胸を押されるようだ。苦悩から汗が一滴流れる。だけどこれ以上喪わない為に折れる訳にはいかない。

「セルティ……」

数少ない友人の名を思わず呟く。彼女は放送では呼ばれていない。
でも縋るつもりはなかった。
彼女は彼女で苦難にぶちあたっている可能性があると思い至ったから。
同時に彼はここに来て漠然とだが仲間が必要だと思った。
せめて自分が戦っている間に同行者を避難させてくれる人を……。


「は……」


漏れた声に含まれるは自嘲。
殺意が渦巻くこの地でそれは贅沢とも言える望みかも知れないと思ったから。


「……!」


何かを叩く小さな音がした。音の発生源は少し離れた所。
停めてある車のドアからだ。
こんこん、とまた音がした。
駆けつけたい衝動を抑え静雄は振り向く。
車の方から軽い緊張が感じられた。静雄は僅かに身をこわばらせ向こうの反応を待つ。



「……」
「……」



音なくドアがゆっくり開けられる。
車内にいた長身の少女は背を屈め、ドアを盾にするようにゆっくりと静雄を見ようとする。
怯えている。小鞠とは反応の差はあれどこちらを警戒しているのは静雄の眼に明らかだった。
静雄は土をかぶせた遺体を意識する。
予想はしていたもののこのタイミングで見られたのはまずいと彼は内心慌てた。
説得する為の言葉が思いつかない。
小鞠を宥めた時に使ったボゼの仮面を出そうと思ったが、余計不審がられるとその考えは却下。
見た目にも静雄は慌てていた。


「……」


少女、一条蛍は姿勢をそのままに目をぱちくりさせ、息を強く吸うと顔を出した。


「平和島、静雄さん……ですね?」
「…………ああ」


蛍の視線は静雄の傍らの土の盛り上がりに移った。


「……」
「見ていました」


覗きこむような視線。怯えが少々感じられるものの明確な拒絶は感じられない。
互いにすぐに言葉を発せられず、気まずい生暖かい風のような沈黙が訪れる。
質問と視線に対し静雄の眼差しはすべてを受け止めるかのように真剣だった。


「あの……」
「……」


呼びかけに対し、更なる問を促すように静雄は頷いた。


「その人は平和島さんの知ってる人だったんですか?」
「……いいや知らない子だ」


蛍は視線を落とした。
目をつむり、しばし何かを考えた後、静雄の全身を観察する。
静雄自身あまり意識はしていないが、服はあちこち破れ土砂や自らの乾いた血で汚れている。


「……っ」


蛍の瞳孔が開き、右手で胸を押さえた。
気絶する前の状況を思い出したのだろう、静雄にはそう判断できた。
間近にならない程度まで慌てて近づいた。


「蛍ちゃん……」
「……大丈夫、大丈夫です…………」


荒い呼吸を繰返しながら、汗をかきながら何かに耐えるかの様にドアにもたれ掛かる。
静雄は蛍の手を背に当てながらいいかと訊いた。
蛍は顔を向けないまま頷いた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


停まった車の中。



「平和島さん、ごめんなさい……」
「謝らなくてもいいよ、責められるのは俺の方だよ」


一瞬、否定するような表情を蛍は向けるが、後悔の混じった静雄の表情から心中を察し、黙った。
実は蛍は蒼井晶の遺体を発見する数分前から意識を回復させていた。
ショックからか流子に強襲される前の記憶が曖昧だった事からか、ゆっくりと走行する車内にいたからか
蛍は静雄をある程度見続ける余裕ができていた。


「……ディオって人とは遭っていないんですよね」


蛍の何度目かの問いに静雄はただただ頷く。
良かったと蛍は思い涙を一滴こぼした。今度こそ言葉でなく心で実感できたから。
もともと蛍は静雄と臨也との諍いの最中でも、静雄が加害者である断定はできず揺れていたのだ。
その上負傷した身体を押して蛍を保護し、見知らぬ少女まで弔う静雄を敵意を持ったまま接し続けられる訳がない。
それに耐えられそうに無いくらいに疲れていた。
――今でも折原臨也への親しみを失った訳でも、彼から教えられた疑惑を全て払拭出来たわけでは無い。
だが消せないそれを抱えていて尚、静雄との和解を前提とした対話を彼女は求めたのだ。

「……」
「……」
「蟇郡さん……達は?」


静雄が明らかに嫌悪していた臨也の名は蛍は出さなかった。
彼の表情が苦痛に彩られる。


「蒲郡とあいつは放送で呼ばれたよ、れんげちゃんは呼ばれていない」
「そうですか……」


"あいつ"が臨也であるのはすぐに解った。
嫌でも認識させられる喪失へのショックと、宮内れんげが存命である安堵が心中で交じり合い苦い気持ちをこみ上げさせる。
蛍は続いてラビットハウスにいる仲間達の事の行方を尋ねた。
放送で呼ばれていないのを知りもっと安心した。思わず安堵の息を吐いた。

情報交換を兼ねた談話の締めくくりは以下のやり取りだった。


「分校行きたいです」
「解った」


運転に集中する静雄を他所に蛍は車外を時折見回していた。
警戒していると言ってもいい。
臨也を殺害し、蛍に一生消えないだろうトラウマを植えつけた纏流子は死んでいないと推測していたから。
そんな彼女へ、若干不安そうに静雄は顔を向けずに言った。


「……あいつに会わなくていいのか?」


研究所に安置されている折原臨也の事であった。


「気にならないと言っちゃうと嘘になりますけど……い」


今はと言いかけて、それを押し留めた。
あの時の臨也の言動と行動は明らかに静雄を破滅に導こうとしていたと、今の蛍に判断できるもの。
押しとどめなければ。混沌とした感情に任せてふたりの関係を強く訊いてしまいそうだった。
折原臨也が一条蛍の命の恩人である事は変わりはない。
それだけに必要も無しに臨也への悪感情を抱いてしまいそうな質問は、今は止めた方がいいと考えた。


「…………悪い、巻き込んじまって」


それを知ってか知らずかの静雄は乾いた声で言った。横顔を見ると渋い表情。
色んな感情をこり固めたかのようなその一声で、蛍はもうこの場で二人の関係を知ろうとする気は失せてしまった。


「……」
「……」


気まずい沈黙を抱えながら車は分校へ向かう。
程なくして旭丘分校の正門前へ到着した。


車から降りた二人は正門へ向かおうとした。


「あの平和島さん?」
「車をカードに戻したほうがよくありませんか?」
「……そういや、そうだな」

盗まれる可能性を思い至った事もあって、静雄は車に手を触れると漠然と戻れと念じた。
車は一瞬で縮小し、1枚の黒いカードへと変化していく。
静雄は珍しく気味悪そうに手にしたカードを見つめた。


「どうしたんです?」
「これ知り合いの持ち物なんだけどな……」


静雄の表情がどこか途方に暮れたように変化する。
蛍は曖昧に笑った。静雄は蛍の方へ顔を向けた。
恐怖の色はほぼ消えていたが、視線はやや彼の顔から外れていた。
仕方がないなと彼は思った。



二人は校門をくぐり、しばし歩みを進める。
先に分校内の惨状に気づいたのは静雄だった。
察知したのは焼き焦げた僅かな匂いと血臭。
そして程なくして蛍が分校の破壊跡を発見する。
分校に危険が及んでいると判断した静雄は蛍を遠ざけようと声をかける。


「蛍ちゃんはここで……」
「……」


拒否。一人校内に行こうとする静雄を、蛍は服を掴んで止める。
静雄はここで二人しかいない事を改めて気付かされる。


「きっと死体があるぞ」
「……が、ガマンします」
「殺人鬼がいるかも知れねえぞ」
「…………その時は」

咎めるような静雄の忠告に蛍はたどたどしく返答する。
大きく息を吸う音がした。


「いっしょに逃げて下さい!」


蛍の必死と取れるの願いに我ながら不謹慎にもあのなあと静雄は思ってしまった。
二人は表情を変えずにしばし黙った。
ままだったが、やがて渋面ながらも静雄を黒いカードを1枚取り出し。
蛍に渡した。


「これは?」
「どこかの国の土産のトーテムポールのような仮面だよ」
「?」
「死体を直にみるのはきつからよ、迂闊に見ないように気をつけてくれ」
「なんで……」
「それ、小鞠ちゃんも気に入ってたと思うから……やるよ」


静雄の返答が淀んだのは、誰かの所有物の可能性に気づいたから。
蛍はというと元の形に戻した仮面に怯えることもなく、しげしげと見つめ
やがて抱きしめるかのように両手で抱え、そのまま静雄に付いて行った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


空は既に夕暮れ。
校舎内の探索を終えた二人は途方にくれた顔で手頃なサイズの岩に腰掛けていた。


「……」


蛍は赤カードから出した蜜柑の皮の匂いを嗅ぎながら、蜜柑の実を口に放り込む。
彼女が校舎内の惨状でかろうじて嘔吐せずに済んだのは、
注意を払っていたのと同時に匂いのきつい果物をカードから現出させたからだ。
静雄は青カードから缶コーヒーを出すや、勢い良く中身を飲み干した。
彼は疲れと怒りが入り混じった渋い顔をしていた。


「私はここでれんちゃんを待った方がいいのでしょうか?」


蛍は静雄ほど虚無感はなかった。
静雄は空き缶を片手で握りつぶし、更に変形させていく。
やがて、ほぼ球状になったそれを適当に放り投げる。
返答はしなかった。そして何枚かの黒カードが擦れる音がした。


「何なんだったんだ、あいつはよ……!」


静雄はようやく声を上げた。さっき見つけたのだ。
許せない敵と認識し、探そうとしていた衛宮切嗣の死体と彼の遺品とおもしき黒カードを。


「……」
「くそっ」


小鞠殺しに関してある程度は心に整理つけていた蛍と違って、静雄は切嗣に対する敵意は以前強いままだった。
見つけ次第、締めあげて小鞠殺しの真相を明らかにさせて、ぶちのめすつもりだった。
その上、単独行動を取っていた伝聞ではあるが自称反主催と聞いた衛宮切嗣がよりにもよって、6枚もの黒カードを所持。
それは静雄でなくとも切嗣が他参加者の所持品を奪いとったのではと推測してしまっても仕方のない事実だった。

もし仮に小鞠の関わらず、切嗣と生きて対面していたとしたら。
それでもその6枚のカードを確認してしまえば、静雄は強引にでも黒カードの入手経路を白状させようとしていただろう。
そこまで静雄の逆鱗に触れざるを得ない対象だったのに、既に何者かに惨殺されていたのだ。
静雄は目標の一つを予期せぬ形で失って、途方に暮れた。


「クソっ」


やり場のない感情を建物に対しぶつけようと静雄は立ち上がった。


「平和島さん!!」


だが、それを察した蛍は大声で止める。
バツの悪い顔し、静雄は無言で座り込んだ。

「…………」
「…………平和島さん、そろそろいいですか?」


手持ちぶたさにいじっていたカードを静雄に見せる蛍。
支給品の確認作業だ。
彼女がカードを発見し、回収するだけ気を回せたのは頭が冷えたから。
さっきと同じように校内で暴れようとする静雄を止めたのが切っ掛けだった。



「ああ、頼む」
「えい」


蛍が念じるとカードは1羽の蝙蝠へと変わった。
羽根をパタ付かせて低く飛空するとすぐに蛍の横に止まって大人しくなった。
その様子に二人は和んだ。表情を和らげてもう1枚のカードに注目した。


「えい」
「……?!」


次に出たのは同じくカード。
ただそれは1枚のカードではない。
数十枚ものカードのセット、いわばデッキ。
所謂、トレーディングカードという名称のそれは種別こそ特定できないものの二人とも知っている玩具であった。


蛍は首をかしげながらも蝙蝠に手を伸ばしてカードに戻した。
カードの裏面を見て、効果を確認する。


「……」


彼女は次にカードデッキを黒カードに戻し、裏面を見た。


「……ルリグ?」


裏面には"詳細はルリグカードから訊くこと"との文面があった。
蛍は戸惑った、それを察した静雄が近づく。
少し迷いながらも蛍はデッキを静雄に渡した。
デッキの箱には"ブルーリクエスト"とルビが振ってあった。
静雄はわりと慣れた手つきでカードを検分していく。
イラストが少女である以外はありがちとも言えるカードゲームであるのが二人には見て取れた。
やがて静雄はデッキの底に近い位置にあった、
仰向けに寝た猫耳をつけたドクロを彷彿とさせる帽子を被った少女のイラストのカードを発見した。
そのカードはあきらかに他のカードと雰囲気が違っていた。
静雄は小声で寝ているカードの少女に呼びかける。
カードの中の少女は身を捩らせつつ、眼をこすりながら目の前の青年に声をかけた。


「切嗣さん……アンタは……」
「?!」


2人の息を呑む音がした。
カードの少女は寝ぼけていた表情をやがて困惑のそれへと変える。

「……切嗣さんじゃ……ないですよねー」

緊張を感じ取ってか、ルリグ――エルドラは困ったように頭をかいた。
場の空気が明らかに一変した。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「あの人は上手く行ったら私らルリグに悪いようにしないって言ったんですよ」
「……参加者にはどうこうするとは」
「言ってなかったですね」


静雄はしばしば頭に血管を浮かばせながらもエルドラの情報交換を割合上手に進めていた。
蛍は今は2人の会話を聞きつつ、回収品の文房具を用い手紙を書いている。
残った4枚の黒カードの確認はもう終えていた。
中には見た目にも物騒な武器もあったが、それらは蛍の希望もあり静雄が預かる事にし
あと2枚は蛍が所持することにした。


少し前、静雄は怒りを紛らわせるべく会話を中断し、蛍とエルドラと共にまだ立ち入っていない場所を調べていた。
その途中、土方十四郎の遺体を発見し蒼井晶の遺体と同じように埋蔵した。
それから校舎の探索を再開し、今度はエルドラが何かの力を感じたのを2人に伝え、ランサーのバラバラ死体を発見。
静雄は頭部のみが瑞々しいそれを不気味に思いつつ人目のつかない場所に移動させた。
埋葬しなかったのは、拒否感があった……からでなくエルドラが切嗣の死体からも力みたいなのを感じると発言したからであった。
切嗣ともども後で調査してから弔うに事に決めた。
更に魂が封じられたカードからも微小だが力が感じるとエルドラが発言。
こちらは回収する事にした。その際、エルドラはルリグの気配を察知できる事も伝えた。


当初エルドラは飄々とした感じで会話を進めようとした節があった。
だが2人の真剣さを察してか途中から真面目に対応している。
作業を終えた蛍も対話に復帰していた。


「衛宮さんは誰に殺されたのかも」
「解らないですね、私嫌われたのかカードから出してもらえなかったですし」
「……どうしてでしょうか?」
「冗談めかしてですが、一度正義の味方みたいですね、て言ったのがどうもまずかったのかなっと……」
「何だよ……それ!」


静雄の怒りに任せた足踏みが地面をたたき、陥没させた。



「……」
「」
「……悪ぃ、続けてくれ」



若干の怯えが交じる2人の顔を見て、静雄はバツが悪そうに片手で頭を抱えた。



「マジで殺し合いが行われてるんですね?」


外見に似合わないくらいの真剣なエルドラの問いかけに蛍は強く頷いた。
静雄はこの殺し合いの今後に思いを馳せ、上空を見上げた、陽はさらに沈んでいる。
つられて蛍も夕空を見上げた。
静雄は呻くようにエルドラへ言う。


「お前最初はこの殺し合いはセレクターバトルと同じようなものだと言ってたよな」
「ええ」
「違ってるて言うのかよ」
「今回、私は繭から一方的に言われただけですからね」
「……」
「セレクターバトルとそう変わらないわ、と」



蛍は首を下げ、意を決したかのように口元を引き締め、腕輪を起動させた。
腕輪に参加者名簿が浮かび上がる。


「エルドラさん、この中であなたの知り合いはいますか?」
「どれどれ、70人も……よくもまあこれだけ」
「……拉致って殺しあわせるのは初めてって事か?」
「私の知る限りではですが、ん……!」
「どうした」
「いやあ……もう、ますますわけが解りませんねえ……」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


静雄と出会う前、蛍は旭丘分校でれんげを長時間待ち続ける事も考えていた。
しかし仲間の事がどうしても気にかかり、ラビットハウスに戻ることにした。


「平和島さん、ラビットハウスへお願いします」
「おう」
「近くにルリグがいたら知らせるっすよ」
「運転乱暴になるから気を付けてな」


夕日は一時間もしない内に沈むだろう。
次の放送までには間に合わないのは確実。
だがそれを承知の上で3人は向かう事にした。
蛍は仲間との約束を果たそうとし、合流するために。
れんげが分校に来る可能性を考え、その為の書き置きは校舎に残してある。
うまく伝わるといいのだが、それも蛍の気がかりの一つだった。

(蟇郡……お前に会うのは、後な)

道中、蟇郡と流子がの戦場の近くを通過するだろう。
だが弔いは後回しにする。今は生者の事を優先したかったから。
小湊るう子。参加者内のセレクターでもっとも協力しやすい人物だとエルドラから聞いている。
手がかりはないものの放送で呼ばれていない以上、目前で悪党2人に攫われた彼女を救出する必要がある。
蟇郡が果たせなかった目的を果たすためにも。

そして空条承太郎。蛍いわく小鞠殺害事件関し怒り、真剣に取り込もうとしていた仲間。
静雄は彼に会いたいと思う。真相解明は望めなくとも得られるものはあるかもしれないから。

「……」

そしてエルドラも目的ができた。
小湊るう子、紅林遊月からある確認をとるための。

静雄は運転席に乗り込んだ。
蛍もそれに続こうとする。
静雄は車に乗り込もうとする蛍の顔を見た、蛍は僅かに視線を逸らした。
2人はそれに内心少し後悔した。


【F-4/旭丘分校付近/一日目・夕方】

【平和島静雄@デュラララ!!】
[状態]:東條希への苛立ち、全身にダメージ(中)、疲労(小) 、やり場のない怒り(小)
[服装]:バーテン服、グラサン
[装備]:コシュタ・バワー@デュラララ!!(蟇郡苛の車の形)
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(7/10)
    衛宮切嗣とランサーの白カード
    黒カード:縛斬・餓虎@キルラキル、 コルト・ガバメント@現実
         軍用手榴弾×2@現実、不明支給品0~1(本人確認済み)
[思考・行動]
基本方針:あの女(繭)を殺す
  0:蛍を守りたい。強くなりたい。
  1:急いで南下し、ラビットハウスに向かう。
  2:小湊るう子と紅林遊月を保護する。
  3:テレビの男(キャスター)とあの女ども(東郷、ウリス)をブチのめす。
  4:1と2を解決できたら蟇郡を弔う。
  5:余裕があれば衛宮切嗣とランサーの遺体、東條希の事を協力者に伝える。

[備考]
※一条蛍、越谷小鞠と情報交換しました。
※エルドラから小湊るう子、紅林遊月、蒼井晶、浦添伊緒奈、繭、セレクターバトルについての情報を得ました。
※東條希の事を一条蛍にはまだ話していません。
※D-4沿岸で蒼井晶の遺体を簡単にですが埋葬しました。
※D-4の研究室内で折原臨也の死体との近くに彼の不明支給品0~1枚が放置されています。
※衛宮切嗣、ランサーの遺体を校舎近くの草むらに安置しました。
 影響はありませんが両者の遺体からは差異はあれど魔力が残留しています。
※校庭に土方十四郎の遺体を埋葬しました。

【一条蛍@のんのんびより】
[状態]:全身にダメージ(小)、精神的疲労(中)、静雄に対する負い目と恐怖(微)
[服装]:普段通り
[装備]:ブルーリクエスト(エルドラのデッキ)@selector infected WIXOSS
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(7/10)、青カード(10/10)
    黒カード:フルール・ド・ラパンの制服@ご注文はうさぎですか?、カッターナイフ@グリザイアの果実シリーズ、
    ジャスタウェイ@銀魂、越谷小鞠の白カード 折原臨也のスマートフォン
    蝙蝠の使い魔@Fate/Zero、ボゼの仮面咲-Saki- 全国編、赤マルジャンプ@銀魂、ジャスタウェイ×1@銀魂、
    越谷小鞠の不明支給品(刀剣や銃の類ではない)、筆記具と紙数枚+裁縫道具@現地調達品
[思考・行動]
基本方針:れんちゃんと合流したいです。
   1:ラビットハウスに向かって、承太郎らと合流する
   2:何があっても、誰も殺したくない。
   3:余裕ができたら旭丘分校へ行き、れんちゃんを待つ
[備考]
※旭丘分校のどこかに蛍がれんげにあてた手紙があります。内容は後続の書き手さんにお任せします。
※セレクターバトルに関する情報を得ました。ゲームのルールを覚えている最中です。
※空条承太郎、香風智乃、折原臨也、風見雄二、天々座理世、衛宮切嗣、平和島静雄、エルドラと情報交換しました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。現状他の参加者に伝える気はありません。
※衛宮切嗣が犯人である可能性に思い至りました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。

※エルドラの参加時期は二期でちよりと別れる少し前です。平和島静雄、一条蛍と情報交換しました。
 ルリグの気配以外にも、魔力や微弱ながらも魂入りの白カードを察知できるようです。
 黒カード状態のルリグを察知できるかどうかは不明です。


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169:もしもからきっと 平和島静雄 190:serious and normal girls
169:もしもからきっと 一条蛍 190:serious and normal girls