時は来たれり ◆X8NDX.mgrA

 魔王ゴールデンウィンドは、セイバーとの同盟を受けることにした。
 悩みこそしたが、自身の力不足を補うための手段と考えれば、断る理由などない。
 しかし、一時間ぶりに対面したセイバーから掛けられた言葉は、予想外のものだった。

「そうか、同盟を組むか。……ならば今から、ショッピングモールへ行け」
「えっ?」

 一緒に行動する内に戦闘の技術を盗むつもりでいたのに、まさか単独行動を命じられるとは。
 困惑するゴールデンウィンドに対して、セイバーは淡々と言葉を続ける。

「男が一人、女が三人。女の二人は幼い。
 徒党を組んだ参加者たちが、その辺りにいるはずだ。
 首級を挙げろ、などとは言わない。奴らの実力が知りたい」

 ゴールデンウィンドは、セイバーの言う四人に心当たりがあった。
 セーラー服の女と、侍の格好をしたヅラみたいな男、それと二人の女の子。
 一度は襲撃をしようとした参加者たち。彼らを襲撃していたらどうなっていただろうか。
 それはそうと、実力を知りたいも何も、セイバーなら大抵の参加者は相手にならないだろう、と思いながら、皮肉気味に問いかけた。

「それって、さっきあんたが見逃した相手?」
「知っているなら話は早い。私も遅れて向かい、貴様の戦闘の様子を見てやる」

 同盟関係とはいえ、セイバーは上からの姿勢を崩さない。
 力量差は歴然、同盟もあくまでセイバーが妥協した形となれば、それも当然か。
 早く行けと言わんばかりの視線を向けて、ゴールデンウィンドはセイバーに背を向けた。
 跳び出そうとするが、ふと思い止まり背後に尋ねた。

「もし居なかったらどうするの?」
「そのときは合流して、南の市街地に向かう」
「了解っと!」

 ゴールデンウィンドはスマホを取り出して変身した。
 そして、膝を曲げた反動で空中に跳び上がると、ショッピングモールを目指して屋根伝いに北上し始めた。






 鬼龍院皐月を先頭に、コロナたち四人はC-6を南下していた。
 C-7にはDIOの館が存在したが、現状で訪れる意義はないというのが桂の判断だった。
 DIOが危険極まりない存在だということは、全員が理解していた。
 放置すれば、無残にも殺された園原杏里のように、多くの犠牲者が出る。
 本能字学園で戦闘を繰り広げ、圧倒的な力を見せつけられたコロナは、とりわけその脅威を深く感じていた。
 そう感じていたからこそ、確実に打倒できるまでは手を出すべきではないと説く桂の言葉にも素直に頷いた。

「今は万事屋に行き、仲間と合流するのが最優先だろう」
「学校にもいくのん!」
「そうですね!」

 今はただ、一人でも多くの、信頼できる仲間と合流する。
 意見が一致した四人は、更に南下していき、やがてショッピングモールへと到達した。
 雑貨店、書店、寝具店など、通路の両側に店が立ち並んでいる。
 大勢の顧客を集めるための商業施設であるが、人の気配は微塵もない。

「人気がないですね」
「怯え隠れている可能性はあるが、虱潰しに探すのは骨が折れそうだ」
「皐月殿、時間も惜しいことだ。二人ずつに分かれて探索するのはどうだろうか」
「……うむ、それが良いだろう」

 四人は二組に分かれて、それぞれ探索を始めた。
 桂とコロナの二人は、フードコート、つまり飲食店が中心のエリアへと足を踏み入れた。
 きょろきょろと店を見渡しながら、コロナは桂に話しかける。

「そういえば、探索らしい探索はしていませんでしたね」
「確かにそうだな」

 数時間前に二人が出会ったのも、このショッピングモールだ。
 とはいえ、その頃は深夜で暗かったこともあり、ここでは桂がトイレに行き、次の目的地を決定しただけで、探索などはしていなかった。
 コロナは思う。空が明るくなると、場所の印象も些か変わるものだと。

「…………」
「桂さん、どうしたんですか?急に立ち止まって」

 桂が立ち止まり見つめている方向に、コロナも視線を向けた。
 「ら~めん」の暖簾に、その両脇の赤い提灯。やや上には『北斗心軒』と書かれた看板。
 年若いコロナでも、その場所が何かくらいは分かった。

「ラーメン屋さん、ですよね?」
「ああ」

 桂は短く返事をすると、ガラガラと引き戸を開けて店内に入っていった。
 その動きはあまりに自然で、迷いがない。
 突然の行動に意表を突かれたコロナは、少し焦りながら、ひょいと首だけで覗いた。店内の様子は、普通の飲食店と変わりない。
 しかし、カウンター席に座る桂の表情は見えなかった。

「あの、ここに何か?」
「……いや、なんでもない。時間を取らせてすまない」

 桂は振り向きながら席を立った。
 そのときコロナは、桂が居た場所にそばが置いてあるのを見た。
 赤カードで出したもののようだが、手を付けた様子はない。
 意図を尋ねようとしたものの、真剣な桂の表情に、開けようとした口を閉じた。

(なにか、思い入れがあるお店なのかな……?)

 次の瞬間、ガラスが割れるような音が、コロナの耳に響いた。
 それを皮切りに、次々と物が破壊される音が聞こえてくる。

「桂さんっ!」
「ああ、皐月殿とれんげ殿がいる方角だ」

 コロナは桂と顔を見合わせた。
 皐月もれんげも、意味もなく物を破壊するような人間ではない。何者かに襲われたと考えるのが自然だった。
 二人は頷き合うと、皐月たちと別れた方へと走り出した。
 放送まで、そう時間はない。






 勇者の身体能力を以てすれば、一キロ程度の距離は疲労せずに駆け抜けられる。
 ゴールデンウィンドが問題の四人を発見したのは、十数分後だった。

「さて、どうするか……」

 高所から四人を監視するゴールデンウィンド。
 標的は捉えたが、すぐには手を出せない。
 セイバーが実力を懸念する相手ともなれば、数の差がある状態で挑むのは無謀。
 欲を言えば全員バラバラに、せめて二人ずつに別れてからでないと、襲撃も難しい。

「って、ホントに別れた!?」

 四人の動向を追って数分、実に都合のいいタイミングで、二人ずつに別れた。
 ゴールデンウィンドは一時間ほど前に嵌められていることもあり罠を疑ったが、どうやら探索のために別れただけらしい。
 この機を逃す手はない。

「狙うのは、女二人!」

 即断即決も女子として大事な要素だ。
 ゴールデンウィンドは勢いよく飛び降りると、セーラー服の女に大剣で斬りかかった。
 しかし、俊敏な動きで回避された。やはり常人ではない、とこの時点で察した。

「殺気は感じていたが、まさか少女とはな。
 しかし、殺し合いに乗ったとなれば、容赦するわけには行かんな――」

 鋭い眼差しを向けられながら、ゴールデンウィンドは相手の一挙手一投足に注目する。
 相手の動きを見切る。簡単な話ではないが、それができれば強くなれる。
 人間相手の闘いを覚えなければ、優勝は難しいと理解したが故の行動だった。
 セーラー服の女は自身の背中に少女を隠すと、左手で握りこぶしを作り、右手を左手首に近づけていく。

「――ゆくぞ、鮮血!」
「応ッ!」

 叫んだ女に応えて、セーラー服が声を上げた。
 思わぬ事態に混乱していると、女が光に包まれ、次の瞬間には痴女もかくやという衣装に変身していた。
 その過剰な露出度もさることながら、身に纏うオーラが強大なものへと変化している。

(まさか、相手も『勇者』みたいな存在?)

 心中で冷や汗をかきながら、それでも相手からは目を逸らさない。
 ひしひしと感じる闘気に負けまいと、ゴールデンウィンドもまた大剣を構え直した。






 放送を前に、結城友奈は全力で駆けていた。
 犬吠埼風の居所が分からないままでいることに、尋常ではない程の焦りを感じながら。
 今までになく激しい動悸に襲われながら、友奈は辺りを見回した。

(風先輩、どこに……)

 そう問いかけても、街並みは何も答えてくれない。
 道中DIOの館にも立ち寄ったものの、既に崩壊した館に人影は存在しなかった。
 友奈はショッピングモールの入口をくぐりながら、もしこの場所にも風がいなかったら、と軽い恐慌に襲われた。
 その不安は、剣戟の音が吹き飛ばした。

「この音って……!」

 勇者の強化された聴力は、普段なら聞き逃す音も漏らさない。
 戦闘が行われていることを確信した友奈は、急いで音のする場所へと走り出した。
 角を曲がった瞬間、目の前に飛び込んできたのは、同じ勇者の姿。



「――風先輩!」



 コンマ数秒、思考を停止させた後で、友奈は大きく叫んだ。
 その声に反応して、戦闘が止まる。戦っていたのは、桂小太郎と鬼龍院皐月、そして声に振り向いた、勇者の姿である風。
 かたや数時間前までの同行者、かたや勇者部の先輩。
 どちらが仕掛けたのか、それは友奈の持つ情報を考慮すれば明白なのだが、しかし友奈にとっては信じたくない事実だった。

(まさか、本当に――)

 二人の参加者を殺害したのは、部活の先輩なのか。
 既に理性は事実を弾き出していたが、それでも疑問に思わずにはいられない。
 何かの間違いであるならば、それに越したことはないのだから。

「ゆうなん!」
「友奈さん!どうしてここに!?」

 コロナとれんげが、友奈の名を呼んだ。
 その問いに冷静に答えることが出来ないまま、友奈は風に近づいた。
 誰もが黙ったまま、ただ一つの足音だけが響く。
 そして数秒後、友奈と風が対面した。

「風先輩……っ!」
「……」

 風は口を開かない。眼帯で塞がれていない方の眼は、正面を見ていなかった。
 皐月も桂も、警戒態勢ではあるが、相手が大剣を降ろしている今は戦うつもりはないようだ。
 友奈は気づかいに感謝しながら、更に風へと問いかけた。 

「どうしてですか……?」

 返答は言葉ではなく、振るわれた大剣だった。
 周囲の空間が唸りを上げた。

「くっ……!」

 友奈は腕を重ねて防御する。
 互いに変身した状態であるため、一方的に吹き飛ばされることはない。
 しかしそれでも、気迫や圧力という要素は侮れないのか。
 力で押し切られた友奈は、後ろに数歩よろめいた。

(っ、やられる!!)

 誰が見ても明らかなその隙を、風も逃しはしなかった。
 大剣を振りかぶり、気合と共に薙ぎ払う。当たれば胴体が持って行かれることは明白。
 精霊による防御は間に合うだろうか。それとも死ぬ気で回避をするべきか。
 そうした刹那の逡巡は、またも予想外な出来事で無為になる。

『――正午。こんにちは、とでも言えばいいかしら』

 二回目の定時放送。
 誰が死亡して、誰が生存しているのかを知る機会。
 殺し合いに乗った――もはや確定事項だろう――風も放送は確認したいのか、ピタリと攻撃が停止した。
 そして、踵を返して跳躍すると、屋根伝いに逃走していった。

「っ……私、追います!!」

 友奈は焦燥を隠そうともせず、皐月たちに宣言した。
 風に話を聞くために、ここまでひたすら駆けてきたのだ。
 一度や二度、逃げられたくらいで諦めるのは違う。それは勇者ではない。

「……ああ」

 皐月の了承を受けるが早いか、友奈も跳躍した。
 自分が説得をすれば、元の先輩に戻ってくれると信じて。






『まずは禁止エリアの発表よ』
「風……犬吠埼、風か」

 放送が現在進行形で続いている。
 そんな中、鬼龍院皐月は重々しい声色で呟いた。
 皐月は友奈のことを、幼いながらも立派な勇者であると認めていた。
 また、その友奈から聞かされた、勇者部のメンバー全員が、友奈と同じような強さの持ち主だと考えていた。
 物理的な強さだけではない、精神的な強さも含めてだ。
 しかし、そうした勇者も殺し合いに乗っているという事実は、対主催者のスタンスを取る皐月としては心苦しいものだった。


――願いに釣られ己の欲を駆り立てられた人間は何処かで道を踏み外す。


 雁夜への宣言を思い出す。
 風という勇者もまた、願いに釣られて道を踏み外した人間ということになる。
 勇者ですらも、と言うべきか。
 神樹様とやらに選ばれ、世界の敵となるバーテックスと必死に戦う、勇者ですらも。
 繭の思惑通りに、殺し合いに乗ってしまうのだ。
 人の弱さを否定することはできない。
 犬吠埼風が優勝を目指す理由を、皐月は察していた。

『それじゃあ、きっと一番欲しがっているお話、ここまでに死んじゃったみんなの名前を言うわよ』

 もったいぶる繭の口調に、皐月は眉を顰めた。
 六時間前の放送で呼ばれた名前に、犬吠埼樹があった。
 友奈からも詳細は聞いていた――犬吠埼風と犬吠埼樹は、とても仲のいい姉妹だと。

「喪った親族を生き返らせたい、というわけか」

 隣では桂小太郎が、真面目な口調で呟いた。
 皐月は歯噛みする。仮初めの幸福を享受する、服を着た豚になるなと皐月は説いてきた。
 であればこそ、真実の幸福を奪われた者の怒りを、嘆きを、悲しみを、どうして否定することができようか。

「もはや外道の所業と言えるな」
「ああ……繭、そしてその裏に居るだろう黒幕よ。
 貴様たちの邪知暴虐は、例え天が赦そうとも、この私が許さない……!」

 そう呟く皐月の瞳には、静かな炎が燃えていた。


『蟇郡苛』


 その名前が呼ばれた瞬間、僅かに揺らぎはした。
 腹心たる蟇郡を喪ったことに、満艦飾マコの名前を聞いたときよりも遙かに大きな重みが圧し掛かってきた。
 剛毅で頑健な男。
 些か不器用が過ぎる男。
 あの強い男が、無為に死ぬ筈はないと思えた。
 ましてや、無念の内に死ぬ筈がないと確信していた。
 絶大な信頼を置く四天王の中でも、特に忠臣として仕えた男の顔を浮かべながら。

(さらばだ、蟇郡)

 鬼龍院皐月は、そうして言葉少なに追想を終えた。


『半分? もっと少ない? 期待しているわ』
「……十四人。また多くの命が失われたな」


 そして放送が終わる頃には、普段通りの態度で話すことができた。
 振り返ると、桂やコロナが神妙な顔つきでいた。
 コロナは悲しげな眼をして、拳をきつく握りしめていた。

「もう半分近くの人が、亡くなったんですね……」

 友人を喪いこそしていないが、れんげも暗い顔を隠していない。
 皐月は主催者への怒りを、改めて強くした。

「皐月殿、我々は一旦別れた方がいいのではないか。
 コロナ殿が言うように、参加者の減り方は驚異的だ。また禁止エリアのこともある」

 飄々としながらも、冷静に物事を考える桂。
 皐月は仲間という存在の重要性を、改めて感じた。
 そして、桂に頷いて先を促した。

「橋を渡り、分校を目指す組と万事屋を目指す組に別れて――」
「危ないのん!」

 桂が地図で説明しようとすると。
 突然、れんげが皐月のことを突き飛ばした。
 体格差のある皐月にとっては、それは抱き着きと変わらない威力ではあったが。
 それでも後ろに十数センチは移動した。
 するとその直後、皐月の眼前の地面に、何かが突き刺さった。

「これは……」

 風たちが走り去った方向から飛んできたらしいそれは、日本刀だった。
 見上げても二人の姿はないが、常人の身体能力を上回るという勇者の力であれば、遠くまで投げ飛ばすだけのことはできるのだろうと納得する。
 友奈たち勇者の支給品はスマホだけのはず。
 つまりこの刀は、風がどこかで拾うか他人から略奪するかした、ということになる。

「む、その刀は確か――」

 後ろで桂が、何かを思い出したように呟く。
 その言葉を最後まで聞く前に、皐月は立ち上がると、つかつかと歩み寄り、その刀を――



【D-6/ショッピングモール/一日目・日中】
【鬼龍院皐月@キルラキル】
[状態]:疲労(中)、全身にダメージ(中)、こめかみに擦り傷
[服装]:神衣鮮血@キルラキル
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)、 黒カード:神衣鮮血@キルラキル
[思考・行動]
基本方針:纏流子を取り戻し殺し合いを破壊し、鬼龍院羅暁の元へ戻り殺す。
0:この刀は――?
1:万事屋へと向かう。
2:ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を調べてみたい。
3:鮮血たちと共に殺し合いを破壊する仲間を集める。
4:襲ってくる相手や殺し合いを加速させる人物は倒す。
5:纏流子を取り戻し、純潔から解放させる。その為に、強くなる。
6:神威、DIOには最大限に警戒。また、金髪の女(セイバー)へ警戒
7:刀剣類の確保。
[備考]
※纏流子裸の太陽丸襲撃直後から参加。
※そのため纏流子が神衣純潔を着ていると思い込んでいます。
※【銀魂】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【のんのんびより】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました。
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。


【桂小太郎@銀魂】
[状態]:疲労(中)、胴体にダメージ(中)
[服装]:いつも通りの袴姿
[装備]:晴嵐@魔法少女リリカルなのはVivid
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
     黒カード:鎖分銅@ラブライブ!、鎮痛剤(錠剤。残り10分の9)、抗生物質(軟膏。残り10分の9)
[思考・行動]
基本方針:繭を倒し、殺し合いを終結させる
0:その刀は――
1:万事屋へと向かう。
2:コロナと行動。まずは彼女の友人を探し、できれば神楽と合流したい。
3:神威、並びに殺し合いに乗った参加者へはその都度適切な対処をしていく
4:金髪の女(セイバー)、犬吠埼風へ警戒
5:皐月に別れて行動することを進言する。
[備考]
※【キルラキル】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【のんのんびより】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました
※友奈が左目の視力を失っている事に気がついていますが、神威との戦闘のせいだと勘違いしています。
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。


【コロナ・ティミル@魔法少女リリカルなのはVivid】
[状態]:疲労(小)、胴体にダメージ(中)
[服装]:制服
[装備]:ブランゼル@魔法少女リリカルなのはVivid
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(8/10)、青カード(10/10)
     黒カード:トランシーバー(B)@現実
[思考・行動]
基本方針:殺し合いを終わらせたい。
0:危なかった……。
1:みんなの知り合いの話をしたい。
2:桂さんたちと行動。アインハルトさんを探す
3:金髪の女の人(セイバー)、犬吠埼風へ警戒
[備考]
※参戦時期は少なくともアインハルト戦終了以後です。
※【キルラキル】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【のんのんびより】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。


【宮内れんげ@のんのんびより】
[状態]:疲労(小)、魔力消費(小)
[服装]:普段通り、絵里のリボン
[装備]:アスクレピオス@魔法少女リリカルなのはVivid
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
     黒カード:満艦飾家のコロッケ(残り四個)@キルラキル、バタフライナイフ@デュラララ!!
[思考・行動]
基本方針:うち、学校いくん!
0:危なかったのん……。
1:うちも、みんなを助けるのん。強くなるのん。
2:ほたるん、待ってるのん。
3:あんりん……。
4:きんぱつさんが二人、どっちも危ないのん?
[備考]
※杏里と情報交換しましたが、セルティという人物がいるとしか知らされていません。
 また、セルティが首なしだとは知らされていません。
※魔導師としての適性は高いようです。
※【キルラキル】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【銀魂】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。

[備考]
※罪歌@デュラララ!!が皐月たちの目の前にあります。



 セイバーは嘆息した。ランサーもキャスターも、この地で二度目の死を迎えた。
 放送によれば、参加者の残りは半分近くになっている。
 DIOや神威、纏流子といった実力者は流石に脱落していないが、それでも先行きは暗くない。
 魔力も僅かながら回復したこともあり、セイバーは幾分か調子を回復していた。

「WIXOSSについては大体把握できた」
「物覚えが良いのね」

 風を待つ時間で、WIXOSSという遊戯についてもルールを理解しつつあった。
 セイバーは花代の言うセレクターでこそないが、万能の願望機と同等の価値がある遊戯ともなれば、ルールを覚えるのも無駄ではあるまい。
 そうした考えが後に何を生むのか、セイバーも花代もまだ知らない。

「そういえば、蒼井晶はセレクターだったな?」
「ええ。性格は良くなかったわ……実力はまあまあね」
「ふむ……」

 セレクターは無力な少女だと聞いている。
 この島に呼ばれたセレクターは、花代が知る限り四名。
 それにもかかわらず、六時間を過ぎて死んだのは一名だけ。
 単に運が良いからと取るか、それとも、セレクターに選ばれるに足る理由がそこにあるのか。
 セイバーは未だ見ぬセレクターに、少しばかり興味が湧いていた。

「さて、フウをどうするか……」
「逃げ出したみたいね」
「ああ。おそらく元の仲間なのだろうが、戦闘を中断して逃げるとは。
 だいぶ動揺しているようだ。後を追うのは容易だが、そこまでする理由があるか――」

 同盟を結んだとはいえ、あくまでセイバーの目的は優勝。
 あちらから単独行動を選んだ風に、固執するだけの理由はない。
 南下して市街地に行くことを伝えてある以上、先に進んでも問題はないのだ。

 それに、欲しかった情報は得られた。
 鬼龍院皐月。四人組のリーダーらしき彼女は、やはり纏流子と同様の力を持つ強者。
 真っ向から相手取るのは、少々面倒だと判断した。
 となれば、DIOが手を出すなと命じた二人も合わせて考えれば、セイバーが四人組を急襲する理由は限りなく低い。

「悩みどころね」

 ルリグ・花代は何も提案しない。
 犬吠埼風たちを追うか。
 鬼龍院皐月たちを追うか。
 どちらも無視して南下するか。
 それとも?
 次の行動を選ぶのは、セイバー自身だ。



【D-6/ショッピングモール付近/一日目・日中】
【セイバー@Fate/Zero】
[状態]:魔力消費(大)、左肩に治癒不可能な傷
[服装]:鎧
[装備]:約束された勝利の剣@Fate/Zero、蟇郡苛の車@キルラキル
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)
    黒カード:レッドアンビジョン(花代のカードデッキ)@selector infected WIXOSS、キュプリオトの剣@Fate/zero
[思考・行動]
基本方針:優勝し、願いを叶える
 0:今後の動向について考える。風については……?
 1:島を時計回りに巡り参加者を殺して回る。
 2:時間のロスにならない程度に、橋や施設を破壊しておく。
 3:戦闘能力の低い者は無理には追わない。
 4:衛宮切嗣、空条承太郎、鬼龍院皐月には警戒。
 5:銀時、桂、コロナ、神威と会った場合、状況判断だが積極的に手出しはしない。
 6:銀時から『無毀なる湖光(アロンダイト)』を回収したい。
 7:ヴァニラ・アイスとホル・ホースに会った時、DIOの伝言を伝えるか、それともDIOの戦力を削いでおくか……
 8:いずれ神威と再び出会い、『必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)』を破壊しなければならない。
 9:WIXOSS、及びセレクターに興味。
[備考]
 ※参戦時期はアニメ終了後です。
 ※自己治癒能力は低下していますが、それでも常人以上ではあるようです。
 ※時間経過のみで魔力を回復する場合、宝具の真名解放は12時間に一度が目安。(システム的な制限ではなく自主的なペース配分)
 ※セイバー以外が使用した場合の消耗の度合いは不明です。
 ※DIOとの同盟は生存者が残り十名を切るまで続けるつもりです。
 ※魔力で車をコーティングすることで強度を上げることができます。
 ※左肩の傷は、必滅の黄薔薇@Fate/Zeroが壊れることによって治癒が可能になります。
 ※花代からセレクターバトルについて聞きました。WIXOSSについて大体覚えました。



 放送などまるで意に介さず、二人の少女は駆けていた。
 バランスの悪い屋根を伝いながら、友奈が叫んだ。

「風先輩!どうして逃げるんですか!」

 風は頑なに返答をしようとしない。
 それどころか、振り向くことすら考えていないようだ。
 明確な拒絶を感じながらも、友奈は再び声をかけた。

「みんなのためになることを勇んでやる、それが勇者部の活動ですよね!?先輩!」

 しかし、その言葉は流される。
 友奈の言葉がどれだけ正しいものだろうと、風の胸には届かない。
 優勝するという魔王の決意は、もはや勇者の呼びかけでは揺らがない。

「っ!」

 キン、と甲高い音がした。
 友奈の拳が、前方から飛来した刀を打ち払ったのだ。刀はあらぬ方向へと、勢いよく飛んで行った。
 言葉を発しない拒絶の次は、攻撃を加えるという拒絶。
 それらは重苦しい衝撃となって、友奈の心を痛め付けた。

「先輩……!」

 挫けそうな表情を一瞬浮かべたものの、それでも友奈は諦めない。
 ひときわ強く屋根瓦を踏みしめて、前に向けて跳躍した。

「はあああああぁぁぁぁっっっ!!!」

 もはや実力行使しかない。
 力で倒してでも、話をしてもらうしかない。
 拳を腰の位置に引き、突きを放つ姿勢を作る。

「うおおおおおぉぉぉぉっっっ!!!」

 そして、風もまたそのことを理解したのだろう。
 しつこい勇者を倒すには、やはり撃破するしかないのだ、と。
 振り向きざまに、大剣を切り払う動きを見せる。



「「――――――――――――!!!!!」」



 強大な力同士が激突して、二人を中心に空気が震撼した。
 ここに、勇者と魔王が激突したのである。



【C-6/一日目・日中】
【結城友奈@結城友奈は勇者である】
[状態]:疲労(小)、味覚・左目が『散華』、前歯欠損、顔が腫れ上がっている、満開ゲージ:5
[服装]:讃州中学の制服
[装備]:友奈のスマートフォン@結城友奈は勇者である
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(8/10)、青カード(10/10)、黒カード:なし
[思考・行動]
基本方針:殺し合いを止め、主催者を打倒する。
0:風先輩を、止める。
1:勇者部のみんなと合流したい。
2:早急に東郷さんに会いたい。
[備考]
※参戦時期は9話終了時点です。
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※【銀魂】【キルラキル】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【のんのんびより】の世界観について知りました。


【犬吠埼風@結城友奈は勇者である】
[状態]:健康、優勝する覚悟、魔王であるという自己暗示
[服装]:普段通り
[装備]:風のスマートフォン@結城友奈は勇者である
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(39/40)、青カード(39/40)
    黒カード:樹のスマートフォン@結城友奈は勇者である、IDカード、村麻紗@銀魂、不明支給品0~2 枚
    犬吠埼樹の魂カード
[思考・行動]
基本方針:樹の望む世界を作るために優勝する。
 0:魔王ゴールデンウィンドとして、勇者を倒す。
 1:南下しながら参加者を殺害していく。戦う手法は状況次第で判断。
 2:市街地で東郷と会ったら問い詰める。
 3:一時間後、セイバーの元へ向かうか、あるいは……。
[備考]
 ※大赦への反乱を企て、友奈たちに止められるまでの間からの参戦です。
 ※優勝するためには勇者部の面々を殺さなくてはならない、という現実に向き合い、覚悟を決めました。
 ※東郷が世界を正しい形に変えたいという理由で殺し合いに乗ったと勘違いしています。
 ※村麻紗と罪歌の呪いは、現時点では精霊によって防がれているようです。
 ※村麻紗の呪いは精霊によって防がれるようです。
 ※罪歌はただの日本刀だと考え、黒カードにして詳細を確認せずしまい込んでいるようです。
 ※東郷美森が犬吠埼樹を殺したという情報(大嘘)を知りました。


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127:そして騎士は征く 鬼龍院皐月 173:彼ら、彼女らの約束
127:そして騎士は征く 桂小太郎 173:彼ら、彼女らの約束
127:そして騎士は征く コロナ・ティミル 173:彼ら、彼女らの約束
127:そして騎士は征く 宮内れんげ 173:彼ら、彼女らの約束
136:騎士の誓いは果たせない セイバー 168:妹(前編)
136:騎士の誓いは果たせない 犬吠埼風 158:咲からば、さあ―――『あの■■が無ければ、変わる事も無かっただろうさ』
141:知らぬが仏 結城友奈 158:咲からば、さあ―――『あの■■が無ければ、変わる事も無かっただろうさ』