和を以て尊しと為す(下) ◆3LWjgcR03U

7人もの参加者が集ったラビットハウス。
そのうち3人の男と1人の少女が去り、2人の少女と1人の青年がここに残っていた。

「……」

青年――風見雄二は、しかしシックな店内に似合わない、難しい顔をしていた。
その頭を悩ませるのは、先ほどの会合の中にいた1人の男の存在だった。

(衛宮……切嗣)

あの中では最も年長に見え、そして最も言葉少なだった黒いコートの男。
雄二はラビットハウスの会合の前に彼に会っている。
そして。

『(衛宮切嗣――この男が平和島静雄に罪を着せた……?)』

僅かな、疑惑を抱いた。
その彼と、空条承太郎を共に行かせても良かったのだろうか。
さらに――放送の男、「ジル・ド・レェ」の存在。

(あれが本物の青髭――ジル・ド・レェだとしても、誇大妄想狂の類だとしても。あの声は、いったい――)

気のせいなどではない。
思い返せば思い返すほど、似ている。
自分を殺人マシーンに仕立て上げたあの男、ヒース・オスロに。

「大丈夫ですか」

思いに沈んでいた雄二を現実に引き戻したのは、この喫茶店のマスターの娘だという少女――香風智乃。

「何だか怖い顔をしてらしたので……。よかったら、リゼさんみたいに休みますか」

そういって、テーブルに突っ伏して寝入るもう1人の少女……天々座理世の姿を見やる。
不慣れな状況で、精神的な疲れが限界だったのだろう。
会合が終わった後ほどなくして、こうして眠りに落ちてしまったのだ。

「……俺は、そんなに怖い顔をしていたか」

「い、いえそんな! ただ少し元気がなさそうに見えたので、その」

(……まずいな、失態だ)

護衛対象に余計な心配をかけさせるなど、あってはならないことだ。
思わぬ事態の連続で、集中力が乱れている。

「……承太郎さん、心配です」

会話が途切れてしばらくして、チノが口を開いた。

「実は承太郎さん、言っていたんです。……衛宮さんは怪しいかもしれない、帰ってきたら問い詰めるって」

「何……!」

雄二の身体に少なくない衝撃が走る。
自分が衛宮切嗣に抱いた疑念。承太郎は、その疑念をさらにはっきりした形で持っていたということだ。

「じゃあ、2人で向かったのは――問い詰めにかかろうとしたということか」

チノが小さく頷く。

(どうする……今からでも追うか?)

心中に浮かんだその考えを、しかしすぐに打ち消す。
ここを発った時の承太郎の顔は、月並みな言い方になるが――確かに、覚悟を決めた顔だった。
自分はその承太郎からここを任されたのだ。2人から離れるにしても、3人で行くにしても、いずれにせよ2人を危険に晒すことになる。

(もしも2人に何かがあったら――何度腹を切っても詫びようがない)

今の自分がしなければならないことは、この少女たちを守り抜くこと。
余計な心残りを残したまま任務に当たることは、市ヶ谷の人間にとっては命取りになる。
雄二は過去の経験からそれを嫌というほど学んでいた。
不安げに顔をのぞき込むチノに、ゆっくりと語る。

「チノ。承太郎は覚悟を持ってここを発ったのだろう。心配もあるが、今は彼を信頼し、無事を祈ろう。
 ――そうだな、もう一杯コーヒーを頼めるか。浅煎りで、とびきり目の覚めるようなやつを頼む」

その言葉に、チノの表情も少しだけ緩んだ。

「――はい!」


【G-7/ラビットハウス/二日目・午前】
【香風智乃@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康
[服装]:私服
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
    黒カード:果物ナイフ@現実、救急箱(現地調達)、チャンピオンベルト@グラップラー刃牙、グロック17@Fate/Zero、ジャスタウェイ×2@銀魂
 [思考・行動]
基本方針:皆で帰りたい
   1:ラビットハウスの店番として留守を預かる。
   2:ここでココアさんたちを待つ。探しに行くかは相談。
   3:衛宮さんと折原さんには、一応気をつけておく。
   4:承太郎さんが心配。
[備考]
※参戦時期は12羽終了後からです。
※空条承太郎、一条蛍、衛宮切嗣、折原臨也、風見雄二と情報交換しました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。


【風見雄二@グリザイアの果実シリーズ】
[状態]:健康
[服装]:美浜学園の制服
[装備]:キャリコM950@Fate/Zero、アゾット剣@Fate/Zero
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
    黒カード:マグロマンのぬいぐるみ@グリザイアの果実シリーズ、腕輪発見機@現実
[思考・行動]
基本方針:ゲームからの脱出
   1:天々座理世、香風智乃を護衛。2人の意思に従う。
   2:入巣蒔菜、桐間紗路、保登心愛、宇治松千夜の保護。こちらから探しに行くかは3人で相談する。
   3:外部と連絡をとるための通信機器と白のカードの封印効果を無効化した上で腕輪を外す方法を探す
   4:非科学能力(魔術など)保有者が腕輪解除の鍵になる可能性があると判断、同時に警戒
   5:ステルスマーダーを警戒
   6:平和島静雄、衛宮切嗣、キャスター、DIO、花京院典明、ジャン=ピエール・ポルナレフを警戒
[備考]
※アニメ版グリザイアの果実終了後からの参戦。
※折原臨也、衛宮切嗣、蟇郡苛、空条承太郎と情報交換しました。
※キャスターの声がヒース・オスロに似ていると感じました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。


【天々座理世@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:健康
[服装]:メイド服・暴徒鎮圧用「アサルト」@グリザイアの果実シリーズ
[装備]:ベレッタM92@現実
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
     黒カード:不明支給品0枚
[思考・行動]
基本方針:ゲームからの脱出
   0:……zzz
   1:ここで友人たちを待つ。
   3:外部との連絡手段と腕輪を外す方法も見つけたい
   4:平和島静雄、キャスター、DIO、花京院典明、ジャン=ピエール・ポルナレフを警戒
[備考]
※参戦時期は10羽以前。
※折原臨也、衛宮切嗣、蟇郡苛、空条承太郎、一条蛍、香風智乃と情報交換しました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。















ラビットハウスからだいぶ離れ、建物の数もまばらになってきた市街地の外れ。
その中を駅を目指して歩む2人の姿があった。
学ランを羽織った大柄な不良。そして一切の光の消えた目をした男性。
2人の間に会話はない。










不良――空条承太郎の誤算は、単純に言えば人が増えすぎたことだった。
チノに語った通り、衛宮切嗣と折原臨也が帰ってきたら、即時にでも尋問を始める予定だった。
だが、その前に風見雄二と天々座理世がやってくる。
そして2人の帰還。危惧していた通り、会話の主導権は折原臨也に握られる。
こうなってくると、集団の話し合いを無視して切嗣たちを問い詰めるというわけにはいかなくなる。
そもそもこの殺し合いにおける最優先事項は、何よりもまず主催者を打倒し、脱出を図ることにある。
風見雄二は修羅場の経験値が高そうに見えたし、頭も回る。天々座理世も守るべき対象だ。
香風智乃、一条蛍の2人もそう。せっかく結んだ友好関係。目の前で不穏な動きを見せ、雰囲気を崩壊させるような真似は避けなければならない。
いや、単に雰囲気が悪くだけならまだいいだろう。
下手に追いつめたことで、もしもキレた2人が爆弾でも使ってきたりしたら、取り返しのつかない大惨事になる。
あるいは、かつてニューヨークで不動産王に成り上がった経歴を持つ祖父ならば。
多人数を前にしながらうまく誘導尋問に持っていくようなこともできるのかもしれないが、あいにくそんなテクニックも持ち合わせていない。
承太郎は密かに話し合いの中で考えを進め、次善の策を巡らせる。

次善の策――すなわち、2人を集団から遠ざけ、危険の及ばない場所で尋問すること。
しかし、2人両方を連れ出していくのは難しいと承太郎は考える。
なぜなら、自分と折原臨也と衛宮切嗣の3人がここを離れれば、残された3人の少女を守るのは風見雄二1人だけになってしまうからだ。
そのことを理由に折原あたりが反対するのはいかにもありそうなことだ。そこで無理を通せば、これまた不和の原因が発生してしまう。
そうなれば、連れ出すのは1人。

折原臨也。
衛宮切嗣。
どちらにすべきか。

まず、折原臨也。
情報屋などど名乗る男。最初に遭遇した映画館ではいきなりナイフを向けてきた。
見るからに胡散臭く怪しげだが、逆に言えばそれだけともいえる。
承太郎が目を光らせていた範囲内では、少なくとも誰かに直接危害を加えるようなことはしていない。
ナイフの件については……実力を図るための行為として、この際100歩譲って見逃す。
また風見雄二の話では、雄二とリゼと最初に情報交換した時にも、嘘は一切ついてはいないようだった。
参加者の時間がずれているという情報を、惜しげもなく渡したというのも確かだ。
そして、次の点。これが最も大きい。
越谷小鞠の反応が腕輪探知機から消えた時、折原臨也は間違いなくラビットハウスにいたという『アリバイ』がある。
油断をしていい人物では絶対に決してないのは明らかだが、それでも折原は『危険度』は低いと見積もる。

そうなると、消去法で残るのは――衛宮切嗣。
越谷小鞠が死んだ瞬間、まだ姿の見えない平和島静雄と並び、全く『アリバイ』を持っていない男。
吸血鬼について知っているという彼ならば、DIOの討伐を理由に連れ出す口実も作りやすい。
ついでに言えば、DIOの館に行きたいというのも、最初からの目的であり6割方は本心だ。
最初は忌避していた電車を使用するのも、一刻も早く到着したいがため。
『容疑者』の筆頭は――定まった。










『容疑者』――衛宮切嗣の心中を占めるのは、全く別のことであった。

(DIO。……吸血鬼)

承太郎が追い求めている敵が吸血鬼であることは、最初に出会った時にすでに聞いた。
そのため、ラビットハウスに戻った後の目標は、2度目にあそこを発ったあたりからすでに決めていた。
吸血鬼といえば、多くの場合、魔術師にとっては吸血によって他者を自らの眷属としていく『死徒』のこと。
DIOは肉の芽という手法を用いるらしいが、感染を広げていくという点においてはその危険性は変わらない。
そして、万が一DIOが『真祖』に類するものであれば――その危険度ははね上がる。

衛宮切嗣はしばしば外道と称される男だ。
事実として、この場においてもすでに幼い少女をその手にかけている。
だがその行動原理は、常に多数の利となることを前提としたもの。
吸血鬼という、多数の脅威となる物がこの島にいるとなっては――それを放置しておくことはできない。

(そのためならば……空条君のことも『利用』させてもらおう)

だからこそ、『同盟者』である折原臨也と離れることになっても、承太郎の誘いに応じたのだ。
今の自分には妻のアイリスフィールも、助手の久宇舞弥もいない。
愛用してきた武器も絶対命令権である令呪もなく、さらにはあの女の細工によって術のいくつかも使えない。
普段の力を使うことができない以上は、利用できる手駒を増やすことが何としても必要だ。
空条承太郎。未だその底を見せてはいないが、スタンドという魔術とは異なる体系の力を持ち、何度も戦いを切り抜けてきたらしい。
風貌の似ている蟇郡苛とは違い、単純な直情型ではなく冷静さも持ち合わせている。
加えて今は、DIOを抹殺するという目的を共有してもいる。
利用する手駒としては、十分に価値があると当たりを付ける。

(僕にとって理想的なタイプではないだろうがね……)

舞弥のような自分の行動原理を理解して協力してくれる人材が都合よく現れるとは、この6時間あまりの経験も踏まえ、もはや毛ほども思っていない。
ならば、利用する。
聖杯戦争で、自分の一番嫌うタイプであるセイバーを利用していたように。
もっとも、先ほどの会合の中で彼が自分に鋭い視線を送ってきているのには気づいていた。
おそらくその原因は、越谷小鞠の死。
承太郎はそれについて必ず追及してくるだろう。
だが、折原臨也とのゲームセンターでの会談をやりすごしたように。
魔術師殺しの異名は伊達でも酔狂でもない。この程度の修羅場は何度も潜ってきている。
たとえ『信頼』は得られなくても、一時的な協力関係くらいには持ち込む自信は――ある。

(しかし、吸血鬼……。死徒か……)

脳裏に浮かぶのは、思い出したくない――
いや、彼の人生の全てを変え、魔術師殺しとしての道を踏み出す切っ掛けとなった、二つの記憶。
島を覆い尽くす死徒。炎を上げて墜落していく飛行機。
殺せなかった少女。殺してしまった師。

吸血鬼。
まだ見ぬその存在を前に、自らの心に少しずつ焦燥とざわつきが生まれ始めていることに、切嗣は未だ気付いてはいなかった。










ふと、承太郎がその歩みを止めた。
切嗣は、7、8歩ほど歩くと、同行者が遅れているのに気付き、また歩みを止める。










「衛宮。――こんな所ですまねえが、話がある」

低い声で、数メートル前で立ち止まった切嗣に向かって話しかける。

「――何かな、空条君」

切嗣も振り返り、承太郎に向き直る。

「君の見たっていう時刻表だと、電車の間隔はかなり開いていたんだろう?
 話は電車に乗ってからか、ホームに着いてからのほうがいいんじゃないかな」

「いや」

ずい、と一歩。承太郎が踏み出す。

「今ここで、聞いておかなきゃならねえ」

問い詰める場所として、駅や電車の中でなく離れた場所を選んだのも理由がある。
万が一。切嗣たちがあの少女たちに対して、よからぬ企てを働いているようなら、承太郎は全速力でラビットハウスに引き返すつもりだった。
それは電車に乗ってしまったら不可能だ。それに切嗣が電車で逃走する可能性も考慮しなければならない。

「俺が聞きてえことってのは、たった一つだ」

「あんたが俺から離れてる間、つまりゲームセンターとあのサ店を2回往復してる間――本当は何があったかってことだ」

睨みつける、という表現にふさわしいくらいの眼力で。
切嗣の虚ろな目を見据え、質問を発する。

「――はあ、何かと思えばそんなことかい」

承太郎の迫力にも構わず、切嗣はため息をついてみせる。

「僕の回答は何も変わらないし、変えようがないよ。
 最初にゲームセンターに行ったときは、平和島静雄に殺された、越谷小鞠ちゃんの死体を見つけた。
 2度目に行ったときは、折原君と一緒に入念に調べてみたけど、やっぱり手がかりは見つけられなかったよ。
 ……僕が言えるのはこれだけだ。さあ、DIOの館を目指そうか」

再び背を向けて駅に向かおうとする切嗣。

「待ちな」

その背に、承太郎は声をかける。
それは、この対話が始まってから最も鋭く切嗣を捉えた。

「俺はこれでもそこそこの数の敵とやり合ってきたからな……分かるつもりだぜ。
 衛宮、あんたはまだ何か、俺やあいつらに言ってねえことがあるんじゃねえのか」

「空条君……君は」

切嗣も再び承太郎に向き直り、その目を見据える。

「自分が何を言っているのか、分かっているのかい」

静寂が流れる。
しかし、この場に他の人間がいれば、ゴゴゴゴゴと言う音と共に、2人の間の空間が歪む錯覚を見ただろう。
空条承太郎はまだスタンドは出していない。
しかし、今にも獲物に食いつく猛獣のごとき殺気をみなぎらせている。
衛宮切嗣も、武器の類は見せない。
だが、その表情からは先ほどまでの無感情さは減り、険しさが増している。

その時、極限に達した2人の緊張を破ったのは。

「おーい! そこの2人!!」

駅の方角から聞こえてきた、少女の声だった。










時刻は、ラビットハウスで7人が集まって情報交換を始めたころに遡る。
まんまと紅林遊月をトイレに閉じ込め、その姿を盗むことに成功した生命戦維の怪物――針目縫。
彼女は映画館の前に佇んでいた。

「どっこにしようかな~」

一体何をしているのかというと、迷っていたのだ。
ここからどこへ向かうべきかということに。

向かう候補は3つ。
万事屋。何でも屋というなら、武器の類も豊富に揃っているかもしれない。
ゲームセンター。こんな時にゲームに興じる者がいるとはあまり思えないが、人は集まってきそうだ。
駅。この島の中でも最も人が集まりやすそうな、移動のための施設。

「そうだ、もうこうしちゃえ」

さんざん迷った末に、彼女が最終的に決めたのは。運を天に任せることだった。
地面に大きく円を描き、それを線で3分割。
3つの枠の中にそれぞれ

「よろずや☆」
「えき♪」
「げーせん><」

と書く。

「そーれっ」

そして、手にもつ片太刀バサミを、くるくると投げ上げた。
その刃先が突き立ったのは――










「おっかしいなあ~、だっれも来ないや」

それから数刻後。少女の姿は駅のホームにあった。
しかし、こうしていれば誰かがやってくるだろうと踏んでいたのだが、人の姿も見えず、電車もやって来ない。
参加者が過度に逃げ回ることを防ぐためか、この島の電車のスピードはかなり遅くなっているのだ。

「ピルルクちゃんも大したこと教えてくれないしぃ」

「……別に、隠していることは何もないわ」

カードをつんつんとつつき回す。
カードの少女――ピルルクに話を聞いてみたものの、彼女は単に繭から参加者に協力するように言われただけだという。
ただ、彼女の読心能力「ピーピング・アナライズ」と、セレクターバトルについて最低限の話を聞くことが出来たのは収穫といえる。

「うーん、もう待ってるの飽きちゃったな★」

ベンチから立ち上がり、思い切り伸びをする。
この場における目的は有益な人間を探し出すこと。待っても誰も来ないなら自分から探しに行ったほうがよいだろう。
ついでに言えば、縫はあの鬼龍院羅暁にすら、制御は不能と言わしめた気まぐれさの持ち主でもある。
参加者を待ち伏せる作戦を立ててはいたが、一か所にじっと長く留まって、来るかも分からない人間を待つようなことには向いていないのだ。
時間は間もなく午前8時。
次に向かうのはどこにしようか。
最初に決めた行き先のうち、万事屋とゲームセンターはほとんど同じ距離にある。

「ま、いいか。とりあえず街のほうに行ってみよ」

ホームから降り、街を目指して歩きはじめる。
しかし、ほどなくして縫の目に飛び込んできたのは――2人の男が向かい合っている光景。

(あはっ、やーっと会えたよ)

紅林遊月と別れて以来、待望の出会いだ。
片太刀バサミを腕輪にしまい、2人に近づいていく。
揃って仲良くお出かけ、という雰囲気には見えなかったが、例え2人がどういう関係だろうと縫にはどうでもいいことである。
制限解除に繋がる情報を持っているなら――それを聞き出す。
何の情報も持たず、他の利用価値もないなら――切り捨てる。
問答無用で襲いかかってくる輩なら――その戦いを、最大限に楽しむ。

「おーい! そこの2人!!」










針目縫は知らなかった。
この時刻、先ほど閉じ込めた紅林遊月が拘束を解いて脱出に成功していたことを。
そして目の前の学ランの男――空条承太郎こそ、遊月がラビットハウスで会っていた人物であるということを。





【G-6/駅付近/午前】

【針目縫@キルラキル】
[状態]:紅林遊月にそっくりな女の子に変身中、繭への苛立ち
[服装]:紅林遊月の普段着
[装備]:ブルーアプリ(ピルルクのカードデッキ)@selector infected WIXOSS
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(18/18)、青カード(20/20)、黒カード:片太刀バサミ@キルラキル、歩狩汗@銀魂×2、不明支給品0~1(紅林遊月が確認済み)
[思考・行動]
基本方針:神羅纐纈を完成させるため、元の世界へ何としても帰還する。その過程(戦闘、殺人など)を楽しむ。
   0:目の前の2人から情報収集。
   1:腕輪を外して、制限を解きたい。その為に利用できる参加者を探す。
   2:何勝手な真似してくれてるのかなあ、あの女の子(繭)。
   3:流子ちゃんのことは残念だけど、神羅纐纈を完成させられるのはボクだけだもん。仕方ないよね♪
[備考]
※流子が純潔を着用してから、腕を切り落とされるまでの間からの参戦です。
※流子は鮮血ではなく純潔を着用していると思っています。
※再生能力に制限が加えられています。
 傷の治りが全体的に遅くなっており、また、即死するような攻撃を加えられた場合は治癒が追いつかずに死亡します。
※変身能力の使用中は身体能力が低下します。度合いは後の書き手さんにお任せします。
※分身能力の制限がどうかは、後の書き手さんへお任せします。
※紅林遊月そっくりな女の子に変身しています。ただし令呪は遊月が隠し通したため模倣できていません。
※ピルルクの「ピーピング・アナライズ」は(何らかの魔力供給を受けない限り)チャージするのに3時間かかります。
※ピルルクからセレクターバトルに関する最低限の知識を得ました。


【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
[状態]:健康
[服装]:普段通り
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10) 噛み煙草(現地調達品)
[思考・行動]
基本方針:脱出狙い。DIOも倒す。
   0:紅林……?
   1:衛宮切嗣への疑念にここで決着を付ける。
   2:その後、電車でDIOの館に向かう。
   3:平和島静雄と会い、直接話をしたい。
   4:静雄が本当に殺し合いに乗っていたなら、その時はきっちりこの手でブチのめす。
   5:午後6時までにラビットハウスに戻る。
[備考]
※少なくともホル・ホースの名前を知った後から参戦。
※折原臨也、一条蛍、香風智乃、衛宮切嗣、天々座理世、風見雄二と情報交換しました(蟇郡苛とはまだ詳しい情報交換をしていません)
※龍(バハムート)を繭のスタンドかもしれないと考えています。
※風見雄二から、歴史上の「ジル・ド・レェ」についての知識を得ました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。


【衛宮切嗣@Fate/Zero】
[状態]:健康
[服装]:いつもの黒いスーツ
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(19/20)、青カード(20/20)
     黒カード:エルドラのデッキ@selector infected WIXOSS
          蝙蝠の使い魔@Fate/Zero
          赤マルジャンプ@銀魂
          越谷小鞠の不明支給品1~2(切嗣が確認済み、起源弾及びトンプソン・コンテンダーはない)
          噛み煙草(現地調達品)
[思考・行動]
基本方針:手段を問わず繭を追い詰め、願いを叶えさせるか力を奪う
   1:さて、どうするか……。
   2:DIOおよびその配下の吸血鬼を抹殺する。
   3:平和島静雄とは無理に交戦しない。折原臨也や他の参加者を利用し殺す。
   4:有益な情報や技術を持つ者は確保したい。
   5:セイバー、ランサー、言峰とは直接関わりたくない。
   6:折原臨也の『遺書』については……。
[備考]
※参戦時期はケイネスを倒し、ランサーと対峙した時です。
※能力制限で魅了の魔術が使えなくなってます。
他にどのような制限がかけられてるかは後続の書き手さんにお任せします
※空条承太郎、折原臨也、一条蛍、風見雄二、天々座理世、香風智乃と情報交換し、知り合いと危険人物について聞きました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。















空条承太郎と衛宮切嗣が駅の付近で対峙している、まさにそのころ。
島の南の海岸沿いを行く、1人の男と少女の姿があった。
少女――一条蛍の顔はどこか暗い。だが、僅かに差す憂いは身長とあいまって、大人びたその雰囲気をいっそう引き立てている。
蛍の歩幅に合わせて歩く一方の男――折原臨也は、少女とは対照的に薄い笑みを絶やさない。

情報屋の内面には、『人間』への興味がどろどろと渦巻き続ける。
放送からラビットハウスでの会合を経てここに至るまで、臨也の興味を引くに足る様々な発見があった。
まずは、放送で呼ばれた17人。その中の、園原杏里という名前。

(杏里ちゃん――逝ったんだね)

罪歌憑きにして、池袋に君臨する三つの勢力のうち一つを束ねる少女。
彼女を上回る存在が、ここにはいたということだ。
願わくば、彼女のような『異形の化け物』を倒したのは、同じ『化け物』ではなく『人間』であってほしいものだ。
次に。

(チャットの『悪用』――。早速やってくるお方がいたんだねえ)

スマートフォンに送り付けられた『東郷美森は犬吠埼樹を殺害した』という文章。
『東郷美森は犬吠埼樹を殺害した』――。この文章だけでは、特定の人物を陥れるための偽情報という可能性は高い割合で残されている。
発言者は『M』となっているが、これが問題の東郷美森だとすると、このような自殺行為はあまりに不自然。
あるいは端末を奪われて、その人物によってこれが書かれた可能性もある。
また、文章中の2人の素性も全く分らない。が、名簿では『東郷美森』の名前は『犬吠埼樹』の近くに配置されている。
この二人は何らかの近しい関係にあったと見るべきかもしれない。
臨也はこのことを話し合いでは告げなかった。
『東郷美森』――。その知り合いかもしれない参加者を殺害したかもしれない人物。
この人物をどうするか決めるのは、彼女(?)がどんな人物なのか――『人間』なのか――を見極めてからだ。
そして。

(空条承太郎君。――あはは! また随分と警戒されちゃったもんだ)

学ランの男、空条承太郎。
あの話し合いの中で、彼が自分と衛宮切嗣にたびたび鋭い視線を送ってくることには当然気付いていた。
切嗣と一緒に発った彼は、きっと問い詰めるつもりなのだろう。『殺人事件』の、その真相を。
静かな内に熱いものを燃やす不良と、畸形的な正義のままに行動する男――。

(とびきり面白い『人間』が二人――どんな化学反応が起こるか、楽しみだなあ)

臨也はまだ切嗣との『同盟』を捨ててしまったわけではない。
この場における目標の一つは、可能な限り平和島静雄を追い詰めていくこと。
別れたとしても協力をしあうことは、ラビットハウスに到着する前に確認しておいた。
そもそも、何が起こるか分からない中、常に2人だけで行動ができるとは臨也は全く考えていない。
だが、平和島静雄を打ち倒すために、彼にはこの先も協力してもらわなければならない。

(シズちゃんだけじゃなく、『化け物』はまだまだいるみたいだしね)

風見雄二たちに『DIO真犯人説』を教えたのも、平和島静雄を追いつめる策の1つだ。
『DIO真犯人説』――。潰すべき対象である平和島静雄とDIOを同時に追い込むことのできる方策。
我ながらなかなかいい出来だと思い、臨也はその笑みを深める。
そして、自分の横を歩く少女――。

「ねえ、蛍ちゃんは俺のこと、怖いかな?」

「え……?」

いきなり奇妙なことを問われ、蛍は戸惑いを隠せなかった。
そんな間も、男の顔から笑みが消えることはない。
ちょっと休んでいこうか、と臨也が促し、2人は海のすぐそばまで移動する。










「怖い……っていうか、その、……ごめんなさい、よく、わからない、です」

波打ち際に腰かけた2人。
改めて先ほどの問いを投げかけられた蛍の、精いっぱいの答えがこれだった。
実際、よくわからない、というのは考えを放棄したわけではなく、蛍にとっての事実だった。
最初の映画館で、いきなり承太郎にナイフを向け。
でも、自分やチノたちには優しく振る舞い。
あの7人の中でも進んで弁舌を振るい、みんなをリードし。
それでいて、シズちゃんと親しげな愛称で呼んでいる平和島静雄のことを、操られているから殺すべきだとためらいもなく言い切る。
そんな折原臨也のことが――蛍には、理解できなかったのだ。

「ああ、謝らなくていいよ。変なこと聞いてごめんね。
 ……よくわからない、か。はは、まあそうだよね。
 俺としては常にみんなに好かれようと頑張ってるんだけど、どうにもうまく行かないんだよねえ。
 妹たちにもたまに言われるよ。『臨兄は何考えてるのかわかんない』ってね」

「え……」

唐突に臨也の口から飛び出した、彼の『家族』に関する情報。
それは蛍に少なくない驚きを与えた。

「妹さんが……いるんですか?」

「うん。双子でね。クルリとマイルっていうんだけど、漢字は蛍ちゃんにはちょっと難しいかな?」

砂の上に、九瑠璃、舞流、と書き、臨也は語る。

「ちょっと変わった子たちだけど、2人とも俺のことをとっても大切に思ってくれてるんだよね。
 もし俺がこんなとこで死んじゃったら、きっと泣くよ。それどころか、もう立ち直れなくなっちゃうと思うんだ」

臨也は続ける。

「俺は、妹たちのところに生きて帰りたい。そうだ、蛍ちゃんたちにも紹介してあげたいな。きっとお友達になれるよ。
 だからね。俺は理由もなく他人を傷つけたり、殺したりなんかしないと誓うよ。
 何も俺のこと、好きになってくれってわけじゃない――。でも、今言ったことだけは、分かってくれないかな?」

臨也の言葉に、蛍の心は大きく揺れ動いた。
うまく理解するのが難しい存在だった折原臨也。
その彼にも、自分やれんげと同じように大切な家族がいる。
それを知ったとたん、急速に彼が、血の通った『人間』だと、感じられるようになった。

「分かり、ました……。……でも、なんで」

しかし、蛍の中にあるわだかまりは完全には消えない。

「どうして、あんなこと、したんですか。
 最初、映画館で、会った時……どうして、承太郎さんに、っ、ナイフを、向けたりしたんですか」

いつの間にか取り出した、小鞠の白のカードを握りしめ、震えながら、問う。

「ナイフ?……ああ、あのことか」

「っ、こたえて……、答えて、下さい!!」










(素晴らしい)

このとき臨也の心の全てを占めていたのは、平和島静雄でも、衛宮切嗣でも、空条承太郎でもなく。
自分の年齢の半分にも満たないであろう、眼前の少女であった。

(はじめは泣いてるばかりだったこの子が、『怖いお兄さん』であるこの俺に、詰問してくるとはね……)

最初に映画館で遭遇した時の彼女は、異常な状況に怯え、それでいて大人である自分と承太郎にやたらと気を遣ったりする、普通の女の子だった。
体は大人顔負けであっても、その心はどこにでもいる小学生と同じだった。

(彼女を変えたのはおそらく、友達――越谷小鞠ちゃんの死か)

切嗣が小鞠の死を告げたときは、彼女は眠っていた。
その後は、自分たちはゲームセンターに行っていた。
だから、友達の死を知った彼女がどんな反応を示して、残っていた承太郎やチノたちとどんな話をして、どうやって立ち直ったのかは分からない。

(それにしても……たった半日もしないうちに、こんなにも成長を見せるとはね)

殺し合いなどというわけのわからない状況の中で。
単なる子どもに過ぎなかった人間が、成長――いや、進化を、自分に見せてくれたのだ。

これだから――人間は素晴らしい。
これだから――人間を愛することは、やめられない
これだから――自分は、人間愛を捨てられない。

(――そして、そのことに改めて気付かせてくれた彼女には――当然、『お礼』をすべきだよね)








そして臨也の意識は、再び現実へ戻る。

「……なんで、答えてくれないんですか。答えてくれないと、私……」

「ああ、ごめんね」

カードを握る蛍の手を包み、臨也は答えた。

「最初のあれはね、変に聞こえるかもしれないけど……承太郎君を、試したんだよ」

「ためした……?」

蛍の緊張が、僅かに緩む。

「ほら、承太郎君は何だか吸血鬼と戦ってるとかで、すごく強そうだったけどさ。
 蛍ちゃんやチノちゃんたちみたいな子を守る力がちゃんとあるかどうか、ちゃんと確かめておきたかったんだよね。
 むろん、あの時は本気じゃなかったよ。それは承太郎君も絶対に分かってるはずだよ」

「あの、じゃあ、傷つけたりしたくて、あんなことをしたわけじゃ、ないんですね」

「ああ、そうだよ。今も言ったけど、それは承太郎君も証明してくれるさ。
 もっとも、君みたいな子の前であんな真似をしたことは謝らなきゃいけないね。
 なんせほら、いきなりこんな事に巻き込まれるなんてのは俺でも初めてだったからさ。
 テンションが変になっちゃって、ついやっちゃったってことで……許してくれないかな」

蛍の前で手を合わせる臨也。
その姿に、蛍も緊張を解く。

「……わかり、ました。でも、約束してください。二度と、あんなことはしないって」

「もちろん。約束するよ」

それから、2人は子供同士がするように、指切りをした。
緊張が一気に抜けてしまったのか、蛍は地面にへたり込む。

「余計に疲れさせちゃって本当にごめんね。これを飲みなよ。もうちょっと休んでいこうか」

臨也は腕輪の青のカードから、子供が好きなパックのオレンジジュースを取り出し、蛍に渡す。
蛍も最初はためらったが、少しずつ口を付けるのだった。









(――『お礼』。彼女になら、あげてもいいかもしれない)

それは、情報を売りさばいて魍魎の行きかう池袋を生きる普段の臨也ならば、絶対にありえない行為。
大切な友人の死から立ち直り、『人間』としての輝きを見せてくれた少女に、最大限の敬意を払い。
この殺し合いの場において、もしもランク付けするなら特A級には位置するであろう情報。
一流の情報屋である臨也が、自らの死と引き換えに『遺書』としてばらまこうとしている情報。
『殺人事件』の犯人候補として挙がった名前――折原臨也、平和島静雄、DIO――のうち、誰とも違う人物を犯人とする、第四の推理。
それでいて、最も真実に近く、否――真実そのものである推理。
今なお、スマートフォンの中で静かに眠っているそれ。

すなわち、越谷小鞠を殺した犯人は衛宮切嗣であるという事実。
それを少女――一条蛍に、教えるということ。



(――どうする?)





【H-5/東端の海岸/午前】

【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:健康
[服装]:普段通り
[装備]:ナイフ(コートの隠しポケットの中) スマートフォン@現実
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(9/10)
    黒カード:不明支給品0~1
[思考・行動]
基本方針:生存優先。人間観察。
    1:一条蛍に『真実』を教えるか?
    2:2人で旭丘分校へ向かう。
    3:衛宮切嗣と協力し、シズちゃんを殺す。
    4:空条承太郎君に衛宮切嗣さん、面白い『人間』たちだなあ。
    5:DIOは潰さないとね。人間はみんな、俺のものなんだから。
[備考]
※空条承太郎、一条蛍、風見雄二、天々座理世、香風智乃と情報交換しました。
※主催者(繭)は異世界および時間を移動する力があると考えています。
※スマートフォン内の『遺書』は今後編集される可能性があります。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という推理(大嘘)をしました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。


【一条蛍@のんのんびより】
[状態]:健康
[服装]:普段通り
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(10/10)
    黒カード:フルール・ド・ラパンの制服@ご注文はうさぎですか?、カッターナイフ@グリザイアの果実シリーズ、ジャスタウェイ×2@銀魂、越谷小鞠の白カード
[思考・行動]
基本方針:れんちゃんと合流したいです。
   1:旭丘分校を目指す。
   2:折原さんを、信じてもいいのかも……。
   3:午後6時までにラビットハウスに戻る。
[備考]
※空条承太郎、香風智乃、折原臨也、風見雄二、天々座理世、衛宮切嗣と情報交換しました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。必要に応じて他の参加者にも伝える可能性があります。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。



【スマートフォン@現実】
チャット機能の発言者名は、最初に支給された人物のファーストネームの頭文字が表記されます。
例:東郷美森=M 折原臨也=I


時系列順で読む


投下順で読む


111:和を以て尊しと為す(上) 香風智乃 131:お話をするお話
111:和を以て尊しと為す(上) 風見雄二 131:お話をするお話
111:和を以て尊しと為す(上) 天々座理世 131:お話をするお話
094:女はそれを我慢できない 針目縫 126:三人揃えば雌雄決裂
111:和を以て尊しと為す(上) 空条承太郎 126:三人揃えば雌雄決裂
111:和を以て尊しと為す(上) 衛宮切嗣 126:三人揃えば雌雄決裂
111:和を以て尊しと為す(上) 折原臨也 132:One after another endlessly
111:和を以て尊しと為す(上) 一条蛍 132:One after another endlessly