The World Nightmare ◆3LWjgcR03U

「UGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」

B-7。内観はやや古臭いが、海を見渡せる眺望を誇るホテル。
そのロビーに、荒れ狂う男の姿があった。

「許さん・・・・・・絶対に許さんぞクソボケがああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

ソファーが、テーブルが、調度品が、無軌道な暴力により次々に破壊されていく。
男の名はDIO。
時を止めるスタンド「世界」の力で、文字通り世界の覇権を握らんとする怪物である。
が、今の彼は、本能字学園での戦いで傷つき疲弊し、本来の余裕を完全に失っていた。
今は陽が差し込み始めた時間帯。このホテルに来るのにも、日光を避けながら慎重に車を運転してこなければならなかった。

「よくもこの帝王DIOにコソ泥じみた真似を・・・・・・許さん、許さんぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

『此度の放映をご覧頂けた幸運なる皆様。私、キャスターのサー「やかましいわァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」

突如スイッチが入ったブラウン管テレビは、しかしキャスターの放送の全容を伝えることなく、ボンという小気味よい音をたてて大破した。

「はァーっはァーっ・・・・・・私は何をやっている・・・・・・帝王たるものがこのような醜態を晒してはならない・・・・・・落ち着け・・・・・・今は体を休める時だ・・・・・・完全数を数えて落ち着くんだ・・・・・・1、4、19、125、2899・・・・・・」

ちなみに完全数とはその数自身を除く約数の和がその数自身と等しい自然数のことであるが、今数え上げられた数字に完全数は存在しない。

「ヴァニラ・アイス、ホル・ホース・・・・・・こいつらはどこをほっつき歩いておるのだ・・・・・・」

デタラメでも数を数えた効果かはわからないが、とにかくにも少々の落ち着きが戻ってきたらしい。

「主人の危機に顔も見せんとは、使えん連中どもが」

名簿によると、この場にいる部下は2人。口では使えないと言ったが、ホル・ホースはともかくヴァニラ・アイスの能力は有用だ。
なんとか連絡を取りたい。そう思いながら、1枚残っていた黒のカードから道具を取り出す。

「これを使ってみるか……?」

出てきたのは管楽器のような形状をした機械。
甦ってから時間がたっておらず現代の知識が決して豊富とはいえないDIOでも、それが自らの音声を増幅させるものであることは理解できた。
拡声器を持ち窓辺に立つが、ふと手を下ろす。

「いや、やめておこう」

切断された右腕と胴体の傷は、7割ほど回復したとはいえ未だ完全には癒えていない。
加えて時間停止の乱発による疲労、あのゴーレムによる全身に受けたダメージ。
吸血鬼の能力であれば、いずれも小一時間もあれば復調するはずだが、この場では何故かそうはなっていない。

「あの女の細工か・・・・・・全く忌々しい」

この場で大声が響けば、それを聞きつけて部下以外の者もやってくるだろう。
大挙して押しかけてこられたら、体がこの状態ではその連中に対処できる保証がない。
極めて恥ずべき事態だが、今は回復に専念せねばならない。

いずれ主催の女を含め、全員を殺す。
だが、まずは自分にこれほどの屈辱を与えた芋侍2匹と小娘。それにニヤケ面の三つ編み男だ。
特に前者の3人は、どんな手段を使ってでも徹底的に痛めつけた上で殺害しなくては気が済まない。

「見ていろ。このDIOにふざけた真似をしてくれたこと、必ず後悔させてやるぞ」

一敗地にまみれた帝王が、復讐を果たさんと牙を研ぎ始めた。

【B-7/早朝/ホテル内】

【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
[状態]:疲労(大)、右腕切断(癒着済、7割ほど再生)、胴体へ貫通傷(7割ほど再生)、全身にダメージ(大)
[服装]:なし
[装備]:蟇郡苛の車@キルラキル(ホテル前に停車中)、サバイバルナイフ@Fate/Zero、拡声器@現実
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)
[思考・行動]
基本方針:主催者を殺す。そのために手っ取り早く他参加者を始末する。
   1:夕刻までホテルで体を休める。
   2:ヴァニラ・アイス、ホル・ホースと連絡を取りたい。
   3:銀髪の侍(銀時)、長髪の侍(桂)、格闘家の娘(コロナ)、三つ編みの男(神威)は絶対に殺す。
   4:優先順位は銀時=コロナ=桂>神威。
   5:言峰綺礼への興味。
[備考]
※参戦時期は、少なくとも花京院の肉の芽が取り除かれた後のようです。
※時止めはいつもより疲労が増加しています。一呼吸だけではなく、数呼吸間隔を開けなければ時止め出来ません。
※車の運転を覚えました。
※疲労による運転への支障はとりあえずありませんが、あまり無茶な運転をすると事故を起こすかもしれません。


支給品説明

【拡声器@現実】
DIOに支給。
おなじみの拡声器。


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051:本能字の変(1) バクチ・ダンサー DIO 068:騎士王タイプ:トライドロン