にこぷり♥刃牙道 ◆KKELIaaFJU


 ――男と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る【地上最強の男】。
 ――グラップラーとは、【地上最強の男】を目指す格闘士のことであるッッ!


 風を切るように走る少年。
 その肉体はトップアスリート並み。
 否、超一流の格闘家の肉体である。

(どうすっかなぁ……)

 少年の名は『範馬刃牙』。
 史上最年少の地下闘技場チャンピオンであり……
 この時点ではまだ地上最強の男を目指していた少年だ。

 この場にいる刃牙自身の知り合いは……
 父・範馬勇次郎。
 異母兄・ジャック・ハンマー。
 そして、本部さん。
 の三人である。 

(……親父と戦う場か……)

 しかし、これは試合ではなく殺し合い。
 本物の戦場であの『鬼(オーガ)』と戦う。
 だが、地上最強の親父・範馬勇次郎を超えたい。
 例え、それがこんな殺し合いの場だとしても。

(もっと強くなりてぇな……)

 刃牙は走りながら思う。
 もっと強くなりたい、ただ純粋に。

 だからトレーニングを兼ねて走りながら、人を探している。
 出来るだけ強い人を。

 彼が求めるのは【闘い】であった。

 しばらく走っていると刃牙の眼前には二人の人影。
 一人は着物を着用した男。
 もう一人は見たことない学校の制服を着た女子。

「声、掛けてみるか……」


 ◆ ◇ ◆


 万事屋から駅に向かって移動するにこ達。
 正直、こんな夜中に運動なんてしたらお肌に悪い。
 ……なーんて、今はそんなこと言ってる場合じゃないもんね。

「にこちゃん、大丈夫?」
「大丈夫よ、こうみえてもけっこう鍛えてるから!
 スクールアイドルだって体力がないといけないからね!」

 少し前のにこだったら、多分へばっていた。
 海未や絵里に鍛えられていなかったら、すぐにダウンしていたかもしれない。

「なぁ、そこのアンタらちょっといいか?」

 ……汗くさい臭いがした。

 まずそう思った。
 後ろを振り向いた。
 いたのは少年……って言っていいのかな?
 筋肉モリモリのマッチョの男だった。

「いきなりで悪いけど、『範馬勇次郎』って男を知らないか?」

 いきなりで驚いちゃったけど……。
 礼儀正しそうなところをみると……悪い人ではないのかな?

「名乗ってなかったな……俺、範馬刃牙、17歳」
「ええーっ!? 僕よりも年上!?」
「ええーっ!? 私よりも年下!?」
「え?」

 新八君が私の顔を見て驚いた。
 ふーん、なるほどね……なんとなくわかっててたけど、そういうことね。
 べ、別に、背が低いとかスタイルが子供体型だとか気にしてないわけじゃない。

 一先ず、にこ達も自己紹介する。
 本当は『にっこにっこにー』ってやりたかったけど、とてもそういう雰囲気じゃないから自重はした。
 そこでちゃんと新八君の年齢を聞いた……一年生達と同じくらいが……
 そして、刃牙君は頭を掻きながら聞き返した。

「もう一度聞くけど『範馬勇次郎』って男を知らないか?」
「知らないわね……にこがここであったのはそこの新八君が最初よ」
「そうか……」
「その範馬勇次郎ってどんな人?」
「俺の親父だ……で、俺が倒したい奴」

 自分のお父さんを倒す……?
 ちょっと意味が分からないわね……。

「倒すってどうやって?」
「今の俺じゃ多分勝てない、だから強い奴と戦ってトレーニングする」
「いやいや、刃牙君そんなRPGじゃないんだから戦って強くなるなんて……」

 にこも正直そう思う。

「まさか、戦ってその人の持ってる武器を奪うとか?」
「いや、そんなことはしないよ……それに俺武器必要ないし」

 ……一理あるわね。
 その体つきを見れば分かる。
 こういっちゃなんだけど新八君よりもすごい体をしている。
 腕とか足とが新八君の比じゃないくらい太い。
 寧ろ、人体ってここまで鍛えられるのかな……?

「いやいや、それに武器なしじゃ危ないから!」
「……試してみるかい?」
「お断りします」

 ファイティングポーズを取る刃牙君に対して新八君は即答した。
 格闘技には詳しくはないけど、多分新八君が戦っても一発なんじゃない?
 新八君が刀で斬りかかる前に刃牙君の拳が新八君の身体に当たるほうが早そう。
 それくらいの凄みというか……何かそういうのを持っている。

「さっきも言った通り俺に武器必要ないし、使い慣れてない武器よりも自分の肉体のほうが信じられるしな。
 ……出来ることなら、もうちょっと食料と水がほしかったかな」
「使わないんだったら、その刃牙君が持ってるその黒カードと私の食料と飲み物交換しない?」
「ん? そういうことならいいぜ!」

 交渉成立。
 にこの持っていた赤のカードから刃牙君が食べたいといった炭水化物中心の2回分の食料を。
 青のカードから2回分の水を取り出しての刃牙君の黒カードをトレードした。
 その出てきた食料を刃牙君は勢いよく口にかきこんでいき、水で流し込んでいった。
 そして、その黒カードを見てみる。

「ヘルゲイザー……?」
「よくわからないけど、なんか箒らしい」 
「ふーん……」

 黒カードの説明をよく読む。
 『魔法』という見慣れない文字があった……正直信じられないわね。
 でも、『魔法少女にこにーにこちゃん』か……悪くないとは思う。

 寒くない、寒くないわよ!!

 その後は刃牙君の知り合いを教えてもらったり、μ'sのメンバーや新八君の知り合いのこと教えたりした。
 その最中、刃牙君はどうやら新八君の知り合いの方に強い興味を持った様子だった。
 そりゃそうよね……ただのスクールアイドルとSFチックな世界観の住人だったらそっちのほうに興味は出るもの。

「じゃあ、俺は行くよ、色々とありがとよ」
「いえいえ、こちらこそ……ところで刃牙君はどこに行くんだい」
「そうだな、地図の真ん中の方を目指そうかな、人集まりそうだし」
「そう……じゃあ、これ大切に使わせてもらうわよ」
「おう、じゃあな」

 そして、爽やかに刃牙君は走り去っていた。
 ……って、超足速い。


【F-7/一日目・深夜】
【範馬刃牙@グラップラー刃牙】
[状態]:満腹
[服装]:普段着
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)
[思考・行動]
基本方針:勇次郎を倒す
   1:地図の真ん中の方を目指す
   2:出会った人が強い奴なら戦う
   3:勇次郎を探す
   4:銀時、神楽、桂、土方、神威に興味
[備考]
※参戦時期は最大トーナメント終了後

 刃牙君が走り去ったあと、にこたちはまた駅方面に向かって歩き出した。
 その道中のちょっとした会話。

「でも、刃牙君の自分の父上を超えたいって気持ち……少しわかるな」
「男の子って皆そういうものなの……?」
「まあ、僕にはもうできないことなんだけどね……」

 そう、呟いた新八君の横顔は笑っていたがどこか寂しそうだった。
 そうか、新八君のお父さんは……もう……。
 なんかセンチメンタルな気分になりそうだったからこの話はやめよう。


「そういえば、にこちゃんって歳いくつなの?」
「18歳よ、幼く見えるのがにこのコンプレックスなのよね」
「すみませんでした、矢澤さん」
「……にこでいいわよ」
「じゃあ、にこさんで……」


【F-7/一日目・深夜】
【志村新八@銀魂】
[状態]:健康
[服装]:いつもの格好
[装備]:菊一文字RX-78@銀魂
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)
    黒カード:不明支給品0~3枚
[思考・行動]
基本方針:ゲームからの脱出
   1:にこさんと、鉄道を使って音ノ木坂学院に向かう
   2:銀さん、神楽ちゃん、桂さん、土方さん、長谷川さん、μ'sのメンバーと合流したい
   3:神威、範馬勇次郎を警戒
[備考]
※矢澤にこと情報交換しました
※範馬刃牙と情報交換しました
※万事屋付近にいる天々座理世、風見雄二とは時間帯が深夜だったこともありニアミスしています

【矢澤にこ@ラブライブ!】
[状態]:健康
[服装]:音ノ木坂学院の制服
[装備]:ヘルゲイザー@魔法少女リリカルなのはViVid
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(8/10)、青カード(8/10)
    黒カード:不明支給品0~2枚、イヤホン
[思考・行動]
基本方針:皆で脱出
   1:新八と、鉄道を使って音ノ木坂学院に向かう 
   2:μ'sのメンバーと合流したい
[備考]
※参戦時期は少なくとも2期1話以降です
※志村新八と情報交換しました

ヘルゲイザー@魔法少女リリカルなのはViVid
範馬刃牙に支給。
元はファビア・クロゼルグの使用する箒型のデバイス。


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範馬刃牙 059:かりそめのメロディ
018:9人いないと野球もできない 志村新八 067:芸風ノーチェンジ
018:9人いないと野球もできない 矢澤にこ 067:芸風ノーチェンジ