猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

おねしょた

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「可愛いのぅ……」
「えっ? えっ?」

ヒトの少年が一人、その目の前には狐の女性が一人。
狐の女性は、威厳すら感じさせるほどの美しい白毛である。
因みに現在位置は、狐の国の街、その何処かの路地すぐの場所である。

「ヌシ、名前は?」
「ぼ、ボクは杏田(きょうた)って言いますけど、お姉さん誰ですか」
「ふふふ、いい名前だのぅ……ワシはシラサギよ、今から彼方の主人じゃて」
「しゅ、主人? って何ですか」
「そうじゃの……先生って居るだろう」
「は、はい」
「その主人から言われた事は、出来るだけ全部やらないと怒られる」

怒られるという単語に酷く身体を硬直させるキョウタ。
そんな事は、嬉しさと可愛さから気付かずに話を続けるシラサギ。

「……はい」
「だから、先生よりも偉い先生みたいなもだの」
「……はい」
「しかし、言う事を良く聞いていれば、ご褒美があるぞ?」
「……はい」

漸く、異変に気付くシラサギである。

「おい、キョウタ?」
「はい、何ですか?」
「ワシは、特にそう言う事はしないからの?」
「 ! ……は、はいっ」
「うむ! いい返事じゃ」

キョウタは安心からとてもいい返事をした。



場所は変わって、シラサギの家。
特に飾り気の無い中に美しさの光る、純日本家屋のような、狐の家だ。
シラサギが言う。

「キョウタ、ヌシの年は何ぼかの?」
「10歳です」
「ほぅ! 十か……ふふふふふ」
「あ……よだれ」
「ん!? ―――、これは失礼したの」

失態を指摘され、目にも留まらぬ速度で涎を拭い去り、顔を正すシラサギだ。
特に気にする事無くキョウタは話を続ける。

「シラサギさんは、何歳ですか?」
「もうそろそろで、340程じゃの」
「さっ!? さんびゃくよんじゅう!?」

ヒト換算にして、およそ37だ。
口調はただの、のじゃ口調です、気にしたら負け。
シラサギが続ける

「そう、慌てるでないぞ……ヒトの年齢に直して37程だからの?」
「……な、なるほど?」
「っと、そうじゃそうじゃ……ヌシの好きな色は何色じゃ?」
「え……ええっと……じゃぁ、群青色で」
「ふむ、深い色を好むか……面白い」
「何で聞いたんですか?」
「気分じゃ、気分」
「え、えぇ……」



さて、時間が流れて数時間。
只今、キョウタは一人身です。
家から出なければ好きにしていていいと言われているので、家を散策中だった。

「うわっ、ちょ……くるなぁ!?」

やけに広い家、と言うよりかは屋敷を駆け回っている最中である。

「ちょっと、部屋を覗いただけなのに!何で……っとわ!」

彼を追っているのは、形代だ。
一度は目にした事があるだろう、紙をヒト型に整形した物である。
やった事があるのでは無いだろうか、その形代に自身の名を書いて、息を吹きつけるといった事を。
まぁ、それとは別物だ。
侵入者を拘束するための式神なのだが、キョウタは全て紙一重でかわしている。
素晴らしき運である。

「……個室、個室は!?」
「キョウタ、戻ったぞー……ん?」
「あっ! ……ごっ、ご主人様!? 何かに追われてるんです!」

その後ろからは数百枚に及ぶだろうか、形代が群を成していた。

「何かとは何じゃて? ……って形代!? ……あぁ、ワシが守衛として部屋に残したものか」
「……どうにか為ります?」
「ならないの、あれは完全に自立しておる……拘束するまで追い続けるのじゃ」
「えっ!?」
「ヌシが捕まれば、ワシがそれを解く事が出来るのじゃ」

それと同時に、形代がキョウタに纏わり付く。
物の数秒で、白い人型が出来上がった。
幸い、息は出来るようである。

「まぁ、しかしワシが好きにしていればいいと言ったからの、ホレ『拘束を解除せい』」

シラサギがそう言うと、はらりハラリと形代が剥がれて行く。
割と恐怖を煽られたのか、恐々とキョウタが聞く。

「……もう動いたりしませんよね?」
「うむ、一度使えば、また妖力を注ぎ込むまでただの紙っ切れじゃ」
「ほっ……それで、何処に行ってたんですか?」

安心して、胸を撫で下ろすキョウタだが。
そのキョウタに追い討ちをかける、運命である。

「それは、すぐに分かるはずじゃ……ヌシ、料理は作れるかの?」
「え……作れますけど、得意では無いですよ?」
「構わんて、ワシは少し準備があるのじゃ、適当に食材を使って何かを作ってくれ」
「準備って? ……まぁ、分かりました」
「それじゃ、作り終わったらこれを破ってくれ」

そう言ってシラサギは、札を手渡す。
白い長方形の紙に、幾つかの細い線の書かれた物だ。
疑問に思いキョウタは質問する。

「これは、お札ですか?」
「そうじゃ、それを破れば妖力が解き放たれ、ワシに伝わるのじゃ」
「……はい、分かりました」
「うむ、それじゃ頼んだぞ」

白く美しい尾を揺らしながら、シラサギは二階へと上がって行った。



またも、時間が流れ。陽が傾き、空が焼ける時間。
キョウタの料理に舌鼓を打つシラサギである。

「ふむ、美味いのぅ」
「思ったより上手く行ったので、良かったですよ」
「そうかそうか……この素揚げも上手い」
「勝手に色々使っちゃいましたけど?」
「構わんよ、それに……丁度いい量だしの」
「そうですか……っとと、お茶らしき物があったのでそれも淹れましょうか?」
「頼む」

そう言われ、キョウタは台所に急須と湯飲みを取りに行った。
シラサギは、キョウタの食べているご飯に媚薬を混入させた。
ショタ大スキーなのは、リクのおかげです。

「ふふふ……乱れる姿が目に浮かぶ……くふふ」
「……入りましたよ? どうかしましたか、ニヤニヤして」
「いやいや、何でも無いぞ?」
「そうですか」

懸念である、キョウタの直感は発動せず。
しっかりと料理を平らげ、その頃には夜の帳が下りていた。

冗長になるのもアレなので、カットカットォ!



さて、30分ほど。
キョウタは幼さの残るその顔を赤く染め上げていた。

「……あの、シラサギさん」
「ん? なんじゃ」
「ボクに何かしました?」
「うむ、した……媚薬を盛った位だがな」
「…………えっ」
「ふむ、知識はあるのか」
「あ、あの? 媚薬って……媚薬ですか」
「ふむ、ヌシの思う薬じゃ」
「つまり、どういう事ですか? ……使われる理由が無い気が」

その言葉に、シラサギは失念していた、と表情を顰める。

「言っておらんかったが、この世界でヒトは奴隷じゃ」
「はぇ? ……奴隷……ど、奴隷!?」
「頭に性の付く奴隷じゃの」
「性奴隷……性奴隷って、余計に悪い!」

ニヤニヤしながら、シラサギは有無を言わさずキョウタを押し倒す。

「うわっ……と」
「する事は一つじゃ……命令じゃて」
「…………」
「ヌシが、辛いだけじゃぞ? ホレ、自賛だと思うが、ワシも容姿は悪く無かろうて」

シラサギは、同族の女性でもよく振り向くレベルだと明言しておこう。
女性特有の、甘い香りがキョウタの脳を焼く。

「……っく」
「ほぅ! 頑張るのぅ……では、そうしておれ」
「あっ、ちょ……やめっ!」

シラサギは、キョウタのジーンズを取り去る。
蛇足ですが、キョウタの身長は138cm
シラサギの身長は163cm(AA)くらいです。

「ふふっ、体は正直と誰が言っておったか、にしても大きいのぅ」
「っ……う」
「認めてしまえ、子の子の遊びの様な付き合いではなく、女を知れるのだぞ?」

10を数える少年には、少々似つかわしく無い逸物がいきり立っていた。
それをさも美術品を見るかのような目線でシラサギは見つめていた。

「…………ボクは」
「何じゃ?」
「ボクは、ご主人様の言う事に従います……なので、お使いください」
「なんじゃと!? ……そこまで頭が回るとは思わんかったぞ!?」

クラスには一人くらいは居る、かなり性に好奇心のあるヒト。
それがキョウタだった訳だ。意外にも、予習範囲は広かったようである。
恥ずかしげに顔を逸らしながらキョウタは続ける。

「……でもまぁ、セックスしてみたいですね」
「ふむ、十分だのぅ……ワシも待ちきれんくなって来たからの」

シラサギは、キョウタの上に乗る様に跨る。所謂、騎乗位だ。
まだ、入りはしていない。

「熱い……」
「そう言うヌシも硬く為っておろうに」
「否定出来ませんね」
「ふふふ、正直なのは良き事かな……ふむ、では頂くとするかの」
「えっ!?」
「何じゃ? ……あぁ、気にせんでも、ワシも準備は十分じゃ」
「…………そうですか」

シラサギは体勢を整え、腰を沈めていく。
成長中と言う事もあり、少し―――それでも少しだが、余裕がある。
しかし、長さは程よく、最奥までしっかりと届いた。

「ほぅっ……これは優良、かのっ!」
「つぅ……何これ!?」
「ふふふ、好かろう……これが、女と言う物じゃて!」

ゆっくりと腰を持ち上げる。
双方共に快楽が走り貫ける。

「うぁっ……凄い」
「な、なかなかの……逸品……っぁ、じゃの」

静かな空間に、淫靡な水音と荒い息遣いが響き渡る。
傍から見れば少年を襲う女学生とも言えそうな、何とも危険な状態ではあるが
この世界では関係は無い。

「うぐっ……うわぁ!」
「フーッ、フーッ……あぁ! もう無理じゃぁ!」

急速に腰を動かす速度が上がっていく。
それに伴って、快楽の係数も上昇する。
キョウタは努めて、恥ずかしい声を上げない様堪えていたが、その快楽には身を任せる意外に道は無い。

「あっ……つよ、すぎる! ――っあ!」
「うぁっ、うあっ……だめじゃ、もう……無理っ――――――っ!?」

二人とも、仲良く上り詰める。
やはり本能では雄なのだろう、いきり立つそこからはドクドクと脈動と共に白濁が注がれる。
その熱に刺激を受けシラサギはまたも果てる。
何度か、そのやり取りがあり、息を吐く。

「はぁ、はぁ……つか、れた」
「……なにを、言っておる……しかし、中々に好かったぞ?」
「そう、ですか」
「ふふふ、ヌシはいい奴隷になりそうじゃの」
「……それは、どうも」

まぁその後、媚薬を使っていた二人は、二・三回戦と続け
キョウタが気絶するほどまで続いたが、それは残念ながら割愛する。



「……うん?」
「起きたか、朝飯は出来ておるぞ」
「っと、すみません」
「何、ワシがちょっと、やんちゃしてしまっただけじゃて、気にするな」
「分かりました」

キョウタの新しい生活が始まった。

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